著者
遠藤乾著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
2013
著者
遠藤 宏美
出版者
筑波大学大学院博士課程教育学研究科
雑誌
教育学研究集録 (ISSN:03867927)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.25-35, 2002

はじめに 本稿の目的は、通信制高校の生徒を支援する「サポート校」を対象に、そこでの「学校文化」なるものの現状を明らかにすることである。「サポート校」は、学校制度のうえでは周辺部に位置する民間教育機関であるにもかかわらず、 ...
著者
安井 真也 富樫 茂子 下村 泰裕 坂本 晋介 宮地 直道 遠藤 邦彦
出版者
特定非営利活動法人日本火山学会
雑誌
火山 (ISSN:04534360)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.43-59, 1998-04-30
被引用文献数
4

A large amount of pyroclastic materials (ca. 1.7 km^3) was erupted during the 1707 eruption of Fuji Volcano. Variety of lithic fragments has been recognized in the pyroclastic fall deposits, namely, accessory and accidental lava fragments, gabbros, and granitoids. A great variety of petrologic features is observed in gabbroic fragments consisting of olivine gabbro norite, gabbro norite, troctolite and anorthosite. The gabbros are divided into O, P and F groups on the basis of modal ratios of olivine, plagioclase and Fe-Ti oxide. O group mainly consists of plagioclase and olivine with minor amounts of pyroxenes and Fe-Ti oxide. O group is considered to have been adcumulated in the lower part of magma chamber because of their high depletion in incompatible elements, their well-sorted grain size and sedimentary structure. P group is composed of plagioclase, pyroxenes and minor amounts of olivine and Fe-Ti oxide. F group is similar to P group, but is enriched in Fe-Ti oxide. P and F groups are orthocumulates and may be solidified in the upper part and margin of magma chamber or dike because of their porphyritic texture. Such a variety of gabbros may correspond to the difference in location of the single gabbroic body beneath Fuji Volcano. The estimated source magma of the gabbros is similar to the basalt of Fuji Volcano in chemical and mineralogical compositions indicating that they are cognate origin. Chemical compositions of olivine and pyroxenes become magnesian and those of plagioclase become calcic with the decreasing of bulk-rock FeO^*/MgO ratio. It suggests that they are the products of continuous fractional crystallization. The magma of the 1707 eruption could have come up from under the gabbroic body, which was the solidified basaltic magma chamber, and have caught and brought the rocks from the gabbroic body up to the surface as cognate xenoliths during the eruption.
著者
堀江 玲子 遠藤 孝一 野中 純 船津丸 弘樹 小金澤 正昭
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.41-47, 2006 (Released:2007-07-06)
参考文献数
17
被引用文献数
1 4

栃木県那須野ヶ原において, 2000年または2001年にオオタカによって使用された営巣木と営巣地 (n =36) について, ランダムプロット (n =50) と比較し, その特徴を調べた. オオタカが営巣木として最もよく選択していたのはアカマツであり (91.7%), 落葉広葉樹を忌避していた. 営巣木の平均胸高直径は34.8±1.2cmで, 営巣木として胸高直径30cm超クラスを選択し, 胸高直径20cm以下クラスを忌避していた. 営巣環境においては, アカマツの優占度が75~100%クラスを選択し, 50%以下クラスを忌避していた. 高木層の平均胸高直径は25.2±0.7cmで, ランダムプロットと比較して有意に太かった. 全立木密度, 高木層と亜高木層の立木密度はともに有意な差が認められなかったが, 林内開空度は営巣地で有意に高かった. 以上のことから, 那須野ヶ原においては, 架巣に適したアカマツの存在と巣への出入りを容易にする林内空間の存在が, オオタカの営巣地選択に影響していることが明らかになった.
著者
遠藤 愛
出版者
筑波学院大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2009

平成22年度は,エリートテニス選手の生育史に関する調査結果にもとづいて,世界レベルの選手になるために必要な発育発達過程における運動遊びと,テニスの技術・体力トレーニング方法,および指導方法を提示することを目的として研究を進めた.運動遊びについては,調査対象者全員が,かくれんぼ,鬼ごっこ,竹馬,野球,サッカー,木登りなどに親しんでいた.選手らは,日常の運動遊びを通して,「相手の裏をかく,相手をだます(松岡修造氏)」,「年上の相手にいかに勝つか(井上悦子氏)」といった知恵を働かせる習慣を養っていた.幼少時の運動遊びにおける工夫は,テニスプレーヤーとしての勝負の駆け引きや,独自の技術・戦術の開発にも貢献したと述べている.また,テニストレーニングにおいては,「自分の性格に適したプレースタイル(沢松奈生子氏,錦織圭氏)」の習得を重視していた.選手,指導者らは,自らの特徴を認識し,「なぜその練習をするのかを納得してから(沢松氏)」,トレーニングを行っていた.トレーニング方法としては,「テニス中継のラジオを聞きながら素振りをする(坂井利郎氏)」,「スピンをかけて壁を越える練習(長塚京子氏)」など独創的なものも認められた.本調査の結果から,一流選手は,幼少時から運動に親しみ,その中で体を使った遊びの楽しさだけではなく,勝負の駆け引きや知恵を働かせる楽しさも学んでいたこと,テニストレーニングにおいては,自らの性格とそれに適したプレースタイルを追求していたこと,独自のトレーニング方法を開発,実践していたことなどが明らかになった.また,指導方法においては,指導者が,選手の精神面,肉体面における特徴を理解し,その選手独自のプレースタイルを開発,習得させることが重要であろう.
著者
遠藤 新
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
no.22, pp.481-486, 2005-12-20
被引用文献数
2

The purpose of this research is analyzing basic function and its involvement on development project of Historic Gateway Neighborhood Corporation in Cleveland as an local development corporation, and considering how it encourages a project. As a result, 5 basic functions are become clear that design planning, design review, adopting a tax abatement program, making a district plan and voluntarily works. And 3 points became clear as a technique; 1) Assist a fund-raising by combining use of tax abatement and rehabilitating a historical building. 2) Make a preliminary design in place of the property owners and developers. 3) Work for the solution of a district specific problem by making continuous cooperation with the same developer.
著者
呉 書林 佐藤 雅美 遠藤 千顯 桜田 晃 董 博鳴 松村 輔二 半田 政志 近藤 丘
出版者
特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.542-547, 2002-05-15
被引用文献数
5 1

呼吸器外科領域のカルチノイドは肺原発と胸腺原発に分けられ比較的稀な疾患である.一般的に低悪性度腫癌と考えられているが,非定型カルチノイドには予後不良のものもある.今回,われわれは当施設で切除された肺原発と胸腺原発のカルチノイド各々28例と11例について,臨床的因子を比較検討した.肺原発カルチノイドは28例あり全肺癌切除例3371例の0.83%を占め, 11例の胸腺原発カルチノイドは全縦隔腫癌切除例662例の1.67%を占めていた.性差,年齢差はなく,発見動機としては大部分が実検で発見されていた.発生部位は,肺原発のものでは左右差はなく末梢発生が多く見られた.術前にカルチノイドと診断された正診率は肺原発(18/28,64.3%)胸腺原発(2/5,40%)であった.胸腺原発カルチノイドでは周囲臓器への浸潤が多かった(3/11,27.3%).組織亜型の頻度には差はなかった.胸腺原発カルチノイドの5年生存率は38.9%で,肺原発の5年生存率90.4%と比較して有意に予後不良であった.肺非定型カルチノイドではリンパ節転移がみられた(5/15,33.3%).再発死因の検討では胸腺原発カルチノイドで局所再発による死亡がみられ,充分な外科的切離縁の確保と系統的なリンパ節郭清が必要と考えられた.
著者
遠藤 一博
出版者
福島県立医科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2002

里吉病(全身こむら返り症)におけるタクロリムスとステロイド併用の治療経験13歳女性.進行性有痛性筋クランプ,脱毛,無月経の臨床症状から本症例を里吉病と診断した.平成12年8月以降免疫グロブリン大量静注療法(IVIg)を施行.筋症状は軽快したが脱毛,無月経は改善せず.2ヶ月後,筋症状の増悪及び脱毛の進行を認め,同年12月再入院.既往歴:十二指腸潰瘍,アトピー性皮膚炎,気管支喘息の既往あり.入院時現症:前頭部及び眉部の脱毛あり,腋毛,恥毛なし.筋力テスト時に有痛性筋クランプ症状が誘発される以外,神経所見正常.検査成績:CK正常.抗核抗体陽性.抗アセチルコリン受容体抗体強陽性.入院後経過:膠原病,重症筋無力症症状を認めないが自己抗体陽性から里吉病においても自己免疫説(里吉病(全身こむら返り症)における自己抗体の同定;第13回日本神経免疫学会(2001年2月),第42回日本神経学会総会(2001年5月):遠藤一博 発表)があり,ステロイドパルス療法施行後タクロリムス3mg/日,プレドニゾロン(PSL)30mg/隔日治療を導入した.直後から筋症状が増悪し,バクロフェン40mg/日内服を加えた.その後,有痛性筋クランプ症状は改善した.平成13年5月以降バクロフェンを中止しても無月経,筋症状,脱毛の改善をみた.里吉病の過去の報告例ではIVIg,ステロイドパルス療法は有効だが効果は一時的であり,またPSL100mg/日連日内服療法で無月経,脱毛の改善をみたとの報告があるがいずれも極少数例での検討であり本症に確立された治療法はない.連日PSL100mg内服は成長期女性にとって,低身長,満月様顔貌,またその他の副作用(本例では十二指腸潰瘍の既往もある)も無視できない.本症例にタクロリムスとステロイド併用療法を施行し全症状の改善をみた.同併用療法は里吉病治療の1選択肢となるのではないかと考えた.
著者
星 正治 遠藤 暁 大瀧 慈 木村 昭郎 岡本 哲治 豊田 新 山本 政儀 川野 徳幸 今中 哲二 片山 博昭
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

セミパラチンスク旧ソ連核実験場周辺の村、ドロン、セミパラチンスク、ズナメンカ、サルジャル他の村等で土壌を採取し、Cs-137、1-129、Puの同位体を測定し結果をまとめた。それぞれの村の被ばく線量を推定した。測定結果は、Bq/m2の単位で放射能の降下量として求めた。セミパラチンスクでの個人線量評価方法を確立し、個人被ばく線量推定のための方式を確立したのでコンピュータ入力している。