著者
遠藤 幸英
出版者
滋賀医科大学
雑誌
滋賀医科大学基礎学研究
巻号頁・発行日
vol.2, pp.37-46, 1991-03
著者
遠藤 文康 大脇 和浩 新保 正貴 松下 一仁 大山 雄大 新村 智己 京野 陽子 阿南 剛 小松 健司 服部 一紀
出版者
日本泌尿器内視鏡学会
雑誌
Japanese Journal of Endourology (ISSN:21861889)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.212-215, 2017

<p> モーセレーションで吸引困難な硬結 (beach balls, BB) の出現予測因子を検討. 対象 : 聖路加病院で2014/1-2016/6実施されたHoLEP症例でバーサカットによりモーセレーションされた248例. 方法 : 目的変数をBBの有無, 説明変数を年齢, BMI, PSA, 尿閉既往, 膿尿, Dutasteride内服, 前立腺推定容積, MRIでのnoduleの有無, 中葉の存在として統計学的検討を施行. 期間中に3種類のモーセレータチューブを使用しており, その影響も検討. 結果 : BB発生は20.6% (51/248). BB出現時モーセレーションは27分延長. 単変量解析ではPSA中央値 (BB無vs有=4.69 vs 6.84 p=0.016), 前立腺容積 (53.1 vs 81.9, p<.0001) が有意だったが, 多変量解析では容積のみ有意であった (OR 1.031, p<.0001). チューブは1世代に対し, 2世代でBBの出現が増加 (OR3.69, p=0.005). 前立腺容積のROC解析ではAUC0.743, カットオフ値は61ml (感度61.2%, 特異度78.45%) と算出された.</p>
著者
吉田 みつ子 遠藤 公久 守田 美奈子 朝倉 隆司 奥原 秀盛 福井 里美 竹中 文良
出版者
一般社団法人日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.133-140, 2004-02-01

本研究は,がん患者のサポートグループの効果について,疾患部位や満期を混在した男性/疾患混合群(男性群),女性/疾患混合群(女性群),男女混合/疾患混合群(男女群)の3群を比較検討した.プログラムは,ミニレクチャー,グループ,自律訓練法で,週1回14O分の5回連続ヤッションとした.28名を分析対象とし,抑うつ症状(OES-D),前向き姿勢,がんへの心理的適応感(MAO),グループの雰囲気・参加度等を分析したところ,男性群は統計的に有意な変化はなかつたが,女性群,男女群はグループヘの参加によつて絶望感づ減少し,がんへの適応感づ増加した.以上より,心ずしも同一疾患のグループ編成でなくてもグループの効果が認められることが示唆された.
著者
六戸 敏昭 八木橋 義豊 遠藤 奎将 青柳 健二 斉藤 仁 大森 荘司
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. B, 電力・エネルギー部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. B, A publication of Power and Energy Society (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.125, no.12, pp.1270-1277, 2005-12-01
参考文献数
15
被引用文献数
13 7

SF<sub>6</sub> gas has excellent dielectric strength and interruption performance. For these reasons, it has been widely used for gas insulated switchgear (GIS). However, use of SF<sub>6</sub> gas has become regulated under agreements set at the 1997 COP3. So investigation and development for GIS with a lower amount of SF<sub>6</sub> gas are being carried out worldwide. Presently, SF<sub>6</sub> gas-free GIS has been commercialized for the 24kV class. Air or N<sub>2</sub> gas is used as insulation gas for this GIS. On the other hand, SF<sub>6</sub> gas-free GIS has not been commercialized for 72kV class GIS. Dielectric strengths of air and N<sub>2</sub> gas are approximately 1/3 that of SF<sub>6</sub> gas. So to enhance insulation performance of air and N<sub>2</sub>, we have investigated a hybrid gas insulation system which has the combined features of providing an insulation coating and suitable insulation gas. We have developed the world's first 72kV SF<sub>6</sub> gas-free GIS.<br>This paper deals with key technologies for SF<sub>6</sub> gas-free GIS such as the hybrid insulation structure, bellows for the high pressure vacuum circuit breaker, a newly designed disconnector and spacer and prevention of particle levitation. Test results of 72kV high pressure air-insulated GIS with the vacuum circuit breaker are described.
著者
遠藤 一彦 松田 浩一 大野 弘機
出版者
Japan Society of Corrosion Engineering
雑誌
Zairyo-to-Kankyo (ISSN:09170480)
巻号頁・発行日
vol.42, no.11, pp.734-741, 1993-11-15 (Released:2009-11-25)
参考文献数
53
被引用文献数
2 4

This paper reviews the corrosion of metallic restorations in the oral environment and its adverse effects on patients. Typical corrosion damages of metallic restorations observed in the oral cavity were shown and the factors affecting the biodegradation of these restorations were discussed. The biological side effects reported in the literature, especially an allergy to metallic ions dissolved from the restoration were described.
著者
遠藤 伸彦 松本 淳
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

旧フランス領インドシナの歴史的気象資料の画像データを作成し,20世紀全体での降水特性の長期変化を明らかにするための基盤となる降水資料のデジタル化作業を行った.1890年代後半から1941年の期間と1949年から1954年の期間について月降水量・月統計値を, また1911年から1930年の期間と観測原簿の存在する期間については日降水量をデジタル化した.デジタル化を実施した15地点である.<br><br>デジタル化した降水資料の品質を確認するため,複数の資料が存在する場合には,日降水量から求めた月降水量・降水日数・月最大日降水量を月報・年報の掲載値と比較した.その結果,手書きの観測原簿の読み間違えや入力の誤り等の問題の多くを発見・修正することができた. 一方で資料間の不整合もいくつか確認された.例えば1902年7月11日にHaNoi で558 mmの降水が観測された.観測原簿には台風接近に伴う極端な降水であると記載されており,たしかな観測値と考えられるが,後年の年報等に記載の Ha Noiの既往最大日降水量とは値が異なっている.旧仏印気象当局が,Ha Noi観測所の移転等に伴う統計切断を行ったのかもしれない. 1999年の11月3日にHue で 977.6 mm の降水が観測されたが,今回デジタル化した15地点の観測値の中でも最大の日降水量であることが確認された.さらに日降水量が500 mmを越える観測がベトナム中部の観測所で複数回観測されていることが明らかとなった.
著者
平光 立拓 難波江 裕之 鈴森 康一 遠藤 玄
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.862, pp.18-00083, 2018 (Released:2018-06-25)
参考文献数
10
被引用文献数
1

Pneumatic artificial muscles have many advantages. They have high force mass ratio, high compliance and simple structures. Especially, the flexibility contributes to compose novel mechanisms. The flexibility of pneumatic artificial muscles releases us from the spatially strict design required for rigid mechanical elements: it could actualize compact mechanisms made of a fewer parts. Our research group developed a thin McKibben actuator. The thin McKibben actuators is more flexible than conventional McKibben actuators. Authors succeeded in manufacturing novel soft mechanisms that are made of only braided artificial muscles. We aim to establish a design method for these novel mechanisms. We already have fabricated a cylindrical mechanism made of helical muscles. In this paper, we report a geometric model for the cylindrical mechanism. We focus on only deformation of a side surface in the coordinate system of muscles to simulate the movements of the cylindrical mechanism. The movement was verified by an experiment, and besides, it was simulated successfully in the geometric model that was created. The deformation of height and radius directions changed according to muscles alignment.
著者
薄場 彰 宮沢 正紹 三浦 純一 遠藤 幸男 井上 仁 元木 良一 坂口 圭介 鈴木 一好比 高橋 晁
出版者
一般社団法人 日本人工臓器学会
雑誌
人工臓器
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.304-308, 1992

ストローマフリーヘモグロビンをリポソームに内包したネオレッドセル(NRC)の循環系への影響と酸素運搬能を血液交換実験で検討した。体重10.0-13.0kgの雑種成犬8頭を用い静脈内麻酔下に調節呼吸としroom airを吸入させた。大腿動脈より脱血し、大腿静脈より等量のNRC(Hb濃度5.6g/dl)で置換した。交換率88%未満の4頭をI群、88%以上の4頭をII群として比較し以下の結論を得た。血液交換後、全末梢血管抵抗指数(TPRI)が減少して心指数(CI)が増加した。II群の方がI群より顕著で、全血より粘度が低いNRCが循環系の負荷を軽減したと思われた。一方、NRCに結合するヘモグロビン1g当りの酸素量は赤血球より多く、NRCの動静脈血酸素含量較差(A-V較差)が増加した。そしてCIとA-V較差の増加により酸素消費量が増加した。NRCは需要を満す充分量の酸素を供給した。以上NRCは循環、酸素運搬の両面で天然赤血球を超越していた。
著者
梶本 五郎 笠村 貴美子 遠藤 義臣
出版者
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
雑誌
栄養学雑誌
巻号頁・発行日
vol.20, no.5, pp.153-156, 1962

チキンラーメンに0.5%BHAアルコール溶液及び0.5%グリセリンと水の溶液 (3:2) を材料重量に対し0,01%になるよう噴霧し, 室内に60日, 100日放置し, 放置後のラーメンの揮発性塩基性窒素量及び抽出油の性状を求めた。<br>その結果, 無添加ラーメンに比べ, 揮発性塩基性窒素, 酸価, 過酸化物価等は, 値が低く, 即ち防腐性及び酸化防止性を示した。<br>又BHAアルコール溶液噴霧とBHAグリセリン溶液噴霧法では, BHAアルコール溶液噴霧法の方が酸化防止性及び防腐性共にすぐれていた。
著者
高橋 孝典 篠崎 毅 二宮 本報 遠藤 秀晃 佐藤 公雄 多田 博子 深堀 耕平 広瀬 尚徳 大友 淳 杉江 正 若山 裕司 苅部 明彦 沼口 裕隆 三浦 昌人 福地 満正 菊地 淳一 渡辺 淳 白土 邦男
出版者
Japanese Heart Rhythm Society
雑誌
心電図 (ISSN:02851660)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.606-613, 2003-11-25 (Released:2010-09-09)
参考文献数
27

アミオダロン (AMD) が慢性心不全患者の左室収縮能に与える効果を検討した.頻脈性不整脈の治療目的にAMDが投与され, かつβ遮断薬を使用しなかった慢性心不全患者のうち, AMD投与後6カ月以上生存した連続15例を前向きに観察した, NYHA機能分類 (NYHA) , 左室駆出率 (EF) , 左室拡張末期径 (LVDd) , 心拍数 (HR) , 収縮期血圧, QTc, BNPについてAMD投与開始時から6ヵ月間の変化を検討し, 年齢・性別をマツチさせた対照群15例と比較した, AMD投与後にEFとQTcは有意に増大し, NYHA, LVDd, HR, BNPは有意に低下した.EF, QTc, NYHA, LVDd, HRの変化は対照群に比べて有意に大きかった.全15例中5%以上のEFの改善を示した9例は, 5%未満であった6例に比し, その後の心不全入院回避率が有意に高かった.EFの変化とHR, QTcの変化の間には相関を認めなかった.結論: AMDは慢性心不全症例の左室収縮能を改善させる.その効果はQTcおよび心拍数の変化で説明することはできない.
著者
木村 禎一 遠藤 淳 後藤 孝
出版者
公益社団法人 日本セラミックス協会
雑誌
日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.57, 2007

ケイ酸イットリウムは、優れた化学的安定性を持つ酸化物で、耐食、耐熱コーティングとして期待される。本研究では、レーザーCVD法により、イットリアー二酸化ケイ素系複酸化物膜の合成を試みた。Y/Si比や合成圧力・合成温度などを変化させて、原料ガス組成と生成相の関係について調べた。
著者
遠藤 俊英
出版者
金融構造研究会
雑誌
金融構造研究 (ISSN:13406566)
巻号頁・発行日
no.39, pp.37-48, 2017-06
著者
高橋 啓子 松下 純子 後藤 月江 遠藤 千鶴 金丸 芳 有内 尚子 田村 咲江
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.17, pp.166, 2005

<br>【目的】昨年、徳島県の魚食の実態について調査した結果、魚の入手方法では自給、もらうという回答が多かった。そこで本研究はその背景を明らかにするとともに、魚食の状況や魚を使用した郷土料理の摂取について現状を把握することを目的とした。<br>【方法】魚食の状況を把握するために、徳島県居住者を対象に学生を通してアンケート用紙を配布し、留め置き法により記入してもらった。留め置き期間は約2週間で、実施時期は2004年11月_から_2004年12月である。<br>【結果】アンケ_-_ト回答世帯は86世帯であり、調理担当者は40歳代(50.6%)、50歳代(28.3%)であった。魚を購入以外で入手する方法では趣味で釣る(28.3%)、釣ったものをもらう(62.7%)であった。このことは三方を海に囲まれ、大きな河川にも恵まれた環境にある徳島県の余暇の活用として釣りをする人口比率が高いことを裏付けている。摂取頻度の多い魚の調理法は焼き物(37.3%)、なま物(19.8%)であった。また、購入する魚料理も焼き物(26.5%)、なま物(23.0%)、煮魚(13.8%)、すし(13.3%)の順に多く、すしについては二世代世帯の方が三世代世帯よりも購入する割合が高かった(χ2検定:p=0.046)。徳島県の魚を使った郷土料理の摂取状況を現在と過去(10-20年前)で比較すると、アジ、アユ、ボウゼ(イボダイ)などの姿ずしは調理して食べることが少なくなり、購入して食べる割合が高くなっていた。一方、鮎の塩焼き、太刀魚の酢の物などは過去、現在も手作りで食べられていた。徳島県の魚の摂取頻度は現在も多いが、手間のかかる姿ずしなどは中食という形で摂取されている傾向が明らかとなった。
著者
山崎 裕司 遠藤 晃洋
雑誌
高知リハビリテーション学院紀要 = Journal of Kochi Rehabilitation Institute (ISSN:13455648)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.1-10, 2017-03-31

認知症患者の日常生活動作障害に対する行動分析学的介入について紹介した.応用行動分析学では動作障害の原因を,認知機能や身体機能の問題だけでなく,知識の問題,技術の問題,動機づけの問題から分析していく.知識の問題に対して間違った手順を修正する口頭指示は無効であった.知識の教示とフェイディングによる介入の有効性が示された.技術の問題に対する介入では,逆方向連鎖化や段階的な難易度設定,プロンプト・フェイディングなどの技法を用いた介入の有効性が報告されていた.動機づけの問題に対しては,強化刺激の整備によって適切な行動を増加させ得ることが示された.さらに,言語指示に従えない重症例に対する介入が本報告されていた.問題行動に対する介入では,不適切な行動を消去し,それに拮抗する適切な行動に強化刺激を与える介入が実施されていた. 多数の先行研究は,認知症を有する対象者に適切な行動を学習させ得ることを示した.応用行動分析学的介入は,認知症患者の日常生活動作能力を改善させるであろう.