著者
金井静香著
出版者
思文閣出版
巻号頁・発行日
1999
著者
金城 壽子 小西 清美 川満 多枝子 鶴巻 陽子 長嶺 絵里子 鬼澤 宏美 Kinjyo Hisako Konishi Kiyomi Kawamitsu Taeko Tsurumaki Yoko Nagamine Eriko Onizawa Hiromi 名桜大学
出版者
名桜大学
雑誌
名桜大学紀要 (ISSN:18824412)
巻号頁・発行日
no.21, pp.87-95, 2016-03

目的:台湾産後ケア視察から得た産後ケア施設情報をもとに,台湾産後ケア活用状況(出産情報と産後ケア・養生の実状)を調査することで,産後ケアについて示唆を得る。調査方法:台湾国籍,台湾で出産し,宿泊型の産後ケア(護理之家,月子中心),自宅で産後養生をした褥婦の親3名に対し,質問紙による構成的インタビュー調査を実施した。倫理的配慮:対象家族の知人であるインタビュワーの説明のあと,国際電話による調査に応じることで同意を得たとした。インタビュワーが台湾へ一時帰国する際,書面による同意を得た。調査結果:対象は出産年齢が33~35歳,分娩様式は帝王切開であった。入院期間は5~6日で,分娩費用は医療保険の適応(一部負担20%)があり,産後ケアの費用は全額自費である。台湾では妊婦健診を受けた病院で出産し,退院後は産後ケア施設を利用することがわかった。利用日数は10~30日であった。産後ケア施設が予約できなケースは,産後養生食としての月子食宅配が利用されていた。考 察:対象は,出産年齢が高く,施設分娩の入院日数が米国に近い傾向にある。台湾における産後ケアの背景として,産後一ヵ月は育児以外何もしない産後養生の思想「坐月子」が継承され,また,核家族化により褥婦のレスパイトケアが必然であり,育児や家事の負担を支援する宿泊型の産後ケアは自費であっても需要が高い。また,産後養生の特徴である月子食は医食同源の概念(薬膳)が取り入られ,宿泊できない場合,宅配利用で家事軽減を図っていた。
著者
金 貴粉
出版者
大阪経済法科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

ハンセン病療養所で終生隔離を余儀なくされた患者・回復者はいかなる目的において芸術文化活動を行い、そこにどのような意味を見い出していたのだろうか。本研究は、これまで日本のハンセン病療養所で患者・回復者によって展開された絵画、書、陶芸、手芸を始めとする多様な芸術文化活動の意味とその芸術性について明らかにすることを目的とした。芸術文化活動に携わる入所者からのインタビュー調査ならびに作品、関連文献調査を行うことにより、所期の目的を達成した。
著者
杉原 成美 岩井 美織 橘高 美和子 瀬尾 誠 岡田 昌浩 金子 三屋子 横田 いつ子
出版者
日本社会薬学会
雑誌
社会薬学 (ISSN:09110585)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.147-155, 2018-12-10 (Released:2019-01-19)
参考文献数
33

The questionnaire was distributed to caregivers regarding their management for home medication therapy. The purpose of this questionnaire was to clarify the role of community pharmacists in city “Z”, Hiroshima in supporting this activity. The results were compared among seven administrative zones. The percentage of caregivers who had routinely administered medications to dependent patients was 81%. Of these, the percentage of caregivers who had encountered difficulty in medication administration to dependent patients was 66%. Only 13% of these caregivers had sought assistance from pharmacists in dealing with issues they faced in the administration of medications. The percentage of caregivers who had easy access to pharmacists was 44%. The percentage of caregivers who received pharmacist-initiated information about patients was 23%. Among the 7 administrative zones in city “Z”, the 2 zones (H-zones) with the highest percentage of elderly citizens, 38.7%, were compared with the other 2 zones (L-zones) with the lowest percentage of elderly citizens, 25.7%, regarding medication management by caregivers. It was observed that the frequency of missing side effects or crushing medicines by caregivers was higher in H-zones as compared to L-zones. The results of this research suggest that close cooperation between pharmacists and caregivers improves the quality of medication therapy management. In an aging society, pharmacist intervention could be very beneficial to providing support and information that would improve the quality of patients’ medication therapy.
著者
西田 明彦 金谷 州明
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.43, no.8, pp.595-598, 1990-08-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
9

子宮蓄膿症で来院した柴系雑種犬とタマネギ中毒の既往歴のある柴犬の2頭で異常に高い血清カリウム値が認められた. 両犬ともに血液検査前に何ら投薬も受けておらず, ACTH刺激試験の結果やBUN値も正常であった. そこで, 赤血球中カリウム値を測定したところ, 両犬とも高カリウム赤血球に起因した偽高カリウム血症であることが判明した.次に, 高カリウム赤血球を有する柴犬の発生頻度を知る目的で, 別に16頭の柴犬と18頭の洋犬の, 赤血球中カリウム値とナトリウム値を測定した. その結果, 4頭 (25%) の柴犬が, 高カリウム赤血球を有することがわかった. これらの柴犬の両親の産地は, それぞれ高知, 滋賀, 岐阜, 愛知, 茨城および埼玉の6県にわたっており, 特定の地域に由来しているものではないことがわかった. また, 高カリウム赤血球を有していなかった12頭の柴犬の赤血球中カリウム値も, 洋犬のそれよりは, 有意 (P<0.001) に高いことがわかったが, 赤血球中ナトリウム値については有意差は認められなかった.
著者
高井良 健一 木村 優 岩田 一正 齋藤 智哉 金子 奨 小島 武文 高石 昂 福泉 志織 吉田 友樹
出版者
東京経済大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究を通して、高等学校の新任教師の専門的成長を支えるものとして、すべての子どもたちの学びを保障する授業づくりに責任をもつ専門的共同体の存在が大きいことが明らかになった。学校における専門的共同体は、授業研究を通して、教師たちの語り合い、聴き合い、語り直しによって、形成される。新任教師たちは、着任当初は、子どもたちの学びに対する一元的な語りが特徴であったが、授業研究会への参加を重ねるごとに、多元的な語りを身につけ、これに伴い、子どもたちとの関係も組み替えられてきた。
著者
柴田 巧一 浅井 光男 佐藤未来子 井川 勝 金 允起 滝安 美弘
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.85, pp.33-40, 1994-10-07
被引用文献数
1

ビデオオンデマンドサーバの基本モデルを開発したのでその仕様と測定結果を報告する。この試作サーバは2Mbit/s程度の圧縮画像を同時に4チャネル配送可能である。圧縮符号化された画像と音声は単一の3.5inch SCSIディスクに格納される。ユーザ端末とサーバはFDDIネットワークで接続され、TCP/IP,UDP/IPプロトコルを用いて通信を行う。ユーザはサーバ上の映像を自由に選択可能で、ビデオテーププレーヤと同等の特殊再生が可能である。我々はさらに、将来のビデオオンデマンドシステムの構成、および拡張性を持つスイッチバス構造を持つサーバアーキテクチャを提案する。We have developed a primary prototype of Video on Demand Server. This prototype system have four simultaneous random access capability. Compressed audio data and video data are stored into single 3.5 inch SCSI disk drive. User terminal and the Server are connected by TCP/IP and UDP/IP on FDDI. Users can select and view programs (movies, news, etc.) independently from another user. And some VCR-like trick-plays (FF, REW, PAUSE, etc.) are available via network. We also proposed the scalable switch-bus architecture. It has extendibility for supplying video streams number and storage capacity.
著者
山崎 貴子 伊藤 直子 岩森 大 堀田 康雄 村山 篤子 古田 和浩 金子 慶子 田中 照也
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 創立40周年日本調理科学会平成19年度大会
巻号頁・発行日
pp.105, 2007 (Released:2007-08-30)

【目的】 硬さのために食用としての利用度が低い牛肉の部位について低温スチーミング調理により軟らかく食べやすくなることを報告した。一方、食肉の軟化としてキウイ、パパイヤやショウガなどのプロテアーゼの利用による報告もある。低温スチーミング調理は任意の温度管理が容易のため、種々の内在性および外から添加した酵素を最大限利用することができることが特徴である。そこで、低温スチーミング調理とキノコのプロテアーゼを併用した食肉軟化について検討した。 【方法】 キノコにはカゼイン分解活性の高かったマイタケを用いた。マイタケに2倍量の水を加えてろ過したものを抽出液として牛肉とともに加熱した。比較として、マイタケ抽出液のかわりに水、ショウガ抽出液を用いたものについても同様に行い、加熱後溶出したペプチド・アミノ酸量、遊離グルタミン酸量、肉の物性測定および官能検査により評価した。さらに低温スチーミング調理による効果をみるため、70℃2hスチーミングしたものと茹で10分加熱したものを比較した。 【結果】 肉をマイタケ抽出液とともに加熱すると、水やショウガ抽出液とともに加熱した場合より、溶出したペプチド・アミノ酸量、グルタミン酸量が多かった。また物性測定、官能評価の結果でも肉が軟らかくなっていた。スチーミングしたものと茹でたものではスチーミングしたものの方が全体的に評価が高く、特にマイタケ抽出液とともに低温スチーミングをした肉について高い評価が得られた。
著者
松金 司展
出版者
熊本医学会
雑誌
熊本医学会雑誌 (ISSN:0300919X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.10, pp.914-942, 1967-10
著者
平良 昭 金城 正吉 仲村 毅 島袋 勝 浮島 明進 森川 豊 外間 政吉 屋嘉 宗松 新垣 昌光 石川 雅弘 亀山 朝幸 文吉 康昭 TAIRA Akira KINJYO Masayoshi NAKAMURA Tsuyoshi SHIMABUKURO Masaru UKISHIMA Meishin MORIKAWA Yutaka HOKAMA Seikichi YAKA Soumatsu ARAKAKI Masamitsu ISHTKAWA Masahiro KAMEYAMA Tomoyuki MATAYOSHI Yasuaki オリオンビール名護工場 Orion Breweries LTD
出版者
南方資源利用技術研究会
雑誌
南方資源利用技術研究会誌 = Journal of the society tropical resources technologists (ISSN:09129588)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.61-65, 1988-03-30

ビール製造工程における各香気成分の変化について調べ,次のような結果が得られた.(1)発酵工程における高級アルコール及び酢酸エチル量の変化を調べた結果,高級アルコール及び酢酸エチルは発酵初期から生成がみられた.とくにイソアミルアルコールの生成が量的に多く,発酵7日目で約50ppmであった。(2)発酵液中のn-プロピルアルコール,イソブチルアルコール及び酢酸エチル生成屋は、約10~20ppmの範囲であった.(3)各銘柄の市販ビール中の低沸点香気成分の組成は,各銘柄のビール間で異なっていることがわかった.(4)発酵液中のDMS量は,発酵4日目で最大値となり,以後発酵の進行とともに減少した.(5)各銘柄の市販ビール中のDMS量は,約30~60ppbの範囲内にあり,各銘柄間に大きな差異はなかった.(6)製品ビール中には酢酸イソアミル,n-カプリン酸エチル,n-カプリル酸エチル,ラウリン酸エチル,フェニル酢酸エチル,フェニルエチルアルコール,ミリスチン酸エチル及びパルミチン酸エチル等の中高沸点香気成分が同定された.Changes in aroma components during the brewing process were observed by a gas chromatog raphic method. The results were as follows; (1) Higher alcohols and ethyl acetate were produced at the beginning of the fermentation. Especially,i-amylalcohol was produced during fermentation, in the largest amount among aroma components, reaching 50 ppm after 7day. (2) Ethyl acetate,i-buthylalcohol and n-propylalcohol were produced to a level of approximately 10~20 ppm during fermentation. (3) Analyis of low-boiling point aroma components in commercial beer revealed that there were much difference in contents and the rate of the components among the brands tested. (4) The amount of dimethylsulfide reached the maximum after 4 days and then decreased with the progress of the fermentation. (5) Analysis of dimethylsulfide for commercial beer revealed that there were no differences in the amount formed among the brands tested, ranging from 30 ppb to 60 ppb. (6) The middle and high-boiling point aroma components such as isoamylacetate, ethyl caprate, ethyl laurate, phenylethyl alcohol, ethyl phenylacetate, ethyl myristate and ethyl palmitate were identified in the commercial beer.
著者
北村 清隆 熊谷 武夫 西部 武嗣 小西 喜朗 石崎 宏 金原 武司
出版者
医学書院
雑誌
臨床皮膚科 (ISSN:00214973)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.519-522, 1967-04-01

K-4249-O軟膏は,K-4249(科研化学株式会社開発)を主剤とした軟膏である(処方別記)。K-4249は下記の組成をもつた黄色油状物質で,かなり強い抗真菌作用(星芒状白癬菌に対する最小発育阻止濃度は5μg/ml) IC≡C・(CH2)8COO(記号省略) C17H21O2I Phenyl−11—iodo−10—undecynoate 処方 K-4249………0.5% 水溶性基剤………99.5%をもつといわれる1)。われわれ2)はさきに,本物質を主成分としたチンキ剤による白癬の治療成績を報告したが,今回はK-4249-O軟膏による成績を述べる。
著者
神澤 佳子 片平 理子 千歳 万里 金坂 尚人 清水 きよみ 河村 美穂 上村 協子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.69, 2017

目的:神戸市のA児童館は、18歳未満の子どもが利用可能な地域住民に開かれた施設であり、放課後児童クラブと一体的に運営されている。ここでは平成21年度より毎年10~12月の3か月間、遊びの一つとして「どんぐり」を通貨とした買い物体験プログラム「どんぐりマーケット」を行っている。このプログラムを消費者教育の視点からとらえなおして特徴を抽出し、今後の内容の広がりの可能性を考察する。 <br>方法:「どんぐりマーケット」の見学と利用児童の観察、職員へのヒアリングを行い(2016年10~12月)、「子どものまち」等の体験型プログラムと内容を比較検討した。 <br>結果:このプログラムで子ども達は、地域でどんぐりを収集し、マーケットの商品を選択・購入する。そのマーケットで販売する商品を製作し、自ら値段をつけ、会社を組織し販売と通貨管理を行い、売上の一部と労働によって給料を得る。消費者・生産者・労働者の立場を体験しながら、主体的な価値選択と意思決定を行っている。これらは、バイマンシップだけでなく、組織の運営とルールを守りプログラムに参画するシチズンシップの要素も含む「消費者市民」教育の具体的な形といえる。さらに、住民参加による「地域社会との共生」、どんぐりを発芽させ植樹する自然循環体験の内容を持ち、日常に溶け込む継続的な消費者教育という特徴がある。今後、子ども達の企画への参加等を加えることで、一層の内容充実が期待される。
著者
金子 暁子 野村 康通 高木 周 松本 洋一郎 阿部 豊
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集B編 (ISSN:18848346)
巻号頁・発行日
vol.78, no.786, pp.207-217, 2012 (Released:2012-02-25)
参考文献数
14
被引用文献数
8 19

Microbubble has distinguished characteristics of large surface area to unit volume and small buoyancy. Recently microbubble generators with low energy and high performance are required to wide applications. In the present study, we propose one new effective technique to generate tiny bubbles with less than 200μm diameter utilizing a venturi tube under high void fraction condition. The objective of the present study is to elucidate the mechanism of bubble breakup phenomena in the venturi tube and to clarify the effects of parameters which are necessary to realize an optimum system experimentally. Under low velocity condition, bubbles which were observed with a high speed camera parted gradually in a wide region. On the contrary under high velocity condition, bubbles expanded after passing through the throat and shrank rapidly. Since the speed of sound in gas-liquid system is extremely lower than that of single-phase flow, the bubble breakup phenomenon in the venturi tube is explained as the supersonic flow in a Laval nozzle. With rapid pressure recovery in diverging area, expanding bubbles collapse violently. The tiny bubbles are generated due to the surface instability of shrinking bubbles.
著者
小金井良精
雑誌
東京人類学会雑誌
巻号頁・発行日
vol.94, pp.128-135, 1894
被引用文献数
1
著者
金 延景
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.100032, 2013 (Released:2014-03-14)

新宿区大久保には,韓国人ニューカマーの集中居住地区であると同時に,商業業務中心地区としての性格を強く帯びたコリアタウンが形成されており,エスニック景観が顕著にあらわれている.本研究では,大久保コリアタウンの形成過程とその変容を明らかにすることを目的としている. 韓国系施設は1990年代から2000年代初頭にかけて主に職安通りを中心に分布し,段階的に裏通りから表通りへ,2階以上から1階へ拡散しながら,ハングルの看板や広告を中心としたエスニック景観を形成し始めた.当時のコリアタウンでは,韓国食料品店,韓国料理店,ビデオレンタル店,不動産,美容室,教会や寺など韓国人ニューカマーに向けた韓国現地の商品や情報,そして日本の生活に必要なサービスやコミュニティを提供する場として機能していた. そして,2003年ドラマを中心とした第1次韓流ブームにより,日本人観光客が急増したことで,コリアタウンは大久保通りへ拡散し,2005年頃にはコリアタウンのメイン通りとされた職安通りよりも大久保通りの方に多くの韓国料理店や韓流グッズ店が出店されるようになった.2009年のK-POPを中心とした第2次韓流ブームにより,大久保コリアタウンは一層拡大し,裏通りや2階以上へ再び拡散する一方,「イケメン通り」への出店が顕著にみられた.エスニック景観は,ハングルから日本語に変わり,韓流スターのサインやポスターを飾り,スクリーンやスピーカーを設置して映像や音楽を流すなど韓流スターを媒介としたエスニック景観へ変化した. こうしたコリアタウンの変化には,第2次韓流ブームの他,2008年のリーマンショック以降,円安・ウォン高により日本人の間でブームとなった韓国旅行が影響している.2008年から2009年にかけては,一時期,大久保では比較的売り上げや客数減っていたことから,韓国の観光名所である明洞で日本人顧客が求めていた商品やメニューが積極的に投入されたとみられる.
著者
松本 有史 金子 仁彦 高橋 利幸 中島 一郎 久永 欣哉 永野 功
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, pp.729-732, 2017 (Released:2017-11-25)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1

症例は発症時65歳の男性.右肩・上腕の感覚障害が一過性に出現し,MRIにて頸髄C2/3右背側に1椎体程度の小病変を認めた.約1年3か月後に右頬・後頸部・後頭部に電撃痛が出現し,MRIにて頸髄C1右背側に後索と三叉神経脊髄路核に及ぶ卵円形の病変を認めた.視神経や中枢神経の他の部位には病変を認めなかった.血清の抗aquaporin 4抗体が陰性,抗myelin oligodendrocyte glycoprotein(MOG)抗体が陽性であった.ステロイドの投与で症状は改善した.視神経脊髄炎spectrum disordersの診断基準は満たさず,抗MOG抗体陽性の再発性脊髄炎として貴重な症例と考えた.
著者
菅原 康滉 三浦 勇気 栗林 倫 沼倉 彬雄 加藤 成将 佐藤 和幸 冨澤 武弥 三好 扶 明石 卓也 金 天海
雑誌
第79回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.1, pp.615-616, 2017-03-16

力学系学習木は船体,車体,ヒト型ロボットなどに応用されている.従来,力学系学習木の各ノードは平均出力値を保持・更新している.また,出力計算時のノード選択では入力値と最も近いノードを選択している.しかしながら,選択されるノードの平均出力値と更新されるべき真値の間の誤差が大きい場合がある.そこで本研究では,この誤差値を利用した適応的なノード選択を導入することで誤差低減を行う.提案法を小型船舶の軌道データに適用し,従来法よりも真値に近い軌道予測が行えることが分かった.