著者
川原 琢也 野村 彰夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.285, pp.31-34, 2000-09-07

我々は南極昭和基地において、2000年からナトリウム温度ライダーを用いて高度80-110kmの中間圏界面に存在するナトリウム原子層のドップラー温度を測定している。同種のライダーは現在世界で5カ所しか観測点が無く、昭和基地での観測は下層大気からのエネルギー伝達のみならずオーロラ活動に伴う擾乱を調べる点で非常に意義が大きい。天候の良い時期には連続した7日間に12時間ずつデータが取れた時期もあり、短周期長周期の波動活動を十分に調べられる価値のあるデータが取れている。現在データは徐々に解析がすすんでおり、南極域中間圏界面の温度が明らかになりつつある。
著者
貝沼 昭司 村山 泰啓 森 弘隆 五十嵐 喜良
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-II, 通信II-無線通信・無線応用 (ISSN:09151885)
巻号頁・発行日
vol.79, no.7, pp.422-425, 1996-07-25

通信総合研究所(CRL)では,日米国際共同研究の一環としてアラスカ大学等と共同で,アラスカにおいて極域中層大気の総合的な研究観測を行う計画を推進している.256ビームイメージングリオメータは,CRLがこの計画のために新たに開発している観測装置の一つである. この論文では,システムのデザインと,国内試験観測結果について述べる.
著者
河村 俊一 浮貝 雅裕 三井田 惇郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.96, no.148, pp.89-96, 1996-07-13
被引用文献数
6

本稿では, インターネット上におけるCAIシステムの実現を最終的な目的として, 多様な学習者への対応を考慮に入れたシステム構築の一手法を提案している. 本研究では, 学習者に主体的な学習環境を提供可能な学習者主導型CAIの実現に向けて, 学習者の学習スタイルをモデル化するための一手法として, 性格テストなどを考慮に入れて性格情報を含めて学習者をモデル化した. コースウェアの教材構造には木構造を採用し, リーフノードにあらかじめ作成されている複数の教材の中から, モデルに基づき, 各々の学習者に適した教材提示を可能とするシステムの枠組みの提案と, 併せて, WWWを利用したCAIシステムの枠組みについて考察している.
著者
松尾 敏郎 西山 俊宏 松原 大典 木村 磐根
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.98, no.169, pp.15-22, 1998-07-09

オーロラヒスは準静電的ホイスラーモード波で, 低エネルギー電子ビームによるincoherent Cerenkov radiationによって発生すると考えられているが、この発生機構では地上でオーロラヒスが観測されているのにも拘らずヒスの波面法線角はレゾナンスコーン近い角度で下方伝搬するため電離圏を突抜け地上に到達するのは難しい。本研究ではオーロラ出現時の極域磁気圏の電子密度分析をISIS-I衛星のトップサイドサウンーダで観測された空間的な電子密度分布を考慮した電子密度モデルを導入する事により, 準静電的ホイスラーモードで伝搬するオーロラヒスが地上で観測されうる事を明らかにし, 特にオーロラが観測地点の赤道側に出現した時でも地上で観測される事を明らかにした。
著者
山本 直樹 下塩 義文 古賀 広昭 徳田 正満
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学
巻号頁・発行日
vol.100, no.49, pp.1-6, 2000-05-10
被引用文献数
2

本報告は, 2対の非シールド形ツイストペアケーブル間の誘導特性について理論的に検討したものである.各ツイストペアケーブルはグラウンド上で平行2線をらせん状によじったモデルとして考え, 誘導電圧式を求めた.LAN用ツイストペアケーブルを考慮したパラメータを用いて誘導特性を推定した.推定例として, ツイストペアケーブルのよりピッチ, 線路長, 線路高に対する誘導特性を計算により求め, よりピッチと誘導特性の依存性などについて考察した.
著者
山田 浩二 松本 弘之 松本 勉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.213, pp.159-166, 2000-07-18
被引用文献数
14

指紋照合装置の安全性に対する問題の一つとして, 指の物理的な偽造があげられる.このような偽造への対策は, 特許などで生体検知機能として様々な方法が提案されている.しかしながら, それらの機能が装置に実際に組み込まれているか否かは不明なものが多く, 実際に偽造した指を用いた評価に関しては明らかにされていない.そこで, 我々は, グミ(ゼラチン水溶液をゲル化させたもの)を材料とした指を人工的に作製し, 入手した9つの異なる指紋照合装置を用いてその人工指が受け入れられるか否かを実験的に検証した.実験結果から, 実験に用いた全ての装置においてグミ製人工指が受け入れられることが判明した.本稿では, 人工指が悪用できる場合の問題点について検討し, 人工指の作製方法と実験結果について報告する.
著者
中嶋 正之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学
巻号頁・発行日
vol.96, no.383, pp.39-46, 1996-11-22

今夏, アメリカニューオリンズで, 8月3日から9日までに開催されたCG, ディジタル映像およびインターラクティブテクノロジーの祭典であるSIGGRAPH'96の概要の報告を行う. 今年も, 例年通り, ハリウッドを中心とした最新の映画におけるディジタル映像が華やかな話題を集めていた. また今年はエレクトロニックシアター, 展示会, 論文, パネル討論, アート展以外にも新たにディジタルバイユー, アニメーションスケッチ等多くの催しも加わり大変盛りだくさんかつ有意義な一週間であった.
著者
中根 愛 米村 俊一 浅野 陽子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.331, pp.13-18, 2008-11-28
被引用文献数
1

新規顧客の獲得,既存顧客の維持をできる製品,すなわち選ばれ続ける製品の評価を行うためには,製品の性能に関わる定量的な指標やユーザビリティといった評価指標では不充分になってきている.ここで注目される概念として,ユーザが製品の利用を通じて享受する経験全てを意味するユーザエクスペリエンス(UX)がある.本稿では,UXは製品に一定ではなく,時間軸によって変化するだろうということを前提に,UXに影響を与える因子の重み付けが時間軸によって変化し,更に人と製品の関わりによってその変化の仕方も異なる,というUXの評価モデルを提案し,モデルの妥当性を検討した.
著者
山岡 綾史 三木 哲也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1999, no.2, 1999-03-08

波長多重(WDM)光伝送システムにおいて, 伝送特性を制限する要因となる四光波混合(FWM)の影響を抑制することを目的にコヒーレント光伝送の効用を検討する。現在使われているWDM伝送システムは強度変調-直接検波(IM-DD)方式によるものである。本研究では, IM-DD方式よりも受信感度の優れているコヒーレント方式を用いてFWM干渉の軽減効果をシミュレーションにより明らかにした。
著者
坂本 宏 上野 健治 田中 博 堀川 浩二 高畑 博樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-II, 通信II-無線通信・無線応用 (ISSN:09151885)
巻号頁・発行日
vol.79, no.11, pp.881-891, 1996-11-25
被引用文献数
4

地球局の小型化,通信容量の増大,静止軌道/周波数の有効利用を可能にするマルチビーム衛星通信方式の実現のため,衛星搭載用固定通信および移動体通信用機器を開発し,技術試験衛星VI型に搭載した.本衛星は1994年8月28日宇宙開発事業団種子島宇宙センターより打ち上げられ,きく6号と命名された.衛星はドリフト軌道投入のためのアポジエンジンの故障によって静止化を実現できなくなり長だ円軌道に投入された.このためドップラー効果による周波数偏位が大きく,また静止軌道に対して準備した地球局アンテナでは高速に移動する衛星を長時間にわたって追尾することができず,高速広帯域通信実験の実施は極めて困難となった.一方,搭載通信機器の軌道上での基本性能評価は短時間の測定でも可能と判断し試験を進めた.本論文では,性能評価試験を可能とさせるための衛星システム運用および評価試験方法を述べ,軌道上で測定した結果から,新たに開発したマルチビーム搭載通信機器が所期の性能を満足し宇宙実証できたことを述べる.
著者
高橋 卓 山本 伸一 鈴木 健治 李 還幇 井家上 哲史 岡沢 治夫 若菜 弘充
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, pp.585-586, 1995-03-27
被引用文献数
4

技術試験衛星6型ETS-VI(きく6号)は1994年8月28日16時50分にH-IIロケットで打ち上げられたが、アポジエンジンの不具合のため静止軌道へ投入できず、現在3日5周回帰の準回帰軌道上にある。現在、CRLではETS-VIのSバンド衛星間通信ミッション(SIC)とミリ波衛星通信ミッション(OCE)および光通信ミッション(LCE)を使用した実験を行っている。このうちでSバンドとミリ波の実験は鹿島宇宙通信センターで行っている。この鹿島地球局に対して衛星が周回軌道をとっているために行った対策について、さらにこれまでに実施した実験について速報として報告する。
著者
大倉 昭人 川上 博 井原 武 三浦 章
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.276, pp.31-34, 2004-08-26

次世代移動体通信網としてIPネットワークの検討が進んでいる。IPネットワークでは様々なトラヒックの品質要求に応じたQoS制御が必要であるが、移動体通信網は花火など端末集中による輻輳や、地震など災害地への呼集中による輻輳の影響を受けやすい。本研究ではIPセルラ網に向けたロバストなQoS制御方式に関し、トラヒック異常検出に基づく予測制御と、線形最適化を応用したマルチパス制御を提案し、シミュレーション評価により方式の有効性と適応範囲を明らかにした。
著者
紫藤 一裕 太田 聡
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IA, インターネットアーキテクチャ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.275, pp.1-6, 2008-10-29

WWW(World Wide Web)はインターネット上の重要なサービスである.WWWの問題はネットワークやWWWサーバの負荷が過大なとき応答時間が増加することである.この問題を解決するため,ネットワーク内にキャッシュサーバを配置することが行なわれている.キャッシュサーバのキャッシュ領域は有限であり,空きがなくなった場合には保持しているページオブジェクトの削除が必要になる.そのため,削除するオブジェクトを選び出すキャッシュ管理法が,キャッシュサーバの効果を左右する.従来のキャッシュ管理法は,アクセス頻度やオブジェクトサイズを基準として削除するオブジェクトを選択していたが,必ずしも応答時間の点では最適ではなかった.そこで本論文では,WWWサーバ毎の性能を,トラヒックのパッシブ測定により見積もり,その結果に基づいて削除対象のオブジェクトを選択するキャッシュ管理法を提案する.提案方法は,応答の遅いサーバが提供するオブジェクトを優先してキャッシュに記憶するので,応答時間の改善が期待できる.パッシブ測定可能なWWWサーバ負荷指標を示し,提案方法を計算機シミュレーションで評価し,従来手法と比べて応答時間が改善されることを確認した.
著者
宮崎 大輔 Ammar Mahdi 川上 玲 池内 克史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.199, pp.25-32, 2008-08-29

近年,バーチャルアースやグーグルアース,マップキューブなど,屋外環境をモデル化して仮想都市を作ったり,そこに他の仮想物体を合成するサービスが盛んに展開されている.本稿では,屋外環境の解析の第一歩として,屋外環境の情報の半分を占める天空光の偏光解析の結果について報告する.太陽光は非偏光であるが,大気中のエアロゾルに太陽光が反射することにより,空が偏光する.本稿では,直線偏光板と魚眼レンズを搭載したカメラで天空を観測し,晴天時および曇天時において太陽の方向を検出した実験結果を示し,その考察を行う.
著者
森 英季 干野 隆之 大日方 五郎 大内 一弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MR, 磁気記録 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.625, pp.25-30, 2001-02-09
被引用文献数
2

直動型空気静圧軸受けを有するリニア・アクチュエータを用いて、高精度トラック・フォローイング及び高速なシーク動作のための位置決め機構を提案した。試作したアクチュエータの共振周波数は、市販HDDに搭載されているロータリ型に比べ、約2倍程高いことが確認できた。このトラッキング・システムを用いてトラッキングを行なったところ、一般に許容されるトラッキングエラー(トラック幅の1/10)の更に1/2でトラック・フォローできることを確認した。またPDコントローラを用いたフィードバック制御によって、100Gbit/in^2以上の高TPIで必要となる10nm分解能の高精度位置決めが可能であることをステップ応答やランプ応答から検証した。
著者
上野 洋 深川 周和 飯田 登 水野 忠則 渡辺 尚
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.84, no.4, pp.707-716, 2001-04-01
被引用文献数
2

モバイルコンピューティング環境のもとで, 即時系データと待時系データを統合的に送受信するマルチメディア通信方式として, 無線を使用した分散制御型の多重アクセス方式(DMMA)を提案する.DMMA方式は, (1)制御局を必要とせず, 端末が集まればその場でアドホック無線ネットワークを構築できる.(2)即時系データの連続性を保証しつつ低負荷時には待時系データの送信に複数のスロットを割り当て, チャネルの有効利用と不必要な遅延を回避する.(3)コンテンション領域(期間)が可変となるため, 即時系データを扱うには不向きなTreeアルゴリズムを, 領域が間欠的に現れる構造に改良している.(4)新規加入端末はある有限時間ネットワークを監視すれば網の状態を把握できるため, 動的に網に出入り可能である.以上の四つの特徴をもつ.また, DMMAの性能をシミュレーションにより評価を行い, その結果マルチメディアデータの種類によらず, 等しいスループットを提供できることを示した.
著者
成田 宏和 太田 学 片山 薫 石川 博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.209, pp.1-6, 2002-07-12
被引用文献数
1

Web上で必要な情報へのアクセス手段として、中心的な役割を担っているのがgoogle,goo,Lycosなどに代表されるロボット型Web検索エンジンである。これらの検索エンジンが日々変化し続けるWebに対応していく為には、新しいページの収集、更新チェックなど多大なメンテナンスを必要とする。一方で、検索結果があまりに膨大すぎて必要な情報を探すのに困難を伴う場合もあるし、全ての検索エンジンが同一の情報を収集しているわけではないので、或る検索エンジンでは存在しなかった情報も別の検索エンジンを利用すると発見できる場合もある。本稿では、検索能力の強化と発見しにくい情報へのアクセス支援を目的に、複数の検索エンジンを併用し、検索結果を階層的にクラスタリングしてユーザに提供するシステムであるMETALを提案する。
著者
永田 明徳 岡崎 透 崔 昌石 原島 博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.79, no.7, pp.1230-1235, 1996-07-25
被引用文献数
41

顔は個人の特徴を表す多くの情報を含んでいる. 顔面像をパラメータで表現することができれば, さまざまな応用を考えることが可能となる. 本論文では, 顔画像にワイヤフレームモデルをあてはめ, 顔画像における形状情報と, 濃淡情報を分離し, 主成分分析の手法を用いて, 直交した顔基底を求めた. この顔基底を用いることで顔画像の効率的な空間パラメータ記述が可能となる. また, 本論文に示す手法は顔画像の分析のみではなく, 得られたパラメータからの顔画像の再合成が可能である.
著者
坂東 要志 野口 宏一朗 永田 真
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.550, pp.61-66, 2007-02-28

サブ100nm CMOS時代を迎えて、大規模・高速デジタルLSIにおけるダイナミックな電源雑音やウェル電位変動に起因したシグナルインテグリティの劣化が顕著になっている。本研究は、サブ100nmデジタルLSI内部の、電源、グラウンド、ウェル、および信号、などの実測評価を目的として、多点・多電位かつ広帯域な波形の捕捉を簡易に実現するオンチップ・モニタの回路構成を提案する。提案する回路はソースフォロワ入力段と、その出力電圧を電源値に線形変換するとともにサンプル/ホールド動作する出力段からなり、1.0Vの大振幅(フルスイング)信号に対する実行帯域は1.1GHz、モニタの面積はチャネルあたり30μm×120μmである。また、出力段からのサンプル値を電流出力する構成により、単一の電流出力配線・出力パッドを複数のモニタ回路で共有でき、多点・多電位モニタアレイの搭載コストををチップ面積やパッド数の面から低減しているから、サブ100nm CMOS時代のシグナルインテグリティ解析・検証に、実務的に役立つ回路IPである。