著者
越智 洋司 川崎 桂司 矢野 米雄 林 敏浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.80, no.12, pp.3210-3219, 1997-12-25
被引用文献数
1

本論文では, 外国人の擬態語・擬音語学習を支援する辞書システム JAMIOS (Japanese Mimesis and Onomatopoeia Dictionary System) について述べる. 日本人は擬態語や擬音語を頻繁に用いる. しかしこれらは, 日本語独特の表現であり感覚的な語のため, 日本語を学習する外国人にとり理解が困難である. そこで, 我々は状況・発音・意味・使い方・感覚などに着目し, 擬態語・擬音語知識を表現した. JAMIOSは, (1)使用する状況をマルチメディア情報により提示し, その状況や発音形態を変化させることで関連語の検索できる, (2)擬態語・擬音語の特徴に沿ったさまざまな知識や関連語を検索できるなどの特徴をもつ.
著者
河田 博昭 町野 保 南條 義人 岩城 敏 下倉 健一朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.748, pp.35-40, 2005-03-17

遠隔作業支援において, 映像だけでは伝え難い力情報などを効率的に伝達する手法の実現を目指す. 伝統技術の伝承や, スポーツの分野では微妙な力加減を擬音語で表現して伝達していることに注目し, 音による力情報提示により遠隔地からの作業支援を行う手法を提案する. カメラとプロジェクタとを用いて双方向コミュニケーション環境のプロトタイプを構築し, その上で, 一自由度の力加減を, 周波数変調を行った音で提示する基礎実験を行った. 実験結果から, ゆっくりと加えられる力加減の伝達において音による提示が有効であることを確認した.
著者
高橋 伸弥 森元 逞
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.204, pp.55-59, 2005-07-16

従来の音声認識では、咳やくしゃみ、あくびのような非言語音または非音声音は、誤認識を引き起こす雑音として扱われて来た。しかし、自然な音声対話を実現する場合、このような音情報も積極的に利用すべきである。このような非言語音声を検出する方法としては、対象音の音響信号的な特徴を用いた信号処理的アプローチや、対象音から学習したHMMを用いる音声認識的アプローチなどがあるが、対象音の多様性に対処するためには、いずれも多量のデータが必要となる。そこで本研究では、対象となる非言語音声を音素系列で近似表現した疑似単語モデルを提案する。このモデルは、音素認識の結果得られる音素系列をクラスタリングし、上位クラスターの中心となる音素列パターンを非言語音声の近似的な発音とするというものである。提案手法の有効性を確認するために、咳及び咳払いを対象として、音声認識実験を行い、咳/咳払いの波形を学習データとしたHMMを用いる手法と比較して、認識正解率、認識精度が改善されることを示した。
著者
藤沢 望 岩宮 眞一郎 高田 正幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.750, pp.19-24, 2004-03-23
被引用文献数
5

擬音語からイメージされる音の心理的性質を調べ,擬音語表現との関係を探った.擬音語20語を刺激とした類似性判断実験と多次元尺度構成法から得られた3次元解に対し,一対比較法,SD法で得られた音の大きさや音色に関する尺度値を用いて重回帰分析を行い,刺激布置の解釈を試みた.その結果,I軸は音の「長さ」,III軸は音の「高さ」と「美的因子」に対応しており,H軸では正方向に濁音・半濁音を含む擬音語,負方向に繰り返し表現による擬音語が多く位置していた.また, 「長さ」と長音,「高さ」と母音/i/,「美的因子」と有声・無声子音など,特定の心理尺度と擬音語表現には対応が見られ,過去の研究結果と一致していた.
著者
浅賀 千里 Mukarramah Yusuf 渡辺 知恵美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.131, pp.387-392, 2007-06-25

オノマトペとはいわゆる擬態語・擬音語のことである.事象を的確に表現でき,コミュニケーションを図る上で重要なものである.ところが,オノマトペは感覚的なものであるので外国人の日本語学習者がオノマトペの用例を習得するのは難しく,その学習に有効なのはオノマトペを含む文章を知ることだと言われている.そこで,我々はWebから数多くの新しい文章を抽出し,学習者に提示できるようなオノマトペ用例辞典の開発を進めている.本辞典では現在,オノマトペの品詞的役割によって用例を分類し画面上に提示しているが,それでは様々な用例が混在し,オノマトペの意味が理解しにくい.そこで,学習者がより理解を深められるよう,本稿ではオノマトペの用例をオノマトペの意味ごとに分類し提示する手法を検討している.また,オノマトペがどのような語に係るのか,その語にどのようなオノマトペが係るのかを知ることができるようその関係を可視化する.
著者
渡辺 重佳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C, エレクトロニクス (ISSN:13452827)
巻号頁・発行日
vol.86, no.6, pp.658-660, 2003-06-01
被引用文献数
18

動作時の微細MOSFETのゲートリーク電流が低消費電力用2電源(V_H,V_L)方式に及ぼす影響について解析した.ゲートリーク電流によるシステムLSIの動作時の消費電力は従来の充放電による消費電力同様にV_L/V_H=0.6〜0.7で最小になり,消費電力の削減効果は充放電のときよりも更に15%程度大きくなる.
著者
山岡 正輝 岩根 和巳 岩城 修
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRU, パターン認識・理解
巻号頁・発行日
vol.93, no.431, pp.71-78, 1994-01-21
被引用文献数
1

文書画像認識理解のためのレイアウト解析における新しいアプローチを提案する.従来の知識ベース型アプローチは,文書画像中に存在する項目領域の抽出に際し,相対位置などの関係性を記述した知識ベースを基に解析を進める手法であった.このため,項目領域の抽出精度が他の項目領域の抽出精度に依存するなどの問題があった.そこで、パターン分類アプローチに基づく新しい手法を提案する。本手法では、黒連結矩形を統合して作成される基本矩形を項目に分類することによりレイアウト解析を進め,最後に基本矩形から各項目に対応する領域を作成する.これにより,他の項目領域の抽出結果に左右されない選択的な項目領域の抽出が可能となった.科学技術論文を対象とした実験により提案手法の有効性を確認した.
著者
高橋 雄造
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス
巻号頁・発行日
vol.96, no.438, pp.1-6, 1996-12-20

静電気放電の諸特性を, 集中型電圧源による放電と比較しつつ, 説明する. 静電気放電の測定には, イメージインテンシファイヤ付ビデオレコーダと, リヒテンベルク粉図形が非常に役立つ : それは, これらによって, 放電の起きた場所が検出されるからである. 帯電したポリマーシートが接地金属円筒からはがれるとき放電がおき, 放電が開始する帯電電荷密度は, 34μC/m^2であって, 帯電極性やシートの暑さに依存しない. 放電進展の図形は, 負帯電では樹枝状, 正帯電では円形である.
著者
鈴木 唯史 米倉 達広
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-03-06

仮想現実の実現において視覚的要素の果たす役割は大きく、中でも我々は仮想空間の中の点光源とその反射光が、人間の立体感の知覚の手がかりとなり得ることを確認した。[1] このことをリアルタイムCGに応用することは現実感の向上をもたらすものとして期待ができる。そこで本稿では、仮想空間の中で扱う対象を線香花火としそれを実現するシステムを開発したので報告する。
著者
中山 武司 二宮 洋 浅井 秀樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム
巻号頁・発行日
vol.95, no.482, pp.31-38, 1996-01-25

タイリング問題とは有限の升目上に隙間なくポリオミノを敷き詰めていく典型的なNP-complete問題である. 本研究ではm×nの升目上に, 異なる形のι個のポリオミノを敷き詰めることを考える. はじめに, 我々が以前提案した接触検出関数を用いたタイリングアルゴリズムについてぶれる. 次に, その手法について異なる四つのアルゴリズムを提案し比較検討する. そして, このアルゴリズムの適用例を挙げ有効性を示す.
著者
樋口 健一 大川 耕一 佐和橋 衛 安達 文幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.20, pp.13-18, 1999-04-23
被引用文献数
4

W-CDMA基地局間非同期セルラシステムにおける他セル干渉がある場合のスクランブルコードマスクを用いるセルサーチ法について, 2セルを用いる屋外伝送実験によリセルサーチ時間特性を評価をした. 実験の結果, 1セル当たりの通信チャネル数が10で, BS1およびBS2の通信チャネルの受信平均玩E_0/N_0=13dB (平均SIR<lt6;13dB), とまり木チャネルの1通信チヤネルに対する送信電力比が3dB,およぴBS1とBS2のとまり木チャネルの受信電力比S_<BS1>/S_<BS2>=0dBの場合, 走行時 (平均時速30km/h) において90%の確率で約480msec内のセルサーチを完了できることがわかつた. また, 本実験結果を基に, スクランブルコード数が512で3段階セルサーチ法を用いた場合, 90%の確率でセルサーチか約650msec程度で完了できることがわかった.
著者
朝井 義人 渋沢 進
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSE, 交換システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.95, no.327, pp.79-84, 1995-10-20

従来、入出力命令を含むプログラムの並列化の際には、入出力命令とその他の命令が分けられ、入出力命付に関しては逐次で実行されていた。そのため並列化の効率が悪くなるという問題があった。本稿ではより多くの並列性を抽出するために、入出力命令を含むプログラムの新たな並列化手法について報告する。この手法は、入出力命令を含まないプログラムの並列化で利用されている最早実行開始条件解析法に、新たに入出力命令間の依存関係としてデバイス依存を導入することにより並列化を行うものである。またこの手法の有効性を示すために、シミュレーションにより従来の手法と本手法の性能比較を行った。その結果、プログラムの大きさ、入出力命令の割合に関係なくデバイス依存を用いた方が効率的に並列化が行われていた。
著者
山名 早人 安江 俊明 石井 吉彦 村岡 洋一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-コンピュータ (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.77, no.5, pp.343-353, 1994-05-25
被引用文献数
4

本論文では,並列処理システム上ではFORTRANプログラムを高速に実行する方式として,多段の条件分岐に渡る先行評価を用いたプログラムの並列化と実行方式を提案する.従来,条件分岐を含むプログラムを並列化する手法がいくつか提案されている.先行評価を用いない手法としては,(1)タスクの最早実行条件求出法があり,先行評価を用いる手法としては,(2)スーパスカラプロセッサやVLIW計算機を対象とした条件分岐1段に限った先行評価方式,および,(3)特定のループを対象とした多段の先行評価方式,が提案されている.しかし,(1)最早実行条件を求めるのみでは十分な並列性が得られない.(2)1段の条件分岐の先行評価で得られる速度向上はたかだか2倍である,(3)適用対象が特定ループに限られる,という問題をもつ.これらの問題に対して,本論文では,プログラムをマクロタスクに分割し,マクロタスク間の多段の先行評価方式を一般的な並列処理システム上で定義する.そして,各々のマクロタスクについと,実行開始条件・制御確定条件・実行停止条件を用いたマクロタスクの実行制御手法を提案する.
著者
西村 拓一 古川 清 向井 理朗 岡 隆一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.97, no.40, pp.183-190, 1997-05-15

すでに提案されているRIFCDPは,2つの時系列データ間の任意の類似区間を検出できるため,時系列パターン検索に有用である.しかし,RIFCDPは、計算量とメモリ量が大きいという問題点がある.そこで,過去に溯るに従って指数関数的に重みを減少させてマッチングをとることにより,計算量とメモリ量を軽減し,ほぼ類似の機能をもつ重み減衰型RIFCDPを提案する.また,ジェスチャー動画像を用いて本手法の有効性を示す。
著者
佐藤 嘉洋 矢垣 真也 吉田 親子 能代 英之 佐藤 雅重 青木 正樹 杉山 芳弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SDM, シリコン材料・デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.654, pp.23-28, 2006-03-07

高集積MRAM用のトンネル磁気抵抗素子(MTJ)として、低い反転磁界と高いディスターブ耐性を同時に満たすアステロイド特性と、最小セルサイズ8F^2を実現する砂時計型MTJを提案する。Landau-Lifshitz-Gilbert (LLG)シミュレーションによると、この砂時計型MTJは反転磁界が低減するように磁化反転時のスピン分布状態が動く特徴であり、従来のMTJ形状の磁化反転過程とは異なる。今回我々は260×420nm^2サイズの砂時計型MTJと200×400nm^2サイズの楕円MTJを試作した。LLGシミュレーションの結果と同様に、理想的なアステロイド曲線と楕円MTJよりも50%低い反転磁界を実現した。
著者
阿部 正博 酒匂 裕 佐川 浩彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.76, no.9, pp.2023-2030, 1993-09-25
被引用文献数
17

手話は音声に基づく自然言語とは異なる独自の表現形式をもつボディランゲージである.本論文では,手話通訳者の機能代行を目指す手話通訳システムにおいて,手話が認識された後の手話単語列を自然な文章に変換する言語処理方式について提案する.本手法は,意味主導型の格フレーム照合により手話単語列の意味構造を解析し,ルールベースの手法を用いて,省略されている格助詞や助動詞等を補充し,日本語として自然な表現に変換することを特徴とする.本方式をインプリメントし,手話入門テキストの123の手話例文を用いて実験を行った結果,76%の文に対して期待された正しい変換結果が得られた.また,データグロブ入力による実際の手話認識データを用いて変換実験を行った結果,手話の認識結果にはあいまいさが多く,非文を含めて多くの単語列候補が得られること,従って,正しい単語列候補の変換精度向上と並んで,誤った候補をリジェクトする機能が非常に重要であることがわかった.そのためには,今後,単語間の意味的関係だけでなく,表情や空間表現などの末使用情報の利用や,文脈処理が必要となる.
著者
鈴木 健治 高橋 卓 岡本 英二 井家上 哲史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.95, no.514, pp.1-6, 1996-02-16
被引用文献数
5

3日5周回で回帰する準回帰軌道をとる楕円軌道の周回衛星となったETS-Uの各種回線を用いた通信実験を行うためには,時々刻々変化する距離変化率に伴うドップラーシフトを補償する必要が生じた.そこで,軌道要素から計算したドップラーシフト量の補正を加えるオープンループ制御と,パイロット信号を毎分観測して補正を加えるクローズドノレ-プ制御を併用した周回衛星好Cシステムを開発した.これにより士100Hz以内に制御でき各種通信実験が可能となった.
著者
波多野 紀彦 松尾 徳朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.462, pp.19-24, 2008-01-19

小・中学校における理科学習において,学習対象物を手にする事はあるが,その性質や関連する現象を直接的に観察する機会は少ない.また,実物に触れる僅かな機会があっても,それがその性質を知るための方法とは限らない.本論文では,定性推論を用いた定性モデルと簡単なシミュレータを作成し,岩石ごとの排水率を設定する事で排水率に基づいた定性値を出力させる.作成するシミュレータは,主に大雨がその土地に影響を与える度合いを対象にシミュレーションを行う.このシミュレータは,岩石ごとに半減期を利用した排水率を設定し,それに基づいて定性値を導き出すため,岩石の性質に関して,理科学習に利用できる.また,定性推論を用いて定量値を単純化させるため,作成するシミュレータは学習者にとって比較的簡単に扱う事ができ,通常の学習と併用する事で学習効率を上げる事ができる.
著者
中西 英之 吉田 力 西村 俊和 石田 亨
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク
巻号頁・発行日
vol.97, no.14, pp.35-42, 1997-04-22

FreeWalkは休憩時間の雑談のようなカジュアルな会議を支援するデスクトップ会議システムである.FreeWalkは誰もが互いに出会い,実世界と同じように振舞うことができる3次元共有空間を提供する.参加者は自分のカメラ画像が張りつけられた,3次元ポリゴンからなる四角錐として表され,位置と向きを持つ.参加者は自由に移動し,向きを変えることができる.参加者の音声は,その音量が互いの距離に反比例して聞こえ,多くの参加者が混乱することなく会話することができる.使用実験では,会話中の他の参加者に遠くから近づいて会話を盗み聞きするなど,様々な行動がみられた.