著者
小塚 堀内 真治 礒野 育
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
pp.31-36, 1994
被引用文献数
1

ハイパーサーミアにおける深部局所・領域加熱用アプリケータの構成法として以下の方法を用いる。先ず、RF誘電局所加熱用アプリケータとして「二重電極構造」を提案し、実際にアプリケータを試作することで、ビーム状に深部を加熱できることを明らかにする。次に、誘導インプラント加熱ではインプラント材の発熱の他、被加熱体周縁部にホットスポットが生じるため、「渦電流吸収ボーラス」を用いることで局所加熱技術を確立させる。更に、無侵襲深部誘導加熱アプリケータを構成するために、有限要素法を用いて構成原理および渦電流制御法について明らかにし、フェライトコアを用いた無侵襲深部誘導加熱型アプリケータを試作して、脂肪層を考慮したファントムを用い加熱実験を行い、脂肪層を発熱させることなく深部を領域的に加熱できることを明らかにする。
著者
細川 繁 林 友直 竹沢 進 羽地 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.531, pp.37-42, 2003-12-12
被引用文献数
2

鯨生態観測衛星(WEOS : Whale Ecology Observation Satellite)は、重力傾度法による地球指向姿勢制御衛星で、衛星下面に取り付けたアンテナを地球方向に指向させるとともに衛星上面に取り付けたGPSアンテナを常に天頂に指向させる。重力傾度による姿勢制御法を採用した衛星は国内ではWEOSが初めてである。WEOSの姿勢制御機能としては、重力傾度の他にトルカ・コイルによる磁気モーメントを利用したレート・ダンピング制御及び姿勢反転機能を具えている。H2A-4号機ロケットからの分離は、3本のスプリングによって衛星放出がなされる。したがって、3本のスプリング力にアンバランスがあると放出の際衛星にタンブリングが発生する。デタンブリングは、3軸の地磁気センナデータに基づいてトルカ・コイルを励磁することによって行っている。タンブリング減衰後は、遡上からのコマンドによってマストを伸展させ、マスト先端に取り付けたマス(3kgf)と衛星本体で構成される機体に働く重力傾度を利用してアンテナ取り付け面を地球に指向させる。姿勢が逆向きに安定化した場合にはトルカ・コイルの磁化極性を発散方向に作用させて姿勢を反転させる。本論文は、WEOSのロケット分離時の状況とその後の追跡・管制及び姿勢制御結果について述べる。
著者
岡 隆一 西村 拓一 伊原 正典 張 建新 赤坂 貴志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.155, pp.29-35, 2001-06-21
被引用文献数
1

音声やテキストの検索方式を音素記号の系列表現に基づいて構成することを提案する。検索対象のデータである音声波形の各分析フレーム特徴は音素記号に変換される。検索対象のテキストはその読みをひらかなで記述され、さらに音素系列へと展開される。このとき、この各音素表記については平均継続時間長を前もって定めておき、各音素記号について平均時間長のフレーム区間に同一音素記号を配置し音素記号系列とする。クエリーを音声とする場合、このクエリー音声をフレーム単位に音素認識を実行する。音素系列表現の検索対象の音声やテキストと、クエリー音声の音素記号列との間では連続DPによるスポッテイングを行い、データベース中の一致する部分を検索結果とする。
著者
増子 治信 小林 達治 梅原 俊彦 田村 恒 岡本 謙一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.95, no.435, pp.17-24, 1995-12-15

シャトル映像レーダC/Xバンド合成開口レーダ(SIR-C/X-SAR)は米国、ドイツ及びイタリアが共同で1994年に実施した初めての宇宙機搭載用多周波(L,C,Xバンド) ・多偏波(ポラリメトリック)合成開口レーダである。通信総合研究所は日本から唯一参加を認められ、システムの較正実験及び日本周辺海域で海洋油汚染観測を中心とする海洋観測実験を実施した。本報告では、疑似油汚染観測を中心にレーダ映像の周波数依存性及び偏波特性について述べる。
著者
児玉 晴男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. FACE, 情報通信倫理
巻号頁・発行日
vol.96, no.83, pp.21-28, 1996-05-29
被引用文献数
3

マルチメディアやインターネットの開発・普及は,ディジタル機器に対応した著作権制度と国際的な調和の必要性を顕在化させている.国際的な著作権制度の枠組みは,ベルヌ体制にある. しかし,著作権の解釈は二つのアプローチ(author's right, copyright)によって複雑化しているのが現状といえる.二つの法文化の差異とアナログからディジタルへの技術の転換は,著作物,著作者の伝統的な概念にずれを生じ,著作権の解釈に軋轢を派生させている.本報告は,カオス状態の著作権に一つの規則性を見ることにある.この問題解決は,相補性の観点から,著作権制度の調和点が著作権者の公示と著作者人格権・著作隣接権の調整にあろう.
著者
廣田 豊彦 山本 修一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.504, pp.19-24, 2002-12-06

2002年9月11日から13日まで,スロベニアのマリボルで開催されたFifth Joint Conference on Knowledge-Based Software Engineering (JCKBSE2002) の概要について報告する.
著者
秋元 俊祐 桃井 昭好 佐藤 茂雄 中島 康治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.466, pp.67-70, 2003-11-15

我々はストカステイックロジックという論理を用いたニューロチップを試作した.64個のニューロン回路が内蔵されたこのチップでは,一般的な連続時間ニューロダイナミクスを実現でき,速度を大幅に落とすことなく非同期更新を行うことができる.また,活性化関数の形を非単調にすることでネットワークの性能を向上させることが可能である.今回,我々はこのチップを複数個接続した大規模ニューロシステムの構築に関する報告を行う.
著者
小川 健司 稲葉 宏幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.459, pp.209-212, 2009-02-26

近年,パソコンや携帯電話が普及する中,通信手段として電子メールが多く利用されている.その中で,ユーザの意思に関わらず,有害かつ悪質なメールを受信することが多くある.なかには出会い系サイトへの勧誘等の犯罪性が高いメール等もあり,無視できなくなってきた.この対策手段の1つとして,フィルタリングがある.特に,ベイジアンスパムフィルタは統計的手法によりメールのスパム確率,つまり迷惑メールである確率を求め,継続的な学習によりフィルタの性能を向上させることができるため幅広く用いられている.しかし,ベイジアンスパムフィルタでも検知が難しいメールが存在する.このようなメールはメール本文中に含まれる単語の間に☆や★などの記号を挟んだり,記号を羅列している傾向がある.本報告では,まず最初に最近の迷惑メールと正規メール各1000通ずつについてメール本文中の記号と未知語の分布を調査した結果を示す.その結果,両者の間には明確な分布の違いがあることが明らかになった.そこでその違いをベイジアンスパムフィルタにおけるスパム確率の算出の際に利用する新たなフィルタを提案し,その性能を評価する.
著者
土田 豊 穂刈 治英 島田 正治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.715, pp.35-40, 2005-03-07

ディジタル放送やホームシアターの普及に伴い, 一般家庭においても映像、音の高臨場感化が進んでいる。音については、複数のスピーカを用いたマルチチャネル再生となり、ITU-R勧告BS.775-1の3-2方式が推奨されている。しかしながら、一般家庭において部屋の形状や設置スペースの問題から、スピーカを3-2方式で配置することは困難な場合が予想される。3-2方式と異なるスピーカ配置では、音像定位に影響を及ぼすことが考えられる。そこで本報告では、3-2方式と異なるスピーカ配置で、仮想音源を生成することにより、3-2方式と同等な音像定位を得る補正方法を提案した。仮想音源の再現精度について客観評価、主観評価試験を行い、更に音像定位補正効果の検証を行った。その結果、提案した音像定位補正方法は、3-2方式と同等な音像定位知覚を得るのに有効であることを示した。
著者
石崎 雅勝 熊木 武志 幸野 豊 田上 正治 小出 哲士 ユルゲン マタウシュ ハンス 黒田 泰人 行天 隆幸 野田 英行 堂阪 勝己 有本 和民 齊藤 和則
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.425, pp.125-130, 2006-12-07

ハフマン符号化とはデータ圧縮技術の主流となっている方式の一つであり,高速かつ高圧縮であることが求められている.本報告では符号化にCAMによる一致検索結果を利用することで並列に符号化を実現する方法,及び符号化テーブルをリアルタイムにアップデートし,最適化することによって高い圧縮率を得ることができるアーキテクチャを提案する.提案アーキテクチャにおいて,テーブルを交換するタイミングを最適化することで,より高い圧縮率を得ることができると考え,シミュレーションによりJPEG画像におけるアップデートタイミングの最適化を行ったところ,データサイズはスタンダードテーブルを用いたハフマン符号化と比較し,最大22.6%の削減を実現した.
著者
岩下 基 西松 研 下川 信祐
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.545, pp.55-60, 2008-03-06

ネットワークやユーザ端末の高度化に伴い様々なサービスが提供されつつある。それに伴い機器類の接続は複雑になり、ソフトウェアはサービスの高度化・セキュリティ対策等のために頻繁にアップデートされるため、接続出来ないなどのトラブルが増大し、かつ原因特定も難しくなってきている。ユーザからの問合せに対して、オペレータは状況を把握し、適切な次のアクションを迅速に実施しなければならない。本稿では、迅速かつ効率的な対処方法を検討していくため、ユーザからの問い合わせ内容を分析し、分類する手法を提案する。ユーザからの問い合わせ内容は一般に非構造化データ(テキスト)として蓄積されることから、これら膨大な量の非構造化データから効率的にパターンを分類するため、共起関係を適用した手法の有効性を考察する。
著者
戸塚 大介 小暮 悟 小西 達裕 竹内 勇剛 伊東 幸宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.487, pp.25-30, 2009-03-16
参考文献数
5

近年,情報通信機器の発達によって我々の生活は便利になった反面,我々はそれらに応答する責任を暗に負わされている.この問題を解決するために公的メディアを用いたメッセージ配信システムが提案されている.本稿では,比較的小規模な集団内で共有することにメリットがある情報として集団内に属するメンバのスケジュール情報に着目し,スケジュールの遂行支援のためのメッセージを,公的メディアを利用して配信することを考えた.まず,誰にどんなメッセージを配信すれば効果的であるかについて検討しメッセージ生成のためのルールを決めた.そして,決められたルールに従ってメッセージを生成するためのシステムを実装し,集団内での運用実験を行った.実験では,メッセージそのものの有用度の評価,またメッセージを見たユーザに対して,期待したコミュニケーションが発生したかについて評価を行う.最後に考察と今後の展望について述べる.
著者
大谷 智子 永井 淳一 横澤 一彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理
巻号頁・発行日
vol.108, no.27, pp.53-54, 2008-05-12
参考文献数
3

The purpose of this study is to examine the relation between focal attention and color feature processing. Previous studies have shown that unattended objects could be detected more efficiently when the attended and the unattended objects are common in color feature. In a experiment, subjects were required to identify the color of a peripheral blob as well as the value and color of a digit in the focal attention. The spatial distribution of activation should be decrease with the distance from the focus of attention centered on the attended object. However, the distribution might be decrease with the distance from the fixation point. The dual-task experiment could be conducted to examine these possibilities.
著者
内藤 建 亀井 智成 中島 浩二 小野 伸幸 坂口 正雄 矢永 尚士 大橋 俊夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
巻号頁・発行日
vol.94, no.261, pp.63-68, 1994-09-29
被引用文献数
1

我々は発汗と心拍変動の同時計測が可能な携帯型自律神経モニタ装置の開発を行った。本装置は記録媒体に無接点式フラッシュメモリカードを使用し、24時間中4時間分(任意の1時間×4回)の局所発汗と心拍数、RR50、RR間隔の同時計測が可能である。本研究では生理学的負荷中、および日常生活行動中での精神性発汗と心拍変動の無拘束同時計測に本装置を適用した。
著者
榎本 忠儀 笹島 靖正 廣部 厚紀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.2, 1997-03-06
被引用文献数
14

MPEG2符号化器LSIでは全処理量の約90%が動きベクトル検出処理で50〜100 GOPSにもなり, その動作時消費電力P_<at>は極めて大きくなることが予想される。CMOS論理回路のP_<at>は下式で表現できる。P_<at>=κn_gf_cC_<La>V_D^2, ここで, κは稼働率, n_gはゲート数, f_cは信号あるいはクロック周波数, C_<La>は負荷容量, V_Dは電源電圧である。マクロブロック(MB)1個(16×16画素)を処理する時間とサーチウィンドウのサイズが与えられば, f_cは決まる。動きベクトル検出等, 個別信号処理に要求される1秒当りの処理回数Qとf_cとの関係はf_c≧Qとすべきであるから, P_<at>≧にκn_gQC_<La>V_D^2と書ける。アルゴリズムの改良等によりQが1/nに削減できれば, f_cとV_D(∝f_c)を1/nに低減できる。つまり, 削減後の動作時消費電力P_<at>'; P_<at>'=κn_gf_c'C_<La>V_D'^2=κn_g(f_c/n)C_<La>(V_D/n)^2=P_<at>/n^3はnの3乗に比例して低減できる。例えば, Qが1/2(n=2)に削減される場合, 消費電力は1/8に低減できる。
著者
津川 定之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.233, pp.59-62, 2002-07-18

IEEEのITSカウンシルが主催する2002年度のインテリジェントビークルズシンポジウム(IV2002)が,2002年6月18日から20日までフランス,パリ近郊のベルサイユにあるベルサイユ会議場(Palais des Congres-Versailles)で開催された.6月17日にはベルサイユのINRIAでチュートリアル講演が3件あり,21日にはベルサイユ郊外のサトリーでデモ2002が行われた.シンポジウム参加登録者は約335名,発表論文数100件,キーノート講演2件であった.
著者
田辺 昇 池井 満 遠藤 敏夫 松岡 聡 畑崎 隆雄 住元 真司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム
巻号頁・発行日
vol.106, no.287, 2006-10-06

高バンド幅で低遅延のSAN (System Area Network)がHPC用途のPCクラスタのノード間インターコネクトとして広く使われるようになってきた。本パネルでは、SANを用いて、より進んだコンピュータシステムを研究開発するために必要な技術をハードウェア、ソフトウェアの両面から議論し、その将来像と究極の姿を議論する
著者
柴田 武志 赤木 正人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.551, pp.117-122, 2008-03-13

本稿では,連続発話音声中に含まれる音響特徴量を静的な特徴,および動的な特徴に分類し,これらがどのような順序で男声・女声知覚に寄与しているか明らかにすることを目的とする,(1)声質変換モデルを用いて連続発話音声から静的特徴および動的特徴を表すパラメータ値を抽出する.(2)各パラメータ値が男声・女声で違いがあるかどうかを確かめるためにMDSによるパラメータ値の分析を行う.(3)MDS分析によって,違いが見られた特徴量を表すパラメータ値が男声・女声知覚にどう影響を与えているかどうかを調べるために,パラメータ値を平均した平均音声と,男声・女声の静的特徴,および,動的特徴を表すパラメータ値とを入れ替えた音声を合成し,男声・女声を判別する聴取実験を行った.その結果,男声・女声知覚には静的特徴である平均基本周波数とスペクトル包絡が大きな影響を与えており,次いで,動的特徴である基本周波数の変化と音韻長が影響を与えており,スペクトルの変化とゲインのダイナミックレンジはあまり影響を与えていないことが明らかになった.
著者
畑崎 隆雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.287, pp.37-41, 2006-10-06

Hewlett-Packardは単体サーバ製品と同様の扱いで大規模クラスタおよびクラスタ用ストレージ製品を販売している。多数のハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントから構成される製品に対して標準サービスを提供するために、ラッキングやケーブリングなど物理構成の画一化、オープンソース活用による開発の効率化、各種ソフトウェア設定や障害診断の自動化など、多くの工夫がなされている。大規模な運用における共有ファイルシステムの性能や信頼性に関する従来からの要求には、Lustreファイルシステムを利用した独自の実装によって対応している。本発表では、これら汎用製品技術の実際について紹介する。
著者
Howard Andy Poore Rick 明石 芳雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, pp.331-332, 1997-08-13

Oscillator phase noise can be analyzed from two different viewpoints : FM noise and mixing noise. FM noise may be viewed as noise generated within the oscillator modulating the oscillation frequency. Conceptually, this could be thought of as applying a noise signal to the control input of a noiseless VCO, with the tuning characteristic differing for each noise source. Mixing noise comes from the nonlinear behavior of the oscillator, where noise mixes with the oscillator signal and harmonics to either sideband of the oscillator signal. These two viewpoints are different ways of looking at the same problem. There should be a region of offset frequencies where mixing noise and FM noise produce the same phase noise results. FM noise is obtained from the large-signal(harmonic balance) oscillator solution. The sensitivity of the oscillation frequency, ω_0, is obtained with respect to any noise source in the circuit. After summing over all of the noise sources, the total spectral density of frequency fluctuations is obtained and converted to phase noise. This noise has a characteristic shape of 1/f^2(or 1/f^3 if 1/f noise sources are present.) this description is valid at small offset frequencies, but is no good at large offsets as it goes to zero; it will not exhibit a noise floor. To model oscillator phase noise via mixing, the noise at the sidebands on either side of the carrier (ω_0 ± ω, where ω is the noise offset frequency) are obtained from a small signal mixer analysis where noise sources (ω ± kω_0) mix with the oscillator large signals (kω_0) to produce these noise sidebands. The noise at these two sideband frequencies and their correlation is then manipulated to produce the phase noise. Mixing noise tends to be valid at large offset frequencies and will show a finite noise floor. HP MDS releases up to and including 7.0 computed phase noise by adding the FM and mixing phase noise together. However, these are not independent (being different views of the same process) and thus should not be added to produce the overall phase noise. To correct this, HP MDS Release 7.1 outputs the phase noise contributions (directly in dBc) due to FM noise and mixing noise, separately. Figure 1 is an example phase noise simulation that shows the two different components, as a function of offset frequency. The higher phase noise at a particular offset frequency should be used. For more details, refer to the HP MDS Release Notes 7.1.