著者
岡根 利光
出版者
公益社団法人 日本鋳造工学会
雑誌
鋳造工学 (ISSN:13420429)
巻号頁・発行日
vol.85, no.6, pp.381-385, 2013-06-25 (Released:2018-01-01)
参考文献数
14
著者
石垣 政裕 張 晶 徳田 昌則
出版者
東北大学東北アジア研究センター
雑誌
東北アジア研究 = Northeast Asian studies (ISSN:13439332)
巻号頁・発行日
no.2, pp.75-87, 1998-03-31

China has developed into one of the biggest energy consumers in the world. The heavy industries have gained prominence. Coal covers 76% of the primary energy supply. The industrial structure and the sulfur oxide emissions from the sulfurous-coal energy are a major environmental concern. Heavy industries alone are responsible for 72% of the total SO_2 emission into the environment. The pollution in the industrial areas is remarkably high. The air-pollution control has so far focussed on dust and particle emissions only. Little or no measures have been taken to control SO_2 emissions. The following measures need to be taken to effectively control the problem of air pollution. 1. Implementation of Laws that insure public health against damage caused by pollution 2. Economically, it will be advantageous to offer incentives to industries to take pollution control measures, e.g. to install desulfurizing devices. 3. Technologically, it is necessary to develop the required desulfurizing devices compatible to local economic conditions or, to introduce the related know how from some other countries.

1 0 0 0 OA 府県職員録

出版者
須原屋茂兵衛
巻号頁・発行日
vol.[明治3年]11月25日改, 1870

1 0 0 0 OA 内務省職員録

出版者
内務省
巻号頁・発行日
vol.明治31年7月調, 1898
著者
渡邉 直人 中川 武正 宮澤 輝臣
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.29-38, 2009-01-30 (Released:2017-02-10)
参考文献数
22

【目的】我々が考案したドライパウダー吸入薬統一指導箋についての実用性の調査を行った.【方法】市立病院薬局及び関連の調剤薬局4ヵ所に勤務する薬剤師31名を対象に,統一指導箋による吸入指導を行いアンケートにて評価した.【結果】(1)指導内容は,よくまとまっている61%,まあまとまっている39%.(2)指導方法は,大変説明し易い29%,まあ説明し易い68%,変わらない3%.(3)指導時間は,かなり短縮できる13%,まあ短縮できる58%,変わらない29%.(4)患者さんの理解度は,よく理解している17%,まあ理解している71%,変わらない13%.(5)複数の吸入薬を使用する場合は,統一吸入指導箋の方がいい74%,どちらでもいい10%,各種指導箋に応じた方がいい16%で,(6)統一指導箋の推奨理由は,指導が簡便である30%,説明時間を短縮できる13%,患者さんの理解に混乱を減らせる57%であった、(7)逆に各種指導箋に応じた方がよい,と答えた者の理由は,むしろ個々の特徴を活かし種類ごとに説明した方が患者の知識や理解力が高まるとの意見であった.また,それぞれの吸入薬に既に指導箋が個別に入っているため,配布する統一吸入指導箋とかえって混乱する可能性もあるなどであった.(8)今回の統一吸入指導箋で気づいた点に関する意見では,絵や写真があるとさらにいいなどが挙げられた.【考察】統一吸入指導箋は指導が簡便で患者さんの混乱を減らせることより実用性が高いと考える.
著者
浦部 浩之
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

【本報告の視点】 31万6000人もの死者を出した2010年1月12日のハイチ大地震から3年が経過した。この間に国際社会から注ぎ込まれた援助は一国に対する災害復興支援としては史上最大の90億ドル(約束額)にのぼる。しかしながら30万以上もの人が今なお仮設住宅にすら移れずテント生活を強いられており、復興の道筋はいまだ見えない。そればかりか、ハイチにはなかったはずのコレラの感染が震災10ヵ月後に突如始まり、2012年末までに死者は約8000人、感染者は国民の16人に1人に当たる64万人近くに達している。なぜハイチの状況はこれほどまで深刻なのか。 本報告では、報告者が2010年11月にJPFからの委嘱で被災者支援事業モニタリング・中間評価のために現地に派遣された際の調査、および2012年1月にハイチ・ドミニカ共和国国境で行った調査もふまえつつ、ハイチが自然災害に対して脆弱であることの政治・経済・社会にわたる構造的要因を、やや長期的視点に立って考察したい。【失敗国家ハイチの現状と繰り返される災害】 ハイチは1人当たりGDPが656ドル(2009年)にすぎず、国民の54.9%が1日1.25ドル以下(2000-08年)で暮らす西半球の最貧国である。汚職が蔓延り(2009年の腐敗認識指数は180ヵ国中168位)、統治の正統性も低い(2008年の民主主義指数は149ヵ国中110位)。2010年地震による被災が甚大化したことの背景には、ハイチがいわゆる「失敗国家」の状態にあり、災害に対する備えや災害発生後の対処能力を著しく欠いていたことがある。 それゆえハイチは、同じイスパニョーラ島で隣り合うドミニカ共和国、あるいはその他の島嶼国と比較しても、高い頻度で自然災害を被ってきた。たとえば2004年に島を襲ったハリケーン・ジーンによる被害はドミニカ共和国でも記録的なものであったが(死者23人、被災者2万2000人)、ハイチでは死者1870人、行方不明者870人、被災者約30万人にまで膨らんだ。【農業生産システムの破綻と食糧問題】 ハイチは貧困のために森林破壊が極端に進み、森林被覆率は3.8%しかない(2005年)。2004年ハリケーン災害が深刻化したのも、山麓の町が水位3mもの洪水に襲われたことにあった。 ハイチとドミニカ共和国の差異は、主食である米の生産と輸入の推移にも端的に表れている。ドミニカ共和国では過去45年間、人口増にともなう米の需要増を国内生産で賄い、2007年の米の自給率は96.9%に達している。ところがハイチでは農村の貧困と環境破壊による生産性の低下のために米の生産高は横ばいで、2007年には米の自給率は22.0%にまで下がった。 これにはいわゆるワシントン・コンセンサス後に推し進められた経済自由化も大いに関係している。つまり、1990年に史上初の民主的選挙で選出されながらクーデタで大統領職を追われたアリスティドは、米軍を中心とする多国籍軍の支援で政権復帰を果たした後の1995年、経済援助と引き換えに、米の関税率を35%から3%に引き下げることを受け入れた。これにより国内農業の衰退と食糧の輸入増がいっそう拡大することになった。ハイチの食糧需給は国際市況に大きく左右されるようになり、2008年4月には一次産品価格の世界的急騰がハイチ国内で群衆の暴動に発展し、内閣が退陣に追い込まれる事態にまでなった。【複雑な援助の方程式】 震災後、ハイチのプレバル大統領(当時)はWFPと米国政府に対し、国内農業への打撃を理由に食糧支援の停止を求めた。しかし食糧の不足に不満を募らせるハイチ市民が多いのも事実であり、プレバルの提起を否定する論調も強い。先進国の援助関係者はハイチ政府の腐敗を懸念し、しばしば政府を迂回して市民に直接、援助を届けてきた。しかし、支援団体が根こそぎハイチの優秀な人材を雇い入れるため、それがハイチの公的部門をますます弱体化させてきたとの矛盾もある。復興に向けた活動へのハイチの人々の関与が少ないことへの批判が国内外で根強い一方で、内政対立で数ヵ月にわたり組閣ができない事態が続くなど、ハイチ政府の統治も覚束ない。復興をめぐるさまざまな議論や批判が渦巻く中で、ハイチは国家の再建、防災の強化、農業の振興、食糧の安定供給、貧困の緩和、統治の強化など、複合的な課題に取り組んでいかなければならない。
著者
Indu Lata Kanwar Tanweer Haider Anju Kumari Sandeep Dubey Priyanka Jain Vandana Soni
出版者
International Research and Cooperation Association for Bio & Socio-Sciences Advancement
雑誌
Drug Discoveries & Therapeutics (ISSN:18817831)
巻号頁・発行日
vol.12, no.6, pp.329-340, 2018-12-31 (Released:2019-01-24)
参考文献数
79
被引用文献数
7 29

Acne vulgaris (AV) is the familiar chronic skin ailment affecting most of the individuals. This multifarious, disease involves the bacterium gram-positive, anaerobic Propionibacterium acnes (P. acnes) which resides on skin microflora, and participated in acne inflammation and acne lesions. The object of this review is to discuss presently available in vitro, ex vivo, and in vivo models to evaluate the cosmetic formulations that are developed for dealing and prevention of acne formation. These various available models offer new chances for further research on biologically active materials, drugs & pharmaceutical as well as cosmetics for acne treatment.
著者
津山 孝人 中村 将太 乗冨 真理 Radka Vladkova
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.128, 2017

<p>環境ストレスは光合成を阻害する。低温や乾燥により炭酸固定速度が低下すると光は過剰になり、葉緑体で活性酸素の生成を引き起こす。活性酸素は各種タンパク質および脂質を酸化し、光合成を不可逆的に阻害する。植物は光合成電子伝達反応を制御することで過剰光を安全に処理する。光合成電子伝達反応のうち、チラコイド膜における酸素還元反応は、その能力が被子植物よりも裸子植物の方が高い。酸素還元反応はフラボプロテインFlvによって触媒される。同タンパク質はらん藻から裸子植物まで保存されている。本研究ではまず、酸素還元反応の能力の評価法を確立するために、らん藻<i>Synechocystis</i> sp. PCC 6803のFlv1欠損株を作製した。酸素還元能は、暗適応後の試料に飽和光パルスを照射して誘導されるクロロフィル蛍光の強度の変化(蛍光減衰)により評価される。蛍光減衰は、野生株よりも欠損株の方が遅かった。これは、蛍光法により酸素還元能を正しく評価できることを示す証拠となる。一方、被子植物の酸素還元反応は小さいが、光化学系Ⅰ循環的電子伝達の能力は高い。裸子と被子、どちらの光合成制御が過剰光処理に有利かを議論する。</p>

1 0 0 0 OA 東京市職員録

出版者
東京市
巻号頁・発行日
vol.昭和10年7月, 1935
著者
高山 真一郎 高橋 良当 伊藤 威之 大森 安恵
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.29-33, 1997-01-30 (Released:2011-03-02)
参考文献数
13

CA19-9は膵胆道系悪性腫瘍で上昇するが, 非癌患者でも高値を示すことがある. 血中CA19-9値が著明に高値でLewis血液型抗原はa+, b-を示し, その後血糖コントロールの改善とともに血中CA19-9が低下したインスリン非依存型糖尿病の2例を経験した.症例1: 46歳女性.糖尿病経過中に血糖コントロールHbA1c 12.2%と不良となり同時に血中CA19-9も462 U/mlと高値を示した. Lewis血液型抗原はa+, b-で, 悪性疾患の合併は認めず, その後HbA1c 7.8%と血糖コントロール改善とともに血中CA19-9は41 U/mlまで低下した. 症例2: 62歳女性.糖尿病経過中HbA1c 9.8%と不良となり同時に血中CA19-9も240 U/mlと高値を示した. Lewis血液型抗原はa+, b-で, その後血糖コントロール改善とともに血中CA19-9は正常化した.症例1のように血中CA19-9が著明に高値を示し, 血糖コントロールの改善とともに低下した報告例はなく, 高血糖による影響が示唆された.
著者
渡邉 亮 遠藤 俊太郎
出版者
日本交通学会
雑誌
交通学研究 (ISSN:03873137)
巻号頁・発行日
vol.62, pp.125-132, 2019 (Released:2020-04-27)
参考文献数
10

近年、特に地方部において、公共交通の輸送需要の根源となる沿線人口が大きく減少しており、今後さらに人口減少が進めば、大量輸送に適した鉄道の特性が発揮できず、その維持が困難となることも想定される。本研究では、2018年3月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の地域別将来推計人口(平成30 年推計)」をもとに、JR線の沿線人口やその構成が今後どのようになるかを線区別に集計・分析した。その結果、今後人口が増加する線区でも定期旅客輸送のベースとなる年少人口や生産年齢人口の伸びは期待できないこと、輸送密度が低い線区ほど人口減少ペースが速いことなどが明らかとなった。
著者
川村 竜之介 谷口 綾子
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.I_335-I_344, 2013 (Released:2014-12-15)
参考文献数
26
被引用文献数
8

本研究は,都市空間における自宅・職場・学校以外の場所を「まちなか」と定義し,まちなかで人々に「居場所」として認知されている場所を分類し類型化すると共に,まちなかの居場所の有無と生活の質・地域への意識(地域愛着など)との関係性について明らかにすることを目的としている.具体的には,まちなかの居場所の有無や,生活の質・地域への意識に加え,既存研究を参考に作成したまちなかの居場所感を計測するためのWEBによるアンケート調査を実施した.分析の結果,特に飲食店や友人・親戚宅,図書館などが多くの人に居場所として認知されていること,居場所の有無と生活の質・地域への意識との間にはポジティブな関係があることが統計的に示された.また居場所感尺度の特徴の違いによって,まちなかの居場所を7種類に類型化することができた.
出版者
日本バレーボール学会
雑誌
バレーボール研究 (ISSN:13449524)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.14-19, 2008 (Released:2021-08-11)

The purpose of this study was to get some knowledge for effective coaching of movement of powerful spike in volleyball. Especially important factor about spike skill (1,2,3)was analyzed by an observational evaluation method for powerful and sharp spiking in movement of the swing phase. 1) Torso twisting on back swing. 2) Keep the hitting arms elbow at the same level with a line joining both shoulders. 3) Hitting the ball as keep the balance and returning from torso twisting. 1. As for the torso twisting a. More movement of the torso twisting is necessary for powerful and sharp spiking. 2. As for hitting arms elbow position on back swing. a. It is not effective directly that the hitting arms elbow is kept at the same level with a line .joining both shoulders. 3. As for movement and balance of the torso using well on forward swing. a. Torso movement and balance using well are necessary movement for powerful and sharp spiking on forward swing. b. Keeping good balance at the hitting phase is the basic movement for powerful and sharp spiking. c. These need for torso movement to focus on hitting position and to get the timing
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.130, pp.110-113, 2004-02

ドルやユーロといった外貨を売り買いすることで収益をあげる外国為替(以下,外為)取引。1998年の法改正で個人投資家でも取引できるようになり,国内でもにわかに注目され始めた。その外為取引システムを2台のWebサーバー構成で立ち上げ,約2年で数十億円の資産を預かるまでに成長したのが「外為どっとコム」(旧オリエント・トラディションFX)だ(写真1)。
著者
南澤 潔 古田 一史 三潴 忠道 寺澤 捷年
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.53, no.5, pp.515-519, 2002-09-20 (Released:2010-03-12)
参考文献数
20

抗生物質治療に抵抗性であった84歳男性の敗血症患者に対して, 黄耆建中湯が奏功した症例を経験した。患者の血液培養からは継続してクレブシエラが検出され, 明らかで無いながら感染源として腸管からの bacterial translocation が疑われた。2週間の抗生物質治療にも関わらず弛張熱と血液培養陽生が持続し, 菌交代現象が示唆された。このため抗生物質を中止の後, 黄耆建中湯単独にて加療したところ徐々に発熱, 炎症反応の低下が見られ, 抗生物質を再開することなく血液培養も陰性化し, 患者は完全に回復した。黄者建中湯は「虚労を治す」とされているが, 敗血症治療に奏功したとの報告は見られない。機序は明らかでないが, 黄耆建中湯が特に高齢者や免疫機能低下状態の重篤な感染症の治療に有用である可能性が示唆された。
著者
八田 徳高 福永 真哉 太田 富雄
出版者
川崎医療福祉学会
雑誌
川崎医療福祉学会誌 = Kawasaki medical welfare journal (ISSN:09174605)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.449-455, 2018

標準純音聴力検査の結果は正常であるが,日常生活,特に職場での聞こえの困難さを訴える成人2例に対して,聴覚情報処理に関する検査を実施し,聞こえの困難さについて分析を行った.また,聞こえの問題と同時に注意や記憶など他の背景要因の関連についても検討するために神経心理学的検査を実施した.その結果,2名とも聴覚情報処理に関する問題をもっていることが明らかになった.1名は,神経心理学的検査の結果では成績の低下はなく,聴覚情報処理障害の可能性が考えられた.もう一方の症例は,記憶及び注意に関する検査においても成績の低下がみられたことから,他の要因からくる聞こえの困難さが疑われる結果となった.このことから聴覚情報処理機能の評価では,神経心理学的検査を実施し,その背景にある要因について検証することの重要性を確認することができた.