著者
坂巻 正美
出版者
北海道教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

この創作研究は、北方先住民文化の研究調査をもとに進めた。その研究方法及び成果は、今も狩猟採集の知識を継承して生きる人々を訪ね、地域の歴史や取材先で出会う出来事を造形材料とし、自身の内的経験と重ね、インスタレーションとして表現する作品である。彫刻作品「けはいをきくこと・・・北方圏における森の思想」シリーズの創作研究を通じ、彫刻概念のひとつの拡張として現代社会に先住民の叡智を活用する方法をさぐることができた。
著者
岡本 真
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.56, no.11, pp.502-508, 2006-11-01
被引用文献数
1

図書館関係者向けに行った講演をベースに,図書館がWeb2.0に対応するためにとるべき方策を論じる。前半部ではWeb2.0とは何か,という問いをBlogやRSS, SNSの具体例を紹介しながら論じ,Web2.0における重要概念であるCGMの意義を述べる。後半部では,図書館は依然としてWeb2.0以前の段階にあり,Web2.0に対応していくには,利用者を巻き込んだサービス像の転換が必要であることを指摘する。その上で一例として貸出記録を活用することで,オンライン書店Amazonに比肩する図書館サービスの実現可能性を示唆し,そのために図書館が乗り越えるべき課題を指摘する。
著者
寺田 護 竹添 裕高 石井 明 記野 秀人 大野 民生 MOHAMED Abdu CHAN Boon T. NORHAYATI Mo NOOV HayatiM
出版者
浜松医科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1998

3年間の研究期間において、不法移民についてはネゲリ・センビラン州レンゲンにある抑留キャンプ、合法移民についてはセランガ州にあるカレー島のヤシ油プランテーションで、それぞれ3回、計6回の調査を実施した。被験者数は総計で741名であり、その内訳は不法移民308名、合法移民221名、マレーシア人労働者212名であった。不法移民についてはインドネシアが157名と過半数を占め、以下3名のアフリカ人の他はすべてアジア諸国からの移民であった。合法移民はほとんどがインドネシア人であった。また、マレーシア人はマレー系、先住民、インド系に区別できた。全体として不法移民が他の群に比べ寄生虫感染率が高かったが、中でも病原性原虫および外部寄生虫の感染率が高く、主に衛生状態の悪さを反映する結果と思われた。合法移民については不顕性マラリアが多く見られたことが特徴であったが、追跡調査で調べられた4名の被験者はいずれも陰性であった。これは母国への一時帰国に伴って感染した典型的な輸入寄生虫症と考えられた。対照群ではそれぞれの民族性に由来する生活習慣の違いが寄生虫感染にも反映していると考えられた。不法移民では出身国や職業の違いが感染状況にも反映され、移民の寄生虫相を考える上では重要な指標であることが示唆された。全体を通してマレーシアには見られない輸入寄生虫症は見つからなかったが、移民の持ち込む寄生虫はマレーシアの寄生虫感染を一定のレベルに維持するような働きを持つことが考えられた。また、合法移民は自由に国内を行き来できることから、感染を広める上で大きな役割を果たす可能性が示唆された。入国時あるいは定期的な健康診断がこうした輸入寄生虫症の対策として重要であると考えられた。
著者
関 喜史 福田 一郎 松尾 豊
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

SNSなどのWebサービスにおいて、ユーザ同士の交流を活性化させるためにユーザ推薦機能がある。 過去提案されてきた手法は既存の友人関係ネットワーク全体を利用するものがほとんどだが、本研究では多くのSNSに存在するコミュニティ機能のネットワーク構造を利用し、関係の属性を生かしたユーザ推薦手法を提案する。
著者
Nobuo MORIMOTO
出版者
Japan Association of Mineralogical Sciences
雑誌
Mineralogical Journal (ISSN:05442540)
巻号頁・発行日
vol.14, no.5, pp.198-221, 1989 (Released:2007-03-31)
参考文献数
31
被引用文献数
4 71

This is the final report on the nomenclature of pyroxenes by the Subcommittee on Pyroxenes established by the Commission on New Minerals and Mineral Names of the International Association. The recommendations of the Subcommittee as put forward in this report have been formally accepted by the Commision. Accepted and widely used names have been chemically defined, by combining new and conventional methods, to agree as far as possible with the consensus of present use. Twenty names are formally accepted, among which thirteen are used to represent the end-members of definite chemical compositions. In common binary solid-solution series, species names are given to the two end-members by the “50% rule”. Adjectival modifiers for pyroxene mineral names are defined to indicate unusual amounts of chemical constituents. This report includes a list of 105 previously used pyroxene names that have been formally discarded by the Commision.
著者
西村 拓一 福原 知宏 山田 クリス 孝介 濱崎 雅弘 中島 正人 三輪 洋靖 本村 陽一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

看護や介護の現場では複数の職種の人々が連携して継続的にサービスを提供している。しかし、患者や利用者の状況や処置履歴、備品や設備の状況、業務知識、役割分担に関して情報共有することは記録、共有、活用のそれぞれの段階で負担が大きい。そこで、本提案では、現場の従業員が参画したシステム開発を行うスタイルを提案し、このスタイルで開発している現場作業で必要な知識を共有する作業時点記録技術を提案する。

2 0 0 0 OA 地震と芭蕉

著者
一窓庵
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第1輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.7, no.9, pp.496-497, 1935-09-15 (Released:2010-03-09)

2 0 0 0 OA 古事類苑

著者
神宮司庁古事類苑出版事務所 編
出版者
神宮司庁
巻号頁・発行日
vol.地部21, 1914