著者
西川 亮 西村 幸夫 窪田 亜矢
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.80, no.710, pp.895-905, 2015
被引用文献数
1

&nbsp;This research focuses on the &ldquo;historical routes policy&rdquo; by the Cultural Affairs Agency in Japan. This paper aims to clarify 1) its philosophy, 2) the policy's influences on local areas and 3) this policy's difficulties.<br>&nbsp;The results are as follows;<br>&nbsp;1) The policy aims both conservation of the routes in the regional scale and walkable environment.<br>&nbsp;2) Not only the historical routes but also the heritage along the routes were listed and conserved.<br>&nbsp;3) Changes of the framework and the character of the historical routes made this policy difficult to succeed.
著者
沼尻 正之
出版者
追手門学院大学
雑誌
追手門学院大学社会学部紀要 (ISSN:18813100)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.57-72, 2010

外来宗教 / 現代日本 / イスラム教 / 上座部仏教 / 外国人労働者
著者
伊藤 慶明 木山 次郎 関 進 小島 浩 張建新 岡 隆一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.73, pp.17-22, 1995-07-20
参考文献数
17
被引用文献数
18

本稿では、人間と計算機の新しい対話形態,インタフェース・システムの提案を行う。本システムでは、マルチユーザによる音声とジェスチャのマルチモーダルな入力が可能で、これらの認識技術を統合することによって音声とジェスチャの同時かつ相補的な理解を実現する。さらに、システムの理解内容を合成音声と画像を通してリアルタイムにかつ漸次的にユーザにフィードバックすることによって、複数の人間と計算機との知的で、かつ豊かなコミュニケーションを実現する。本方式は、一種の思考の支援と考えることもでき、これを次世代のインタフェースと位置付ける。我々は、このインタフェースを実現するために、frame?wise and realtime spotting技術を用いて、複数話者による音声とジェスチャの同時認識/理解リアルタイム統合インタフェースシステムを試作した。This paper proposes a new type of dialog system, or interface system between men and computers. This system allows multi-modal input of speech and gesture by multiple users, and enables simultaneous and complimentary understanding for speech and gesture by integrating both recognition technologies. It realizes intellectual and affluent communication between multiple users and computers by real-time and gradual feedback of understanding state in the system, using synthesis speech and graphics image. The system can be thought as a novel interface system as it gives users a sense of reality and unity. We realized such a real-time interface system that integrates speech understanding and gesture understanding by multiple users.
著者
水内 豊和 成田 泉
出版者
富山大学人間発達科学部附属人間発達科学研究実践総合センター
雑誌
教育実践研究 : 富山大学人間発達科学研究実践総合センター紀要 (ISSN:18815227)
巻号頁・発行日
no.10, pp.91-95, 2015-12

広汎性発達障害者のもつ他者心情理解の弱さ等に起因する対人トラブルについて,その事案への事後指導はもちろんであるが,日常の生活の中で機会をとらえて指導していくことも必要である。本論では,異性へのつきまとい行為で職場から相談のあった広汎性発達障害成人Aに対し,自然な生活文脈の中で他者視点取得の機会を作り,全6回の相談支援をおこなった。その結果,家族へのクリスマスのプレゼントを考えるという身近なライフイベントの中で,Aにとって「社会的に望ましい気持ちの伝え方」を知り,また「相手にうれしいと思うことをすることは自分もうれしい」というように,さらなる向社会的行動につながる気持ちの深まりがみられた。
著者
荒川 麻里
出版者
筑波大学教育制度研究室
雑誌
教育制度研究紀要
巻号頁・発行日
no.3, pp.11-26, 2002-03

教育の場において暴力を排除すべきであるということは、けっして自明のことではない。とりわけ家庭内においては、殴打、鞭打ち、監禁、または性的虐待に当たるような行為であっても、社会的に容認、あるいは是認さえされてきた経験 ...
著者
劉 宇婷
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 = NIHON KENKYŪ
巻号頁・発行日
vol.57, pp.221-242, 2018-03-30

太宰にまつわる「伝説」の一つに桜桃忌がある。これは太宰治の命日で、俳句の「夏」の季語にもなっている。発足当時の桜桃忌は、太宰と直接親交のあった人たちが遺族を招いて、桜桃をつまみながら酒を酌み交わし太宰を偲ぶ会であった。常連の参会者の中には、佐藤春夫、井伏鱒二、亀井勝一郎、檀一雄、野原一夫などがいた。そしていつの間にか、桜桃忌は全国から十代、二十代の若者などが数百人も集まる青春巡礼のメッカへと様変りしていった。多い時期に千人以上も訪れたという。まさに"季節の風物詩"の一つになっている。 本研究は、主に文化としての「桜桃忌」に焦点をあて、新聞の桜桃忌の語り方と太宰の「有名性」の関係について論じた。計量テキスト分析ソフト「KHCoder」を使った内容分析からわかるように、新聞が大いに語ったのは、「命日」に「禅林寺」で「行う」桜桃忌、心中と関連付けられる桜桃忌、大勢の女性「ファン」が訪れる桜桃忌である。このような新聞の語りをつうじて、魅力的な太宰治と桜桃忌のことが伝わり、情報が広がった。これが要因となって、桜桃忌の参加者はますます増えていった。そして、逆に新聞メディアの桜桃忌報道を促すに至った。そのような「社会的出来事―ニュース―社会レベルでの認知・態度・行動―社会的出来事」の循環の中で、太宰治の「有名性」が構築されてきたと思われる。一方、桂英澄の『桜桃忌の三十三年』、雑誌の桜桃忌関連記事との比較の中で、カリスマに群がる「ファン」、桜桃忌参加者のもうひとつの顔、及び「桜桃忌」という表象が新聞メディアではあるステレオタイプで表現されてきたことがわかった。新聞がこのように物語を作ったのは、1960年代前後から太宰治は文学史に一定の地位を占める存在となり、「合意の空間」に入ったためである。この空間における新聞ジャーナリストの役割は、作家の神話性を支持し、称賛することにある。そして、作家の神話性を揺がす言説は、新聞ジャーナリストにより、公的な場から排除されるのである。
著者
貫 行子 長田 乾 川上 央
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.111, pp.35-40, 2004-11-05
被引用文献数
1

"好きな音楽による快感情の癒し"に着目して、(1)脳波変動、(2)聴取前後の気分変化、(3)音楽選好と性格特性との関係、(4)刺激音楽のスペクトルパワー分析の4側面からアプローチし、それらの関連性を探った。対象者は健常成人の若年と中高年男女32名、音楽刺激は民謡、ロック、クラシックなど6曲で計18分聴取。脳波は32極から導出し、聴取中の平均周波数と周波数ゆらぎの傾き係数を算出した。聴取後 POMSの項目で気分が上昇したのは「活気」であり、減少したのは「抑うつ、混乱、緊張、疲労」の順であった。YGテストによる性格特性と音楽の好みには若干の関連が見られた。好みの違いは、性差よりも年代差の方が大きい。As a neurophysiological parameter of pleasure-emotion, the frequency of alpha activity was analyzed in relation to the changes in mood (using POMS), their preference of music and personality ( using YG-test) during listening to music stimuli. Subjects were healthy 32 persons (young, old aged, male and female). As a stimuli, 6 music were selected, Akita folk song, Rock, Classic and so on . Power spectrum of music were analyzed. Listening time was total 18 minutes. Based on 32-channel scalp EEG ,frequency fluctuation of alpha wave were calculated. After listening,"Vigor"was increasedand "Depression","confusion","Tension", "Fatigue"were decreased in order on POMS. Personality and music preference were a few related on YG-test. Difference of music preference had more influence to age than gender.
著者
小野 修三
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 社会科学 (ISSN:13425390)
巻号頁・発行日
no.23, pp.68-52, 2012

はじめに第一章 埼玉県庁への出仕第二章 司法省への出仕第三章 内務省警保局長としておわりに
著者
土本 俊和
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.62, no.500, pp.221-228, 1997
被引用文献数
4 3

This paper deals with urban formation of "chou" especially by "Koya-gake" which meant to build rude buildings to meet an immediate need. In Kyoto the rapid urbanization was prompted by the construction of Juraku-dai from 1586 onward. "Koya-gake" formed "Koya-no-chou" close to Juraku-dai. The form could be seen through Daichuh'in archives which recorded the width, but not the depth, of each premise in "Koya-no-chou" of 1587. This showed that "Koya-no-chou" was urbanized only in the land facing on streets. The paper concludes that the construction boom changed only the surface of blocks at the first urban dynamics.
著者
市川 守
出版者
日本犯罪心理学会
雑誌
犯罪心理学研究 (ISSN:00177547)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.18-44, 1988
被引用文献数
1

<p>本研究は,1980年に全国の少年院を出院した男子3,320人について,出院後2年間の再逮捕状況を調査し,少年の処遇類型別に再犯の有無と11要因(①出院時の年齢,②施設収容歴,③出院時の引受人,④在院日数,⑤在院1月当たりの面会回数,⑥少年院送致決定にある非行の種別,⑦非行時の学職状況,⑧非行時の所在,⑨知能指数,⑩非行時の実父母の有無,⑪非行時の家庭の生活程度)との関係を分析したものである。その結果,全体では施設収容歴の有無が最も再犯の有無と密接な関係にあったが,初等少年院一般短期処遇の出院者では非行時の居住状態が,特別少年院の出院者では在院期間が,それぞれ施設収容歴と同様に再犯の有無と密接な関係にあることがわかった。一方,中等少年院で交通短期処遇の出院者や人格の未熟な処遇類型に分類された少年では,施設収容歴がさほど再犯と密接に結び付いていなかった。比較的非行性の浅い者を処遇する中等少年院交通短期処遇や非行性の進んだ者を処遇する特別少年院では,全体で行なった分析結果よりも処遇類型別に行なった分析結果の方が予測の効率は高まった。今後の研究の課題としては,より優れた再犯原因の理論とそれに裏打ちされた因子の測定,及び最適な確率モデルの作成を行ない,合わせて実務に即した研究を行なっていくことが必要である。一方,再犯により刑務所に収容されていた144人の意識調査によれば,出院後における家庭環境の悪化とともに,離職一家出一暴力団への加入一覚せい剤濫用という,典型的な再犯に至る課程が明らかにされ,出院後の出来事に対する対処の仕方や更生への意欲が再犯に大きな影響力を持ちうることが再確認された。</p>
著者
長野 留美子 小林 洋子 大杉 豊
出版者
筑波技術大学学術・社会貢献推進委員会
雑誌
筑波技術大学テクノレポート (ISSN:13417142)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.31-35, 2019-03

耳のきこえない女性(以下「ろう女性」とする。)は,「障害者」と「女性」という二重差別の中で言語化の機会も乏しく,1950 年代まで抱える課題が可視化されてこなかった存在である。本報告では,「ろう女性」に焦点をあて,聴覚障害当事者団体の機関紙である日本聴力障害新聞の戦後の創刊当初から2014 年までを対象に「ろう女性」に関する記事を抽出し,データベースを作成した経緯について述べる。
著者
坂田 由紀子
出版者
京都女子大学食物学会
雑誌
京都女子大学食物学会誌 (ISSN:02893827)
巻号頁・発行日
no.49, pp.p53-64, 1994-12
被引用文献数
2
著者
鈴木 俊明 鬼形 周恵子 谷 万喜子 米田 浩久 高崎 恭輔 谷埜 予士次 塩見 紀子
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.A1506, 2008

【目的】第9回アジア理学療法学会にて鍼灸医学の循経取穴理論を理学療法に応用し開発した経穴刺激理学療法を紹介した。循経取穴は、症状のある部位・罹患筋上を走行する経絡を同定して、その経絡上に存在する経穴を鍼治療部位とする理論である。経穴刺激理学療法は、動作分析から筋緊張異常が問題であると判断した場合に用いる。筋緊張抑制には垂直方向、筋緊張促通には斜方向から治療者の指で経穴を圧迫する。本研究では、胸鎖乳突筋に対応する経穴のひとつである左合谷穴への経穴刺激理学療法により右頸部回旋動作の主動作筋である左胸鎖乳突筋と右板状筋の運動前反応時間を検討し、右合谷への経穴刺激理学療法によるPMTの変化が胸鎖乳突筋に特有な変化であるか否かを検討した。<BR>【方法】本研究に同意を得た健常者9名(男性7名、女性2名、平均年齢33.2±7.7歳)を対象とした。座位で、経穴刺激理学療法(Acupoint Stimulation Physical Therapy:ASPT)前後に音刺激を合図に頸部右回旋を連続10回実施した際の左胸鎖乳突筋、右板状筋の音刺激より筋電図出現までの時間である運動前反応時間(pre motor time:PMT)を測定した。ASPTは、検者の指で痛みを伴わず耐えられる最大の強度で、筋緊張促通目的で用いる斜方向に左合谷を5分間圧迫した。ASPT群の左胸鎖乳突筋、右板状筋のPMTは、安静時、刺激終了直後、10分後、20分後、30分後に記録し、安静のPMTを1とした時の相対値(PMT相対値)で比較した。コントロール群としてASPTを行わずに同様の検査を実施した。<BR>【結果】ASPT群の左胸鎖乳突筋のPMT相対値は刺激直後0.98、10分後0.96、20分後0.95、30分後0.93であり、刺激直後より刺激30分後まで短縮する傾向であった。ASPT群の右板状筋のPMT相対値は刺激前後で変化を認めなかった。また、コントロール群でも時間経過によるPMTの変化は認めなかった。<BR>【考察】ASPTは循経取穴という経絡・経穴を用いた治療理論を理学療法に応用した方法である。今回用いた合谷は胸鎖乳突筋上を通過する手陽明大腸経に所属する経穴である。PMTは中枢神経機能を示す一つの指標である。左合谷への5分間のASPTにより左胸鎖乳突筋のPMTが短縮したことから、合谷への圧刺激は胸鎖乳突筋に対応した中枢神経機能の促通に関与したと考えられた。しかし、手陽明大腸経とは関連しないが右頸部回旋動作の主動作筋である右板状筋のPMTは合谷刺激で変化なかったことから、経穴刺激理学療法における効果は循経取穴に関連した経絡・経穴の影響が関連していると考えられた。<BR>【まとめ】左合谷への5分間の経穴刺激理学療法は、循経取穴に関連した左胸鎖乳突筋に対応する中枢神経機能の促通に関与すると考えられた。
著者
クロス ロバート
出版者
同志社大学
雑誌
言語文化 (ISSN:13441418)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.89-115, 2010-12

シャーム・ベネガル監督のデビュー作品である『Ankur/(邦題)芽生え(1973年)』は、インドの芸術映画の功績である。この物語は、インド初代首相であるジャワハルラール・ネルーのリベラルな人道主義的イデオロギーを、ベネガルが終生信奉していることを明らかにしている。非宗教的で、平等かつ近代的な、新しい独立国家インドを創出するという、ネルーの壮大なプロジェクトは、不可触民や女性の権利を保護することを目的にした社会改革や、近代的なインフラを整備するための技術的な戦略、若い世代をはぐくむ教育的で文化的な活力を含んでいた。しかしながら、ネルー時代(1947年〜64年)の業績は一様でなく、ネルー自身の残したものについては論争がある。『芽ばえ』のイデオロギー的背景にあるのが、後に失敗に終わる「ネルー主義のプロジェクト」のこの初期の期待である。ベネガルは、インドの社会を変える最大の希望は、女性の手の中にあるとするネルーの基本的な信念に共感している。そのため、『芽ばえ』の主人公は、非抑圧的階級である不可触民であるラクシュミであり、物語は、封建的で家父長的な抑圧にもかかわらず、彼女が自分の能力を高めていくというドラマになっている。本稿は、『芽ばえ』が、ベネガルがネルー時代の失敗を認めると同時に、インド社会の再生のためには、それでもなおネルー主義のイデオロギーが最善の方法である(少なくとも映画が公開された1973年時点では)と信じていることを表現していると主張する。したがって、本稿で呼ぶ「ネルー主義の女性」である、ラクシュミが象徴する人物は、ネルーが1947年に構想した、非宗教的でより公正で進歩的なインドのための、ベネガルが抱く指導者像である。
著者
大島 早由里 内藤 彰 中島 晃 細谷 律子 石川 裕惟
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.41, pp.249-250, 1990-09-04

近年、操作マニュアルや広告など、従来では考えられなかったものまでマンガを使って表現されるようになった。また、文書作成においても、年賀状の挿絵などの複雑な図形を作成するニーズが高まっている。しかし、現状の図形作成ソフトウエアは、マンガのような複雑な図形の作成には適していない。本稿では、パーソナルワープロ向けに開発した、マンガ作成ソフトウエア、マンガプロセッサを提案する。