著者
倉田 信彦 蜂須賀 丈博 栃木 宏介 鹿野 敏雄 橋本 好正 森 敏宏
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.569-577, 2016-06-01 (Released:2016-06-17)
参考文献数
19
被引用文献数
2 2

腎移植後に悪性腫瘍の罹患率が上昇することがわかってきたが,手術や周術期管理に関する報告は少なく,周術期の最適な免疫抑制療法,腎機能への影響,術後合併症などはわかっていない.我々は腎移植患者における直腸癌3例,膵腫瘍1例(1例は同時性重複腫瘍)の手術を経験した.周術期に経口摂取が不可能となる消化器癌手術であっても,免疫抑制剤を周術期は静注とし,術後早期に経口へと切り替えることで,特に腎機能を悪化させずに管理可能であった.ステロイド長期内服に伴う創傷治癒遅延,縫合不全などは大きな問題とならなかったが,1例に回盲部炎,クロストリジウム腸炎を認め,免疫抑制剤が関与している可能性があった.感染に対しては,より慎重かつ迅速に対応する必要がある.また,通常とは異なる術後合併症が起こる可能性があるため,移植医療に従事していない科が手術を担当している場合は,密に連携をとって周術期管理を行うべきである.
著者
秩父三郎
出版者
桜書房
巻号頁・発行日
1948
著者
橋本 斉
出版者
関西学院大学
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.p112-125, 1994-05
著者
中野善達 中田 英雄 (訳)
出版者
筑波大学教育研究科カウンセリング専攻リハビリテーションコース
雑誌
筑波大学リハビリテーション研究 (ISSN:09178058)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.25-40, 1994-03-31
被引用文献数
1

第48回国連総会は、1993年9月に開催された。その12月20日、満場一致で決議「障害をもつ人びとの機会均等化に関する基準原則(Standard Rules on the Equalization of Opportunities for Persons with Disabilities)」が採択された。この基準原則は、医療、リハビリテーション、教育、雇用など ...

1 0 0 0 OA 蜻蛉日記 3巻

著者
藤原道綱母
出版者
天王寺屋源右衛門
巻号頁・発行日
vol.[3], 1697

1 0 0 0 OA 甲斐国志

著者
松平定能 編
出版者
温故堂
巻号頁・発行日
vol.第120巻 附録第2,第121巻 附録第3, 1884
著者
阿部 純一
出版者
学術雑誌目次速報データベース由来
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.275-281, 1987
被引用文献数
1 2

This paper describes a theory of human melody perception and his final-tone extrapolation behavior, enbodied in a computer simulation model called FTES 2. Related experimental findings were also presented. The processes used by an expert musician in extrapolating final-tones and the computer simulation of these processes are contrasted and discussed. The theory consisted of a few general rules and several personal “tonal” processing rules. The present findings indicate that interpretation of a melody depends, in large part, on the characteristics of the “tonal” rules.
著者
小泉 勝志郎 須栗 浩樹 深見 嘉明
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.281-284, 2018

81歳の高齢者である若宮正子さんに初心者状態からプログラミングを教え、iPhoneアプリをリリースするまでに至り、世界的にも大きく報道された。ここではゴールに向けた必要最小限の教育を行っている。高齢者の場合、職業としてプログラマーになるわけではない。ゴールに向けた必要最小限の教育は高齢者に非常に適した教育と考える。高齢者にプログラムを教えることは高齢者の知的生産能力の向上、高齢化大国日本を逆に活用できるものである。本研究では、同様の手法による教育を他の高齢者に対して実証実験を行なっている。この実証実験の結果から高齢者に適した教育を考察する。?
著者
野地 秩嘉
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1891, pp.56-59, 2017-05-15

名古屋トヨペットは全国に280あるトヨタ系ディーラー(販売店)のひとつで、トヨペット店52社のなかで、2番目に販売台数が多い。トップの東京トヨペットはトヨタの100パーセント子会社だから、独立した企業ではナンバーワンだ。販売の異変 現在のトップは小栗…
著者
山内 廣隆
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

研究成果は『ヘーゲルから考える私たちの居場所』(晃洋書房)に凝縮されている。この本は昨年十一月に出版された。この研究の成果は以下のようにまとめられる。(1)国家と宗教の関係のあるべき姿を提示できた。(2)現代アメリカの新自由主義批判のための、理論的根拠を構築できた。以上の二つの成果を、私はドイツ実践哲学の代表者ルートヴィヒ・ジープのヘーゲル解釈に依拠しながら、導き出すことができた。
著者
西堀 すき江 小濱 絵美 加藤 治美 伊藤 正江 筒井 和美 野田 雅子 亥子 紗世 廣瀬 朋香 羽根 千佳 小出 あつみ 山内 知子 間宮 貴代子 松本 貴志子 森山 三千江 山本 淳子 近藤 みゆき 石井 貴子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.31, 2019

<p>【目的】昭和50年代までは『尾張の嫁入りは派手』といわれ,花嫁道具一式を積んだトラックに紅白幕をかけて嫁ぎ先へ運んだり,菓子撒きをしたり,豪華な料理や引き出物を用意した。このような,一世一代の行事は派手に祝うが,通常は倹約をし質素な生活をするのがこの地方の特徴であった。</p><p>【方法】愛知県を(1)名古屋市,(2)尾張水郷(海部),(3)尾張稲沢(尾張北部),(4)愛知海岸(知多,西三河・東三河の海岸,渥美),(5)西三河・安城,(6)東三河・豊橋,(7)愛知山間・奥三河の7地区に分け,聞き書き調査と料理の撮影を行った。聞き書き調査は,平成24・25年,料理の撮影は平成27年に行った。聞き書きは,各地区に長年暮らし,その地域の家庭料理を伝承されている方を調査対象者とした。撮影に当たっての料理作成は,聞き書き対象者や各地区で伝統的家庭料理の保存活動を行っている団体・個人などに依頼した。先の調査を収録した『日本の食生活全集23 聞き書 愛知食事』を参考にした。</p><p>【結果および考察】名古屋を含む尾張地区では稲作や野菜栽培が盛んで,副菜も地場でとれた野菜を生で食す以外に乾燥させたり,漬物にしたりして利用した。また,名古屋コーチンに代表される養鶏が盛んで,なんぞ事の時に鶏肉(かしわ)や卵が食された。海岸地区は伝統野菜の蕗をはじめ種々の野菜が栽培され,小魚や海藻の佃煮も多く利用されていた。三河の安城地域は,不毛の台地安祥(あんじょう)ヶ原と言われていたが,明治用水建設後は日本のデンマークと称されるようになり,農作物が豊富に栽培された。大豆・落花生も畦に作られていた。愛知山間部では山菜やきのこ,川魚などで佃煮を作り常備菜としていた。へぼなどの昆虫食も利用していた。</p>
著者
野地 大樹 堀田 昌英
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F4(建設マネジメント)
巻号頁・発行日
vol.75, no.1, pp.38-50, 2019
被引用文献数
1

<p> わが国の水道事業は管路等の施設が今後一斉に更新期を迎える一方,人口減少による収入の減少が予測され,事業の持続可能性に多くの問題を抱えている.その解決策として官民連携手法,とりわけコンセッション方式への注目が高まっているが,現状では水道施設の大部分を占める管路の維持管理・更新が民間事業者の事業範囲から除外される事例に占められており,その効果は限定的である.本研究ではコンセッション方式において,民間事業者へのインセンティブ付与のために事業実績に応じて契約延長及び追加的報酬の効果を定式化し,千葉県柏市水道事業の実際のデータを用いて分析を行った.その結果,管路の維持管理・更新まで含めたコンセッション契約を行う場合,事業実績に応じて契約延長を行う方法が適当であることを示した.</p>
著者
戸田 善治 竹内 裕一 姜 雪婷 三浦 輔 宮田 知佳 山本 晴久 和田 敦実
出版者
千葉大学教育学部
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要 (ISSN:13482084)
巻号頁・発行日
vol.61, pp.133-143, 2013-03

本稿は,2011年度に社会科教育教室が開講した大学院授業「授業研究(社会)」における大学教員と大学院生の共同研究の報告である。日本政府は1990年に「入管法」を改正,すべての外国人を就労可・不可にはっきりと区別し,不法就労外国人に対する取り締まりを開始した。一方で,「定住者」資格を認めたブラジル・ペルー出身の日系人に就労を許可し,さらに「研修・実習」制度を中小企業にも活用しやすいように規制緩和し,事実上の就労を認め,この制度の目的が「途上国への技術移転,人材育成」であると一貫して主張してきた。これに対して,受け入れ企業は「単純労働力確保」,中国人実習生は「カネ稼ぎ」を目的とし,この両者間ではWIN-WINの関係にあり,日本政府のいう制度の目的とその運用実態には大きな乖離がある。そこで,この乖離状態に着目し,「外国人技能実習制度」の是非及びその改革案について考える授業を開発した。
著者
高橋 順子
出版者
田園調布学園大学
雑誌
紀要 (ISSN:02875268)
巻号頁・発行日
no.33, pp.39-46, 2001
著者
安井 一民 中川 覃夫 沢 嘉也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.381-386, 1982-07-15
被引用文献数
3

オンライン・システムに代表されるコンピュータ・システムの利用の高度化に伴い システムに対する高信頼化の要求が急速に高まってきている.オンライン・システムにおいて システム障害時に行わなければならない最も大切なことは 早急かつ確実にシステムを復旧させることであり そのために動作可能なシステムを できるだけ早く再構成することである.ここでは マルチ・プロセッサ・システムで構成されている汎用コンピュータ・システムが オンライン・システムの障害時のバック・アップ要求に応じて 二つの独立なパーテイション・システムとしてシステムを再構成する.そのとき 一方をオンライン・システムのバック・アップ用に 他方を汎用処理用に再始動させ オンライン・システムの回復を早期に実現するようなモデルを設定する.また オンライン・システムからの要求を考慮して汎用コンピュータ・システムの故障を定義し マルコフ再生過程の手法を用いて 定常アベイラビリティ 故障までの平均時間 単位時間当りの平均システム故障回数を求める.さらに この結果を利用して オンライン・システムからの要求を満たす確率や拒否する確率 汎用処理業務が正常に行われている確率なども求める.最後に 数値例を示し種々の議論を行う.
著者
戸板 律子
出版者
広島大学大学院総合科学研究科欧米文化研究会
雑誌
欧米文化研究 = Studies in European and American cultures
巻号頁・発行日
no.22, pp.99-115, 2015

Ludwig von 88, un des groupes les plus populaires des années 80-90, a créé un mini-album intitulé Hiroshima – 50 ans d'inconscience. Sorti en août 1995, c'est-à-dire année qui commémorait le cinquantième anniversaire du bombardement de Hiroshima, l'album retrace en six titres l'histoire de cet événement, commençant par la création de la première arme nucléaire jusqu'à la conséquence tragique de son utilisation.L'analyse des textes et du son permet de comprendre que le groupe s'est considérablement documenté pour produire une matière verbale et sonore capable de transmettre à la jeunesse française l'expérience de Hiroshima.Les textes sont écrits sans deuxième degré ni exagération ni cliché facile. Par la diversification du schème narratif et la personnification d'objets tels que la bombe ou l'avion, les auditeurs sont invités à suivre l'événement par leur propre imagination plutôt que par l'acceptation passive du point de vue du groupe qu'ils admirent. Et ils sont incités à en savoir plus grâce à un livret de 32 pages rempli de documents. Enfin, par ses choix musicaux et ses arrangements, le groupe ajoute à la puissance entraînante des sons et des rythmes, des matières et des effets sonores variés qui rendent chaque titre plus évocateur et donnent une cohérence au récit que porte l'album entier.Ce travail sérieux et sincère, réalisé par de jeunes artistes nés et vivants loin de Hiroshima mérite notre attention.