著者
鈴木 知準
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1077-1082, 1971-11-15

Ⅰ.はじめに さきに慈恵大学の野村1)は,森田が神経質の治療法を考究したとき,永平寺の修行を参考にしたのではないかと論じている。これは極めて興味深い発言であり,このことに関する論説はまだ発表されていない。森田の著書,論文を読んでも永平寺のことにふれているものはみあたらないようであるので,森田が永平寺の修行様式から直接影響をうけたことはないもののように思惟される。 しかし,新福2)のふれているように日本の禅的文化の背景下にそだった森田によって発見されたこの療法技法が,道元と同じかあるいは極めて近縁の道を歩むに至ったと考えるのが当を得ているようである。以下森田の療法と道元の永平寺の修行の相似相関について考察してみたい。
著者
早川 光 小笹 泰宏 成田 有子 射場 浩介 山下 敏彦
出版者
金原出版
巻号頁・発行日
pp.1041-1043, 2017-07-01

野球歴のある7 歳男児のPanner 病を経験した。初診時は上腕骨小頭骨端核の骨透亮像は限局しており,離断性骨軟骨炎と診断した。その後の経過で,骨端核全体の分節化が出現したためPanner 病との診断に至った。安静,生活指導による保存加療を行い症状は消失し,7 カ月後より投球練習を開始,最終経過観察時には制約なく野球が可能となった。
著者
村上 登司文
出版者
広島大学平和センター
雑誌
広島平和科学 (ISSN:03863565)
巻号頁・発行日
no.42, pp.17-37, 2021-03

本研究は、JSPS科研費17K04684(平成29年度~31年度、基盤研究(C)「戦争体験継承に対する当事者意識を次世代に育てる教育の比較社会学的研究」)の助成を受けたものである。
著者
水谷 秀樹
出版者
富山大学人間発達科学部
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.239-245, 2010

本研究は,登山が戦技として位置づけられる状況の中で,当時の立山登山はどのような目的をもって実施されていたのか,また,立山は当時の社会状況のなかでどのように位置づけられていたのか,その実際を当時の県内新聞社(富山日報社・北日本新聞社)の新聞報道から明らかにしたい。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.973, pp.42-45, 2018-09-13

特に多かったのがIT関連のスキルや提案力の不足に関する不満だ。「先端技術に関してベンダーの提案力が昔と比べて弱くなってきている」(製造業の回答者)といった声だ。AI(人工知能)やクラウドなど新技術に関して問題視する意見が目立った。
著者
小野 紀明 堀田 新五郎 小田川 大典 藤田 潤一郎 森川 輝一 平野 啓一郎
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

研究課題について、社会思想史学会で二度の「政治と文学」研究セッションを組織したほか(2008、2009年)、芥川賞作家の平野啓一郎氏をゲストに招いて「政治と文学」座談会を実施した(2010年)。また、それぞれのメンバーが研究課題についての個別研究を刊行した。代表的なものとして小野紀明『ハイデガーの政治哲学』(岩波書店、2010年)と森川輝一『〈始まり〉のアーレント』)岩波書店、2010年)が挙げられる。
著者
大石 了三 江頭 伸昭 伊藤 善規 江頭 伸昭 伊藤 善規
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

ポリエン系抗真菌薬のアムホテリシンBは、腎細胞膜のコレステロールに結合してポアを形成し、細胞内へのNa^+流入ならびに、小胞体およびミトコンドリア由来のCa^<2+>上昇を引き起こすことで、腎細胞にネクローシスを引き起こすことが明らかとなった。加えて、アムホテリシンBによる腎細胞内のCa^<2+>上昇およびミトコンドリア機能障害には、MAPキナーゼの活性化が重要な役割を担っていることが明らかとなった。
著者
橋本 理
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.5-42, 2007-03-25

This paper reviews and explains the significance and issue of community business. First it introduces points of contention in community business by comparing studies on non-profit organizations. Then, it explains that how the local and national Japanese governments have dealt with this issue. 本論文は、コミュニティビジネス論の展開を整理し、コミュニティビジネスの意義と問題点を明らかにすることを目的としている。第1に、コミュニティビジネスに関する議論がどのように展開されてきたかをNPO研究との比較のなかから整理する。第2に、コミュニティビジネスが国や自治体における政策のなかでどのように位置づけられてきたかを明らかにする。
著者
石上 恵一 星野 浩之 武田 友孝 月村 直樹 高山 和比古 青野 晃 大岩 陽太郎 濱田 久 島田 淳 片山 幸太郎 大木 一三
出版者
社団法人 日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科学会雑誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.481-487, 1992-06-01 (Released:2010-08-10)
参考文献数
17
被引用文献数
2 2

Recently, sports dentistry has attracted attention as a field of sportsmedicine. Since the stomatognathic system and the systemic condition closely affect with each other, we have studied both of them objectively, physiologically and scientifically.Archery is a sport requiring static concentration of thought, and it seems to be extremely important for this sport to control a basic posture at the time of aiming at a target.This study was carried out for the purpose of obtaining a fundamental data on how a bite raising for vertical position by a resin splint, which maintained stable occlusion, influenced gravity fluctuations in posture at the time of aiming at a target.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケーション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.416, pp.128-131, 2004-06-14

NTTの地域通信部門がNTT東日本とNTT西日本に分かれて5年。両社は,2年前から連携する動きを強め始めた。これに競合事業者は,分割した意味がないと訴える。「再々編」の必要性を叫ぶ声もある。東西NTTの内部にも,悪影響が出始めた。東西NTTは,このまま完全連携に向かうのか。 「NTT東日本の副社長が,なんとNTT西日本の社長に就任した。