著者
滝脇 弘嗣
出版者
The Society of Cosmetic Chemists of Japan
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.3-9, 1998-03-20 (Released:2010-08-06)
参考文献数
55

皮膚科学では病理組織学や生化学, 細胞生物学などの手技を用いたin vitroの研究が中心であり, in vivoで行われる生理学的研究は少なかった。その理由のひとつに, 生理学的検査に必要な方法が普及していなかった事があげられるが, 電子工学やコンピューターの飛躍的発展に伴って様々な機器が開発・実用化され, 皮膚の性質や状態を非侵襲的に計量し, モニターできるようになった。工学的手法を用いて皮膚をin vivoで計測する新しい分野は皮膚計測工学と呼ばれ, 皮膚科の研究や臨床へ応用されつつある。その現状や問題点について概説した。
著者
源智 [撰]
出版者
[書写者不明]
巻号頁・発行日
0000
著者
山形 知実
出版者
オープンアクセスリポジトリ推進協会
巻号頁・発行日
2020-10-09

オープンアクセス新任担当者研修「オープンアクセスの概要(プログラムA)」会場:オンライン日時:2020年10月9日(金)14:00-16:00 2020年10月12日(月)14:00ー16:00

1 0 0 0 OA 時間栄養学

著者
柴田 重信
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.9, pp.641-646, 2012-09-01 (Released:2013-09-01)
参考文献数
12
被引用文献数
1 1
著者
安原 主馬
出版者
公益社団法人 日本油化学会
雑誌
オレオサイエンス (ISSN:13458949)
巻号頁・発行日
vol.20, no.6, pp.275-282, 2020 (Released:2020-06-10)
参考文献数
29

細胞膜は,細胞質を外界から区画化するための隔壁としてのみならず,シグナル伝達,物質輸送,エネルギー生産といったさまざまな生命機能によって不可欠な界面である。これら細胞膜の重要な機能は,脂質二分子膜と膜タンパク質の機能的連携によって実現しており,膜を標的とする新規な生物活性剤を開発する際には,膜中での分子間相互作用を理解し,制御するアプローチが不可欠である。膜タンパク質や膜に結合する機能性ペプチドは,分子内で緻密に配列された親水性および疎水性アミノ酸残基に由来する両親媒性構造を持っている。バイオミメティクスの概念に基づき,天然に存在する膜タンパク質の機能や構造上の特徴を人工の分子骨格によって模倣することができれば,細胞膜に作用することで機能を発現する全く新しい生体材料が設計できると期待される。本総説では,膜に作用することで機能を誘導する両親媒性ポリマーを設計するアプローチについて,模倣対象となる天然のタンパク質またはペプチドとの比較とともに概説する。具体的には,天然の抗菌ペプチドを模倣することによって設計された,耐性の獲得および宿主細胞への毒性のリスクが低く,高い抗菌活性を実現する膜活性抗菌ポリマー及び,アポリポタンパク質を模倣して開発した脂質ナノディスク形成ポリマーの設計指針とその応用例を紹介する。
著者
河野 豊 吉田 純一 浅香 正博 原田 文也 舞田 建夫 川上 智史 江口 有一郎
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.527-530, 2020-10-01 (Released:2020-10-08)
参考文献数
4
被引用文献数
1

We investigated the positive detection rates for hepatitis B surface antigens (HBsAg) and hepatitis C (HCV) antibodies as well as the elevation of AST and ALT in patients who were to undergo oral surgery. Our results revealed positive rates of 1.1% and 1.5% for HBsAgs and HCV antibodies, respectively. Patients older than 40 years had a higher proportion of positive HBsAg or HCV antibody results than did patients younger than 40 years. The rate of AST and ALT elevation was 7.3%. There were some missing data on viral infection in patient referral documents or interview sheets, suggesting a perception gap existed with respect to the seriousness of viral hepatitis among dental doctors and patients. These findings suggest that designating a hepatitis medical care coordinator might help not only in understanding patients' infection status but also in collaborating with hepatologists in the field of oral surgery.
著者
森田 学 山本 龍生 竹内 倫子
出版者
岡山大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2010

口腔関連の疾患と気象条件との関係を明らかにすることを目的とした。岡山大学病院予防歯科診療室の外来患者で、歯周病に起因する症状を急遽訴え、予約時間外で来院した患者(217名)を対象に、来院時の気象条件との関連を分析した。各月を3等分(上旬、中旬、及び下旬)したところ、その間に来院した患者数が、その期間中の平均気圧(r=0. 310、p<0. 05)、平均日照時間(r=0. 369、p<0. 05)と有意な相関を示した。以上のことから、気象条件と口腔の炎症性疾患との間には何らかの関係がある可能性が示唆された。
著者
谷 眞道
出版者
密教研究会
雑誌
密教研究 (ISSN:18843441)
巻号頁・発行日
vol.1939, no.69, pp.93-105, 1939-05-15 (Released:2010-03-12)
著者
寺本 英 福留 秀雄 右衛門佐 重雄 大沢 文夫
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.4, no.5, pp.376-402, 1965-08-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
長岡 朋人
出版者
聖マリアンナ医科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究では古代人のライフヒストリーを解明するために、ベイズ推定に基づいて縄文時代人骨の死亡年齢分布を求めた。ベイズ推定による年齢推定は、あらかじめ年齢が分かっている標本に基づいて未知のデータを分析する方法である。観察したのは骨盤の関節の腸骨耳状面である。その結果、15歳以上の個体の中で65歳以上の個体が占める割合が32.5%、15歳時点での平均余命は31.5歳と長生きという結果であった。
著者
矢ヶ部 知美 隅 健次 樋高 克彦
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.107, no.1, pp.70-76, 2010 (Released:2010-01-07)
参考文献数
19
被引用文献数
2

症例(1),(2) 20歳代外国人女性.肺結核の治療開始後に腹膜刺激症状が出現した.腸結核に特徴的な輪状,帯状潰瘍など多彩な形態の活動性潰瘍を認め,抗結核剤により軽快した.症例(3) 20歳代男性.肺結核治療開始直後に消化管穿孔をきたし,緊急手術を施行し救命し得た.切除標本より乾酪壊死をともなった肉芽腫および結核菌が証明された.若年成人で十分な健康管理が行われていない者には,重症結核が発症し得ることに注意すべきである.
著者
井出 智博
出版者
井出智博
巻号頁・発行日
2014-07

第43回(平成24年度)三菱財団社会福祉事業・研究助成
著者
荒井 輝博 山田 隆史 吉田 一昭
出版者
岐阜県農業技術センター
巻号頁・発行日
no.11, pp.1-6, 2011 (Released:2015-04-17)

水稲品種「ハツシモ」に戻し交雑により縞葉枯病抵抗性遺伝子を導入し縞葉枯病抵抗性同質遺伝子系統「ハツシモ岐阜SL」を育成した。縞葉枯病抵抗性を有する「岐系164号」を一回親、「ハツシモ」を反復親とし、5回の戻し交雑を行った。「ハツシモ岐阜SL」の品種特性は「ハツシモ」と比較して、出穂、成熟期はほぼ同等、稈長は2~3cm短く、穂長は同等、穂数および収量は多くなった。千粒重は約1g小さくなった。また、「Modan」由来の縞葉枯病抵抗性遺伝子Stvb-iを有するため、縞葉枯病の発病は認められなかった。栽培特性を把握するために、緩効性肥料を用いた栽培試験を行ったところ、基肥: 被覆尿素肥料30日タイプ(N4kg/10a)+穂肥: 緩効性肥料(N4kg/10a)区で最も多収であり、千粒重も確保できることが分かった。
著者
伊藤 邦武
出版者
龍谷哲学会
雑誌
竜谷哲学論集 (ISSN:09176284)
巻号頁・発行日
no.29, pp.17-44, 2015