著者
小嶋 良種 吉川 豊 飯倉 奈美 上田 理恵 市村 彰男 土江 松美 桜井 弘
出版者
公益社団法人 日本ビタミン学会
雑誌
ビタミン (ISSN:0006386X)
巻号頁・発行日
vol.77, no.10, pp.571-576, 2003-10-25 (Released:2017-12-26)
参考文献数
26
被引用文献数
1

Insuhnomimetic activities of Zn(II) complexes (ZnCl(Vc) and Zn(Vc)_2) with vitamin C (VcH) were found in isolated rat adipocytes treated with epinephrme in terms of inhibition of free fatty acid release. Furthermore, the improvement of glucose tolerance for KK-A^y mice model with type 2 diabetes melhtus was observed when ZnCl(Vc) was orally administered for 4 weeks
著者
梅田 耕太郎 小野 靖
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌) (ISSN:03854205)
巻号頁・発行日
vol.123, no.11, pp.1143-1144, 2003 (Released:2004-02-01)
参考文献数
4

The Ballooning mode, which occurs at a region where the plasma pressure gradient exceeds a certain limit, needs to be suppressed to achieve high β. Using a magnetic-probe system with a high spatial resolution, we measured magnetic fluctuations in a very local area to get fluctuations due to the Ballooning mode. As its result, we found that the amount of fluctuation decreased with Itfc while Itfc < 40 kA, but that it increased while Itfc > 40 kA, which agreed with the earlier simulation of the ballooning mode. Analyzing the fluctuation of Itfc > 40 kA, we found that the frequency was 0.4 - 0.8 MHz and the mode number was about 10.
著者
岩崎 真樹
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.105, no.8, pp.1381-1387, 2016-08-10 (Released:2017-08-10)
参考文献数
6

2剤以上の適切な抗てんかん薬治療によっても発作がコントロールされない患者に対して,てんかんの外科治療が検討される.専門医による術前精査を経て適応を決めるが,①内側側頭葉てんかん(海馬硬化症),②限局する器質病変による難治てんかん,③半球性病変による乳幼児の難治てんかんは,特に外科治療が有効である.てんかん発作は,就労や運転免許など患者の生活の質(quality of life:QOL)に大きく影響するため,外科適応は早期に判断する.
著者
星野 真介 谷口 由紀 津田 悦子 北野 正尚 山田 修 古川 央樹 宗村 純平 中川 雅生 西島 節子
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.47, no.5, pp.584-590, 2015 (Released:2016-05-16)
参考文献数
11

二次孔心房中隔欠損 (atrial septal defect ; ASD) に合併した僧帽弁逆流 (MR) が急激に進行し, 心不全をきたした症例を経験した. 症例は10歳女児. 5歳時に心雑音を指摘され, 近医を受診してASD, 軽度のMRと診断された. ASDに対してカテーテル治療を希望し, 至適体重まで待機中に, 経済的理由により病院を受診しなかった. 10歳で, 全身倦怠感, 起坐呼吸が出現し, 胸部X線写真では, 心胸郭比が80%と心拡大を認め, 心臓カテーテル検査では, 肺体血流比は5.1で, 重度のMRと肺高血圧を認めた. 外科的にASD閉鎖術および僧帽弁人工弁置換術を施行した. ASD症例で稀ながらMRが進行する場合があり注意が必要である.

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著者
伊藤圭介 編
出版者
巻号頁・発行日
vol.[22],
著者
菅沼 起一
出版者
東京藝術大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2016-04-22

今年度は、以下の3点を中心に研究を行った。①声楽ポリフォニーの器楽演奏という、インタヴォラトゥーラの上位に位置するメタ概念の考案とその妥当性の検証②ジローラモ・ダッラ・カーザ『ディミニューションの真の方法』(ヴェネツィア、1584年)の邦訳と、特に記譜法史的観点からの内容研究③16世紀リュート教則本におけるインタビュレーションの方法の調査と資料収集。特に②の研究からは、多くの教則本資料との比較研究から、ダッラ・カーザが著作において、西洋音楽史上初めて32分音符単位の細かな音価の音符を使用したという仮説が浮上し、そして著作の出版以後、ヨーロッパ全土で32分音符のしようが急速に普及した流れが明らかになった。そこから、細かな音価を用いたディミニューションのヴィルトゥオジティ、そしてそれらが記譜法の歴史に与えた影響のインパクトについて論じることができた。このような、既存の演奏習慣研究の枠を超えた観点を用いた、当時の演奏教則本の研究手法は、今後の研究においても非常に有効であると考える。また、今年度は3度の学会発表と1つの査読論文の投稿を行った。学会発表は、それぞれ①『ファエンツァ写本』の装飾音型の分析と、15世紀におけるディミニューションの様式性と、16世紀資料との関連性についての考察②ダッラ・カーザ(1584)と、同時代の音楽家のルイージ・ゼノビの書簡を扱った、16世紀後半のディミニューションの演奏美学的位置付けに関する論考③中世より続く装飾の「二分法」とバロック期における特殊性の指摘、それをベースにした18世紀フルートの装飾資料の分析発表、を行った。また、東京藝術大学に提出された論文は、上記研究②の研究成果をまとめたものである。
著者
清瑞慶等撰
巻号頁・発行日
vol.[7], 1000
著者
Shozo TAKAYAMA Yoko NAKATSURU Mitsunobu MASUDA Hiroko OHGAKI Shigeaki SATO Takashi SUGIMURA
出版者
The Japanese Cancer Association
雑誌
GANN Japanese Journal of Cancer Research (ISSN:0016450X)
巻号頁・発行日
vol.75, no.6, pp.467-470, 1984 (Released:2008-03-17)
参考文献数
22

The mutagenic compound 2-amino-3-methylimidazo[4, 5-f]quinoline, originally isolated from broiled sardines and also present in cooked beef and beef extract, is being tested for carcinogenicity in F344 rats of both sexes. High incidences of tumors of the Zymbal gland, colon, small intestine and liver in males have been observed in the first 300 days of the experiment.
著者
筒井 智樹 西谷 忠師 坂中 伸也
出版者
社団法人 物理探査学会
雑誌
物理探査 (ISSN:09127984)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.141-151, 2010-04-01
参考文献数
14

本稿では体験学習教室の教材開発とその理念について述べる。秋田大学では物理探査に関連するテーマの体験学習教室を2000年度から2006年度にかけて複数回開催した。体験学習教室では教材の選定・設計が重要である。我々の体験教室では物理探査に関連する簡易測定器の組み立てキットをオリジナルで制作し,用意した。また,簡易測定器の組み立てキットの制作には十分な注意を払った設計と,複数回の試作による検討が必要である。特にプリント基板の設計は教材製作の中で重要であった。複数の組立キットを自らまとめることは,体験学習教室で指導するときの説得力にも大きく寄与していると思われる。体験学習教室に参加した子供たちの反応を見ると,自分の手でなにか動くものを作り出すことと,身の回りに興味を引く現象がたくさん存在することを知ることは,大いにかれらの好奇心を刺激するものである。また,体験学習教室の参加者募集にあたっては,種々の条件を勘案して小学校高学年ぐらいを対象とすることが適切であると考えられる。これまで実施してきた我々の体験学習教室ではどうしても機器の製作に重点がおかれてしまうきらいがあった。今後の機会があれば製作した機器を用いる測定の応用例も充実させて,より広い応用に目を向けさせる必要がある。
著者
瀬戸 洋紀 滑川 徹
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第47回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.168, 2004 (Released:2005-01-11)

本研究では、ロータの回転を伴う磁気軸受に対して回転性能の改善を試みる。磁気軸受は、ロータの回転に伴い不釣合い振動やジャイロ効果などの様々な問題を生じる。それら種々の問題によって磁気軸受の回転性能が劣化すると考えられる。そこで、外乱と初期状態の不確かさの混合減衰H∞制御問題であるH∞DIA制御を行うことによって、他の制御手法よりも良好な回転性能を得えられると考える。そして、この手法を磁気軸受に適用しその効果を実験的に評価・検証する。
著者
渡辺 進武 丹羽 直正 酒井 茂 上田 康信 川上 紳一
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.17, no.6, pp.7-10, 2003
参考文献数
2

現行の学習指導要領では,小学理科「月と星」の学習で月の動きについて学習するものの満ち欠けのしくみまでは学習しない.にも関わらず中学生になって,金星の観測を行って満ちかけが金星の公転によることを学習することになっている.こうしたカリキュラムの中で,中学3年生には天体望遠鏡組み立てキット(スピカ)を一人一つずつ与え,継続的な金星の観測を行って,満ち欠けのしくみをモデルを使って理解する授業を実践した.一方,小学4年生にも同じ望遠鏡を与え,月の満ち欠けの学習を試みた.岐阜大学教育学部の屋上で撮影した天体画像をホームページで公開し,児童・生徒の観測への動機づけや観測結果の確認に使用した.これらの授業実践をもとに,天体望遠鏡(スピカ)とweb教材がより充実した学びへと支援できるか検討を行った.