著者
中平 国光
出版者
日本農薬学会
雑誌
Journal of Pesticide Science (ISSN:1348589X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.357-366, 1998-08-20 (Released:2010-08-05)
参考文献数
36
被引用文献数
3 3
著者
河内将芳著
出版者
思文閣出版
巻号頁・発行日
2016
著者
松本 泰典 黒原 健朗 下元 道夫
出版者
高知工科大学
雑誌
高知工科大学紀要 (ISSN:13484842)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.199-206, 2011
被引用文献数
2

全国の約40%以上の水揚げが高知県であるマルソウダガツオ(メジカ)は、高知県内の特産物と成り得る魚介類と考えられる。しかし、現状の取り扱いは鮮度劣化が速い魚であるとされ、宗田節などの加工食品などに用いられ、安価に流通している。一方、水揚げされている地域内では、鮮度の良い状態の内に流通していることから、時期によってはカツオより高値で刺身として販売されている。そこで、本研究では生鮮メジカを高知県の特産物として全国的に展開が図れるかを検証するため、冷却保存法の違いによる鮮度およびヒスタミン含有量の時系列変化を調べた。その結果、鮮度とヒスタミン含有量から生鮮魚として全国に流通するのに必要となる水揚げから少なくとも24時間以内では、刺身で食することのできる鮮魚として流通が可能であるというデータを得た。
著者
小池 祥太郎 武田 利明
出版者
日本看護技術学会
雑誌
日本看護技術学会誌 (ISSN:13495429)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.223-230, 2015 (Released:2016-04-01)
参考文献数
18

看護師が輸液中の患者から採血する場合,輸液をしている側の上肢を採血部位として選択することは少ない.これは輸液が血液データに影響することを避けるためである.しかし,輸液を実施している側の上肢から採血した場合,輸液がどのように採血データに影響するかは明らかとなっていない.そこで,本研究では輸液実施側の中枢側・末梢側と輸液の影響がない反対側の採血データを比較し検討することを目的とした.実験動物として,日本白色種雄性ウサギを選択し,ウサギの耳介をヒトの上肢に見立てて,左耳介静脈からソリタ®T3Gを投与し輸液実施部位の中枢側・末梢側,そして反対側にあたる右耳介静脈から採血を行った.その結果,総蛋白・アルブミン・ナトリウム・クロール・カルシウム・マグネシウムの中枢側データは反対側にくらべて有意に低く,血糖・カリウムは有意に高かった.また,すべての項目で末梢側データと反対側で有意な差は認められなかったが,一部のデータで限局的に影響がみられた.よって,輸液実施部位より中枢側は採血部位として不適切であるが,末梢側は適切な採血部位としての可能性が示唆された.
著者
冨田 祐史 関 紘志 志賀 美代
出版者
公益財団法人 日本感染症医薬品協会
雑誌
The Japanese Journal of Antibiotics (ISSN:03682781)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.47-50, 1974-02-25 (Released:2013-05-17)
参考文献数
4

ペニシリン過敏症の大部分は, ペニシリンGに対する抗体によつておこるとされており, セファロスポリンC系抗生物質はペニシリンと類似の構造式をもつため, ペニシリンGとの交叉アレルギーが推定されている。ペニシリン系およびセファロスポリンC系薬剤の投与にさいしては, これらによる過敏症を予測するために, 事前に問診でアレルギー歴を確かめ, その薬剤の皮膚反応を実施することが望ましいとされている。われわれは, 市立池田病院歯科の入院および外来の患者でセファロリジン (CER) を投与する患者に, 予めCER皮内反応, およびその一部にセファロチンナトリウム (CET) 皮内反応を実施し, 局所の発赤と膨疹の状況を検討したので報告する。
著者
梶本 義衛 倉本 昌明
出版者
公益財団法人 日本感染症医薬品協会
雑誌
The Japanese Journal of Antibiotics (ISSN:03682781)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.124-130, 1968-06-25 (Released:2013-05-17)
参考文献数
4

Cephalothin (CET) およびCephaloridine (CER) は, ともにCephalosporin Cの誘導体で, 現在知られている種々の抗生物質のうちでも, 最も高い抗菌力をもつた広範囲スペクトル抗生物質の1つである。これらの基礎的ならびに臨床的研究は, すでに数多くみられ, その治療効果も高く評価されている。しかし一方, 副作用または毒性についても報告され, 特にCERの腎毒性については, 種々論議されているところから, 筆者らはCETとCERについて, 家児を用い, 腎毒性を比較し, 興味のある成績を得たので報告する。
著者
熊谷 一郎 平原 政太郎 岡田 諄 武藤 暢夫 清水 淑郎 高津 忠夫 関 和夫
出版者
Japan Audiological Society
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.104-109, 1970 (Released:2010-04-30)
参考文献数
22

Audiometric examination was performed on 120 subjects who engaged in speaker research or in administrative works in speaker production, 10 subjects who used in their work insert-type receivers, and 30 recording engineers.The results were analized in reference to the number of years in works.Present study revealed that:1) there was no tendency that hearing was impaired in speaker engineers or in other people exposed to sound from speakers.2) the mechanism of hearing loss at 4000Hz found in recording engineers was appeared either different from the ones seen among sheet-metal workers or in speaker engineers.3) the reproduced sound through speakers seemed not to cause hearing loss in human.4) the direct sound produced by instruments may cause hearing loss as in the case with noise, however, further observation is to be done to prove definite effect of the sound from the instruments.
著者
原田 喜男 豊島 久美子 岡本 孝夫
出版者
公益社団法人 日本化学療法学会
雑誌
CHEMOTHERAPY (ISSN:00093165)
巻号頁・発行日
vol.35, no.Supplement1, pp.452-459, 1987-05-31 (Released:2011-08-04)
参考文献数
6

6315-S (Flomoxef) 1の静脈内投与による腎毒性を, ウサギを用いて, 1,000mg/kg単回投与試験により検索し, 対照薬Cefazolinsodium (CEZ) によるそれと比較した。6315-S投与群では, 組織学的に, 近位尿細管上皮細胞の一部に, わずかに壊死を認めたが, 尿検査や血液生化学的検査値に影響をほとんど認めなかった。他方, CEZ投与群では。近位尿細管上皮細胞の壊死やカルシウム沈着が著明であり, 蛋白尿や顆粒状円柱・上皮円柱の尿中への出現, 血漿中クレアチニン・尿素窒素値の上昇など腎毒性作用が明らかであった。以上の成績から, 6315-Sの腎毒性作用はCEZに比して明らかに弱いものと判断された。
著者
藤本 正治
出版者
明星大学
巻号頁・発行日
2006

博士論文
著者
岩波 勝 前田 哲哉 藤本 正治 長野 嘉信 長野 憲昭 山崎 敦城 柴沼 忠夫 玉沢 一晴 矢野 邦一郎
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.28, no.9, pp.2629-2636, 1980-09-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
14
被引用文献数
11 16

A novel intramolecular rearrangement of isothiazolethioacetamides into 1, 3-dithietanecarboxamides is described, together with the synthesis of a new cephamycin derivative (YM-09330) having a 1, 3-dithietane structure at the 7β-position. This compound showed strong antibacterial activity, especially against gram-negative organisms.
著者
板倉 文忠 東倉 洋一
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.19, no.7, 1978-07-15