著者
小林 敏也
出版者
日本酪農科学会
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.277-280, 2012 (Released:2013-07-26)
著者
平 修久 西浦 定継
出版者
The City Planning Institute of Japan
雑誌
都市計画報告集 (ISSN:13482858)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.96-99, 2007

土地利用規制により地価が減少した場合、政府は土地所有者に保障しなければならないという法案37が、2004年にオレゴン州で住民投票の結果、可決した。政府は財政難のため、補償の代わりに土地利用規制を解除した。そのため、土地利用規制を主体とするオレゴン州の成長管理政策は危機を迎えた。2007年に、州議会は、公聴会を経て、法案37修正法案を可決し、それを諮問的レファレンダム(法案49)として住民投票にかけ、61%の賛成を得た。同法案は、1-10軒の住宅建設の権利と、請求権の移転を認める一方で、農地や森林の保全のため、請求に基づく大規模開発は禁止した。このように、法案37は、民主的なプロセスで土地所有者との妥協を図る形で修正された。
著者
羽田 康一 佐野 好則 山口 京一郎
出版者
東京藝術大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

紀元3世紀に2人のフィロストラトスが書いた『エイコネス』(絵たち)は古代エクフラシスの代表作である。本研究では、『エイコネス』各章の記述において、造形の伝統と文学の伝統がどのように混在しているかを精細に考察し、また各作品中の複数場面を明確に区別することに努めた。個々のモチーフや描法、構図が出現したおおよその年代を、場合によってはその特定の典拠まで、推定できる事例は多い。フィロストラトス『エイコネス』全80数章と、彫刻を扱ったカッリストラトス『エクフラセイス』全14章の翻訳註解に加え、エクフラシス、第二期ソフィストなどの問題についても考察し、さらに一部の章について再現図を制作した。
著者
平井 恒夫
出版者
社団法人日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.35, no.392, pp.557-558, 1986-05-15
著者
佐渡山陽 河野真治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.42, pp.111-117, 2003-05-08

我々は、百万人規模のネットワークゲームを実現するためのフレームワークを提案している。汎用機上でAgentがゲームを運用し、PlayStation 2上ではAgentからの指示によって描画処理のみを行うというものである。ここでは、AgentとPlayStation 2間における通信用のプロトコルを実装し、これまで使用していたLindaサーバーとの比較を行い、その有効性を示す。We have proposed the frame work for realizing the online network game of millions people scale.Agent operate a game on same high spec PC,and the directions from Agent perform only drawing processing on PlayStation 2.We implement the protocol for communication between Agent and PlayStation 2.Then compare with the Linda server which was using it until now,and show the validity.
著者
笹本 正樹
出版者
東京教育大学教育方法談話会
雑誌
教育方法学研究 (ISSN:02889854)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.1-16, 2001

イサムノグチは、日本人を父にもち、アメリカ人を母にもって、誕生した。しかし、私生児として育ったために、八十四歳の死まで多難な人生をすごした。さらに、彼の芸術作品は東洋と西洋を融合したものとして ...
著者
堀 崇宏 長谷川 浩文 島崎 仁司 堤 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-03-06

ミリ波, サブミリ波領域における平面集積回路の研究は今後大きな発展が期待されている。方形誘電体導波路はマイクロストリップ線路に比べて低損失であり, 方形導波管に比べて製作が容易でかつコストもかからないなどの利点がある。最近誘電体スラブビームウェーブガイド(DSBW)が捉案された。本研究では, 焦点距離を磁界で制御する目的でフェライトレンズを適用したDSBWを提案し, その実験を行なったので報告する。
著者
野田 大志
出版者
名古屋大学
巻号頁・発行日
2011

名古屋大学博士学位論文 学位の種類 : 博士(文学)(課程) 学位授与年月日 : 平成23年3月25日
著者
井原 久光
出版者
長野大学
雑誌
長野大学紀要 (ISSN:02875438)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.458-484, 1997-03

マーケティング・コンセプトに関する理論的な変遷を紹介し、マーケティング・コンセプトが変化するためには組織全体のパラダイムが変革されなければならないことを指摘した。特に「プロダクト・アウト」的な発想から「マーケット・イン」的発想へと転換するために、通常のマーケティング理論は「何故必要なのか」という外的必然性(why)と、そのために「どうしたらよいか」という内的方法論(how)を用意していない点で不十分と考えられる。たとえば、ビール業界ではプロダクト・アウト的な体質が依然として残っており、そのパラダイムを変革することは容易ではない。そこで、本稿では二つの事例研究を取り上げて、特に新製品開発に焦点をあててパラダイム変革の実際について分析を試みている。第一の事例では、このような業界で成功をおさめた「アサヒスーパードライ」の開発過程をもとに、どのようなメカニズムでマーケット・インの発想が生まれ、組織全体のパラダイム変革が進んだかについて、トップの役割とミドルの行動に分けて言及している。第二には、最近のヒット商品である「黒生」の新製品開発過程に着目して、スーパードライとの共通点を探りながら、組織全体で獲得したパラダイムがどのように強化されているかについて述べた。この種のパラダイム変革に関するケーススタディは、企業や業界レベルのみではなく、広く日本社会や政治レベルのパラダイム変革についても応用が可能であり、今後は、従来のマーケティング理論に加えて幅広い視野にたったパラダイム理論の構築が必要であろう。
著者
今村 孝史 野田 敦子 柴田 重信 渡辺 繁紀 野田 浩司 小野 容子 後藤 茂 井上 善文
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.113, no.5, pp.400-405, 1993-05-25

A series of pentanthrene type heterocyclic compounds were synthesized and evaluated for anxiolytic activities by three kinds of behavioral pharmacological tests. Several compounds showed anxiolytic activities. In particular, s-triazolo [3,4-a] phthalazine (Tri-P) and 3-propyl derivatives of Tri-P (PTP) showed remarkable activities, although the activities were slightly lower than those of diazepam. The results suggested that Tri-P or PTP is a useful lead compound for the development of the antianxietic agents. The relationship between the structure and anxiolytic activity, and the inducing mechanism of the activity was discussed.
著者
井上 雅文 則元 京
出版者
京都大学
雑誌
木材研究・資料 (ISSN:02857049)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.31-40, 1991-11-30
被引用文献数
6

スギ(Cyptomeria japonica D. Don)材を用いて,熱処理による圧縮変形の永久固定について調べた。また,熱処理した木材の寸法安定性,機械的性質,材色変化についても調べた。得られた結果は,次の通りである。熱処理温度,時間の増加に伴い圧縮変形の回復は減少し,180℃では20時間,200℃では5時間,220℃では3時間の処理によって,変形はほぼ完全に固定された。圧縮していない木材の抗膨潤能(ASE)は,熱処理温度の上昇,あるいは時間の増加に伴い増加するが,その最大値ぱ約50%であった。jぶどか40%程度に達する熱処理により,変形ぱ完全に固定された。ASEと回復度との間にぱ極めて高い負の相関関係があり,圧縮変形の永久固定ぱ,細胞壁実質に付与される寸法安定性によるものと考えられた。圧縮変形がほぼ完全に固定される熱処理によって,強度の低下や紺色変化が顕著であった。例えば,180℃,20時間および200℃,5時間の熱処理による曲げヤング率の変化ぱ,それぞれ-8.96%および-0.72%,曲げ強度の変化は,それぞれ-38.45%および-34.12%であった。また,紺色の変化について,L値の変化は,それぞれ-27.8%および-29.3%であり,ΔEは,それぞれ28.9および29.9であった。