著者
長谷川 均
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.22-28, 2014

株式会社ジー・サーチは2013年4月からJDreamIII科学技術文献情報データベースサービスを開始した。JDreamIIIは独立行政法人科学技術振興機構より提供されていたJDreamIIの後継サービスである。サービスの移管にあたり,利用者の資産を継承し,確実にサービスを移行できることを最優先に開発コンセプトをまとめた。既存の利用者向けにJDream IIとの高い互換性をもち,詳細な条件を設定できる検索インターフェースと,エンドユーザー向けにインターネットの検索エンジンを意識したシンプルな検索インターフェースを提供している。また,当社独自の機能として,JDreamを補完する他のサービスとの連携機能を搭載するなどの工夫を行っている。サービス開始当初,搭載を見送った機能を含め,検索機能,管理機能,サービス連携機能を強化したJDreamIII R2.0の提供を2013年11月5日より開始した。
著者
隅田 英一郎
出版者
科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.12-21, 2014-04
著者
森田 瑞樹
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.3-11, 2014

遺伝情報をはじめとした私たちの医療・健康情報は,利活用することで個人および公共の双方にとって利益をもたらすものであると同時に,機微性の高い情報でありその扱いには慎重さが求められる。そのため,それらは医療機関や研究機関において厳重に管理されている。しかし近年,医療・健康情報を取り巻く状況には大きな変化が起こっており,新しい考え方が必要である。これはまた,患者や一般市民が自分自身の個人情報をコントロールできる範囲を広げ,同時に,患者や一般市民による医学研究への関与を深める可能性を秘めている。こうした状況の変化を踏まえつつ,ダイナミックコンセントと呼ばれる比較的新しいインフォームドコンセントの方法を中心に,患者・一般市民による医療・健康情報の管理について概観する。
著者
森田 瑞樹
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.3-11, 2014

遺伝情報をはじめとした私たちの医療・健康情報は,利活用することで個人および公共の双方にとって利益をもたらすものであると同時に,機微性の高い情報でありその扱いには慎重さが求められる。そのため,それらは医療機関や研究機関において厳重に管理されている。しかし近年,医療・健康情報を取り巻く状況には大きな変化が起こっており,新しい考え方が必要である。これはまた,患者や一般市民が自分自身の個人情報をコントロールできる範囲を広げ,同時に,患者や一般市民による医学研究への関与を深める可能性を秘めている。こうした状況の変化を踏まえつつ,ダイナミックコンセントと呼ばれる比較的新しいインフォームドコンセントの方法を中心に,患者・一般市民による医療・健康情報の管理について概観する。
著者
舩橋 晴俊 寺田 良一 中筋 直哉 堀川 三郎 三井 さよ 長谷部 俊治 大門 信也 石坂 悦男 平塚 眞樹 小林 直毅 津田 正太郎 平林 祐子 金井 明人 仁平 典宏 土橋 臣吾 宮島 喬 壽福 眞美 池田 寛二 藤田 真文 鈴木 宗徳 羽場 久美子 茅野 恒秀 湯浅 陽一 須藤 春夫 佐藤 成基
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-05-31

本年度は, 年度途中で廃止になったが, それでも, 下記の研究実績を上げることができた。【公共圏とメディアの公共性班】法政大学サスティナビリティ研究所内の「環境報道アーカイブス」に蓄積した東日本大震災及び福島原発関連の映像に付されたメタデータの分析を行った。分析から, 震災・原発関連番組の論点の変化や報道対象地域の偏りなどを見出した。【エネルギー政策班】『原子力総合年表一福島原発震災に至る道』を2014年7月に公刊した(すいれん舎刊)。また, 青森県下北半島における核燃料サイクル事業の動向を把握するため, 『東奥日報』を基に詳細年表を作成し, 地域社会の長期的な構造変動を追跡可能な情報基盤を整えた。エネルギー戦略シフトに関し, 各地の市民団体の調査および支援を実施した。【年表班】英文環境総合年表(A General World Environmental Chronology)を刊行した。英文による包括的な年表は世界初の試みであり, 環境問題に関する国際的なデータベース構築の第一歩を記した。また, その年表の成果をもとに, 7月に国際シンポを開催し, 各国の研究者との交流を図った。【基礎理論班】2013年12月に開催した国際シンポと講演会を基に, 論文集『持続可能な社会に向かって―ドイツと日本のエネルギー転換(仮題)』(法政大学出版局, 2015年)の編集作業を継続している。並行して, 『ドイツ・エネルギー政策の形成過程1980~2014―資料集』(新評論, 2015年)の本文編集作業はほぼ終了し, 現在は巻頭論文を執筆中である。【食・農と包括的コミュニティ形成班】学内の「食・農」に関する社会的活動拠点でもある「スローワールドカフェ」の活動に関与しながら, 個別に研究を進めてきた。研究成果は, 社会学部授業科目「社会を変えるための実践論」と「多摩地域形成論」に一定程度反映させてきている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ドラッグインフォメーションpremium
巻号頁・発行日
no.136, pp.57-60, 2009-02

阪急電鉄神戸線の西宮北口駅。駅前のロータリーからぐるりと周りを見渡すと、「日能研」「Z会」「アップ教育企画進学館」「関西個別指導学院」「浜学園」「東進衛星予備校」──。そこここのビルに、進学塾や予備校の看板が掲げられているのが目に入る。
著者
鈴木 裕子
出版者
愛知教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究では,幼児期における「身体的な感性」という概念の有効性を検討した。そのために,特に,模倣された子どもに着目し,そこから広がる子ども間の身体による相互行為を焦点とした。幼稚園における筆者の観察によって収集された事例,保育者を対象とした調査によって得られた事例を,質的,量的に分析考察した。その結果として,(1)模倣された子どもにもたらされる身体による模倣の機能,(2)身体による模倣が相互行為に果たす役割,(3)3歳,4歳,5歳における身体的な相互行為の発達的特徴,が明らかにされた。

1 0 0 0 OA 芸術資料

著者
金井紫雲 編
出版者
芸艸堂
巻号頁・発行日
vol.第四期 第十二册, 1941
著者
永田 亮
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム = The IEICE transactions on information and systems (Japanese edition) (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.96, no.5, pp.1346-1355, 2013-05-01

本論文では,英文における主語と動詞の一致に関する誤りを検出する手法を提案する.提案手法の特徴として,誤り検出の際に必要となる主語と動詞の関係を構文解析を利用せずに抽出するということが挙げられる.構文解析を利用する代わりに,英語の性質に基づいた規則により近似的に主語と動詞の関係を抽出する.その際に必要となるのは品詞解析と句解析のみである.抽出された主語と動詞の侯補に対して検出規則を適用することで一致誤りを検出する.評価実験の結果,提案手法は構文解析を利用した手法より性能が良く,比較的文長が短い学習者の英文に対して特に有効であることを確認した.
著者
橋本 俊次 大塚 宜寿 山本 敦史 高澤 嘉一 柏木 宣久 田邊 潔 頭士 泰之 姉崎 克典 大原 俊彦 半野 勝正
出版者
国立研究開発法人国立環境研究所
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2014-04-01

固相吸着法などで採取した大気や水試料を加熱脱着法により直接、測定装置に導入することで、迅速かつ網羅的な分析を可能にした。膨大な種類の化学物質を分離測定するために多次元ガスクロマトグラフィ-飛行時間型質量分析法を用いた。測定データから任意の物質情報を抽出あるいは除去する手法を開発し、特に質量欠損の利用は、炭化水素由来のマススペクトルをほぼ完全に除去可能にした。未知物質の同定には質量分解能3万程度の測定が有効であった。非負制限因子分解(NMF)法の応用により、連続するモニタリングデータから差を検出する手法を開発した。また、データ比較のためには必須の保持時間合わせの手法も新たに開発した。