著者
松浪克文
雑誌
季刊精神療法
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.308-317, 2006
被引用文献数
7
著者
中村 晃士
出版者
東京慈恵会医科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

精神科通院患者73名(F3およびF4圏)の1年後および2年後の追跡調査を行い、64名の基礎データ(職場内での心理的負荷、職場外での心理的負荷、GHQ-30[精神の健康度]、NEO-FFI[人格傾向]、MPS[完全主義傾向]、自尊感情評価尺度など)を収集することが出来た。復職出来るかどうかに対しては、職場以外の心理的負荷、同調性が影響していることが分かり、また家族のサポートが大事であることが分かった。
著者
池田 秀彦
出版者
創価大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

ドイツの新しい捜査手法のうち、特に①DNA鑑定、データベースの現状、②王冠証人立法、③通信傍受について調査、研究した。いずれについても、関係規定の立法史、立法内容、運用の現状について検討を加えた。また特に、②については、2009年の王冠証人立法(刑法46条b)では、犯罪解明に寄与した被疑者を不起訴とする訴訟法的対応を採用せず、刑の減免を以て報いる実体的対応を採用した経緯とその背景について詳細に明らかにした。また、2013年に王冠証人規定である刑法46条bが改正された経緯とその理論的根拠について検討を加えた。
著者
イサク アグス ブディ プルノモ 樋口 忠彦 玉川 英則
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文報告集 (ISSN:09108017)
巻号頁・発行日
no.425, pp.73-85, 1991-07-30

住民に好まれる都市を開発するためには,都市の中のどこが,あるいはどのようなところが愛されているのか,またはよく知られているのかを知る必要がある。このようなことに関連して,チュアン(1974)は,「トポフィリア」(場所愛)という概念を用い,人間の環境に対する愛着を示している。本論文は,この概念を日本の五つの旧城下町という具体的な場において理解しようとする試みである。ただし,アップルヤード(1969)らが行ったように知覚という概念でトポフィリアをとらえるのではなく,環境に対する態度という観点から,ミルグラム(1972)が提起するにとどまった環境認知の根源を実証的に抽出し,都市間比較によりその意味をより明らかにしようとするものである。方法としては,各都市において,下記(2)の5つの項目についてアンケート調査を行い,因子分析により主要2因子を抽出,その因子構造および空間分布特性を分析することにより,各都市のトポフィリアを比較した。本研究の結論は次のようにまとめることができる。(1)本研究で用いた方法は,5つの都市のトポフィリアにかかわる心理学的地図を比較考察するのに有効であった。(2)分析に用いた5つの変数は,因子分析によ・り,2つの因子にまとめられた。すなわち,「頻繁に訪れる場所」と「よく通る道に隣接する場所」の2つの変数に強く関連する直接接触因子,および「美しい場所」と「保護すべき場所」に強く関連する間接接触因子であり,この二元性は,旧城下町のような歴史のある都市の特徴と考えられる。(3)因子構造からみて,5つの都市間の差異は,間接接触的場所(例えば,旧城跡などの歴史的・文化的特色のある空間)が直接接触的場所(例えば,日常買物をする商店街など)の発展によってどのように変容しているか,ということに深くかかわっているということが見いだせた。(4)5つの都市においては,物理的には同じあるいは近接する場所が,心理的には上記の異なる2つの意味を持った場所になっていることが多かった。これも,歴史性のある旧城下町の特徴と考えられる。(5)物理的空間という観点からみると,5つの都市間の差異は,直接接触的場所が,近代的開発に影響を受け分散化される傾向にある度合いに求められることが示された。以上,知覚が,物理的なファクターに影響されやすいのに対して,トポフィリアのような態度は,物理的なファクターに影響されにくいことが分かった。このことより,知覚でなく態度に着目してトポフィリアを研究するという方向性は有効であったといえよう。
著者
佐藤 雅彦 高橋 玄 渡部 英 根上 直樹 斎藤 徹也 山田 正樹
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.1039-1043, 2009 (Released:2009-10-05)
参考文献数
17
被引用文献数
1

症例は36歳,男性.平成19年5月より嘔吐あるも自然に軽快した.同年10月再び嘔吐あり水分摂取も不可能となり入院精査となった.内視鏡検査では胃前庭部に約10cm大の粘膜下腫瘍が認められ,上部消化管造影では同部に境界明瞭な陰影欠損があり造影剤の通過は不良であった.腹部CTでは胃の前庭部に嚢胞性病変が認められた.絶飲食後の内視鏡検査で腫瘍は6cm大にまで縮小し,同時に施行した腫瘍穿刺では無色漿液性の液体を吸引し,細胞診はclassI,アミラーゼ19,588IU/l,CEA 253.9ng/ml,CA19/9 184716.0U/mlと異常高値を呈し,異所性膵,胃嚢胞などを疑った.症状の増悪軽快を繰り返し,また悪性疾患の合併も否定できず同年12月に手術を施行し,病理検査は胃の異所性膵であった.胃の異所性膵によって前庭部での狭窄をきたした症例は比較的稀であり,文献的考察を加えて報告した.
著者
木村 研吾 堀 明洋 森岡 淳 岡本 哲也 芥川 篤史 浅羽 雄太郎
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.71, no.12, pp.3108-3112, 2010 (Released:2011-06-25)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

症例は35歳,女性.原因不明の腹痛で当院受診歴があった.2008年7月同様の腹痛と発熱が出現し再診.腹部造影CTでは内部に低吸収域を伴う胃壁の肥厚を認め,胃壁内膿瘍と診断し入院となった.上部消化管内視鏡検査では,胃幽門部大弯側に粘膜下病変を認めた.抗生剤投与により腹痛は消失,退院となった.2009年4月再び腹痛が出現し,再診.CTでは前回入院時と同様の所見を認め,上部消化管内視鏡検査では,同病変頂部に潰瘍と膿の排出を認めた.以上より再燃性の胃壁内膿瘍と診断,手術を施行した.病変は直径3cm大の境界不明瞭な硬結として触知し,胃部分切除術を施行した.病理組織学的検査では病変部に膵腺房細胞と拡張した導管を認め,膿瘍部では高度慢性炎症の像を呈しており,異所性膵に併発した胃壁内膿瘍と診断した.症状を伴う異所性膵は稀であり,文献的考察を加え報告する.
著者
松田 佳子 森末 正博 飯島 崇史 元井 信
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.72, no.2, pp.472-477, 2011 (Released:2011-08-25)
参考文献数
13

症例は42歳,女性.心窩部痛が出現し,翌日になっても症状が続くため当院を受診した.初診時は心窩部に腹膜刺激症状と腹部CT検査にて大網内に粗大な石灰化を伴う多結節状の腫瘤と骨盤内に腹水の貯留を認めた.よって悪性腫瘍の腹膜播種や胃粘膜下腫瘍,あるいは汎発性腹膜炎なども疑われたため,腹腔鏡下に観察することとした.術中所見は胃前庭部幽門輪大彎側に10×7cm大の腫瘤を認めた.腫瘤は浮腫様で境界も不明瞭であり,胃壁に強固に癒着していた.よって胃壁の1部とともに腫瘤を摘出した.切除標本の病理組織学的検査所見では膵の構成成分を有しておりHeinrich I型の迷入膵と診断した.
著者
岩崎 靖士 佐藤 知美 清水 壮一 中村 修三 高橋 伸
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.69, no.8, pp.1951-1954, 2008 (Released:2009-02-05)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

症例は34歳,男性.黒色便,眩暈を主訴に当院受診した.採血上貧血を認め,緊急上部消化管内視鏡検査を施行したところ,ファーター乳頭の口側2cmの十二指腸下行脚に約2cmの潰瘍を有する隆起性病変を認め同部より出血をきたしていた.内視鏡的に止血できず,受診後2日目に腫瘍核出術を行い止血しえた.病理組織学的所見で十二指腸粘膜下にHeinrichI型の十二指腸異所性膵を認めた.潰瘍底には小動脈および拡張した毛細血管が認められた.十二指腸粘膜下腫瘍からの出血に対して保存的治療で止血しえない症例では外科的治療を行う必要があると考えられた.異所性膵は一般に無症状に経過することが多く,手術摘出標本や剖検時に指摘されるものがほとんどである.今回,十二指腸異所性膵により出血をきたした稀な症例を経験したため報告する.
著者
川畑 方博 井原 司 赤司 昌謙 松永 章 野々下 政昭 井関 充及
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.201-207, 2010 (Released:2010-07-16)
参考文献数
15
被引用文献数
2 2

症例は68歳,男性.近医で糖尿病のフォロー中であった.平成17年7月頃より食欲不振,体重減少が出現.平成17年8月6日同院にて上部消化管内視鏡検査施行.十二指腸下行脚ファーター乳頭よりやや口側に径約5cmの隆起性病変を認めた.生検では壊死組織のみで悪性所見は確認出来なかった.平成17年9月5日精査加療目的にて当科紹介入院.術前に確定診断は得られなかったが,原発性十二指腸癌の診断にて平成17年9月16日に幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した.病理組織学的に腫瘍は十二指腸の固有筋層内にみられ,腺癌約50%,扁平上皮癌および腺扁平上皮癌約15%,肉腫様腫瘍約35%で構成されていた.固有筋層内に異所性膵が管状腺癌と混在し,膵管由来を思わす像もみられた.今回十二指腸に異所性膵由来と考えられる肉腫様成分を伴った膵管癌の1例を経験した.術後比較的良好な経過をたどっており,若干の文献的考察を加え報告する.
著者
金子 猛 磯部 潔 笠原 正男
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.46-50, 2003-01-01
参考文献数
9
被引用文献数
4

術前腹部CTで石灰化を伴う小腸腫瘤性病変を認め,開腹手術で小腸間膜に異所性膵組織を認めた1例を報告する.症例は54歳の男性.1996年9月25日より腹痛出現し,入院精査で小腸に石灰化を伴う腫瘤性病変をCTで認めた.保存的治療で腹痛軽快するが,2週間後のCTでも縮小した腫瘤性病変を小腸に認めた.小腸造影では異常所見を認めなかった.1996年11月7日,再び腹痛が出現し救急外来受診・CTでは前回と同様に小腸壁の肥厚と石灰化病変を認めた.開腹手術を施行し,トライツ靱帯より50cm直肛門側に,小腸に接する小腸間膜内に4cm大の腫瘤性病変を認めた・小腸とともに切除した.H.E染色および特殊染色において腺房.1組織,導管とランゲルハンス島を検索され,HeinrichI型の異所性膵組織と診断された.好酸球浸潤を認め,異所性膵組織が膵炎を引き起こしたものと考えられた.
著者
川端偉人
雑誌
化学療法の領域
巻号頁・発行日
vol.13, pp.905-911, 1997
被引用文献数
1
著者
蛭薙 観順 HIRUNAGI Kanjun
出版者
名古屋大学博物館
雑誌
名古屋大学博物館報告 (ISSN:13468286)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.65-72, 2006-12-25 (Released:2008-01-16)

The original film titled “CHICK SEXING On the Development and Practise of Baby Chick Sexing Method” was found in 2005. This film was produced for promotion of chick sexing method in 1936 and has been lost for a long time. Chick sexing method is based on the discovery of genital protuberance (phallus) of the male chick in 1925. This film shows the anatomy of genital protuberance, the training of chick sexing, the application of chick sexing to poultry industries in Japan.
著者
石田 武志
雑誌
研究報告バイオ情報学(BIO)
巻号頁・発行日
vol.2010-BIO-20, no.11, pp.1-8, 2010-02-25

細胞などの自己複製現象のメカニズムを数理学的に解明し一般論化することは,分子機械の量産や人工細胞の合成など様々な応用につながる.自己複製機械に関してはフォン・ノイマンが理論的な可能性を証明したが,ラングトンによる単純な形状での自己複製の実現に留まっている.本研究は 2 次元セルオートマトン上で,細胞型の形状の自己複製をシミュレーションし,細胞膜が構成され,細胞内の遺伝子的な情報コードが自己複製されていく現象を再現したものである.
著者
Tsukiyama Muneo Akaishi Tatsuhiro Ueki Takuro OKUMURA Hidenobu ABE Kazuho
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Biological & pharmaceutical bulletin (ISSN:09186158)
巻号頁・発行日
vol.30, no.11, pp.2063-2068, 2007-11-01
参考文献数
20
被引用文献数
1 9

Although the fruit of Nandina domestica THUNBERG (ND) has been used to treat respiratory disorders such as coughing and breathing difficulty in Japan for many years, very little is known about mechanisms underlying its action. In the present study, we investigated effects of the crude extract from ND (NDE) and one of its constituents, nantenine, on contractile responses in isolated guinea pig tracheal ring preparations. In normal experimental condition, guinea pig trachea remained tonically contracted during the resting state, and addition of NDE (1 mg/ml) caused a relaxation of tracheal smooth muscles, but had little effect on the responsiveness of trachea to acetylcholine. The basal, tonic contraction was abolished by the presence of atropine and indomethacin. In this condition, NDE at 0.1—1 mg/ml inhibited histamine-induced contraction in both competitive and non-competitive manners. NDE at 0.01—1 mg/ml inhibited serotonin-induced contraction in a competitive manner. Nantenine (2—20 μM) did not affect histamine-induced contraction, and slightly inhibited serotonin-induced contraction. These results suggest that NDE has inhibitory effects on tracheal smooth muscle contraction, and nantenine cannot account solely for this effect of NDE.
著者
Muneo Tsukiyama Tatsuhiro Akaishi Takuro Ueki Hidenobu Okumura Kazuho Abe
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Biological and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:09186158)
巻号頁・発行日
vol.30, no.11, pp.2063-2068, 2007-11-01 (Released:2007-11-01)
参考文献数
20
被引用文献数
3 9

Although the fruit of Nandina domestica THUNBERG (ND) has been used to treat respiratory disorders such as coughing and breathing difficulty in Japan for many years, very little is known about mechanisms underlying its action. In the present study, we investigated effects of the crude extract from ND (NDE) and one of its constituents, nantenine, on contractile responses in isolated guinea pig tracheal ring preparations. In normal experimental condition, guinea pig trachea remained tonically contracted during the resting state, and addition of NDE (1 mg/ml) caused a relaxation of tracheal smooth muscles, but had little effect on the responsiveness of trachea to acetylcholine. The basal, tonic contraction was abolished by the presence of atropine and indomethacin. In this condition, NDE at 0.1—1 mg/ml inhibited histamine-induced contraction in both competitive and non-competitive manners. NDE at 0.01—1 mg/ml inhibited serotonin-induced contraction in a competitive manner. Nantenine (2—20 μM) did not affect histamine-induced contraction, and slightly inhibited serotonin-induced contraction. These results suggest that NDE has inhibitory effects on tracheal smooth muscle contraction, and nantenine cannot account solely for this effect of NDE.
著者
藤村 玲子 佐藤 嘉則 難波 謙二 太田 寛行
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.211-218, 2011-07-30
参考文献数
29
被引用文献数
2

森林をはじめとする植物-土壌生態系では、光合成による一次生産と微生物による有機物分解のバランスが成り立ち、豊かな生物相が維持されている。しかし、火山噴火というイベントはこの生態系を壊してリセットしてしまう。新たに生じた火山灰などの火山砕屑物や溶岩に住み始める生物は、肉眼では見えない微生物である。本稿では、三宅島2000年噴火火山灰堆積物に住みつく微生物について、2003年から6年間にわたって調査してきた結果を紹介する。まず、調査初年時に採取した火山灰堆積物の細菌密度の測定結果では、すでに1gあたり10^8の高いレベルに達していた。直接試料から抽出したDNAの16SリボソーマルRNA遺伝子を解析した結果は、Leptospirillum ferroxidansやAcidithiobacillus ferrooxidansといった独立栄養性の鉄酸化細菌が優占する細菌群集構造を示した。供試火山灰堆積物にはCO_2吸収活性があり、十分に高いニトロゲナーゼ活性も検出されており、これらの活性は鉄酸化細菌に由来することが推察された。2009年の調査においても、三宅島雄山上部の火山灰堆積物は酸性状態に維持され、鉄酸化細菌の優占が続き、化学合成無機独立栄養代謝が中心の微生物生態系であることが示唆された。以上の結果をもとに、火山灰堆積物に形成される微生物生態系のエネルギー代謝と初成土壌への有機・無機物質の蓄積について推察する。
著者
汪 達紘 藤田 洋史 荻野 景規 筒井 研 佐野 訓明 中村 和行 宮崎 正博 筒井 研 佐野 訓明 中村 和行 宮崎 正博 益岡 典芳
出版者
岡山大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

ヒドロキノン(hydroquinone)、ローソン(lawsone)等日常生活によく使われる化学物質を初代培養肝細胞に曝露し、高濃度になるにつれて、カタラーゼ遺伝子正常(Cs^a)及び変異 (Cs^a)とともに肝細胞生存率が有意に低くなる傾向がみられた。各曝露濃度においては、カタラーゼ活性の低いマウス(Cs^b)の肝細胞の生存率がカタラーゼ活性正常のマウス(Cs^a)に比し著しく低下した。特に美白クリームの主成分であるヒドロキノンの添加により、肝細胞のアポトーシス(細胞死)がみられ、酸化ストレス関連薬物代謝酵素CYP 2E1のmRNA及び蛋白質とともに発現が増加したことが分かった。