著者
丹羽 甲子郎
出版者
社団法人日本動物学会
雑誌
動物学雑誌 (ISSN:00445118)
巻号頁・発行日
vol.12, no.145, 1900-11-15
著者
山本 直樹 下塩 義文 古賀 広昭 徳田 正満
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学
巻号頁・発行日
vol.100, no.49, pp.1-6, 2000-05-10
被引用文献数
2

本報告は, 2対の非シールド形ツイストペアケーブル間の誘導特性について理論的に検討したものである.各ツイストペアケーブルはグラウンド上で平行2線をらせん状によじったモデルとして考え, 誘導電圧式を求めた.LAN用ツイストペアケーブルを考慮したパラメータを用いて誘導特性を推定した.推定例として, ツイストペアケーブルのよりピッチ, 線路長, 線路高に対する誘導特性を計算により求め, よりピッチと誘導特性の依存性などについて考察した.
著者
綾塚 祐二 千葉 滋 益田 隆司
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.47, pp.135-136, 1993-09-27

オブジェクト指向データベース(OODB)のためのグラフイカルューザインタフニース(GUIは、OODB上のオブジェクトを視覚化し、ユーザにオブジェクトを操作しやすい環境を与える。あるオブジェクトを視覚化するためにはそのオブジェクトに対して付加的なデータ(以下、GUIデータと呼ぶ)が必要である。このGUIデータ部分も永続化できれば、queryなどの操作の途中結果をその撹覚的表現とともに保存しておくことなどが容易になる。GUIデータを永続化するには、以下の二つの点を考慮する必要がある。まず、GUIデータと視覚化されるオブジェクトは明確に分離して格納されなければならない。あるオブジェクトに与えられる視覚的表現は一種類とは限らず、同じオブジェクトに対していろいろな独立したGUIデータが存在し得るからである。また、GUIデータの中には、再起動時の環境に依存するために単純に保存できないものも存在する。このようなものはデータベースから取り出したときにその時点の環境に合わせて値を再構成しなければならない。これら二つの点に関して、従来のGUIツールキットではアプリケーションの扱うデータとGUIデータが分離されておらず、また永続化がもともと考えられていないために不十分であった。本稿ではアプリケーションデータとGUIデータを明確に分離し、そしてGUIデータの永続化の機構も備えたMidgetと名付けられたツールキットについて述べる。
著者
岸田 義勝 木原 民雄 平野 泰宏 岩渕 明 寺中 勝美
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.40, pp.55-60, 1996-05-16
被引用文献数
6

筆者らは,インタラクティブなマルチメディアシステムを構築するために,ビデオハイパーメディア(ideo Hypermedia : VH)技術を提案してきた.今回,VHM技術を適用したアプリケーションとして観光案内システム「TakeMe」を構築した.「TakeMe」は,実写映像を断片化し構造的にデータベース化することで,ユーザのインタクラティブな要求に応じた多様な観光案内情報を提供する.実写映像によるウォークスルーを実現することで,あたかも観光地を散策しているような仮想旅行感覚を与えることが可能になった.「TakeMe」の実現を通してVHM技術の有用性を考察した.We have proposed Video Hypermedia (VHM) technology for constructing interactive multimedia systems. Now, we constructed a virtual travel system, "TakeMe". This system provides various travel information which meet ones interactive demands. We realized a video walk through system, and you can travel virtually with this system. "TakeMe" constructed based on VHM shows effectiveness of VHM technology.
著者
上田 真世
出版者
大阪大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2008

昨年度、アヒル(水禽類)及びニワトリ(家禽類)各線維芽細胞に対するA/duck/HK/342/78(H5N2)感染実験において、ニワトリ細胞でのみ生じる進行性のアポトーシスの要因としてミトコンドリアの膜電位低下を明らかにした。これに基づき、今年度は膜電位低下の主要因とされる活性酸素の過剰産生ならびに細胞内Ca^<2+>濃度の変化に焦点をあて、ニワトリ細胞におけるアポトーシス誘導に関与するか検討した。ニワトリ細胞における活性酸素マーカーの発現はH5N2感染・非感染群間で大差は認められなかったが、抗酸化剤存在下において細胞生存率の回復が認められた。次に発育鶏卵を用い抗酸化剤処理・非処理両群にH5N2感染実験を行ったが、両群間で鶏卵平均死亡時間に変化は見られなかった。以上の結果より、H5N2感染時細胞単位では活性酸素の過剰産生がニワトリ細胞における進行性のアポトーシスに関与している可能性が示されたが、個体単位における病原性には活性酸素に加えさらなる因子の存在が示唆された。一方、細胞内Ca^<2+>濃度に関してはニワトリ細胞においてH5N2感染時顕著な濃度変化は認められず、Ca^<2+>キレート剤存在下においてもアポトーシスは進行した。これらの結果よりH5N2感染時のニワトリ細胞におけるアポトーシスにはCa^<2+>濃度変化は関与しないことが明らかとなった。アポトーシスに関与するウイルス因子として、昨年度組み換えウイルスを用い高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAIV)のヘマグルチニン(HA)が重要であることを示したが、今年度はHPAIV-HAが細胞外から内へのCa^<2+>の流入を促す因子であり、その結果細胞内Ca^<2+>濃度の上昇をもたらしアポトーシスを誘導することを見出した。またHAと相互作用する宿主因子として小胞体シャペロン蛋白質であるGRP78を同定した。
著者
伊藤 啓史
出版者
鳥取大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2002

本研究の主な目的は、家禽で増殖できない野生水禽由来のインフルエンザウイルスがどのような仕組みで家禽体内での増殖能を獲得するかを分子レベルで明らかにすることである。H16年度に実施した研究では以下の成績を得た。(1)野生の水禽から分離された弱毒トリインフルエンザウイルスA/whistling swan/Shimane/499/83株(以下499株)の鶏増殖能獲得変異株24a株のリバースジェネティクス系を確立し、人工24a株(以下RG24a株)を作出した。(2)鶏での増殖が不可能な499株と可能な24a株のリアソータントウイルス(合の子ウイルス)をリバースジェネティクスにより作出した。(3)(1)、(2)で作出したウイルスを用いて鶏雛での感染実験を行い、各ウイルスの増殖能を調べたところ、HA遺伝子は24a株に由来し、その他の遺伝子は499株に由来するRG24aHA株は鶏雛で増殖可能で、その逆のHA遺伝子は499株に由来し、その他の遺伝子は24a株に由来するRG499HA株は鶏雛で増殖不可能であった。したがって、HA遺伝子が水禽インフルエンザウイルスの家禽での増殖能に関わっていることが明らかとなった。さらに、RG24aHA株のNA遺伝子を499株から24a株に交換したRG24aHANA株の鶏増殖能はRG24aHA株に比べ増強されたことから、水禽インフルエンザウイルスの家禽での効率良い増殖には適切なHA遺伝子とNA遺伝子の組み合わせが必要なことが明らかとなった。(4)499株と24a株のHA遺伝子およびNA遺伝子翻訳産物であるHA蛋白とNA蛋白の機能を比較したところ、24a株の赤血球吸着活性(HA蛋白)およびノイラミニダーゼ活性(NA蛋白)は各々499株の約45%に低下していた。以上の結果から、野生水禽由来のインフルエンザウイルスが家禽で増殖できるようになるにはHAおよびNA遺伝子に変異が生じ、その翻訳産物であるHA蛋白およびNA蛋白の機能が変化することが重要であると考えられた。
著者
佐藤 美佳 古川 裕之 松嶋 由紀子 横井 祐子 宮本 謙一
出版者
日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.245-250, 2007-03-10
被引用文献数
2 1

In clinical trials,patient name,date of birth,and sex are items of medical information used to refer to patients.Generally speaking,patient names are indicated by their initials.However,there are doubts as to whether patients may remain completely unidentified when initials are used.In this study,we investigated the identification levels of patients through the combination of the above three patient data items in post marketing surveillance data.We also investigated the necessity of items recorded in case registration forms for pharmaceutical companies and medical institutions.We investigated combinations of"K.K"and"Jan.2,1947"which were assumed to relate to the largest populations in the database of patient medical information at Kanazawa University Hospital.The total number of patients in the database with combinations of the above was 358,251.The number of patients with the initials"K.K."was 7,892(1/45),that with the initials"K.K"and"1947"was 173(1/2000),and that with the initials"K.K","1947" and"Jan"was 23,while there were only 4 patients(1/8500)with the initials"K.K.""1947","Jan"and "2".These results indicate that it would be possible to identify patients from the combination of their initials and their date of birth(DD/MM/YY).However,the size of the patient population in each medical institution's database would be an important factor since it would determine the extent to which this could be done.From the point of view of protecting personal information,it is thus necessary to consider whether it is appropriate to use patients' initials and dates of birth based on the size of patient population.
著者
養父 志乃夫 中島 敦司
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.324-328, 1997-03-28
被引用文献数
4 3

ハッチョウトンボの生息が認められた栃木県茂木町の丘陵地谷戸部の水田跡地において,成虫発生期の植生,地象構造,相対照度及び水質を調査した。また,成虫の飛翔,採餌,休息等の行動がみられた植生のタイプを調べた。この結果,成虫の縄張りはヤノネグサ・イボクサ群落及びイ・ヒメジソ群落で形成されることが明らかになった。これらの群落はいずれも浅く小さな開放水面をともなっており,地表面の相対照度は85%前後であった。また,採餌や休息は,縄張りの周囲のイ・ススキ群落で行われていた。一方,成虫の集中した地点における7〜8月の水位の変動は小さく,水深1〜3cm前後で推移した。そして,同時期の水質は貧栄養状態にあった。
著者
小林 孝 小林 繁夫 紀平 正知
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.46, no.402, pp.197-204, 1980-02-25

頭がい骨を円筒形容器として中にほとんど非圧縮の柔らかい弾性体を詰めた頭がい模型を用いて, 有限要素法により頭がい衝撃問題の基礎的研究を行った. 脳はせん断弾性係数が体積弾性係数にくらべて非常に小さく従ってポアソン比が0. 5に近い材料なので, 普通の変位法では誤った結果を与える. この困難を克服するため Herrmann の変分原理を用いた. 内部弾性体の圧力応答に対してその体積弾性率と端板の変形の影響が大きいことを明らかにした.
著者
井上由佳理
雑誌
アレルギーの臨床
巻号頁・発行日
vol.24, pp.73-76, 2004
被引用文献数
1
著者
阿部 博之 後藤 智 木村 光男 櫛引 英嗣 荒井 茂
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.60, no.578, pp.2452-2458, 1994-10-25

At the present time, there is no adequate method for experimental measurement of wall stresses in the intact ventricle. Thus, many mechanical models to predict such stresses have been proposed, in which the residual stress was ignored so that the circumferential stress at the endocardium of the left ventricle was extremely large compared with that at the epicardium. The work expressed, such as oxygen consumption, is supposed to be almost uniform through the wall thickness, or to be somewhat larger at the endocardium than at the epicardium. The models may be improved by taking account of residual stress. To take residual stress into account in mechanical models, one must measure residual strains in the no-load state of the left ventricle. The residual strains were calculated by using sliced canine left ventricles obtained during isovolumic contraction. The residual strains determined from the experiment were applied to the model proposed in the present paper and the distributions of the wall stresses were obtained. As a result, the stress concentration at the endocardium of the left ventricle was found to be largely reduced.
著者
鈴木 晶子 小田 伸午 西平 直 金森 修 今井 康雄 生田 久美子 加藤 守通 清水 禎文
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

スポーツや音楽演奏や伝統芸能における「わざ」の修練・継承においては、(1)目習いと手習いの連動、(2)修練と継承の一体化が軸となっていた。(1)目習いにおいては単に視覚のみでなく様々な運動感覚が統合的に働くこと、また手習いにおいても自己の身体動作の実際と身体イメージとの間を繋ぐために表象・言語の力が大きく関与していること、(2)修練における経験の内在化が常に継承行為の一部となっていること、創造的模倣(ミメーシス)が、経験の再構成において広義の制作的行為(ポイエーシス)へと移行していく機構が認められることが解明された。
著者
足立 昭夫 内山 恒夫 山下 知輝 野間口 雅子
出版者
徳島大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

HIV-1は霊長類であってもヒトとチンパンジーにしか感染せず、かつ、ヒトにのみエイズを発症させる。このため、病原性ウイルスの研究に最も重要な個体レベルの実験・解析が不可能であった。このような状況の下、我々は世界に先駆けてサル・ヒト細胞指向性HIV-1の構築に成功した。このウイルスはGag-CAの一部(シクロフィリンA結合領域)とVifとがSIVmac由来である。本研究課題では、このウイルスを基に、1.サル細胞指向性を決定するウイルスゲノム領域の決定、2.サル細胞指向性のメカニズム解明、3.サル細胞での増殖に馴化したウイルスの構築とその特徴、4.サル細胞指向性R5ウイルスの構築、5.アクセサリー遺伝子変異体の構築とその性格、などに取組んだ。プロトタイプのサル細胞指向性HIV-1(X4ウイルス)はブタオザル、アカゲザルおよびカニクイザル由来の末梢血単核細胞に感染可能であるばかりでなく、ブタオザルとカニクイザル個体にも感染し、免疫反応を惹起させることがわかり、病原性発現機構の解明に向け大きく前進した。しかし、このウイルスはサル細胞でのTRIM5αによる抑制を解除できておらず、増殖効率がSIVmacに比較するとわるかった。この抑制に関与するGag-CA領域も解明して、増殖効率の向上したウイルスが構築された。また、細胞馴化によりSIVmacと同程度の増殖性を示すウイルスクローン(X4およびR5)も得られている。現在、上記全ての変異を持つHIV-1分子クローンとそのアクセサリー遺伝子欠損体を保持しており、個体内ウイルス複製機構/病原性発現機構の解明、アクセサリー蛋白質の役割解明、臨床応用を目指した近い将来のサル感染実験に備えている。
著者
中村 圭介
出版者
武蔵大学経済学会
雑誌
武蔵大学論集 (ISSN:02871181)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.p49-87, 1990-07