著者
飯島 伸子
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.25-45, 1970-06-30
被引用文献数
1 4
著者
福岡 健太 浅原 正幸 松本 裕治
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.69-77, 2007 (Released:2007-01-05)
参考文献数
15

Linear-chain conditional random fields are a state-of-the-art machine learner for sequential labeling tasks. Altun investigated various loss functions for linear-chain conditional random fields. Tsuboi introduced smoothing method between point-wise loss function and sequential loss function. Sarawagi proposed semi-markov conditional random fields in which variable length of observed tokens are regarded as one node in lattice function. We propose a smoothing method among several loss functions for semi-markov conditional random fields. We draw a comparison among the loss functions and smoothing rate settings in base phrase chunking and named entity recognition tasks.
著者
大佐古智文
雑誌
癌と化療
巻号頁・発行日
vol.28, pp.677-683, 2001
被引用文献数
4
著者
南出 靖彦
出版者
筑波大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2001

関数型プログラミング言語のコンパイラで用いられるCPS変換の定理証明システムIsabelle/HOLによる検証について二つの拡張を行った.まず,CPS変換がプログラムの実行に必要な記憶領域の大きさを保存することを検証した.証明すべき性質はより複雑なものになり,証明の長さも2倍程度になった.しかし,変換で導入される変数の形式化などは,記憶領域を考慮しない場合の形式化をそのまま応用することができ,自動証明を多くの補題の証明に用いることができた.次に,変換の検証を自由変数に含む式に拡張した.前年度の検証では,扱うプログラムが閉じた式であることを仮定し,証明を単純化した.しかし,前年度の証明を再検討したところ,この制限は証明の単純化にあまり貢献していないことがわかった.そこで,本年度には,この制限を取り除いて検証を行い,この制限が本質的でないことを確認した.関数型プログラミング言語の末尾呼び出しを,Java仮想機械などの末尾呼び出しを直接サポートしていない環境で効率的に実装するためのプログラム変換を提案した.末尾呼び出しをサポートしない環境でも,特殊な関数呼び出しの仕組みを用いることで,末尾呼び出しが実現できるが,そのような方法はオーバーヘッドが大きい.提案した方法では,型推論を用いてプログラムの末尾呼び出しに関する性質を推論する.その型情報に基づき,末尾呼び出しの正当な実装が必要な関数に対してだけ,選択的に,非効率的な末尾呼び出しの実装を用いることで,オーバーヘッドを抑えている.
著者
富田 理沙 谷尾 千里 村松常司 〔他〕 佐藤 和子
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学研究報告. 芸術・保健体育・家政・技術科学・創作編 (ISSN:13461818)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.15-23, 2003-03-01

本研究では小学校5・6年生369名(男子181名,女子188名)を対象に日常ストレス・対処行動とセルフエスティームとを追究し,以下に示す結果を得た。(1)小学生の日常ストレスは「試験や試合などで失敗した」が最も多く,以下「自分が失敗するのではないかと恐れた」,「友達とうまくいかなかった」と続いた。「試験や試合などで失敗した」,「自分が重い病気になった」は男子に多く,「自分の性格のことで悩んだ」,「自分の成績のことで悩んだ」,「自分の顔やスタイルのことで悩んだ」は女子に多く,日常ストレスには性差が認められた。(2)日常ストレスの影響として最も大きかったのは「自分の大切なものを失ってしまった]であり,以下「誰かにひどくいじめられた」,「身近な人が病気になった,または亡くなった」と続いた。(3)ストレス対処行動は「信頼できる人に相談する」が最も多く,以下「勉強や趣味に集中する」,「困難に立ち向かい,努力して乗り越える」と続いた。また,「友達の家へ遊びに行く」,「気分転換のため軽い運動をする」は男子に多く,「信頼できる人に相談する」,「人に話し,気持ちを分かってもらう」,「買い物などをして気を晴らす」,「泣きわめいたり,取り乱したりする」は女子に多く,対処行動に性差が認められた。(4)男女ともセルフエスティーム得点の高い子どもは積極的対処行動が多く,セルフェスティーム得点の低い子どもは消極的対処行動が多かった。(5)男女ともセルフエスティーム得点の高い子どもはストレスの程度(ストレス個数ならびにストレス得点)が低かった。以上の結果が示すように,小学生において日常ストレス・対処行動とセルフエスティームとの関連を確認することができた。今後,小学生のストレス軽減にはセルフエスティームを高める視点からの教育指導を取り入れることが重要であることが示唆された。
著者
上村 純平 若宮 直紀 村田 正幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.691, pp.31-36, 2004-02-26
被引用文献数
1

センサネットワークにより長期間の観測を行うためには,電力効率のよい情報収集機構が必要不可欠である.センサ端末は主として情報の検出,送信,受信で電力を消費する.特に情報送信の消費電力は通信距離の2乗に比例するため,近接するセンサ端末でクラスタを構成し,クラスタヘッドと呼ばれる代表がクラスタに属するセンサの情報を集約して基地局に情報を送信する,クラスタベースの情報収集機構が有効である.LEACHでは,クラスタメンバからの情報受信および基地局への情報送信による電力消費の大きさを考慮して,クラスタヘッドを交代制にすることにより,センサネットワークの長寿命化を図っている.しかしながら,センサ端末間の残余電力の差異を考慮していない,クラスタ形成に際して領域全体へのブロードキャストが必要であるなど,端末種別や導入時期によって残余電力の異なる多数のセンサ端末からなるセンサネットワークでは効率的な情報収集が行えない.そこで,本稿では,局所的な情報交換にもとづいてセンサ端末が自律分散的に適切なクラスタを構成するクラスタリング手法を提案する.シミュレーションによる評価を通して,クラスタベースの情報収集機構のひとつであるLEACHと比較して,残余電力が均一な場合とばらつきがある場合の両方において,提案手法がより長期間に渡り,多数のセンサから情報収集を行えることを示している.
著者
坂木 佳寿美
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.11-20, 1980-03-01
被引用文献数
1

1)分泌した脂肪酸の数・量は個人差が著しい。2)被検者全員に分泌がみられた脂肪酸は,C_<14>(ミリスチン酸),C_<16>(パルミチン酸),C_<18>(ステアリン酸)の3脂肪酸,量的に多い脂肪酸はC_<16>(パルミチン酸),C_<18>(ステアリン酸),C_<18-1>(オレイン酸),C_<16-1>(パルミトレイン酸)の4脂肪酸である。3)個人の脂肪酸構成比は,大差なくC_<18>が約54%,C_<18>が約27%,C_<18-1>,が約8%,C_<16-1>が約5%,C_<14>が約5%,C_<12>が0.2%弱である。但し,分泌している脂肪酸と分泌していない脂肪酸があり,全員に適用することは不可能である。4)分娩後に分娩前の約10倍近い分泌量が認められた。5)陣痛時間の平均は約4時間前後であるが,その時の皮脂分泌量を平均値とするならば,それより短いか長い陣痛時間の妊婦の皮脂分泌量は,増大している。6)分娩時刻別の皮脂分泌は,午後の方が午前より分泌量が多く,日内リズムに則している。7)分娩の月別皮脂分泌は,各月の分泌動態から季節変動が認められる。以上,陣痛,分娩という特殊な状態におかれても,ホメオスタシスを基盤に生体リズムを繰り返しながら,生理機能は営まれている。汗や尿成分,内分泌腺系,神経系,血液成分等と同様に皮脂分泌も,外部環境に対して変動することから,基礎代謝,特に熱量産生に関しての間接的指標となり得る,と考えたい。
著者
池田 揚子 IKEDA Yoko
出版者
岩手大学教育学部附属教育工学センター
雑誌
教育工学研究 (ISSN:02852128)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.63-70, 1987-03-01

家事労働軽減のために開発されてきた洗濯機に,放り込めばあとは洗濯機が洗ってくれるから安心と思っている人がふえている。本当に衣類の汚れ除去はこれでよいのだろうか。この疑問を解明する一つの実験研究である。洗濯槽内の浴と布の相対回転速度を手がかりに,洗浄効率との関係から機械作用を考察する方法を用いた。布はポリエステル・綿混紡ブロードで大きさは4種類である。即ち幅を一定とし,長さ,形を変化させた。洗浴は一定とし,布の枚数を変えることにより,浴比を4-5水準とした。結果,長方形の布で1枚が100g-200gの場合,高浴比では相対回転速度も洗浄効率も増加した。これは相対回転速度と布の変形が,機械作用に寄与したと考えられる。然し,布重量が400gに増すと布の移動に力が必要のためか,布の変形に及ばない。洗浄効率も増加しない。筒形にした布の挙動は長方形と異なり,高浴比では洗浄効率の上昇は見られなかった。洗濯槽内のパルセーターは決った水流しか作り出さないが,布を入れることにより槽内の動きは独特の様相を呈し,汚れ除去も種々相を成す。
著者
鈴木 聡子 阿部 祐子 船橋 良 片山 倫子
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.58, no.9, pp.589-596, 2007-09-15

We evaluated the washing performance of 3 basic type and 6 domestic automatic washing machines using the evaluation method of Katayama et al. The 3 basic types were the agitator type (JIS standard washing machine), the tumbler style (Wascator), and the whirlpool type (Two-tub washing machine). The 6 domestic automatic washing machines were 4 tumble style washing machines, 1 whirlpool type washing machine and 1 beat-wash type washing machine sold in the last five years. As a result of a comparison of their washing performance, the JIS standard washing machine removed dirt much better than the others, and its Mechanical Action Value was much higher than the others. The two-tub washing machine showed the second best detergency and Mechanical Action Value. The Wascator showed much worse detergency, and its Mechanical Action Value varied widely. We also tried to examine the washing performance of the standard washing course of each of the 6 domestic automatic washing machines for 4.0kg loads washed in water for 10min. As a result of a comparison with their previous washing performance, their detergency was no different, but their Mechanical Action Values varied widely.
著者
草間 裕介 橋本 修 牧田 実
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.190, pp.67-74, 1999-07-16
被引用文献数
1

本研究では, 現状の溝寸法に対して深さが約半分のチョーク溝について, FD-TD法を用いて検討した. 検討においては, まずTEMモードに対して, 損失材をチョーク溝と併用した場合も含めて, その配置位置や材質に対する検討を行った. そしてこの最適構造をもとに周期構造を設けた3次元モデルを作成し, 実際の漏洩電波により近い高次モードを含んだ漏洩波に対するシールド効果の計算を行った. この結果, 溝の深さを従来の半分にした構造においても, 30dB以上のシールド効果が得られることや, 損失材を併用して周期配置した場合では, さらに良好なシールド効果が得られることを確認した. また, 一例として試作したチョークのシールド効果は約31dBであり, 解析結果の妥当性も実験的に確認できた.