著者
川本 博之
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
学術講演梗概集. F-1, 都市計画, 建築経済・住宅問題 (ISSN:13414534)
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.123-124, 2008-07-20

Important historical arhcitectural facilities was related to the Shinto shrine relation and the position had been decided. The position was decided in the azimuth line where the base point was connected with the base point. The base point are Sacred monutains and Shrines of high rank. The Place decided by the base point is Main shrine position and Castle tower position. The main castle of the Mouri family valued the relation between the Usa Shrine and the Itsukushima Shrine. The thing appears to the composition of the castle and the composition of the castle town.
著者
吉田 篤夫
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
衛生化学 (ISSN:0013273X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.110-120, 1992-04-30

The mechanism for the international regulatory control of drugs of abuse under the Single Convention on Narcotic Drugs and the Convention on Psychotropic Substances is outlined. A historical overview of the substances which have been added to the list of controlled drugs is presented, focusing on the review of dependence-producing substances by the World Health Organization (WHO) for international control decisions.
著者
高屋 むつ子
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.127-131, 1997-05-20

大根キムチ中のニトロソアミン生成量並びに唐辛子の赤色色素カロチノイドに及ぼすビタミンC(アスコルビン酸ナトリウム)添加の影響について検討した。1)下漬した大根2kgに,あみ塩辛および鰹塩辛をそれぞれ80g,0.25%アスコルビン酸ナトリウム溶液(AsANa)を500mlを添加して製造した漬物は,AsANa無添加に比較して,ジメチルニトロソアミン(DMNA)の生成速度と生成量が抑制された。2)上記大根に韓国産唐辛子40g,ニンニク50g,同様にAsANaを500ml添加した大根キムチは,AsANa無添加に比較してDMNAの生成量が抑制された。3)AsANaを添加した大根キムチにおける唐辛子のカロチノイド色素は,褐変が防止された。
著者
岩本 康志
出版者
日本経済国際共同センター
巻号頁・発行日
2009-05

本稿では,行動経済学で着目されている行動の誤りの存在が,合理的な個人を前提としていた規範的な議論にどのような影響を与えるかを考察する。行動経済学で着目されている行動の誤りは,ただちに温情主義的政策を正当化するわけではない。行動経済学の知見は実は自由主義よりも温情主義の方に大きな影響を与えると考えられる。自由主義はもともと個人の合理性の限界を認識し,自由の価値を認める立場であるので,個人が合理的に行動しないという知見は,政府の能力の限界を裏付けるものである。また,研究者が他者の非合理性を科学的・客観的に確認できたとされる範囲はごくわずかであり,政策に応用できる分野は現在のところ限定されている。さらに,経済政策の対象となるのは,個人の非合理性そのものではなく,その行動が経済全体に対してもつ影響である。したがって,個人の非合理的な行動が社会的に望ましくない結果をもたらすという主張がされたとしても,それは個人の非合理的な行動をするという仮説と,行動が経済に与える影響についての仮説が一体となっている。そして,後者の仮説の検証には,伝統的な経済学による分析が引き続き重要な役割を果たす。以上のような留意すべき事項の存在は行動経済学が政策にとって無価値であることを意味するものではなく,こうした留意点を理解した上で行動経済学を政策に適用していく議論は,政策を大きく進化させる可能性を秘めている。行動経済学者が提唱している新しい温情主義の考え方は,伝統的な経済学における温情主義的政策の議論を大きく進化させることが期待される。
著者
古田 東朔
出版者
福岡女子大学
雑誌
文芸と思想 (ISSN:05217873)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.11-19, 1955-07-01
著者
足立 重和
出版者
愛知教育大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2001

今年度は、岐阜県郡上郡八幡町における「郡上おどり」の現状を事例にしつつ、伝統文化を「所有」するということは一体どのような現象なのか、その一端を明らかにしていきたい。昨年の報告書にて研究代表者が議論したことは、ある盆踊りが「郡上おどり」と名づけられた瞬間に生じる規範的な期待であった。具体的に言えば、「郡上おどりは誰のものなのか」が問題になったとき、「地元住民」は、踊り能力の有無にかかわらず、「郡上おどり」という名づけに付着した"郡上"という固有名詞に着目して、「郡上おどりは郡上八幡人のもの」という"思考のエコノミー"を行使するのである。このような規範的な期待のおかげで、地元住民は、いくら踊りを踊らなくても、踊りを崩して踊っても、それらの実践が「地元らしさ」「土臭さ」という表象を可能にさせてしまうがゆえに、郡上おどりの所有権を楽々と主張することができた。ただ、この戦略は、いわゆる「よそ者」に対しては通じるが、同じ「郡上八幡人」のあいだでの所有権争いになったときには、通じない。そこで、地元住民どうしは、自分たちを改めて「郡上八幡人」だと自己規定したうえで、自分たちの踊りには「風情がある」と語りつつ、絶えず差異化をはかろうとする。つまり、これらの事実から言えるのは、伝統文化の「所有」とは、常にある文化形態の担い方を他の担い方と同じ地平(=客観的な基準)で評価されることに対して拒絶していくことであり、そのような拒絶を通じて「自分たちがイニシアティブを保持している」ことを示すということである。そういった意味で、伝統文化の「所有」とは、何らかの実体を保持することではなく、たえず何らかの実体を保持しているかのように"示す"ことなのである。
著者
秋山 泰
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.239-245, 2005-03-15
参考文献数
4

生物学と情報科学の両方の基礎を持った人間を育てるにはどうすれば良いのだろうか.それぞれを中途半端に教えるよりも, 初めにどちらかの基礎をしっかり教えるべきだとの論が多く見られる.初心者を教えた経験のある人にはそれはまさに実感だと思うが, しかしよく反省してみればそれは旧弊な教え方しかできない教育体制の問題ではないのか.それとも両学問のエッセンスを同時に修得することはそもそも困難なのだろうか.本稿では, バイオインフォマティクスの研究者または技術者に求められる要件を述べ, なぜ我が国でバイオインフォマティクス技術者が不足し, その養成が難しいと言われているのかを考察する.また, 我が国における人材養成の現状について, 最近設置されている人材養成ユニットなどを紹介する.平成16年に開始されたバイオインフォマティクス技術者の認定制度も紹介する.
著者
柴田 光彦
出版者
跡見学園女子大学
雑誌
跡見学園女子大学紀要 (ISSN:03899543)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.37-62, 2001-03-15

滝沢馬琴は寛政十年 (一七九八) に累代の墓を修復建立のために自筆の『滝沢氏墓誌』を記し、その墓の図まで書き残している。また後年著した家譜『吾仏之記』にも墓地改葬の記事があり、これは影印・翻刻共にあって、既に世に知られているものである。ここでは前者を新たに翻刻紹介し、後者の記事を合わせ参照して、東京文京区の茗荷谷の菩提寺、深光寺の墓地に現存する滝沢家の墓碑群の銘文について考察を試みた。