著者
Florian Quadt André Düsterhus Heinke Höck Michael Lautenschlager Andreas V. Hense Andreas N. Hense Martin Dames
出版者
CODATA
雑誌
Data Science Journal (ISSN:16831470)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.89-109, 2012 (Released:2012-11-09)
参考文献数
26
被引用文献数
4

In a research project funded by the German Research Foundation, meteorologists, data publication experts, and computer scientists optimised the publication process of meteorological data and developed software that supports metadata review. The project group placed particular emphasis on scientific and technical quality assurance of primary data and metadata. At the end, the software automatically registers a Digital Object Identifier at DataCite. The software has been successfully integrated into the infrastructure of the World Data Center for Climate, but a key objective was to make the results applicable to data publication processes in other sciences as well.
著者
平岡 透 矢野 啓司 瀧山 龍三
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.96, no.492, pp.55-62, 1997-01-24
被引用文献数
6 3

画像の輪郭線及びテクスチャ情報は, 画像認識においてしばしば単独で用いられるが, これら2つの情報を同時に用いればより効果的な認識が期待できる. 本稿では, 輪郭線情報としてP型記述子のパワースペクトルを, テクスチャ情報としては濃度共起行列から作られる行列の要素を用い, これらを統合し, 拡大・縮小, 平行移動, ある角度の回転に関し不変な画像の識別法を述べるユークリッド距離とニューラルネットワークをそれぞれ用いて識別実験を行い, 輪郭線及びテクスチャ情報を単独で用いた場合とそれらを統合した場合とを比較する. 特に認識対象として魚画像を取り上げる.
著者
村瀬 雅俊
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:08272997)
巻号頁・発行日
vol.82, no.1, pp.57-64, 2004-04-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
尾関 之康 西森 秀稔
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.17-21, 1987-04-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
北村 裕太 松葉 浩也 石川 裕
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.80, pp.121-126, 2007-08-02
被引用文献数
4

64 ビットアーキテクチャ PC において、一台の PC が持つ物理メモリ容量以上の仮想メモリ空間を利用できるようにするための遠隔スワップメモリシステムを Linux カーネル上に設計する。予備実験として、ネットワークブロックデバイスを用いた Linux のスワップ機構を評価し問題点を示す。次に、Linux のスワップ機構とは異なる新しい遠隔スワップメモリシステムを設計する。本システムでは、ネットワークブロックデバイスが効率良くデータ転送を送れるように、連続物理ベージ単位で領域を管理する。ユーザが定義できるページ入れ換えアルゴリズム機構を提供することにより、アプリケーションのメモリアクセスパターンによる投機的ページ入れ換えを可能とする。A new remote swap system in the Linux kernel, running on a 64 bit PC, is designed in order to provide virtual address memory whose size is larger than the physical main memory. As an experiment, the Linux swap mechanism is evaluated using a network block device. We, then, propose a new remote memory swapping system which differs the original Linux swap system. In the system proposed, the contiguous physical pages of a user process are managed so that the network device may send and receive physical pages efficiently. A new system call, defining page replace algorithm, has been introduced to realize speculative page replacement based on the application memory access pattern.
著者
渡辺 隆志 長谷山 美紀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.536, pp.7-10, 2007-02-15
被引用文献数
4

本稿では,データベース中に含まれる画像を類似した画像の集合に分類する手法を提案する.以前我々は,画像を色ヒストグラム間の2次形式距離に基づいて分類し,さらに画像の構図に着目することで分類結果の高精度化を図る手法を提案した.しかしながら,予め定義した少数の構図のみを用いていたため,画像中の色の分布について十分に考慮することができず,異なる被写体を撮像した画像であっても,同一の集合に分類されてしまうことが確認された.そこで本稿では,画像中のより詳細な色分布に着目した新たな類似画像分類手法を導入する.提案手法では,画像中の色分布について考慮することが可能である色コリログラムを用い,K-means法により画像の分類を行う.さらに,エッジとその周辺画素の色に着目した再分類処理を施すことで,より高精度な類似画像分類を実現する.
著者
望月 貴裕 蓼沼 眞 藤井 真人 伊藤 崇之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.88, no.8, pp.1729-1739, 2005-08-01
被引用文献数
3

本論文では, 検索対象データベース(DB)に出現頻度の高いテクスチャ及び色集合(代表テクスチャ, 代表色)を用いて描画した問合せ画像による画像検索手法を提案する. 代表テクスチャは, DBの画像特徴ベクトル集合のクラスタ分析により抽出する. また, 代表色は, DBのHSVヒストグラムに基づき求める. 更に, 提案手法によるユーザインタフェースを試作し, これを用いた画像検索実験により, 利用者の検索意図を反映した良好な結果が得られることを確認した.
著者
金子 佳代子 伊藤 千夏 北島 光子
雑誌
横浜国立大学教育人間科学部紀要I(教育科学) (ISSN:13444611)
巻号頁・発行日
no.11, pp.1-10, 2009-02-28 (Released:2016-09-14)

骨粗鬆症は高齢者のQOLを著しく低下させることから、その予防に大きな関心がもたれている。骨粗鬆症の予防として若年期に獲得される最大骨量を高めることが重要とされ1)、そのために栄養バランスの良い食生活と適度な運動を習慣化することが望ましいと考えられている。若年期において骨量と食習慣との関わりについて検討した報告はあるものの2-13)、両者に関連がみられたとするものと関連がみられなかったとするものがあり、見解は一致していない。我々はこれまで、9~22歳の成長期の男女を対象として骨量の年齢別推移を調査した結果、骨量は9歳から14歳までは男女間に差はなく年齢と共に増加すること、15歳以降は女子よりも男子のほうが有意に高値を示すようになること、女子は15歳、男子は18歳で成人と同レベルに達することを報告した14)。また、中学生期における骨量と生活習慣との関わりを検討し、運動習慣のある人及び体力の指標の得点が高い人の骨量が高かったこと、骨量と食習慣には関連はみられなかったことを報告している13)。本報ではさらに、高校生期の骨量と、体格の指標、カルシウムを多く含む食品の摂取状況、運動習慣などとの関連について検討を行った。 The purpose of this study was to investigate the relationship between bone mass and intake of calcium-rich foods, habitual exercise, body composition and grip strength in 496 Japanese high school students of both genders aged 15-17y. Transmission index (TI) and speed of sound (SOS) at the calcaneus measured by using AOS-100 (ALOKA Co., Ltd, Tokyo). Osteo sono-assessment index (OSI) is given by OSI = TI × SOS2, used as an index of bone mass. OSI was significantly higher in male than in female. Weight, BMI, lean body mass and grip strength had a significant association with OSI in both males and females. In females, weight, habitual exercise during junior high school, current milk consumption, consumed dairy products during junior high school, habitual exercise for last one year had significant increasing effects on OSI in multiple regression analysis. On the other hand, in male, current milk consumption, grip strength, habitual exercise during junior high school had significant increasing effects on OSI in multiple regression analysis. The present finding suggest that OSI is significantly related to intake of calcium-rich foods such as milk and dairy products, and to habitual exercise since junior high school students. Furthermore, it is important to continue such lifestyle for acquisition of high peak bone mass.
著者
中井 隆洋 蓼沼 眞
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, no.33, pp.25-29, 2002-05-24
被引用文献数
1

画家によって描かれた絵画のテクスチャ(筆遣い)を特徴付ける物理量を調べ,それらとテクスチャの視覚的な印象との間にある種の関係が成り立つことを示した.
著者
マルラ 俊江
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.73, pp.34-44, 2005-03

北米日本研究資料調整協議会(North American Coordinating Council on Japanese Library Resources (NCC))の設立・組織,および現在進行中の活動について紹介する。その活動は,日本語資料蔵書共同構築,アクセス改善,日本研究司書教育に大きく分けられ,主なプロジェクトに,多巻セット(Multi-Volume Sets Project),日本美術カタログ収集,ジャパン・プロジェクト,AskEASL,T-3プロジェクトがある。他に,電子資料委員会及び国際交流基金図書館支援プログラム諮問委員会の活動に言及する。
著者
高山 憲之 鈴村 興太郎 青木 玲子 玄田 有史 小椋 正立 小塩 隆士 土居 丈朗 原 千秋 臼井 恵美子 清水谷 諭
出版者
公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構
雑誌
特別推進研究
巻号頁・発行日
2010-04-21

近年、年金をはじめとする世代間問題が緊急性の高い重大な社会問題の1つとなっている。本研究では、くらしと仕事に関するパネル調査等、各種の実態調査を実施して世代間問題の内実を的確に把握した一方、経済理論を駆使して世代間問題の本質をえぐりだした。そして世代間対立を世代間協調に転換するための具体的アイデアを提示した。
著者
中川 聖一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.83, no.2, pp.433-457, 2000-02-25
被引用文献数
66

本論文では音声認識の最近の研究動向について述べる.まず, はじめに, 現在の機械による音声認識能力がまだ人間の能力に及ばないことを述べ, 特に音響モデルの改善が必要なことを論じる.次に実用化にとって重要な雑音等に頑健な特徴パラメータや前処理について述べる.情報理論やパターン認識の立場から認識対象と同じ環境で収集された多量の音声サンプルを用いることが有用であることを指摘する.次に音声認識の中心技術である音響モデルと言語モデルについて述べる.まず, 音響モデルの中心技術となっている隠れマルコフモデル(HMM)の原理と限界を述べ, 最近の改良研究について詳述する.言語モデルの音声認識における役割は, 発声され得ない認識候補の除外, すなわち探索空間の削減にある.言い換えればエントロピーを小さくするモデルが好ましいという観点から統計的な言語モデルの最近の研究動向を述べる.最後に, 音声認識システムを構築するのに留意すべき点について論じる.
著者
吾妻 崇
出版者
日本第四紀学会
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.29-42, 1997-02-28 (Released:2009-08-21)
参考文献数
21
被引用文献数
2 2

淡路島北部の活断層について,空中写真(縮尺約1/10,000)の判読に基づき,変位地形の記載および活動度の再評価を行った.写真判読の結果,釜口断層と蟇浦断層を新たに認め,各断層において低断層崖や水系の屈曲がみられることを明らかにした.また,当地域の活断層を3つの断層系(淡路島東縁断層系・西縁断層系・横断断層系)に分類した.楠本断層と野田尾断層では,山麓線より平野側に低断層崖が存在する.1995年以前には野島断層に沿ってそのような低断層崖はみられず,1995年以前の活動(約2,000年前)により形成された低断層崖は侵食され消失したと考えられる.断層の活動度は,断層を横切る水系の屈曲量(D,単位m)と断層よりも上流の長さ(L,単位m)を楠本・東浦・野田尾・釜口・野島断層について調べ,関係式D=aL(松田,1975)のaの値から評価した.その結果,東縁断層系では楠本断層よりも東浦断層の方が活動度が大きいこと,西縁の野島断層の活動度は東浦断層に匹敵することが明らかになった.今回新たに認められた釜口断層bは逆向き低断層崖と考えられ,東側の海底には逆断層の存在が推定される.淡路島横断断層系では,横ずれ変位地形は認められず,西縁断層系の隆起側花崗岩類ブロックの移動に関係した逆断層的な変形が段丘面にみられる.
著者
押田 芳治
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

核のDNAと比較して,ミトコンドリアゲノムは小さいものの,機能している部分は核DNAの3分の1にも及ぶ.これに加えて,ミトコンドリアDNAの進化速度は核DNAよりも5倍から10倍高いので,ミトコンドリアゲノムの多様性は核ゲノム全体の多様性に匹敵すると考えられる.これらの特徴から,トレーナビリティー、肥満、2型糖尿病との関連を検討した。さらに、ミトコンドリアゲノム変異により引き起こされる細胞内応答を明らかにし、ミトコンドリア病の分子メカニズムを解明する手がかりを得るために、3243A>G変異{MELAS (mitochondrial myopathy, encephalopathy, lactic acidosis, and stroke-like episodes)の主要変異}、8993T>G{NARP (neuropathy, ataxia, and retinitis pigmentosa)の主要変異}を有するサイブリット(2SD細胞、NARP3-1細胞)を用いて、DNAマイクロアレイによる遺伝子発現解析を行った。その結果、ハプログループAでは、ATP合成酵素の第6サブユニットの90番のアミノ酸であるHisをTyrに置換する多型は、マラソン選手や駅伝選手において高頻度で検出された。ハプログループM7b2は,非肥満者に比して肥満者に高頻度で検出された。また、正常なミトコンドリアを持つ143B細胞と比較して、MELAS、NARP変異を持つ2SD細胞、NARP3-1細胞では、CHOP、ASNS、ATF4の発現量が増加していることが判明した。さらに、CHOP、ASNSの発現上昇がAARE、NSRE-1を介しており、ATF4の発現に依存していることが明らかになった。