著者
姜 奉植
出版者
岩手県立大学高等教育推進センター
雑誌
リベラル・アーツ = Liberal arts (ISSN:18816746)
巻号頁・発行日
no.10, pp.35-54, 2016-03

한국어는 구어에서 음운 변화가 활동적으로 일어난다. 음운 변화는 규칙적으로 일어나고 있어 학습자(일본어를 모어로 하는 한국어 학습자. 이하 ‘학습자’로 약칭.) 들에게 발음 규칙을 제정하여 교육하고 있는 것이 현실인데 본고에서는 표준발음으로 인정치 않는 ㅎ음 약화와 중모음의 단모음화, 변자음화 현상까지 넣은 12개의 음운 변화를 다루었다. 특히 학습자들이 12개의 음운 변화를 빨리 이해하는 데에 주안을 두었는데 음운 변화를 빨리 이해하면 할수록 그만큼 음운 변화에 대한 습득도 빨라진다고 판단했기 때문이다. 음운 변화 이해를 도모하기 위해서 먼저 일본어에서 일어나는 유사한 음운 현상을 찾아냈고, 이를 통해 한일어 간의 음운 변화를 비교할 수가 있는데, 학습자 들은 한국어의 음운 변화를 논리적으로 수월하게 이해하게 되는 효과가 있으며 또한 음운 변화의 습득도 이해도가 향상된 만큼 빨라지는 효과가 기대된다고 하겠다.

2 0 0 0 OA 紀要

著者
日本橋学館大学紀要編集委員会
出版者
日本橋学館大学
巻号頁・発行日
no.(2), 2003-03-30
著者
安藤 句美子
出版者
日本語教育方法研究会
雑誌
日本語教育方法研究会誌 (ISSN:18813968)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.68-69, 2016

In this study, the author analyzed vocabulary in elementary and junior high school textbooks for children with foreign backgrounds from the perspective of collocations. The types of collocations used in BCCWJ textbooks were surveyed, analyzed. This resulted in the compilation of a "List of collocations and related vocabulary in elementary and junior high school textbooks" by subject. The list includes supplementary information on the meanings of nouns and verbs, context, antonyms and contrary phrases, and common expressions. Finally, based on this list, as a basic pedagogical method, the author created sample assignments and review exercises.
著者
栗本 桂二 磯島 修 直良 有香 穴田 高 小林 芳友 小林 充治 新井 英雄 高柴 正悟 難波 秀樹 横山 雅之 光田 由可 水島 ゆみ 野村 慶雄 村山 洋二 上田 雅俊 寺西 義浩 藤原 一幸 橋爪 彰子 釜谷 晋平 細山 陽子 上羽 建二 大西 和久 白井 健雄 大橋 哲 東 浩介 木岡 慶文 南林 繁良 田中 真弓 北村 卓也 牧草 一人 山岡 昭 浦口 良治 萩原 さつき 福田 光男 小田 茂 林 成忠 竹蓋 弥 米良 豊常 峯岸 大造 梅田 誠 中元 弘 稲富 洋文 ラーシイシン ナロンサック 野口 俊英 石川 烈
出版者
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.191-205, 1988-03-28 (Released:2010-08-25)
参考文献数
17
被引用文献数
5 2

塩酸ミノサイクリン (MINO, 日本レダリー, 東京) を用いて歯周炎の局所治療法を確立するための研究を行なってきた。本研究は, MINOを2% (力価) に含有する軟膏製剤 (LS-007) を臨床的に用い, その有効性, 安全性ならびに有用性をもとに用法を検討したものである。4mm以上のポケットを有する辺縁性歯周炎患者45名の119歯を被験歯とし, LS-007とそのプラセボ, および市販のミノマイシン錠 (日本レダリー) を用い, 微生物学的および臨床的に用法を検討した。その結果, LS-007の局所投与は歯周病治療において, 臨床的有効性, 安全性および有用性があると結論した。
著者
吉川 亮平 小原 香耶 三浦 士郎 小林 信周 吉田 光宏
出版者
公益社団法人 日本栄養士会
雑誌
日本栄養士会雑誌 (ISSN:00136492)
巻号頁・発行日
vol.63, no.7, pp.381-386, 2020 (Released:2020-07-01)
参考文献数
27

認知症高齢者は認知機能の障害とそれに伴う行動心理症状により転倒リスクが高く、転倒による骨折が患者の生活の質のみならず、認知症進行への関与が予想されることからも、骨量の評価は極めて重要と考えられる。本研究では、独立行政法人国立病院機構北陸病院の認知症外来受診者における骨量の実態を調査するとともに、栄養状態等との関連性について検討を行った。骨量の評価には超音波骨密度測定装置を用い、踵骨部における音響的骨評価値(OSI)を測定した。対象者の平均OSIは、男女ともに若年成人平均値よりも著しい低値を示した。OSIを目的変数とした重回帰分析の結果、男性ではBMIとヘモグロビン濃度、女性では年齢、赤血球数、手段的日常生活動作が寄与因子として認められた。認知症外来受診者のOSIが低値であることを認め、骨粗鬆症対策や転倒予防の重要性が示唆された。また、男性は骨量と栄養状態に関連性を認めたが、女性は外来受診時の骨量と栄養状態に顕著な関連性は見られず、若年時からの一次予防が重要であると考えられた。
著者
山下 麻衣
出版者
京都産業大学
雑誌
京都マネジメント・レビュー (ISSN:13475304)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.25-38, 2015-05-15

本論文の目的は,日清戦争以降から満州事変以前において,日本赤十字社がどのような救護をおこなっていたのかを明らかにすることにある.日本赤十字社の主たる事業上の使命は,戦傷病者をケアすることであった(「戦時救護」).但し,国際赤十字社は,1920 年以降,健康管理や疾病予防のための取り組みを行なうようになった.この流れを受けて,日本赤十字社は,少年赤十字を結成し,学校看護婦および社会看護婦を養成し,林間学校を文部省と協力して行なうようになった(「平時救護」).これら事業は日本における健民健兵政策と強く結びついていた.
著者
浦田 早苗 Urata Sanae
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤大學法學部研究紀要 (ISSN:03899896)
巻号頁・発行日
no.68, pp.112-94, 2010-03
著者
田中 総一郎
出版者
日本重症心身障害学会
雑誌
日本重症心身障害学会誌 (ISSN:13431439)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.77, 2017

第43回日本重症心身障害学会を、杜の都仙台で開催させていただくことになりました。今回のテーマは「重症心身障害児者のいのちを育むこころと技」です。ご家族、医療、福祉、教育、行政などさまざまな立場の皆さまが、大切に重症心身障害児者のいのちを育まれてきた、そのこころと技を持ち寄る場所になり、お互いのはげみになればうれしく存じます。本学会の会員は、医療職、教職、福祉職と幅広く約2,000人の先生方によって成り立っています。多職種連携のキーワードは、相手に対する「リスペクト」と「おおらかさ」といわれます。それぞれ受けてきた教育や専門とする分野は違っても、同じ方々の幸せを願っています。生命を守る医療の視点と生活の豊かさを創る教職と福祉の視点、この両眼を大切にしていきたいですね。教育講演では、長年にわたって重症心身障害教育に尽力してこられた東北福祉大学の川住隆一先生と、多職種連携や地域包括ケアなどこれからの在宅医療の考え方について医療法人財団はるたか会の前田浩利先生にお話しいただきます。平成23年の東日本大震災と平成28年の熊本地震の経験は、重症心身障害児者の防災に大きな教訓を残しました。シンポジウム1「災害に備えて−たいせつにしておきたい普段からのつながり−」では、宮城と熊本から、医療が必要なこどもたちの災害時の対応と地域づくり・街づくりを大切にした復興についてお話しいただきます。シンポジウム2「家族と暮らす・地域で暮らす−重症心身障害児者の在宅医療・家族支援−」では、大切に守り育てられた重症心身障害の方々の在宅医療と家族支援をどのように地域で展開していけばよいかを考えてまいりたいと思います。シンポジウム3「重症心身障がい児者と家族の生活世界を広げる支援」では、小児訪問看護の視点から子どもや家族に寄り添った支援制度のあり方を討論いただきます。昨年好評をいただきました看護研究応援セミナーは、今年も引き続き第2回を開催いたします。また、今回から新しい試みとして、講義と実技を組み合わせたハンズオンセミナーを行います。「重症心身障害児者の伸びる力を信じる食事支援」では、実際に再調理したり食べたりする経験を通しておいしく楽しい食事支援を学びます。「呼吸理学療法・排痰補助装置」では、急性期と慢性期の呼吸理学療法の実際と排痰補助装置を実技研修で体感します。それぞれ第2部の実技は事前登録制ですが、第1部の講義はどなたでも聴講できますので当日会場へお越しください。2日目の午後は市民公開講座として広く一般の方々にもお越しいただける場としました。本学会の目玉であるファッションショーは、地元のファッション文化専門学校DOREMEと陽光福祉会エコー療育園のご協力をいただき、7人のモデルさんがドレスや着物などで登場します。特別講演「生きることは、聴くこと、伝えること」では、仙台市在住の詩人、大越桂さんと昭和大学医療保健学部の副島賢和先生による対話形式で、いのちと言葉についてお話しいただきます。大越さんは、出生時体重819グラム、脳性まひや弱視などの障がいや病気と折り合いながら生きてきた重症心身障害者です。「自分は周りが思うより、分かって感じているのに伝えられない。私はまるで海の底の石だった。」喉頭気管分離術を受けた後に13歳から支援学校の先生の指導のもと筆談を始めました。今は介助者の手のひらに字を書いて会話します。「生きることを許され、生きる喜びが少しでもあれば、石の中に自分が生まれる。」副島先生は昭和大学病院の院内学級の先生です。病気の子どもである前に一人の子どもとして向き合ってこられました。「もっと不安も怒りも表に出していいよ。思いっきり笑って自分の呼吸をしていいんだよ」と子どもをいつもそばで支えてくれます。皆さまご存知の小沢浩先生も絡んで、楽しい時間となるでしょう。一般演題には303演題の申し込みをいただきました。プログラム委員会の審議の結果、口演141題、ポスター162題と決定いたしました。プログラム委員会の先生方にはお忙しい中を本当にありがとうございました。この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。プログラム委員会(敬称略、50音順)相墨 生恵 植松 貢 遠藤 尚文 小沢 浩 梶原 厚子 菅井 裕行 田中総一郎 遠山 裕湖 冨樫 紀子 萩野谷和裕 前田 浩利爽やかな秋の仙台で、皆さまにお目にかかれますことを楽しみにいたしております。
著者
丸尾 敏夫
出版者
JAPANESE ASSOCIATION OF CERTIFIED ORTHOPTISTS
雑誌
Japanese orthoptic journal (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.9-19, 2010-12-29
被引用文献数
1

50数年前に始まった我が国の現代斜視学では、両眼視機能の回復が重視され、斜視の早期治療が唱えられた。時代は変わっても、大人の斜視は手遅れで治らないとか、片眼視力障害のある斜視はすぐ戻るという理由で手術をしたがらない眼科医が多い。一方、小児では、無意味な斜視視能矯正が漫然と行われている傾向にある。<BR> テレビで活躍している著名な演出家のテリー伊藤氏は3年前外斜視の手術を受け、手術前の診察、手術、手術後の経過がドキュメンタリーで放映された。テリー氏に、斜視患者の悩みと手術の感想を語ってもらった。斜視患者は両眼視機能は問題でなく、外見に最も苦しんだ。手術は痛みより治るという期待の方が大きかった。手術により見掛けばかりでなく、心の斜視も治った。手術後は活躍の場がさらに広がり、斜視眼がどうしてもっと早く治してくれなかったかと語りかけた。<BR> 斜視の治療目標は、眼位の矯正が第一であり、両眼視機能は飽くまで整容的治癒の後に付いてくる二次的のものである。
著者
島村 宣男
出版者
関東学院大学[文学部]人文学会
雑誌
関東学院大学文学部紀要 (ISSN:02861216)
巻号頁・発行日
no.117, pp.73-92, 2009

毎年の2月14日、遠く紀元3世紀の古代ローマは聖ワレンティヌス(St. Valentinus)殉教の日、いつからか若い恋人同士の守護聖人として崇められて久しい。この東洋の異邦にあっても、夙に「国民的行事」と化して、身近な女性からのチョコレートの贈与に目尻を下げぬ男性は皆無なはず。そのチョコレートの人気ブランドの一つに、ベルギー生まれの「ゴディバ」がある。ゴディバが人名であり、それも女性の名であることぐらいは知られていよう。さらに、その名前が由来する人物の、耳目を引く「美談」についても。デパートの洋菓子売場の一角を覗けば、逞しい商魂の込められた美麗な小冊子が手に入って、蕩けるような甘い世界に私たちを誘ってくれる。本稿は、近年における英語文献学の一成果であるDaniel Donoghue, Lady Godiva: A Literary History of the Legend(2003)に専ら拠りつつ、この快著が明らかにする11世紀イングランドに実在した貴族出身のGodivaという女性の、実像の復元と伝説の形成の過程を検証しながら紹介するものである。深沢広助教授のご退休を寿ぐ論集、無粋な文献語学徒とて何ほどの策も無く、いささか艶ものめくテーマでの、解説、書評、あるいは翻訳か、いずれとも知れぬ駄文を草して自らの責をふさぐ次第。
著者
藤井 克則
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

我々はGorlin症候群患者由来細胞を用いて紫外線ないし放射線照射実験を行った。PTCHの免疫染色は内因性PTCHが少なく、通常のPTCHポリクローナル抗体では染色精度が低かった。内因性ヘッジホッグタンパクの検出では、ヒト皮膚線維芽細胞におけるヘッジホッグシグナル構成分子(Gli1, Gli2, Gli3)のRT-PCRを行いシグナリングの線維芽細胞内での機能を確認した。これらは紫外線・放射線照射を行うことで増幅され阻害剤cyclopamineで阻害された。
著者
藤原 直子
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.77, no.674, pp.759-766, 2012-04-30 (Released:2012-07-02)
参考文献数
44
被引用文献数
1

In this study we analyzed the formation and the establishment of teachers' room and principal's office in Japanese school buildings. The teachers' room was placed for rest and meal in the early time of the educational system, but after the late 20th year of the Meiji era, it was also used for works for class, school clerical works and official/unofficial meetings. The principal's office began to be placed around the 20th year of the Meiji era and progressively increased. Both were situated closely at the center of the first floor of the school building in the late Meiji era.