著者
内田 淳史 梅野 健
出版者
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
雑誌
理論応用力学講演会 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.79-79, 2006

多くの非線形システムは、カオスまたはノイズ等の繰り返し入力された信号に対して一貫性(consistency)のある振る舞いを示す。一貫性とは、初期状態の異なる非線形システムが、ある信号により繰り返し駆動される場合に得られる非線形システムの出力の再現性のことである。非線形システムにおける一貫性は生体システムにおける情報伝達や流体中のパターン形成などに本質的な役割を示す。本講演ではコーシー分布を有するカオスマップに外部駆動信号を加えた場合の一貫性を定量的に評価し、一貫性の生じる本質的要因について議論する。一貫性とは一般化カオス同期の拡張概念であり、カオス同期よりもさらに普遍性の高い概念だと考えられる。
著者
藤原 真実
出版者
首都大学東京人文科学研究科 人文学報編集委員会
雑誌
人文学報. フランス文学 (ISSN:03868729)
巻号頁・発行日
vol.513, pp.341-346, 2017-03-25

研究集会 「フランス文学と愛」
出版者
日経BP社
雑誌
日経network (ISSN:1345482X)
巻号頁・発行日
no.204, pp.48-57, 2017-04

PART 1 CDNの最新事情データ配信を手伝うサービス価格下落で利用しやすく 動画の配信やファイルのダウンロードサービスを提供するWebサイトでよく採用されているCDN▼サービス。配信データを複数のサーバーに分散しておくことで、ユーザーが快適にWebアクセスで…
著者
千本 英史
出版者
奈良女子大学
雑誌
叙説 (ISSN:0386359X)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.124-139, 2011-03-31
著者
米田 完 太田 裕介 広瀬 茂男
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.15, no.8, pp.1188-1193, 1997-11-15
参考文献数
6
被引用文献数
4 12

It is desirable to have a mobile robot which can move and perform various tasks on irregular terrain, but current systems are not reliable or adaptable enough for practical use. A traditional method for climbing stairs is to use knobbed tires or tracks which can grip the edge of the stairs. But with this method usually only one knob on each side of the vehicle grips the stairs because the spacing between the knobs does not necessarily coincide with the distance between steps. In this thesis, a new idea crawler is developed for the stair-climbing. Blocks are attached to the face of the crawler-belt and can change shape to match the edge of the steps. Therefore, a large friction force is obtained by the soft deformation of the blocks at every point along the belt. After experimenting with various types of substances, blocks filled with powder were chosen for their desirable deformation characteristics. The results of this stair-climbing experiment prove that this crawler has better reliability than other crawlers when ascending and descending stairs. Also, this crawler can change its posture when climbing stairs or obstacles and this is also used to increase the turning efficiency of the crawler.
著者
黒田 隆明
出版者
日経BP社
雑誌
日経BPガバメントテクノロジー
巻号頁・発行日
no.11, pp.29-32, 2006-04

複数の自治体が共同で業務アプリケーションを利用し、運営・管理はデータセンターで行えば、高セキュリティ・低コストでシステムの構築・運用ができるだろう。ただし、共同化のメリットはこうした"割り勘効果"だけにとどまらない。自治体間で重複業務を抽出し共同化することによって、さらなる効率化を追求できる。
著者
真島 裕樹
出版者
サレジオ工業高等専門学校
雑誌
サレジオ工業高等専門学校研究紀要 (ISSN:18812538)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.23-29, 2015-03-31

This article propose a scheme of pure state formulation of statistical mechanics by use of phase average. It is shown that a statistical average by a density matrix, an expectation value in a double Hilbert space in thermo field dynamics, and an expectation value with phase average in pure state statistical mechanics are equivalent. It is also pointed out importance of the phase average in statistical mechanics.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.609, 2015-02-09

三井住友建設は、トンネル用のデータベース管理システム「ジェネシス−LTR」を開発した。補修工事の設計や施工の情報を蓄積して、顧客に提供。それらのデータを維持管理に活用してもらう。
著者
伊藤 民雄 竹井 弘樹
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構 一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.33-37, 2008

2008年7月, 実践女子大学·短期大学図書館は, 韓国の横断検索メーカーであるアイネオと共同で, ウェブで無償提供される学術雑誌約1万誌を収録するデータベースDirectory of Open Access Journals in Japan (仮称。以下「DOAJJ」という)を公開した。DOAJJの収録雑誌データは当館OPAC用に作成したリストが基礎となっており, アイネオのAtoZリストのプラットフォームを利用し, DOAJJを実現した。DOAJJはOpenURL0.1に対応し, 2次情報データベース(CiNii, JDreamII, 医中誌Web)から電子ジャーナルへの仲介機能(リンクリゾルバ)を持っており, データベース契約機関であることが前提となるが, 設定さえすればこの機能をどの図書館でも使うことができるようにした。
著者
北村 一男
出版者
The Society of Agricultural Meteorology of Japan
雑誌
農業気象 (ISSN:00218588)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.151-156, 1969

(1) プラスチックハウスを, 通風管を通る温風で暖房する場合のハウス内気温を時間・ハウス内の位置の関数として熱収支法で解板した。<br>(2) 解析から, ハウス内気温の場所による温度差は時間の経過に影響を受けないことがわかる。<br>(3) 埼玉園試のハウスについて理論式から計算した値と, 実際に観測した値を比較した場合, 両方の値はかなり接近していた。<br>(4) 送風機の風量が小さいと暖房機に近い所が高温になり, 逆に送風機の風量が大きいと通風管の放出端の近くが高温になる。埼玉園試の面積408平方米のファイロンハウスでは風量が中間の場合にハウス内温度差が小さくなると計算された。風量が大きい程ハウス内の温度差が小さくならなかつた。<br>(5) カーテンの熱伝達率が小さい場合について計算してみると, 暖房機の発熱量・送風量が共に小さくとも, ハウス内気温は高温になりしかも温度差も小さくなつた。
著者
村上 泉 浅野 正一 幸重 浩一 長屋 秀明 佐藤 宏 稲富 信博
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.108, no.6, pp.323-332, 1996-12-01
参考文献数
19
被引用文献数
1 2

ランソプラゾールの急性胃粘膜病変に対する治療効果を検討する目的で, ラットを用いインドメタシンによる胃出血と胃粘膜損傷に対する作用を静脈内投与で検討し, オメプラゾール, ファモチジンおよびラニチジンの作用と比較した.インドメタシン30mg/kg投与により胃出血が惹起されるが, この条件下にランソプラゾールを投与すると強い胃出血抑制作用を示し, ID<SUB>50</SUB>値は0.29mg/kg, i.v.であった.オメプラゾールおよびファモチジンも有意な胃出血抑制作用を示したが, ラニチジンは軽度な抑制しか示さなかった.ランソプラゾールの胃出血抑制作用は酸分泌抑制作用と相関し, 灌流液中に50mM塩酸を添加することにより消失したことから, ランソプラゾールの胃出血抑制作用は主として酸分泌抑制作用に基づくと考えられた.ランソプラゾールはインドメタシンによる胃粘膜損傷の進展に対して抑制作用を示し, ID50<SUB></SUB>値は0.10mg/kg, i.v.であった.オメプラゾール, ファモチジンおよびラニチジンのID<SUB>50</SUB>値は各々0.69, 2.58および24.6mg/kg, i.v.であり, ヒスタミンH2受容体遮断薬の作用は比較的弱かった.以上の成績からランソプラゾ-ルは胃出血および胃粘膜損傷の進展に対して強い抑制作用を有し, 急性胃粘膜病変の治療に有用と考えられた.
著者
富永 健 巻出 義紘
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌
巻号頁・発行日
vol.1991, no.5, pp.351-357, 1991
被引用文献数
2

近年,人間活動から放出される物質が地球環境に重大な影響をおよぼしつつあるが,中でもフロンなど長寿命のハロカーボンは成層圏のオゾン層破壊や地球の温暖化をもたらすことが明らかとなった。大気中の極微量のフロン・ハロカーボンの平均濃度を精密に測定し,10年以上にわたってそれらの経年変化を研究した。フロン11やフロン12の濃度は毎年約4%ずつ,またフロン113の濃度は10~20%ずつ増加を続けている。世界的にフロン規捌が実施されると大気濃度の動向も変化が現れるはずである。大気球を用いたグラブサンプリソグ法およびクライオジェニックサンプリング法により成層圏の大気を採取し・フロンやハロカーボンの成層圏における濃度をしらべた結果,垂直分布はこれらの物質の成層圏の紫外光による分解の様子を反映することが明らかとなった。