出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.911, pp.22-25, 2016-04-28

AIの実用化を進める有効な方法は、AI技術の中身に詳しく、その実力を熟知するITベンダーとの緊密な協力体制である。共同で技術検証やビジネス検証といった工程を踏む必要がある。 NRIと組み、対話型自動販売機の実証実験用アプリを2015年10〜12月の3カ月で開発し…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1291, pp.52-54, 2005-05-16

「入り口の所にある『のどごし〈生〉』移動してもいいですか? 『ドラフトワン』を置かせてください」 4月19日昼頃、酒販店回りをしていたサッポロビール千葉流通営業部の鈴木裕摩課長代理は訪問した千葉県佐倉市の酒類安売り店で、こう切り出した。店長の承諾をもらうと早速、キリンビールが4月6日に発売した新製品の箱の山を崩し、奥に置かれていたドラフトワンを、レジの目の前…
著者
道関 京子 門脇 大地 米本 恭三
出版者
Japanese Association of Communication Disorders
雑誌
聴能言語学研究 (ISSN:09128204)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.147-156, 1995-12-25
参考文献数
30
被引用文献数
2

全体構造的言語治療(ヴェルボトナル体系)を概括し,これを日本語臨床に適用するため独自の方法論の展開を考察し,最後にそれを重度失語症患者に施行した結果について述べた.本法は,経験と切り離さないやり方で,つまり人間生活活動の動的な本質を取り込んだ科学的言語治療の方法論である.VTSの考え方の基本に忠実に沿って組み立てた,日本語失語症治療の一つの試みと可能性を述べ,全体構造としてしか機能しない人間に対する,言語治療研究の必要性について訴えた.
著者
崔 春福
出版者
西日本言語学会
雑誌
ニダバ (ISSN:02890089)
巻号頁・発行日
no.38, pp.138-146, 2009

本稿は、2008年7月「韓国釜山日本語教育世界大会」での口頭発表を加筆修正したものである。
著者
崔 春福
出版者
西日本言語学会
雑誌
ニダバ (ISSN:02890089)
巻号頁・発行日
no.38, pp.138-146, 2009
著者
増田 成美 吉岡 久美子 石田 弓
出版者
広島大学大学院教育学研究科附属心理臨床教育研究センター
雑誌
広島大学大学院心理臨床教育研究センター紀要
巻号頁・発行日
vol.15, pp.87-102, 2017-03-21

In this study, a literature research related to junior high school students' help-seekingbehavior and consulting behavior was conducted to clarify the factors inhibiting their consultingbehaviors. The junior high school student's troubles or consultations and the factors ofinhibiting consulting behavior indicated in past research were classified into three categories:1) junior high school student's troubles; 2) junior high school students' consultations; and 3)something to inhibit consulting behavior. After examining something to inhibit consultingbehavior, the troubles or consultations that inhibit consulting behavior and the factors andreasons that influence it were compiled. Results revealed that junior high school students inhibitconsulting behavior depending on the level of their troubles or consultations and that consultingbehavior can differ according to gender. In addition, the findings indicated that for somethingto inhibit consulting behavior, multiple factors of inhibiting consulting behavior exist, includingthe formation of friendly relationships and parent–child relationships, both of which areinfluenced by other inhibitory factors such as the sense of self-affirmation and self-esteem.
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.17, no.10, pp.148-150, 2008-11

ここまで見てきたように、ベテランの高度な技能を次代に確実に伝えるのに3〜5年はかかる。団塊世代の大量退職に備えた技能伝承は、同世代の定年再延長が終わる2012年まであと4年半の勝負である。従来の徒弟制度といった「俺の背中を見て盗め」では非効率で間に合わない。計画的に体系化した技能伝承の仕組み作りが急務だ。
著者
通地 信義
出版者
The Textile Machinery Society of Japan
雑誌
繊維機械學會誌 (ISSN:18838715)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.187-191, 1952

研究目的粗紡機高速化を目標として、鋳造スキウギヤに比べ、噛合円滑で騒音少く折損等の憂いのないものゝ多量生産的新製法―熱間転造― を提示し、これによつて得た製品を鋳造品と比較した。研究結果試作した熱間転造機により、モヂウル2.25、歯数23の直歯傘歯車を相手とする歯数57、オフセット26mmの標準大の粗紡機スキウギヤを、0.2%Cの鋼を材料として転造し、これと機械切り小歯車より成る一対の噛合を、新しく設計したスキウギヤ噛合詞験機により、鋳造スキウギヤ (Dobson&Barrow社及び本邦I社製) と比較した。 (1) 転造開始約850℃, 終り約400℃;圧縮圧力は高温域で約500kg, 低温域で約700kg;素材の回転92r.p.m.で転造時間は約4分であつた。 (2) 作用歯面は滑かでスケールによる荒れは殆んど見受けられなかつた。 (第4図矢印の面) (3) 小歯車が3400r.pm・程度となるまで回転を上げ騒音比較試験を行つたが、前記鋳造の組に比し甚しく静粛であつた。 (4) 噛合試験の結果は本法に成るものが優れた噛合を持つことを明かに示した。 (第9, 10, 11図)
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.331, pp.82-86, 2003-07-11

京阪本線の寝屋川市駅は,大阪市の中心部の淀屋橋駅から急行電車で17分の位置にある。2001年,軌道の高架化で駅舎が新しくなったことを契機に,寝屋川市は市街地の活性化や市民の憩いの場をつくることを目的に駅前広場の整備を計画した。
著者
伊﨑 久美 イザキ クミ Izaki Kumi
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学社会文化研究 (ISSN:1348530X)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.318-305, 2017-03-25

ユク河ノナカレハタエスシテ シカモゝトノ水ニアラス ヨトミニウカフウタカタハ カツキエ カツムスヒテ ヒサシクトゝマリタルタメシナシ 世中ニアル人ト栖ト 又カクノコトシ 『方丈記』の有名な冒頭文である。冒頭第一文<ユク河-水>の叙述から、第二文を経て第三文<人と栖>の主題に移る。その後<人ノスマヒ><トコロモ-人モ><カリノヤトリ>の避板法で、この<人と栖>の主題は展開していく。冒頭第二文の、<ユク河>に浮かぶ<ウタカタ>が、何故<キエ-ムスヒテ>なのか、つまり<消滅-生成>の対偶について考察する。
著者
方 銘 石川 三佐男
出版者
秋田大学
雑誌
秋田大学教育文化学部教育実践研究紀要 (ISSN:13449214)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.153-169, 2008-05

近年の中国古代文学研究は出土文献の大量発見と相侯って、学説の見直しや再検討が必要であるなど、大きな変革期を迎えている。こうした変革期にあって被招聘人・方銘氏と招聘人・石川三佐男は十年余に渉って学術交流を行ってきた。このたび当該の問題について共同研究を行う運びとなった。方銘氏招聘に際しては共同研究(日中共同日本アジア文化研究‐近年の出土文献と戦国文学‐を推進する)を目的とし、身分は特別公開講演会講師(秋田大学を会場に学生・教職員・一般市民を対象とする特別公開講演会を行う)とした。招聘費用は招聘人の研究経費を充てることとした。平成十九年十二月十五日、秋田大学を会場に「中国文化と日本文化への誘い」と題する中国甘粛省・秋田県・中国出土資料学会・秋田大学特別連携講演会が開催され、方銘氏の「近年の出土文献と戦国文学」と題する講演が行われた。他には甘粛省考古文物研究所副研究員・趙建龍氏の「シルクロード周辺の歴史と文化」と題する講演と東京大学東洋文化研究所教授・平勢隆郎氏の『亀趺と茨城の文化および秋田のことなど」と題する講演も行われた。聴講者は百七十余名に及び、得難い知見や感動を共有し合うことができた。本研究は方氏の講演内容を基調とし、これに東京大学及び大阪大学での資料調査や学術交流による共同研究の成果を加筆・増補して成っている。要点の第一は、出土文献と孔子の地位の再確認。ここでは近年の出土文献の中に『易伝』『魯穆公問子思』『窮達以時』『五行』『唐虞之道』『忠信之道』『成之間之』『尊徳義』『性自命出』『六徳』『上海博物館蔵戦国楚竹書』『孔子詩論』『論語』等々、孔子の歴史的地位を示す重要資料が含まれていることから、戦国文学を研究するには孔子から着手しなければならない。孔子は春秋末期の人だが春秋以前の中国文化集大成者であり、戦国文化の創始者である。戦国文学は孔子と切り離すことができない、と指摘している。第二は、出土文献と孔子の大同理想と公羊三世の学説との関係。ここでは孔子は『礼記』礼運篇の中で「大同」の理想を説いている。大同は万民がすべて平等で民主政治が行われることを指していう。孔子が尭と舜と禹の聖治をほめたたえたのは彼らの統治が民に奉仕することを賞賛するためである。現代人は孔子が「周礼」を回復しようとしたと強調するが、周礼の特徴は「小康」の政治であり、これは民主政治に反するものである。孔子の最終理想は大同を実現することにある。彼は礼楽を破壊した政治環境の中で「周礼」の回復を図ることを通じて大同の理想を実現する基礎を積み上げようとしたのである。孔子の立場から言えば先に大同があり、その次に小康、その次に乱世、これは社会が自覚的に体験する退化の必然である。乱世から直接太平を実現することはあり得ない。変化の過程を経過する必要がある。そこで孔子は社会の退化を救うためにはまず小康をめざし、それが実現すれば太平が可能になると考えた。孔子の乱世から小康へ、小康から大同へという考え方は一種の科学的思考であり、人類の内心にも合って近代的人文精神が目指す社会発展の理想にも合致している。その意味では孔子は人類の本当の人権、平等、自由、博愛、独立を実現することを希求した偉大な学者である、という。第三は、出土文献と孔子の完全無欠な審美思想についての新見解。ここでは孔子の視点からすると審美追究は人類究極の理想と合致し、また「六経」(易経・書経・詩経・春秋・礼記・楽経)は普遍的人文精神を貫徹している。聖人を尊び六経を学ぶのは一種積極的な価値がある。そのため戦国時代に醸成された征聖宗経の出発点は人を慈しむことに発し、その客観的効果は文芸作品に人道的配慮を持つようにさせたのである。その意味でも審美追究の出発点と客観的効果には積極的意義がある、と指摘している。第四は、出土文献の中には山東臨沂銀雀山漢墓出土『晏子』、長沙馬王堆漢墓出土『黄帝四経』、同『老子』甲・乙本等々、戦国諸子の文献がたくさん含まれている。いっぽう『漢書』芸文志は『黄帝四経』『荘子』『道徳経』等をすべて道家に組み入れている。しかし出土文献に照らして考えると老子の学説は干渉主義と自由主義を兼ねているのに対し、荘子の学説は干渉主義を除けばむしろ自由主義を容認している。黄老学説の趣旨は指導者に無為の方法を用いて民を統治することを教えるが、荘子は民に無為の方法を用いて指導者の統治から逃れることを教えた。人民本位の視点からすれば、荘子と孔子及び儒家の立場は一致し、老子と法家は一致する、と述べている。第五は、出土文献と賦の内包と外延。戦国時代の「賦」の作家では宋玉が有名である。一九七二年、山東省臨沂銀雀山漢墓から「唐革」と題する竹簡二十篇二百字余りが発見された。「革」は「勒」と意味が通じる。唐革はつまり「唐勒」である。「唐革」はあるいは「唐勒賦」の逸篇であるかも知れない。「唐革」の賦篇は欠落があるが、対句や形容の修辞から見ると散句に属し、屈原の作品や荀子の賦にいう助字「兮」の用法とも異なっている。形式の特徴から見ると『文選』や『古文苑』に収録されている宋玉の諸作とよく似ている。これは宋玉の時代に「高唐賦」や「女神賦」のような優れた作品を創作する環境が整っていたことを示している。同時に「賦興楚盛漢」(賦は楚の国で興って漢代に盛んになった)という伝承の正当性を示している。その意味でも「唐勒賦」の発見は中国文学史上の「賦」に関する研究に重要な意味を投げかけている、と述べている(この指摘は「上海博物館蔵戦国楚竹書」にはある植物をテーマに据えた「賦篇」が含まれていると伝えられることからも看過できないものがある。「賦篇」の早期公開を切望してやまない)。
著者
サンソン ホラシオ ネイラ アルバロ ロヨラ ルイス ソウサ クリスティアン 松本 充司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.102, pp.55-60, 2009-06-18

In this paper, we evaluate via real experiments the performance of the Stream Control Transmission Protocol (SCTP) in conjunction with its Partial Reliability extension (PR-SCTP) for streaming real-time H.264 video over an Free Space Optics link. We show that careful tuning of PR-SCTP partial reliability capabilities in terms of either number of retransmissions or retransmission time outs allow us to stream real-time H.264/AVC video with reliability comparable to that of TCP and with similar or lower delay characteristics.
著者
金光 秀和
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.24-38, 2006-08-08
参考文献数
25

現在,技術者倫理が世界各国で技術者教育に導入されつつある.日本においても,技術系学協会が倫理教育に取り組むと同時に,理工系の大学や高等専門学校で技術者倫理教育が活発化している.本稿では,歴史的背景の概観を通して,なぜ技術者倫理が必要なのか,また,現在どのような技術者倫理が求められているのかについて考察する.現在の技術者倫理はアメリカにルーツをもつものであるが,各国はそれぞれ異なった歴史的背景を有している.本稿では,アメリカの技術者倫理の歴史を概観し,その上で各国の歴史的相違について考察する.そのさい,とりわけ技術者の専門職としての責任に注目する.最後に,技術者倫理の今後の展望について論じ,ヨーロッパで試みられている,技術者倫理の技術倫理への拡張の構築に注目し,技術哲学による技術者倫理の基礎づけを求める議論について考察する.