出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.384, pp.44-45, 2005-09-23

政治家による口利きの記録を公開する一方で,公共事業の優先順位を客観的な点数で評価する仕組みも併用。政治家による公共事業への不当な介入を防ぐ——。 これは,佐賀市が2002年から始めた取り組みだ。市は同年2月,議員や首長などから市の職員が働きかけや問い合わせを受けた際に,その内容を記録して市長にまで報告する内規を設けた。
著者
森 良和
出版者
玉川大学教育学部
雑誌
論叢 : 玉川大学教育学部紀要 (ISSN:13483331)
巻号頁・発行日
pp.61-80, 2015

1577年,ロンドンで発刊された世界地誌書『東西インド誌』は,イギリスで最初に日本について説明した項目「日本島」を含んでいる。編者のリチャード・ウィルズは大航海時代の諸成果を受けて,ヨーロッパ以外の世界の情勢に関心を持っていた。一時聖職者を目指していたウィルズであるが,多様な新世界情勢を紹介したリチャード・イーデンの仕事を受け継ぎ,アジア地域をも含めた世界地誌書を完成させた。それが『東西インド誌』であるが,内容の多くはイベリア半島からの情報によっている。特に日本についてはザビエルやフロイスをはじめとするイエズス会宣教師からのものであることが「日本島」の文章から読み取れる。本稿は当時の日本がどのようにイギリスに紹介されたのかを具体的に示すとともに,「日本島」の典拠を明らかにするものである。
著者
孔 穎
出版者
関西大学大学院東アジア文化研究科
雑誌
東アジア文化交渉研究 = Journal of East Asian cultural interaction studies (ISSN:18827748)
巻号頁・発行日
no.8, pp.375-396, 2015-03

文部科学省グローバルCOEプログラム 関西大学文化交渉学教育研究拠点東アジアの歴史と動態Since starting Toyotomi Hideyoshi,the realization that Christianity for centralized feudal system is dangerous in terms of religion, began to excommunication. 1614 Tokugawa shogunate issued a nationwide ban fatwas. Jesuits in Japan late report from Macau referenced herein, with the previous report to the missionary situation verydifferent based mainly on the case of martyrdom, including a large number of early Christian repression Edo record, filled with the country of Japan Dan savage cut dark prison Scotia branch, brutal torture, tragic death of description. In this paper, according to Macau communication Jesuits to excommunication background, discusses the early Edo Japan Prison conditions.
著者
白峰 旬
出版者
別府大学会
雑誌
別府大学大学院紀要 (ISSN:13450530)
巻号頁・発行日
no.18, pp.65-77, 2016-03

『十六・七世紀イエズス会日本報告集』は、イエズス会宣教師が日本における布教活動に関して、その成果を報告したものであるが、『十六・七世紀イエズス会日本報告集』には布教活動とは直接関係のない諸大名の軍役人数(兵力数)の記載について具体的な数字が出てくる箇所がある。これまでの研究史では、このような視点から『十六・七世紀イエズス会日本報告集』を読み解いた研究成果はなかったので、その事例を『十六・七世紀イエズス会日本報告集』から掲出して若干の考察を加えることとする。
著者
芥川 竜男
出版者
法政大学史学会
雑誌
法政史学 (ISSN:03868893)
巻号頁・発行日
no.49, pp.1-13, 1997-03
著者
門脇 逸司
出版者
小樽商科大学
雑誌
商學討究
巻号頁・発行日
vol.6, pp.41-62, 1932-02-05

研究
著者
門脇 逸司
出版者
小樽商科大学
雑誌
商學討究
巻号頁・発行日
vol.6, pp.33-64, 1931-06-30

研究
著者
安野 眞幸
出版者
弘前大学
雑誌
弘前大学教育学部教科教育研究紀要 (ISSN:09129006)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.1-16, 1998-12

長崎開港前の長崎周辺のありさまを,当地に伝えられた神功皇后伝説から考えると,当地は船住まい(-家船)の人々の活躍する世界であったことがわかる。彼らは潜水漁業を行う専業漁民であるが,同時に水軍や倭蓮とも関連があり,海運業・商業への転身もあったと思われる。南蛮貿易港には「貯」などの形で水上交通・荷役業を行う「キリシタン家船」の存在が想定され,長崎の開港は彼らの陸上がりの結果なのである。
著者
石橋 賢太
出版者
中央大学
巻号頁・発行日
2016

著者は学位授与報告書による
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.384, 2005-09-23

福岡県椎田(しいだ)町は2003年4月,市民団体の政治倫理・九州ネットワークから100点満点の"お墨付き"を得た政治倫理条例を施行した。同条例には公共事業にかかわる政治家の汚職を防ぐための規定を設けている。 満点を獲得した同町の条例で,公共事業に関係する主な規定は次の二つだ。
著者
瀬崎 圭二
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.53, no.11, pp.35-44, 2004

明治三七年一月五日の「大阪朝日新聞」に掲載された第一回目の「天声人語」は、前年一二月の勅語奉答文事件に代表されるような対露強硬論の高まりの中でその名と記述を形成している。当時の「大阪朝日」の紙面では数少ない言文一致体と、それによって記される、書き手の責任を回避するような信憑性の希薄な情報によって、対露強硬論は展開されたのである。「天声人語」はそのような形で連載をスタートしたが、現在のそれは、結末に対する期待を予め孕んだ記述の束ではないという点において、もはや連載ではなく<場>として認識されていると言えよう。
著者
伊原 ルリ子
出版者
日本マネジメント学会
雑誌
日本マネジメント学会全国研究大会報告要旨集
巻号頁・発行日
no.68, pp.17-20, 2013-10-18

16年前、仲間とともに立ち上げたイベント会社でマイケル・ジャクソンの福岡公演を目指し、1996年12月に2日間の福岡公演が実現しました。しかし、チケットの売上金をリーダーに持ち逃げされ、私に残ったのは、1億3700万円の借金だけでした。夫とは離婚し、2才の娘と共に実家に戻り、働きながら返済することを決意しました。借金返済のため、睡眠時間は2、3時間、1日に4〜6つの仕事をこなしました。返済期間中、約30業種のいろんな仕事を経験しました。一日中仕事に追われていいたので、落ち込んでいるヒマもありませんでした。がむしゃらに働いて10年かけて完済しました。転機が訪れたのは返済のめどが立ち始めた時。葬儀業界で働く女性との出会いがきっかけで、興味がわき、葬祭業の閉鎖的なイメージを変えていきたいと思い、2003年6月「株式会社晴天(あおそら)」を起業しました。「お金がない、時間がない、経験がない、信用がない、知り合いがいない」という環境ではありましたが、私にとっては『やれない理由』が『やる理由』でした。実家の倉庫を事務所にして、当時はまだ珍しかった葬儀専門の人材派遣事業からスタートしました。2006年、本社を福岡に移転し、九州初の葬儀専門スクール「aozora学院」を開講。現在は、葬儀を老人ホームの福祉施設やホテル、寺院などで行うという従来にはないオリジナル葬儀の企画もプロデュースしています。
著者
齋藤 祐典 佐藤 俊治 大村 純一 三好 健文 入江 英嗣 吉永 努
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:21862583)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.4, pp.1-8, 2011-03-08

人間の視覚機能を解明するために,その機能の線形モデルを計算機でシミュレーションする手法がある.しかし,計算負荷の問題から簡略化したモデルあるいは一部分だけのシミュレーションのみが行われている.そこで,シミュレーションを高速化するために,プログラムを並列化し,PCクラスタを用いて実行する.本稿では,シミュレーションのコアである畳み込み演算をMPIにより並列化することで,最大43%高速化を達成した.また,実装したシミュレータを用いて錯視画像のオプティカルフローを求めたところ, 錯視現象の要因が得られたことを示す.Numerical simulation for the linear model of visual neurons is the most important approach to understand our visual system from computational viewpoints. We attempt to parallelize the time-consuming simulation on a cluster computer system. We achieved 43% reduction in simulation time by MPI implementation of spatio-temporal convolution formulated in the linear model. Moreover, by analyzing the simulation results, unknown factors on visual illusion are unveiled.
著者
森山 満
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.182, pp.38-40, 2004-12

医療事故が訴訟に発展するかどうかは、事故処理の進め方次第で変わってくる。数多くの医療訴訟で医療機関側代理人を務めてきた弁護士の森山満氏に、その留意点を解説してもらった。(編集部) 「患者との話し合いがつかない。何とかしてくれないか」—。医療事故発生後、患者側との交渉がこじれ、事態が悪化して初めて私の事務所に相談を持ちかけてくる医療機関は少なくない。
著者
宮田 明子 山本 朋弘 堀田 龍也 伊藤 三佐子 片山 淳一 鈴木 広則
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.49-52, 2016

校務支援システムを導入した小・中学校の教員を対象に,校務支援システムの運用前・1年後・2年後の3回において質問紙調査を実施し,校務の状況に関する教員の意識および校務支援システムの機能の必要性についての経年比較を行った.その結果,校務支援システムの運用前と比較して1年後・2年後に,教員は校務の状況が改善されたと感じること,校務支援システムの機能の必要性を高く感じることが示された.また,校務支援システムの利用年数が1年目の教員と比較して2年目以降の教員は,児童生徒の状況把握や帳票印刷の機能に対して,より高く必要性を感じていることが示された.