著者
〓 景〓 張 〓平
出版者
日本情報経営学会
雑誌
オフィス・オートメーション (ISSN:0389570X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.306-308, 1993-10-25

中国における鉄道運行情報システム(ROIS)は超大な規模を持っている。その開発と運用によって、現在の鉄道の管理体制と管理水準は全面的に改善されるであろう。鉄道情報システムは、業務別管理情報システム、総合管理情報システムおよびマクロレベルの意思決定支援システムから構成される。ROISは、業務別管理情報システムの要となる要素のひとつである。本稿では、鉄道情報システムの様々な階層を分析し、ROISの全般的な構造と11のサブシステムの基本機能を取り上げる。
著者
鳴海 裕行 今 充 阿保 優 高野 〓
出版者
The Japan Society of Coloproctology
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.275-280,365, 1973 (Released:2009-06-05)
参考文献数
17

肛門疾患に対する保存的療法の一つとして新しく開発されたゼロイドZeroidの臨床効果について検討する.これは長さ10cm,外径1.2cmのプラスチック製円筒状の器具で,中に冷却液が入っている.これを通常の冷蔵庫内で-4℃に凍結させ肛門部の局所的冷却を行なうものである.術前のもの30例,術後のもの20例,計50例に使用し,82.0%の症例に臨床症状の改善ないしは消失をみた.特に出血・疼痛に対して極めて有効であった.以上の詳細について述べるとともに,肛門疾患の保存的治療の一つとしてゼロイドは今後主要な地位を占めるものと予測するものである.
著者
服部 〓二郎
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.162-178, 1965
被引用文献数
1

数百万以上の人口集団に支えられた巨大都市の内部,とくに中心市街地を機能地域 (Functional Region) の視点から観察すると,一見複雑な構造のように見えるが,その地域構造は比較的単純でシスティマティックな中心地群の統合構造として浮きぼりにされる.すなわち, (1) 都心関係圏……都心を高次で複合的な機能核とする広大な圏構造的な関係圏, (2) 副都心関係圏……副都心をかなり強力なサービス機能核とする扇状の関係圏, (3) 地域中心関係圏……地域住民の日常消費生活にサービスするローカルな中心地群の狭い関係圏などの三つの異質な関係圏から構成されている.それらの中心地群は,各々統合・競合・補完などの関係を保ちながら併存している.しかも,その空間秩序は,いたって自然な経済地理的な法則の支配を受けていると考えられる.あたかも市場網の構造で A・Lösch が提示した蜂房構造に比肩されるような空間構造が巨大都市内部にも検出されるのである.
著者
尹 在龍 塚原 安久 〓谷 信三
出版者
THE SOCIRETY OF RUBBER SCIENCE AND TECHNOLOGYY, JAPAN
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.7, pp.495-503, 1993
被引用文献数
1

エチレン•プロピレン•シエン3元共重合ゴム(EPDM)と天然ゴムとの共加硫特性を改善するためにEPDMをプロム化し(約24%). 天然ゴムとのプレンドの特性についてEPDMのものと比較し検討を行った. プロム化EPDM(BEPDM)単独の試料についてみると示差走査熱量計(DSC)より求めたTgおよひ動的粘弾性試験機(DMA)より求めた貯蔵弾性率, tanδの温度分散曲線はBEPDMとEPDMの両者てほぼ同じ結果を示し, 2.4%のプロム化によるEPDMの性質の変化は小さいことがわかった. 一方. 昇温に伴う重量減が5%に達する温度についてみるとBEPDMてはEPDMに比へ, 約15°C高温側にノフトし, 耐熱性がEPDMより上昇することかわかった. さらに, 同一条件ての加硫速度についてはEPDMより著しく増大した. 天然ゴムとのフレント物については, EPDMのプロム化に伴う加硫速度の増加て天然ゴムとの共加硫性が改良され. 引張り物性が増大した.<br>また. ゴム/ゴム接着性に対するプロム化の効果も大きく. BEPDMかEPDMに対して. 約2倍高くなった結果が得られた. さらに, プレント物の破断面を走査型電子顕微鏡(SEM)て観察した結果. NR/BEPDMのプレント物の破断面がNR/EPDMのプレント物より荒く, 共加硫性の向上が認められた.
著者
藤巻 貴宏 重野 寛 清松 和明 〓 衛東 大森 博雄 岡田 謙一 松下 温
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.535-536, 1997-03-12

モーバイル・コンピューティング環境において, ユーザは, 携帯型計算機や自宅のマシンから, 会社や学校の計算機にアクセスすることが考えられる. この際, 無線通信を使用することにより生じる通信中の回線の切断・接続不可能な状況などの問題点を解決するため, 我々は, MC^2Platform を構築した. しかしながら, 実際にはファイアウォールにより, どこからでもあらゆるネットワークにアクセスできるわけではない. そこで本稿では, ファイアウォールの存在を考慮した上で, どこからでもファイルを利用できるような, 新しいモーバイル・コンピューテイング環境を構築した. また, この環境上で動作する新しいモーバイル・アプリケーション, 宅配便エージェントを構築した.
著者
劉 敬淑 全 〓蘭
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.105-114, 2005

韓国10代の自尊心, 身体満足度と整形および服装行動との相互関連性を調査し, これらの因子の属性による差異と因果関係を解明しようとした.<BR>性別による心理要因との関係では, 男性の自尊心, 身体満足度はあらゆる身体の部位で女性のそれよりもより高かったが, 整形要求度と服装行動の面で見ると流行や個性に対する選好度は, 女性よりも男性の数値が低かった.<BR>自尊心と身体の顔部分の満足度では年齢による差は見られなかったが, 身体満足度の腰・尻部分, 身長・体型部分には差が見られた.<BR>学校類型による自尊心の差はなかった.身体満足度は全体的に高校生が中学生より低かったが, 整形要求度における顔の整形と脂肪吸引の要求度は高校生が中学生より高かった.服装行動での清楚さは, 学校類型による差はなかった.魅力と流行指向は中学生よりも高校生で高かったが, 個性指向は高校生が中学生よりも低く, 中学生より高校生がより個性を追求するとされる先行研究と差が見られた.<BR>小遣いによる, 自尊心や身体満足度との関係はなかったが整形要求度や服装行動との関係では, 小遣いが多いほど顔と脂肪吸引への整形要求度が高く, 魅力・流行・個性・清楚さの全体的な服装行動も高く示された.身体部位の整形要求の順位は男女ともにホクロ・傷跡除去を一番に望み, 次に男性では歯の矯正, 鼻, 下半身, 二重まぶたの順であり, 女性は下半身, 歯の矯正, 鼻の順で整形を望んでいた.<BR>韓国の10代に, 7個の属性と自尊心や身体満足度の因子が服装行動と整形要求度に及ぼす因果関係を調査するため段階的(stepwise)方法で多重回帰分析をした結果, 整形要求度では性別, 身体満足度, 年齢, 小遣いが有意的な影響を与え, この4因子の説明力はかなり高く, 男性よりも女性で, 身体満足度が低いほど, また年齢が高いほど, 小遣いが多いほど整形要求度が高かった.<BR>服装行動では, 魅力は自尊心, 年齢, 小遣い, 体型から影響を受け, やせ型で自尊心が高く小遣いが多いほど, 衣服の魅力性を追求する.<BR>身体満足度が高いほど自尊心が高く, 女性より男性で, やせ型で, 身長が高く, 社会階層が高いほど身体満足度が高かった.特に女性は男性より自己の外貌評価にあまり肯定的ではなく, 外貌を改善しようとする欲求が強いと思われる.
著者
李 〓泰
出版者
日本経営学会
雑誌
日本経営学会誌 (ISSN:18820271)
巻号頁・発行日
no.17, pp.75-86, 2006-09-01

This study examines the effects of dissected country of origin (CO)-country of assembly (CA), country of component (CC) and country of design (CD)-and consumers' usage experience for the product class on consumer brand evaluation (beliefs and attitudes) of digital cameras. Although many studies of country of origin effects have been reported, few have addressed the multidimensional concept of the country of origin variable. Country of origin may include concepts such as "Designed in," "Assembled in" or "Part made in" due to the rapid increase of today's global products. As for consumers' product experience, previous studies show that it has a salient influence on consumers' product evaluations. This study employed a 2(CA) X 2(CC) X 2(CD) design for experienced group (255 students) and non-experienced group (260 students). Utilizing the brand CANON (Digital Camera), the treatments of CA, CC and CD were positive for Japan and negative for China respectively. Empirical results show as follows; first, all CO related cues had a direct influence on beliefs and attitudes regardless of consumer experience for the product class. Second, there was a salient difference between experienced and non-experienced group on the utilization of three CO related cues. Respondents of non-experienced group showed a marked tendency to take account of a specific cue (CD) especially on their evaluations. On the other hand, respondents of experienced group showed a tendency to take account of three cues overall. Finally, three-way-interaction among CA, CC and CD showed that a negative effect of CA (CO) was offset when CC and CD were all positive. These results may suggest a strategic implication that negative CO effect may be controlled by the appeal of positive CC and CD.
著者
李 〓遠 川原 晋
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.1166-1172, 2015-10-25 (Released:2015-11-05)
参考文献数
24

本研究は「共有」という概念を通じて都市の共同体の回復と雇用創出等の解決に取り組むソウル市の「共有政策」を対象とし、その政策の全体像を把握した上で、 「ソウル共有企業」へのアンケート調査から政策の有効性を評価することと、共有空間における行政からの支援の成果を明らかにすることを目的とする。結果として、まず、行政がソウル共有企業の認定および支援金の付与、そしてソウル共有企業の情報を市民に広報することで、ソウル共有企業やその活動に対しての市民からの信頼を生み出していることが分かった。また、柔軟な法制度の改正も共有活動を円滑にすすめる上で重要であることが明らかとなった。次に、共有空間に着目すると、共有空間認定型、共有企業認定型、共有空間整備型、自治区支援型の4通りの支援方法を通して、 共有概念を理解した市民によって積極的に利用されている。協力体制がよく構築されている共有空間委託型に関わる企業へのインタビューからは、今後この支援を受けた共有空間が若者たちの雇用創出や共同体意識の醸成に寄与するようなコミュニティ活動の拠点となることへの期待が高まっていることが確認された。
著者
永田 〓郎
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
建築雑誌 (ISSN:00038555)
巻号頁・発行日
vol.36, no.433, pp.31-32, 1922-08-23
著者
〓 世宝 横井 政人 斎藤 規夫 上田 善弘 鴫原 淳 本田 利夫
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.13-17, 1995-03-30

本研究はこれまでAcerで報告されていないcyanidinn 3-O-[2"-O-(β-D-xylopyranosyl)-6"-O-(α-L-rhamnopyranosyl)-β-D-glucopyranoside] (通称cyanidin 3-xylosylrutinoside) をAcer macrophyllumおよびBegonia semperflorensの品種'F1アンブラ・スカーレット'と'F1アンブラ・ピンク'の銅赤色の春の新葉から単離精製し、その正確な構造をFAB-MSおよび^1H-^1H COSYとDIFNOEを含む^1H-NMR技術によって同定した.その上、このcyanidin 3-xylosylrutinosideのAcerでの分布を調査し、この色素はAcer macrophyllumの主要アントシアニンであることを明らかにした。
著者
齊藤 美奈子 加賀谷 〓彦 森井 秀樹 中川 喜直 木村 直人 吉田 博幸 広田 公一
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.31-40, 1991

大学の男子競歩選手5名 (選手群) と体育専攻男子大学生5名 (対照群) を被検者とし, 競歩と普通歩行におけるスピードと酸素需要量・歩長, 歩数の関係から, 競歩の特性, 競歩の健康の維持・増進のための運動としての有用性について検討を行ったが, その結果, 次のように要約された.<BR>1.本研究における競歩の限界スピードは, 選手群が200~220m/min, 対照群が160m/minであった.普通歩行の限界スピードは両群とも140m/minであった.<BR>2.競歩と普通歩行の境界スピードは, 両群とも約130m/minにみることができ, 普通歩行はその直後に限界に達しているが, 約130m/minより低スピードにおいて, 競歩は普通歩行より効率が悪いが, それ以上のスピードでは効率が良いということがわかった.<BR>3.選手群の普通歩行, 対照群の両歩行のoptimal speedは60m/minであった.これに対し, 選手群の競歩におけるoptimal speedは60~80m/minであり, やや高いスピードまでみることができた.<BR>4.選手群は, 両歩行とも対照群のそれより同一スピードにおいて小さい酸素需要量を示しており効率よく歩くことができた.<BR>5.選手群は, 競歩において歩行の限界まで歩長, 歩数とも増加を示したが, 選手群の普通歩行と対照群の両歩行は, 歩幅が80cm付近で, 歩長が限界に達し, その後のスピードの増加は, 歩数の増加によって得ているが, やがて歩数の増加も限界に達し, 歩行困難になるということがわかった.<BR>6.競歩における選手群と対照群の歩長と歩数の差を比較すると, 歩数より歩長に大きな違いをみることができ, 速いスピードまで歩くには, 歩長を大きくできることが条件になると考えられる.<BR>7.対照群に競歩を行わせた場合, 選手群ほど歩長を伸ばすことはできず, 歩行スピードを高めることはできないが, 普通歩行よりは速いスピードの160m/minまで歩行を可能とし, この時, 77.5%Vo<SUB>2</SUB>maxの強度に相当する運動を行うことができた.これにより, 競歩は呼吸循環器系の改善に十分効果的な強度の運動法であることが示唆された.
著者
石〓 友子 片岡 明 増山 繁 山本 和英 中川 聖一
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 = Journal of natural language processing (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.7, no.4, pp.119-142, 2000-10-10
被引用文献数
2

字幕生成のためのニュース文要約のような報知的要約では, 原文の情報を落とさないことが望まれる. 本論文では, このような原文の情報を極力落とさない要約手法の一っとして, 重複部削除による要約手法について議論する. テキスト内に, 同一の事象を表す部分が再度出現したならば, その部分を削除することによって冗長度を減少させ, 情報欠落を可能な限り回避した要約を行う. 事象の重複を認定するために, 係り受け関係のある2語が一つの事象を表していると仮定し, 2語の係り受け関係の重複を事象の重複と認定する. また, 2語の係り受け関係を用いて重複部を削除するだけでは, 読みやすく, かつ, 自然な要約文を生成することができない. そのために考慮すべきいくつかの情報について議論する. 以上の方法のうち, 実装可能な部分を計算機上に実装し, 評価実験を行った. 人間による削除箇所と本手法による削除箇所とを比較したところ, 再現率81.0%, 適合率85.1%の結果を得た.
著者
増子 〓
出版者
腐食防食協会
雑誌
材料と環境 : zairyo-to-kankyo (ISSN:09170480)
巻号頁・発行日
vol.56, no.9, pp.395-398, 2007-09-15
著者
〓 怡虹 鳥海 有紀 大沢 裕 坂内 正夫
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.86-93, 1991-01-20
被引用文献数
1 2

8色または16色程度を同時表示可能な, 簡易型のルックアップテーブル形式のディスプレイを対象とした限定色カラー画像の作成法について述べる.本方式の特徴は, 画像上で多くの色を割当てたり, 色の割当てを少なくする部分を会話的に指定し, 作成者の好みに合致した画像を作成可能な点にある.処理は次の3つのステップで行われる.まず, (1)システムは標準的な限定色画像を自動的に生成し, それを提示する.(2)作成者は好みに合わせ, 画像上で割当てる色の数を制御する部分を矩形領域で指定し, 併せてその部分の重視の程度と色割当てのタイプを指定する.(3)システムは指示に合わせて, 指定部分に多くの色を割当てたり, 少ない色を割当てるなどの制御を行う.この(2), (3)のステップを繰り返して好みに近い画像を得ようとするものである.これを実現するため, 色空間中で同一色を割当てる範囲の大きさ(D)をパラメータとし, 多くの色を割当てる部分には小さなD値, 少ない色を割当てる部分には大きなD値を設定するという手法を提案している.
著者
吉田 〓生
出版者
山梨英和大学
雑誌
日本文芸論集 (ISSN:02874679)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.201-215, 1986-12-25