著者
石川 文武 三浦 恭志郎
出版者
農業食料工学会
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.183-188, 1984

安全フレームの設計資料を得る第一段階として安全フレームをつけたトラクタの転倒試験とOECDテストコードに基づいた室内衝撃試験を行った。<br>室内衝撃試験の負荷量は安全率を見込んでいることもあって転倒試験でのフレームの変型量より大きい値を示したが, OECDテストコードに定めている衝撃試験方法は出力15kW程度の中形トラクタにも適用できることがわかった。また, この試験でフレームの車体への取付け方法についても若干の知見を得た。<br>安全フレームの設計には残留変形を許す衝撃荷重を受ける構造物としての強度解析が必要なことを知った。
著者
小島 清美 寺崎 健 三浦 英生 西村 朝雄
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. A編 = Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. A (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.69, no.686, pp.1409-1414, 2003-10-25
参考文献数
20

A practical structural design system for LSI packages has been developed based on object oriented and graphical user interface technologies. An object-oriented technology is applied for creating product model-based analytical model (PBAM) which is independent of analytical method or tool. It is easy to create any CAE model from the PBAM. Graphical user interface is another effective technology for easy operation. Design engineers only have to select a model of interest and revise the dimensions or materials of the package, if necessary. As soon as they finish revising the input data, a CAE model such as finite element meshes are generated and the analysis starts automatically. The life of the solder joints, for example, is automatically evaluated and the results are displayed on a CRT. This system is very effective for designing new, highly reliable LSI packages in a short time.
著者
三浦 智史 松本 禎久 沖崎 歩 大石 麻里絵 鈴木 時子 元永 伸也 坂本 はと恵 關本 翌子 阿部 恵子 木下 寛也
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.107-115, 2013 (Released:2013-02-28)
参考文献数
17
被引用文献数
1 4

【背景・目的】国立がん研究センター東病院 緩和ケア病棟(PCU)では, 在宅支援診療所と連携しPCUの急性期運用に努めている. 今回, PCUから自宅への退院の予測因子を探索した. 【方法】当院PCUに入院した患者を対象とし, 入院診療録を後ろ向きに調査した. 2回目以降の入院またはperformance status (PS) 4の症例は解析から除外した. 転帰を退院群と死亡・転院群に分け, ロジスティック回帰分析を実施した. 【結果】2010年10月から2011年9月の1年間に解析対象患者は223名. 退院63名(28.3%), 死亡・転院160名(71.7%)であった. 多変量解析の結果, 自宅からの入院, PS 2以下, Spo2 97%以上, 入院24時間の摂取カロリー450 kcal以上, 呼吸困難なし, 腹部膨満感なしが独立した因子であった. 【結論】今回の結果を念頭に入院時スクリーニングを行うことで, 退院可能な患者を選択しうると考える. 本研究は後ろ向き研究で限界があるため, 今後, 前向き研究で妥当性を検証する必要がある.
著者
菊池 和子 高橋 有里 石田 陽子 三浦 奈都子
出版者
岩手県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

1.調査の同意を得た成人を対象として、(1)汎用超音波診断装置FFソニックUF-4100A(以下エコー)リニアプローブ7.5MHZによる筋肉内注射部位の三角筋部(肩峰3横指下部)、中殿筋部(ホッホシュテッター部位、クラークの点、4分3分法部位)の皮下組織厚測定、(2)身長、体重、体脂肪率測定、BMI算出、(3)皮下脂肪計(ヤガミMK-60)による肩峰3横指下部と上腕部背面の皮下脂肪厚の測定を行った。対象者数は男性174名、女性156名である。エコーによる皮下組織厚(cm)の平均は肩峰3横指下部で男性0.59±0.18、女性0.71±0.23。中殿筋部では65歳以上と18〜64歳で有意差がありホッホシュテッター部位の平均は男性65歳未満0.79±0.31、65歳以上0.58±0.28、女性65歳未満1.05±0.41、65歳以上0.76±0.29、クラークの点の平均は男性65歳未満0.85±0.34、65歳以上0.63±0.25、女性65歳未満1.16±0.42、65歳以上0.92±0.43、4分3分法部位の平均は男性65歳未満1.05±0.43、65歳以上0.68±0.30、女性65歳未満1.41±0.48、65歳以上1.20±0.68。エコーによる皮下組織厚と皮下脂肪計による値との間に強い相関関係があり、皮下組織厚を算出する回帰式を求めた。算出された数値以上に注射針を刺入する必要があると考える。2.実験動物(ウサギ)を用いて筋肉内注射用薬剤(プロゲデポー)の安全性を検証した。筋肉内に注射した結果、病巣(炎症、浮腫、筋壊死)は限局する傾向にあったが、皮下注射では広範囲に及んだことから、組織傷害性の強い油性注射液は確実に筋肉内に注射することの重要性が示唆された。3.山形大学医学部内藤輝教授(解剖学担当)の協力を得て解剖実習用遺体を用いて筋肉内注射部位の観察を行った。
著者
有馬 淑子 畑谷 麻子(三浦 麻子) 行廣 隆次
出版者
京都学園大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2001

本研究の研究組織は、京都学園大学では新しくネットワークゲームを開発して実験研究にあたり、大阪大学では既存のネットワークゲームを使用した応用研究を分担するものとして構成された。実験研究の主な目的は、仮想世界の中で相互作用を行わせるネットワークRPGの特質を生かして、新しい共有表象の形成過程を検討することであった。平成13年度はネットワークの構築と予備実験が実施された。平成14年度は本実験を行い、情報分配の初期条件とその共有過程が課題表象の形成に及ぼす影響を検討した。実験の結果、情報が早く伝達されるほど正解の認知を促進させるものの、集団の課題解決には結びつかないことが示された。また、2人条件と3人条件の集団過程には差異があり、3人条件の方が集団としての同調行動が発生しやすい傾向が見いだされた。他に、敬語や絵文字の使用傾向は集団内で同期しやすい、私的自己意識が高いほど操作しているキャラクターの外観に合わせた役割行動を取りやすい、などの結果が示された。さらに、各発話に対人関係・課題関連・場依存の3軸で重み付けを行う会話分析方法が開発して、対人認知との関連性が検討された。実験研究の成果としては、情報の共有だけでなく、場を共有しようとする集団過程が課題表象の共有に必要であることが示された。この結果は、社会的共有認知には、視覚的世界と言語的情報の双方が必要であることを示唆している。参与観察研究の結果、現実場面での社会的スキルは低いと認知していても、RPGゲーム場面では積極的に参加できた被験者が存在し、積極的に参加した被験者の自己評価は上がることが示された。この結果は、ネットワークRPGが社会的スキルトレーニングとして応用的な価値があることを示唆するものである。
著者
三浦 謙治
巻号頁・発行日
2012

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:若手研究(B)2009-2011

1 0 0 0 英蘭初稿

著者
三浦久子 著
出版者
会田久子
巻号頁・発行日
1934
著者
安田 忠彰 三浦 祥吾 今井 理裕 井脇 洋 Yasuda tadaaki Miura shogo Imai Masahiro Iwaki Hiroshi
雑誌
【全国大会】平成20年電気学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
pp.517-518, 2008-03-19

都心系統には都心系統安定化リレーシステムが設置されており、万一の送電線事故時は系統内火力発電機と重要負荷で単独系統維持を図っている。この単独系統は一時的に運転維持に成功しても長時間の運転維持は困難であり、早急に本系統に系統並列する必要がある。従来、この系統並列操作は手動で実施していたが、これを自動で行うことで都心系統の迅速な本系統への系統並列を図る本装置を開発した。
著者
乾 陽子 前澤 いすず 三浦 彩 山田 芳子
出版者
鈴鹿大学短期大学部
雑誌
鈴鹿短期大学紀要 (ISSN:13450085)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.219-230, 2010

成長期にある高校生にとって、健全な食生活は健康な心身を育むために欠かせないものであり、将来の食習慣の形成、次世代育成に影響を及ぼすものであり極めて重要である。今回彼らの食生活を調査した。結果は次のとおりである。1)多くの生徒は食品や栄養への興味関心が少なく、食事をバランスよく食べようと心がけている者は36.8%であった。2)朝食の欠食率が26.9%で、その理由の多くは、朝食を食べる時間がないためである。3)三食を食べようとする意識のある生徒のほとんどが毎日朝食を食べており、食事のとき挨拶をする頻度も高い。4)約半数の生徒が料理を作ることができ、チャーハン、カレーが作れるという生徒が多い。5)朝食を1人で食べる生徒が46.5%おり孤食が目立つ。6)食事のマナーを注意される生徒は62.7%で、食べるときの姿勢を注意される者が最も多い。7)約半数の生徒が正しい箸の持ち方をしていた。
著者
三浦 國雄
雑誌
人文研究 (ISSN:04913329)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.185-203, 1985
著者
泉本 勝利 岩原 良晴 三浦 弘之
出版者
帯広畜産大学
雑誌
帯広畜産大学学術研究報告. 第I部 (ISSN:0470925X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.187-196, 1983-11-30

食肉の脂質酸化の測定について精度の高い条件を見出すため,2種のマロンアルデヒド(MA)測定法,すなわち抽出法および蒸留法によるチオバルビツール酸(TBA)値測定法を比較検討した。得られた結果は次のとおりである。1)抽出法において,加熱中に著しい脂質酸化が起こり,反復抽出によってもTBA値は減少しなかった。そのため食肉中の真のMA量は測定できなかった。挽肉よりもMAの抽出性を良くするために,試料を均質化したが,黄色い物質の出現によりTBA値を測定する538nmの吸光度は挽肉よりも低くなった。2)蒸留法において,加熱中に脂質酸化が起こり,これはブチルヒドロキシトルエン(BHT)を加えても完全には抑制できなかった。回収試験において,溶液中のMAは肉のMAに較べ,より速く,完全に蒸留された。そこで,食肉からMAが抽出される速度は非常に遅いと考えられた。食肉のMA回収率測定のために,1,1,3,3-テトラエトキシプロパン(TEP)もしくは1,1,3,3-テトラメトキシプロパン(TMP)を肉に混合する方法は,真の回収率が得られないことを示唆した。3)蒸留法は抽出法よりも優れていた。しかし加熱中に脂質酸化が起こった。精度の高いTBA値を得るためには,蒸留法の改良もしくは加熱をしない方法の開発が必要と思われる。
著者
堀川 和彦 小野寺 武 三浦 則雄 松本 清 都甲 潔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OME, 有機エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.228, pp.85-88, 2006-09-01
被引用文献数
1

現在,爆発物の探知には訓練された犬や金属探知機などが使用されているが,これらの方法には信頼性,コストなどの面で多くの課題がある.そこで本研究では,抗原抗体反応と表面プラズモン共鳴(SPR)センサを組み合わせたSPR免疫センサを用いて,爆薬であるトリニトロトルエン(TNT)の検出を行った.このとき置換法と呼ばれる検出方法を用い,この置換法に用いる複合体抗原の種類を変えることでTNT検出下限にどのような影響が現れるかを調べた.その結果,複合体抗原-抗体の自然解離が大きい複合体抗原を用いることで検出下限を低下させられることが示唆された.
著者
高信 英明 野谷 耕太 青山 四朗 鈴木 健司 三浦 宏文
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
vol.99, pp.23-30, 2005-10-30

This paper is describes the araher surface robod balld on the msverest of water striders. Since few researches. Therefore we analyzed the movement of water striders living on the water surface, and then made a robot that can move on had not been deve abon water shiders peovement, the movement of their legs when they did turns, we found out they, hadi two different wotions : the uce of both legs and the use of oneleg, In addifvor, the diffecer depends on a turning wyle obcerving. Based on the analysis, we made a robot of water strider where actuators was light and simple. We also made the actuators using electromagnet. The robot demonotrated that moving iadependently. it coald obu tuse different tarns with both leas moving respeativelyt and that the robot could tloat on water in surface tension.