著者
中島 一格
出版者
低温生物工学会
雑誌
低温生物工学会誌 (ISSN:13407902)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.1-6, 1999-08-31 (Released:2017-06-19)
参考文献数
3
被引用文献数
1

Blood products for transfusion in Japan are regulated by the pharmaceutical affairs law enacted by the Ministry of Health and Welfare. The quality system of GMP regulation for pharmaceutical products was introduced in 1976 and was applied for blood centers and blood products. GMP consists of the regulation for facilities and equipment (GMP hard), and quality management (GMP soft). The aims of GMP are prevention of human errors, prevention of contamination and quality defect of drugs, and constitution of quality system for manufacturing high quality pharmaceutical products. GMP contains GMP system, standard documents, management of manufacture, quality control, calibration, validation, management for complaints and recall, internal audit, and educational training. Blood centers in Japan have just started to use GMP and they look to be behind to other pharmaceutical companies particularly in the respect of GMP Soft. Therefore, we have to promote activities for carrying out GMP especially in quality management.
著者
南部 雅幸 中島 一樹 川原田 淳 田村 俊世
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.99, pp.31-36, 2000-05-20
参考文献数
11
被引用文献数
2

高齢者の自立生活を促進し、看護・介護の負担を軽減する目的で, 情報通信ネットワーク技術を用いた高齢者支援環境の構築を提案した.支援の対象となる高齢者の住環境・経済環境を考慮し, 新規の設備投資を最小限に留めるため, 本システムでは, 電灯線を用いたネットワークシステムを採用した.本研究では, 電灯線LANを既存の住宅へ実装する際の問題となる, 通信速度等の評価を行った.さらに, このネットワークを用いて高齢者の生体機能モニタリングを可能とするWWW上のアプリケーションとして, 遠隔心電モニタを開発し, 獲得したデータの転送に関する実験を行った.その結果, 本システムは, 従来の専用線を用いたネットワークシステムと等価な機能を有するという知見を得た.
著者
中島 一 増田 健 秋山 幸生
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.32-32, 2012-03-28

企業の情報システムを構成するOSやハードウェアの更改に対して,それら環境の上で動作するソフトウェアの回帰検査技術を確立することが,急務となっている.特に近年は,技術の加速的な進歩によって,EOL(End Of Life)までの期間が短縮化している.それによって,ソフトウェアの動作環境の更改頻度が増加しているため,回帰検査の稼働を低減することが重要な課題である.この課題を解決するために,本研究ではGUIを持つソフトウェアを対象として,GUIアクセシビリティ技術により網羅的に自動操作し,更改前後の画面遷移を比較することで,画面遷移の回帰検査を自動化する.提案手法は,動作するソフトウェアさえあれば,画面遷移の網羅的な回帰検査が可能であるという特長がある.ソフトウェアの動作環境の更改にともなう回帰検査の現場では,検査期間,体制,開発成果物の管理状況などによって,たとえば,テストケース設計などを適切に行えない場合が数多くある.提案手法は,このような状況下にあるときの検査品質の向上にも貢献できる.本発表では,網羅的に自動操作するアルゴリズムと,提案手法を適用したときの実験結果を報告する.The one of important issues in many information departments is the regression checking of software for change of operating systems and hardware on which software run in information systems. The life of operating systems and hardware gets shorter because of the rapid progress of these techniques. Therefore information departments often must renew such environments in information systems and check whether same software run on new environments immutably. For information departments, reducing costs for the regression checking is a big challenge. To accomplish this goal, we propose the automation technique for the regression checking of screen transitions in software with the graphical user interface (GUI). In our method, we operate the GUI of software exhaustively using GUI accessibility techniques and compare obtained screen transitions between old environments and new ones. The feature of our method is that it enables us to check exhaustively with only running software. The many fields of such the regression checking usually cannot design test cases faithfully by several factors, for example the lack of testing time and the knowledge of test techniques, sloppy managements of development deliverables and so on. Our technique can check screen transitions thoroughly in such conditions. In this presentation, we report our automatic operation algorithm and experimental results.
著者
中島 一敏 谷川 英夫 松浦 茂
出版者
The Optical Society of Japan An Affiliate of Japan Society of Applied Physics
雑誌
光学 (ISSN:03896625)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.174-183, 1981

A common-path interferometer with a modified zone plate for testing aspheric optical elements is given. The interferometer described here is the generalization of a conventional Fresnel zone plate interferometer developed by Smartt and is suited to test aspheric refracting elements as well as reflecting ones. Formulas to compute modified zone plates, especially for the conic sections of revolution, are presented. Error analysis for the setting of the zone plate is given and the inter ference pattern in the presence of three dimensional displacement of the zone plate is discussed. It is pointed out that one can set the zone plate by making use of the interferogram itself and thus test the performance of the elements easily. Some experimental examples are presented.
著者
中島 一人 下村 芳樹 近藤 伸亮
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.205-205, 2005

大量生産·大量消費に起因する環境問題の発生に対し循環型社会の早急な実現が叫ばれている。しかし、循環型社会の実現の一つの手段である、使用済み製品の再生の効率化には製品回収と新規生産の受給バランスの確保が課題であるとされる。本研究では、回収済製品の保持状態を動的に変化させることで再生効率の向上とデッドストックの低減を実現する地層型生産システムの概念を提案する。また、開発のためのシミュレータ開発用プラットフォームの開発状況について報告する。
著者
江藤 敏治 弘野 修一 永田 賢治 加藤 順也 堀 剛 井戸 章雄 林 克裕 坪内 博仁 小野寺 誠 阿部 弘一 宮坂 昭生 川上 格 佐藤 彰宏 坂下 佳子 岩井 正勝 遠藤 龍人 滝川 康裕 鈴木 一幸 佐藤 俊一 鈴木 千衣子 内田 耕一 弘中 孝治 萱野 幸三 増原 昌明 坂井 田功 沖田 極 関山 和彦 井上 和明 与芝 真 半田 宏一 樋口 大介 井上 和明 関山 和彦 与芝 真 松原 寛 道堯浩 二郎 山内 雄介 井内 英人 長谷 部昌 山本 和寿 井上 愛 堀池 典生 恩地 森一 中西 崇 東俊 宏 狩山 和也 山野 智子 辻 孝夫 川口 光彦 糸島 達也 品川 克至 乾 あやの 小松 陽樹 松本 浩 茂木 陽 宮川 芳宏 藤沢 知雄 上本 伸二 猪股 裕紀洋 田中 紘一 平松 活志 橋本 悦子 谷合 麻紀子 野口 三四朗 長谷 川潔 林 直諒 次田 正 高崎 健 中島 一朗 渕之上 昌平 古川 博之 岸田 明博 大村 孝志 松下 通明 藤堂 省 藤田 美悧 清水 道夫 橋倉 泰彦 三田 篤義 窪田 達也 三輪 史郎 池上 俊彦 寺田 克 宮川 眞一 川崎 誠治 君川 正昭 渕之上 昌平 春口 洋昭 唐仁原 全 中島 一朗 阿岸 鉄三 白髪 宏司 伊藤 克己 高崎 健 橋本 悦子 林 直諒 田中 紘一 上本 伸二 猪股 裕紀洋 阿曽沼 克弘 江川 裕人 藤田 士朗 木内 哲也 林道 廣 田中 紘一 石井 邦英 古賀 郁利子 神代 龍吉 草場 信秀 佐田 通夫 坂本 照夫 加来 信雄 森岡 千恵 菊池 英亮 松尾 英城 中谷 吉宏 豊川 泰勲 富永 謙太郎 山尾 純一 福井 博 福田 邦明 安部井 誠人 遠藤 憲一 本橋 歩 正田 純一 松崎 靖司 田中 直見 古坂 明弘 高橋 正明 平本 淳 白浜 圭吾 永山 和男 田中 照二 Yusufu Youlutuz 松井 淳 持田 智 藤原 研司 小畑 達郎 中島 千種 岡山 昌弘 大野 研而 宮下 智之 田村 明彦 絵野 沢伸 鈴木 盛一 雨宮 浩 青木 達哉 小柳 泰久 山際 健太郎 川原田 嘉文 八木 真太郎 飯田 拓 横井 一 垣内 雅彦 足立 幸彦 飯田 拓 田端 正己 町支 秀樹 横井 一 川原 田嘉文 東口 高志 今井 俊積
出版者
The Japan Society of Hepatology
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.189-198, 1999
著者
中島 一樹 藤田 紘也 池田 一生 飯國 高弘
出版者
富山大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では設置した非接触マトリックス温度センサでトイレでの排尿量を測定する手法を提案する。マトリックス温度センサは便座下に設置した。落下中の尿からの放射熱から排泄量を評価する手法を開発した。37 °Cの水を落下させ、その放射熱を測定した。水量100, 200および300 ml を流速5, 10, 20, 30および40 ml/sで変化させて落下させた。推定した水量は流速の影響を受けなかった。
著者
山崎 信 村上 斉 中島 一喜 阿部 啓之 杉浦 俊彦 横沢 正幸 栗原 光規
出版者
Japanese Society of Animal Science
雑誌
日本畜産學會報 = The Japanese journal of zootechnical science (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.77, no.2, pp.231-235, 2006-05-25
参考文献数
11
被引用文献数
5 6

わが国で飼養されているブロイラーの産肉量に対する地球温暖化の影響を各地域の月平均気温の変動から推定した.環境制御室を用いて気温が産肉量に及ぼす影響を検討したところ,23℃における産肉量と比べて5および15%低下する気温はそれぞれ27.2および30.0℃であることが示された.夏季(7,8および9月)について,その気温域に該当する区域を日本地図上に図示するプログラムにより,地球温暖化の影響を解析した.将来の気候予測データとして「気候変化メッシュデータ(日本)」を用い,約10×10km単位のメッシュで解析を行った.その結果,2060年の7~9月における気温の上昇は,九州の宮崎市および鹿児島市において1.8~2.5℃,東北の青森市および盛岡市において3.0~4.5℃と推定された.また,7,8および9月の各月とも,2020年,2040年,2060年と年代の経過とともに産肉量への地球温暖化の影響が大きくなることが予測され,とくに九州,四国,中国,近畿などの西日本において産肉量が比較的大幅に低下する地域の拡大が懸念された.さらに,現在は産肉量が低下する気温ではない東北地方も,年代の経過とともに産肉量の低下する地域になる可能性が示された.九州および東北地方はわが国の鶏肉生産の半分以上を生産する主要地域であるが,今後とも高い生産を維持するためには地球温暖化を考慮した飼養法の改善が必要であると考えられた.以上の結果から,地球温暖化は今後半世紀でわが国の鶏肉生産に大きな影響をもたらす可能性が示された.
著者
香西 克之 鈴木 淳司 内川 喜盛 木本 茂成 田村 康夫 中島 一郎 小野 俊朗 有田 憲司 新谷 誠康 福本 敏 海原 康孝 林 文子 土屋 友幸
出版者
日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.46, no.5, pp.517-523, 2008-12-25
被引用文献数
3

本邦における小児歯科学教育の現状を調査するために,全国29歯科大学・大学歯学部の小児歯科学担当講座(分野)に対してアンケート調査を行った.アンケートは小児歯科学授業(講義),基礎実習,臨床実習の3項目について行った.アンケートの結果から以下の実態が確認された.授業では,ほとんどの大学で小児歯科,あるいは成長,発達などの小児歯科学と関連のあるシラバスの科目名称を有していたが,小児歯科学単独のシラバスを持たない大学もあった.授業時問は平均55時間程度であったが,最も少ない大学と多い大学では6倍の差があった.基礎実習は平均35時間行われていたが,国公立大学の平均に比べ私立大学は有意に多かった.臨床実習実施期間は平均11.9か月で大学間の差は少なかったが,実施時期は国公立大学に比べ私立大学が約6か月程度早期に行われていた.また,臨床実習での学生の参加形態や評価方法などは大学問で大きな差があった.<BR>以上のことから,小児歯科学の教育は各歯科大学・大学歯学部で大きな差があることが確認された.特に授業時間や実習時間は私立大学が多い傾向にあった.また臨床実習の実習期問は大学問で大きな差はないが,開始時期は私立大学が国公立大学に比べ有意に早いことが示された.
著者
安部 泰弘 中島 一樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
巻号頁・発行日
vol.97, no.525, pp.95-102, 1998-01-31
参考文献数
12

自律神経活動と運動能力の関係を調べるために、2名の被験者に月曜日から木曜日まで自転車エルゴメータによるトレーニングを9週間与え、毎週金曜日にランプ負荷実験を行なった。そして運動負荷時および回復時の心拍数-呼吸数の関係と自律神経活動の変化を解析した。比較のため運動者7名と一般者7名のランプ負荷実験も行った。%RR50はトレーニングにより10%より大きな数値を回復時に長時間持続するようになった。回復時前半に見られたHF/LFのピークはトレーニングとともに減少した。また運動負荷時後半のピークはトレーニングとともに半値幅を狭めた。心拍数-呼吸数の関係において、トレーニング開始前の被験者2名および一般者7名中5名は時計回りのヒステリシスを示し (9名中7名)、9週間のトレーニング後の被験者2名および運動者7名中5名は反時計回りのヒステリシスを示した (9名中7名)。トレーニングを行った2名の自律神経活動と運動能力は、一般者のものから運動者のそれへと変化した。
著者
寺岡 慧 高桑 雄一 岩本 安彦 馬場園 哲也 早坂 勇太郎 中島 一朗 唐仁原 全 東間 紘 渕之上 昌平
出版者
東京女子医科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2000

膵虚血、虚血再灌流傷害と微小循環障害の機序について、赤血球脂質膜および膜骨格蛋白の構造解析、赤血球連銭形成、変形能、通過能の面から検討し、以下の知見を得た。1.Ektacytometer法による赤血球、赤血球膜の変形能、膜安定性の検討A群(健常対照群)、B群(非糖尿病透析患者)、C群(非腎不全糖尿病患者)、D群(糖尿病透析患者)の4群間において、Ektacytometerを用いたレーザー回折法により、全血、RBCおよびRed Ghosts(RGs)の変形指数(deformability index:DI)を検討した。(1)赤血球、赤血球膜の変形能の検討:全血ではB群のDIはA群と同等であったが、C群およびD群では低下する傾向を示した。赤血球のDIについてもB群はA群とほぼ同等であり、C群、D群では低下していた。しかしRGsのDIについては4群間で差は認められなかった。また赤血球をフェニルヒドラジンで酸化してレーザー回折法を用いて変形能、膜安定性を検討したが、酸化により赤血球の変形能は低下した。またRGs内に酸化ヘモグロビンを封入すると変形能の低下と膜安定性の亢進が認められ、赤血球膜骨格蛋白間の相互作用が変化したことを示唆すると考えられた。(2)赤血球膜の安定性の検討:赤血球のRGsに一定のshear stress(750dyn/cm^2)をかけ断片化を検討した。DIが0.5(50%)となるT50は、A群15.6±2.3sec、B群20.25±2.63sec、C群17.9±4.02sec、D群16.25±1.44secであり、むしろB、C群で赤血球膜の安定性は増加する傾向が認められた。2.連続減衰負圧式ニッケルメッシュフィルトレーションによる赤血球通過能の検討4群間で、赤血球希釈溶液に-50mmH_2Oまでの連続減衰負圧をかけ、径4μmのニッケルメッシュに対する通過能を検討した。Flow Rate-Pressure曲線はB、C、D群ではA群と比較して右にシフトしており、通過能の低下が認められ、とくにD群では通過能の低下が顕著であった。3.赤血球の膜骨格蛋白である4.1蛋白質の生化学的・構造生物学的解析4.1蛋白質はスペクトリン、アクチンとともに赤血球膜骨格の網目状の水平構造を維持する膜骨格蛋白であるが、カルモジュリン/Ca^<++>との結合により、N末端30kDaドメインを介して、赤血球膜リン脂質の脂肪酸と疎水性に結合することが判明した。4.SDS-PAGEによる赤血球膜骨格蛋白の検討上記の4群においてSDS-PAGE法により赤血球膜骨格蛋白を検討したが、Spectrin、Band3などの蛋白については4群間に差は認められなかった。5.赤血球の形態学的検討4群の赤血球についてGiemsa染色により形態観察を行った結果、B、D群の一部に大小不同が認められたが、顕著な差は認められなかった。6.赤血球膜脂質組成の検討赤血球浮遊液にFITC標識annexin Vを添加し、染色後Flow cytometryでannexin V染色性を検討したが、D群において有意にannexin Vの染色性が増強し、通常は脂質2重膜内層に局在するphosphatidyl-serine(PS)の脂質膜外層における表出が認められた。7.赤血球膜荷電の検討4群における赤血球の膜荷電を、陽および陰イオン吸着樹脂に対する吸着性により検討した。赤血球の吸着性における各群間の差は認められなかった。また赤血球は膜表面に存在する糖蛋自側鎖のシアル酸の陰性荷電により相互に反発しあっているが、endo-β-galactosidase処理により膜表面から糖鎖を除去すると、脂質面が露出し、赤血球相互の集合が認められた。さらに糖鎖に特異的に結合する種々のレクチン処理により、赤血球の変形能の低下が認められた。以上より膵腎複合移植の対象となる糖尿病透析患者では、赤血球の変形能および通貨能は低下しており、さらに脂質膜外層へのPSの表出が認められ、赤血球相互の集合が観察された。また酸化的ストレスにより変形能は低下し、赤血球膜骨格蛋白質の相互作用が変化することが示唆された。
著者
中島一郎
雑誌
神経内科
巻号頁・発行日
vol.49, pp.269-273, 1998
被引用文献数
1
著者
中島 一 亀山 幸義
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.45, no.12, pp.11-24, 2004-11-15
被引用文献数
2

本研究の目的は,抽象化・精密化の手法を用いて,実時間モデル検査の状態数爆発問題を解決することにある.実時間モデル検査は,実時間システムの検証に用いられる手法で,そのシステムを時間オートマトンで記述する.実時間モデル検査における状態数爆発問題は,探索する状態空間が,実数値をとるクロック変数の数に対し指数的に大きくなり,実用的な時間内で検査が終了しないというものである.抽象化・精密化に基づくモデル検査法では,抽象化によりクロック変数をすべて省いた,初期抽象システムを構築し検査する.しかし,このような抽象化では検証結果として,間違った結果すなわち偽物の反例を得てしまうことがある.その場合,初期抽象システムから抽象化のレベルを低くしたシステムに作り替え,検証をやり直す.これを,正しい結果が得られるまで繰り返す.この手法の最大の課題は,得られた反例を基に,抽象化のレベルが高くかつ検証可能なシステムをどのように作るかということである.提案手法では,取り除いた変数のうち必要なものを復元する精密化を行う.また状態数を抑えるため,システム全体に変数を復元するのではなく,部分的に復元する.さらにクロック変数を復元せず不必要な遷移を除去する,もう1 つの精密化を併用することで状態数の増加を抑える.本稿では,提案手法の適用例として時間オートマトンの到達可能性解析を試み,実験でその有効性の検証を行った.We address the state explosion problem in real-time model checking. Real-time model checking automatically verifies real-time systems described as timed automata. This method suffers from the state explosion problem: the size of the state space grows exponentially with the number of real-valued clock variables. We use abstraction-refinement for reducing the state space. Using this method, an initial abstract system, which is an over-approximation to behaviors of the timed automaton, is constructed by removing all clock variables, and then the abstract system is verified. This kind of conservative abstraction may lead to a false result, that is a spurious counterexample. In this case, the abstract system is refined on the basis of the counterexample and the refined system is verified. The process is repeated until a correct result is obtained. The difficulty in this method is how the system is refined. In our approach, we extract clock variables needed in the refinement. Additionally, we do not refine the whole system but a part of the system. Besides this refinement, we introduce another refinement removing transitions which are proved to never fire in the timed automaton. Our approach avoids the state explosion problem by combining these refinements. In this work, we apply our techniques to reachability analysis of timed automata.
著者
中島 一樹 南部 雅幸 辻 美和 秋廣 みどり 東 祐二 藤元 登四郎 田村 俊世 佐々木 和男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.81, pp.59-64, 2003-05-16

看護学校学生(36名)、民間病院の医療従事者(30名)および民間病院の外来患者とその家族(28名)に対し、コンピュータシステムの利用に関する意識調査を行った。さらに60歳から70歳までの高齢者に対して延べ20回の絵文字パスワードと数字の組み合わせによる暗証番号とによりログインの試行を行い、認証の成功率、および使用感の聞き取り調査を行った。これらの結果、数値よりも絵文字によるパスワードの成功率が高かったが、数値入力の方がわかりやすいとの意見が聞かれた。また、若年者と高齢者の双方で同等のパスワードの成功率が得られた。絵文字を個人に関係のある写真に変更した場合、パスワードとしての成功率は向上したが、他人によるなりすましも容易であることが確認された。