著者
久保 信明
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.567-572, 2019 (Released:2019-09-16)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1
著者
河野 貴美子 坂本 政道 世一 秀雄 高木 治 小久保 秀之 山本 幹男
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.34-39, 2013-03-01

意識探究プログラムとして知られるヘミシンクは、左右の耳にわずかに異なる周波数の音を聞かせることにより、深くリラックスした状態を作り出し、通常と異なる意識状態に導くことが容易な方法とされている。著者らは、今まで様々な変性意識状態下の脳波を検討してきた。今回、5名のヘミシンクトレーナーの脳波計測からヘミシンク聴取による脳の変化を検討することを試みた。後頭部のα波平均振幅値は、セッション中に減少し、軽眠を思わせたが、各帯域含有率で、α帯域における比率が大きく減少していたわけではなく、通常の入眠時とは異なると思われた。β帯域含有率はフォーカスレベルF10とFl2で、交互に変化する様子が見られ、刺激音のうなり周波数との関係を示唆させた。左右脳波のコヒーレンス値が聴取時に大きくなる傾向が見られたが、セッション中に後頭から前頭にかけて位相同期的な瞑想様脳波が見られた被験者も複数おり、瞑想に近い状態を容易に実現することで、コヒーレンスが高くなっていることも考えられた。
著者
吉田直人 中谷友香梨 久保嶋健人 米澤朋子
雑誌
2014年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, 2014-09-10

本研究では、擬似的な肺を内包したぬいぐるみロボットを用いて、腹部の膨張収縮と呼気の排出を一体とした呼吸運動を提案する。腹部の膨張と呼気による触覚提示がユーザの安心感とぬいぐるみロボットの「生きている」感覚に与える影響を検証する。
著者
川久保 佐記 和泉 潔
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.AG-D-1-10, 2016-11-01 (Released:2016-11-02)
参考文献数
29

The effect of option markets on their underlying markets has been studied intensively since the first option market launched. Despite considerable efforts, including the development of theoretical and empirical approaches, we do not yet have conclusive evidence on this effect. We investigate the effect of option markets, especially that of dynamic hedging, on their underlying markets by using an artificial market. We propose a two-market model in which an option market and its underlying market interact. We confirmed that trading behaviors on expire date are not effect on its underlying market, but dynamic hedging, arbitrage trading changed volatility on the price of underlying asset under certain conditions.
著者
大久保 恒正 安藤 寿博 垣内 無一 中山 明峰
出版者
高山赤十字病院
雑誌
高山赤十字病院紀要 = Japanese Red Cross Takayama Hospital (ISSN:03877027)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.33-37, 2017-03-01

本来、DAT(ドパミントランスポーター)阻害作用を有しないSSRIであるエスシタロプラムを使用した基礎実験で、A10神経刺激作用を有することが報告されている。然しながら、現在までその事実に対する理由は明確にされてはいない。そこで本稿では、その論理的背景について推察した。その結果、直接的な経路ではなく、セロトニン神経の細胞体樹状突起上の5HT1A自己受容体を介した間接的なドパミン遊離の増強が考えられた。今後、SSRIによるドパミン遊離の増強が、慢性疼痛疾患に対しても有効性を秘めている可能性がある。
著者
久保田 義弘
出版者
札幌学院大学総合研究所
雑誌
札幌学院大学経済論集 : Sapporo Gakuin University Review of Economics (ISSN:18848974)
巻号頁・発行日
no.7, pp.41-83, 2014-03-10

本稿(スコットランド王国の周辺国のノーザンブリア)では,5世紀から11世後半までのノーザンブリア研究ノート
著者
大川 康治 遠藤 聡志 谷口 祐治 久保田 恵子 庄司 博光 岸本 克巳
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT)
巻号頁・発行日
vol.2012-IOT-18, no.3, pp.1-5, 2012-06-21

琉球大学では,平成 22 年 3 月に千原キャンパスと上原キャンパスで新たな学内 LAN を構築した.この学内 LAN は各キャンパスそれぞれに設置する光集線装置と各研究室 (1600 カ所) をシングルモード光ファイバで直接接続するネットワークである.本稿では,GE-PON で隣接 ONU との通信ができない仕様の解決方法,およびスイッチネットワークと比較した運用時の課題解決について述べる.
著者
森原 徹 木田 圭重 久保 俊一
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.841-848, 2017-11-17 (Released:2017-12-21)
参考文献数
4

肩関節疾患の治療法として,注射やリハビリテーションによる保存療法が第一選択として挙げられる.代表的な肩関節周囲炎や肩腱板断裂では,肩関節痛と可動域制限を認めることが多い.その鑑別として問診,視診,触診,理学検査(肩関節可動域・筋力・誘発テスト)および超音波検査が挙げられる.本稿では肩関節における代表的疾患を説明し,これらの疾患に対する評価の進め方について解説する.
著者
久保田 美雪 渡邊 典子 小柳 恭子
出版者
新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部
雑誌
新潟青陵大学紀要 (ISSN:13461737)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.189-200, 2005-03-10

新潟県内の高校生にライフスタイルとして人的側面、物的側面、金銭的側面、性意識および性に対する対処行動の調査を実施し、性交経験の有無別に検討した。その結果1人的側面として、普段の遊び相手として「彼氏・彼女」と答えたのは、経験者のほうが高く、さらに経験者の半数は現在、交際相手が1人いた。2物的側面として、「携帯電話・PHS」の所有は経験者のほうが高く、有意差が認められた。3金銭的側面として、小遣いの金額は経験者のほうが高く、「飲食代」「洋服・靴代」が主な使いみちであった。4女性がコンドームをつけてということに関する意識として「安心してできる」は経験者のほうが高く、有意差が認められた。5性に関する悩みやトラブルへの対処行動として「友人に相談」は経験者のほうが高く、有意差が認められた。6経験者504人の初交時の状況は、男子は「自ら望んだ」、女子は「望んだわけではないが自然の成り行きで」が最も高く、避妊方法で最も多いのはコンドームであった。
著者
久保田 康裕 楠本 聞太郎 藤沼 潤一 塩野 貴之
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.267-286, 2017 (Released:2017-12-05)
参考文献数
107
被引用文献数
1

システム化保全計画の概念と理論に基づく生物多様性の空間情報の分析は、保全の利害関係者に様々な選択肢を提供し、保全政策の立案・実行における意思決定を支援する。本論では、日本の生物多様性保全研究を推進する一助として、システム化保全計画を概説した。保護区ネットワーク設計の基本概念は“CARの原則”である:包括性(comprehensiveness)、充足性(adequacy)、代表性(representativeness)。全ての地域を保護区にするのは不可能なので、現実の保全計画では、生物多様性のサンプル(抽出標本)を保護区として保全する。CARの原則は、母集団の生物多様性のパターンとプロセスを、抽出標本内で再現するための概念である。システム化保全計画では、生物分布データを利用して保全目標を定義し、保全に関わる社会経済的コスト(土地面積や保全に伴って生じる社会経済的負担)を考慮し、保全優先地域を順位付けする。この分析は、地域間(保全計画のユニット間)の生物多様性パターンの相補性の概念に基づいている。かけがえのなさ(代替不可能度、irreplaceability)は、保全目標の効率的達成における、ある場所や地域の重要度を表す指標概念である。保全優先地域を特定する場合、保全上の緊急性や必要性を組み込む必要があり、代替不可能度と脅威と脆弱性の概念を組み合わせるアプローチがある。これにより、各サイトは、プロアクテイブな事前対策的保全地域とリアクテイブな緊急性の高い保全地域に識別される。保全計画では、様々な保全目標を保全利益に照らして検討することが重要である。Zonationが実装している効用関数は、メタ個体群や種数—面積関係の概念に基づいて空間的な保全優先地域の順位付けを可能にしており、有望である。システム化保全計画の課題の一つは、生物多様性パターンを静的に仮定している点である。生物多様性を永続的に保全するため、マクロ生態学的パターンおよび種分化、分散、絶滅、種の集合プロセスを保護区ネットワーク内部で捕捉するスキームを検討すべきだろう。システム化保全計画は生物多様性条約の学術的基盤で、愛知ターゲット等の保全目標を達成する不可欠な分析枠組みである。今後、日本でも実務的な保全研究の展開が期待される。
著者
吉田 皓太郎 若松 栄史 岩田 剛治 久保 貴裕
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.87, no.903, pp.21-00201, 2021 (Released:2021-11-25)
参考文献数
12

A method to design the function of the brassiere cup shape as developable surfaces and its developed shape using Gaussian Process Regression is proposed. A developable surface, which is generated by sweeping a straight line along a three-dimensional curve, can be seen many products such as ships, buildings, clothes, and so on. The shape has not only its aim which can be formulated but also that which cannot be formulated such aesthetics. In this paper, we focus on a brassiere cup. A brassiere cup is composed of several patterns and the cup shape is designed by repeatedly making paper cup model and then checking its three-dimensional shape. For improvement of design efficiency of brassieres, such trial and error must be reduced. The difficulty of the design process is caused by the function of a brassiere cup. Its function, such as to enhance woman’s breast size, et.al., is difficult to formulate and unclearly correlated with its three-dimensional cup shape. In this paper, we propose a method to support the design of the three-dimensional shape of a cup and its developed shape by machine learning when the cup shape and quantitatively evaluated value of its function are given as a set of data. First, we formulate the cup shape as developable surface using differential geometry. Then, we propose the method to extract the attribute from the three-dimensional cup shape based on the differential geometry and a predictor of an output value for its attribute using Gaussian Process Regression. The validity of the method is confirmed by a numerical experiment regarding the evaluated value using its volume and size. Finally, we propose a method to design the cup shape using this predictor. We experimented whether our proposed method can output the approximate cup shape when the evaluated value of the cup is given.
著者
久保田 彩乃
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.227-231, 2021-10-01 (Released:2021-11-15)
参考文献数
18

本稿では福島における3.11アーカイブの現状とその課題を整理する。そして、それに対して“福島をキーワードに持つ人々”の声を収録したラジオ番組「Voice of Fukushima」の活動事例を取り上げ、この取り組みが3.11アーカイブの中で現在どのような立ち位置にあるか、さらにその意義と今後の可能性について考察する。