著者
安田 裕紀 佐藤 鋭一 和田 恵治 鈴木 桂子
出版者
特定非営利活動法人日本火山学会
雑誌
火山 (ISSN:04534360)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.447-459, 2015

Eruption interval between Hb- and Px-types pyroclastic-flows from the Ohachidaira caldera of Taisetsu volcano, central Hokkaido, Japan, was estimated from the paleomagnetic directions. Px-type pyroclastic-flow deposit rests on Hb-type one, and gravel beds are intercalated between them. Oriented 138 samples were collected from 13 sites for paleomagnetic analysis. The paleomagnetic direction of Hb-type pyroclastic-flow deposit shows a normal polarity with a westerly declination(overall mean is N=7, D=-27.1°, I=66.3°, α_<95>=2.7°, k=511.2), while that of Px-type pyroclastic-flow deposit shows a normal polarity with an easterly declination (overall mean is N=6, D=19.8°, I=67.5°, α_<95>=4.6°, k=213.8). The two paleomagnetic directions are significantly different, and the time interval between the two pyroclastic eruptions is estimated to be more than about 100±40 years based on the geomagnetic secular variation in China, Russia, Europe, North America, and Japan.
著者
萩原 涼太 山田 渉央 佐藤 直之 池田 心
雑誌
研究報告ゲーム情報学(GI) (ISSN:21888736)
巻号頁・発行日
vol.2016-GI-35, no.11, pp.1-8, 2016-03-01

本研究では,麻雀における 「相手の和了点数予測」 という部分問題を対象にその推定精度の向上を試みた.実験では,既存研究と同様にオンライン麻雀サイト 「天鳳」 の牌譜を学習用に用い,機械学習することで相手の和了点数を予測する.既存研究では比較的単純な重み付き線形和のモデルを使っていたのに対し,我々は特徴量のグルーピングおよび組み合わせによって複雑化されたモデルを推定に使用した.そのグルーピングと組み合わせの制御は局所探索法で自動的に行っている.これらのアプローチで性能が向上する事を確認した.さらに,我々は同じ問題に対して多層ニューラルネットワークによる学習も試みた.その結果,線形和モデルの場合よりも汎化性能が向上する事を確認した.
著者
佐藤 秩子 田内 久
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.27-34, 1987-01-30 (Released:2009-11-24)
参考文献数
18
被引用文献数
1

乳癌手術時に摘出された各10年代あたり20~40例の日本人女性の大胸筋 (29~81歳) 180例, 小胸筋 (26~80歳) 200例を対象とし, フォルマリン固定, パラフィン切片において免疫酵素組織化学的手法によりβ-エノラーゼの局在の濃淡により筋線維をタイプI, IIにわけ, タイプ別の年齢変化を微計測的に検討するとともに, 大, 小胸筋における老化様相の差について考察した.筋重量は大胸筋では60歳以後有意に減少するが小胸筋では減少は有意ではない. 筋細胞数は, 大, 小胸筋のタイプI, II線維とも, 60歳以後有意に減少する.両筋線維の数の比率は, 小胸筋ではI型が, 大胸筋ではII型が高く, 加齢に伴ってともにI型の割合が増すが, 小胸筋では軽く, 大胸筋では有意な増加を示した.筋線維 (横断面) の大きさは, タイプIでは小胸筋で60歳以後逐齢的に顕著に増加するが, 大胸筋では70歳以後, 増加は有意であるが比較的軽い. 一方タイプIIは, 大胸筋で年齢差なく, 小胸筋では, 40歳以後有意に減少する. このような成績を, 生命維持に直結する呼吸補助筋としての機能 (タイプI主導型) を持つ小胸筋と, 腕の運動-内転-に関与する (タイプII主導型) 大胸筋との機能の差と関連して考察を施した.
著者
佐藤 建吉
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.74, no.746, pp.2411-2417, 2008-10-25 (Released:2011-03-04)
参考文献数
9

The father and son, Marc Isambard Brunel and Isambard Kingdom Brunel, were well known as the great engineers of England in the 19th century. They were worked in the fields of mechanical and civil engineering, which were broadly developed in the post-industrial revolution age. Marc, the father, engaged in his jobs that were relating to over twenty his patents. Isambard, the son, also engaged innovatively in the wider fields by denying the system of patent. In this paper, firstly, the engineer's spirits of the father and son have been discussed, and secondly, the above clear difference between their views on patents has been discussed. The aim of this paper is to give a chance to think how today's Japanese engineers should behave toward patents and the patent system.
著者
小林 直樹 篠原 歩 佐藤 亮介 五十嵐 淳 海野 広志
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2015-05-29

本課題では、高階モデル検査の(1)理論的基盤の強化とそれに基づく高階モデル検査アルゴリズムの改良、(2)プログラム検証への応用、(3)高階モデル検査の拡張とそのプログラム検証への応用、(4)データ圧縮への応用、の4つを柱に研究を進めている。以下、それぞれの項目について、平成28年度(およびその繰越として遂行した平成29年度の一部の結果)について述べる。(1)理論的基盤の強化:HORSモデル検査とHFLモデル検査という2種類の高階モデル検査の間に相互変換が存在することを示すとともに、HFLモデル検査問題を型推論問題に帰着できることを示した。後者の結果に基づき、HFLモデル検査器のプロトタイプを作成した。また、高階文法の性質について調べ、語を生成するオーダーnの文法と木文法を生成するオーダーn-1の文法と間の対応関係を示した。さらに、高階モデル検査アルゴリズムの改良を行い、値呼びプログラムに対して直接的に高階モデル検査を適用する手法を考案、実装した。(2)プログラム検証への応用:プログラム検証で扱える対象プログラムや性質の拡充を行い、関数型プログラムの公平非停止性の検証、コード生成プログラムの検証、動的なスレッド生成を伴う高階並列プログラムの検証、などを可能にした。(3)拡張高階モデル検査:HORSに再帰型を加えて拡張したμHORSに対するモデル検査アルゴリズムの改良を行い、その有効性をJavaプログラムの検証を通して示した。(4)データ圧縮への応用:データをそれを生成する関数型プログラムの形に圧縮する方式(高階圧縮)について、圧縮後のプログラムをビット列に変換する部分の改良を行った。また、高階圧縮のための様々な要素技術について研究を進めた。
著者
佐藤精編
出版者
函館商工会議所
巻号頁・発行日
1958
著者
佐藤精著
出版者
斎藤先生伝刊行委員会
巻号頁・発行日
1957
著者
佐藤 武義
出版者
東北大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

すでに収集した、崎門派の新発田藩儒臣渡辺予斎の資料を分析するとともに、本年度も予斎関係の資料の収集に努めた。新発田市立図書館には、新発田藩校の資料が纒めて収められているため、館長に依頼して予斎関係資料の他の情報を得られるようにした。その結果、予斎についての情報を持っている当地の郷土史家を知ることができ、『国書総目録』掲載以外の資料が他にあることを確かめることができた。氏所蔵のコピー(以下、コピー本と略称)とこれまで収集した同じ資料を比較すると、筆跡が同一であることが判明した。東北大学本には「速水義行録」と記されているため、いずれも速水義行の書写と考えられる。重複本として『予斎先生鞭策録会読箚記』の例を見ると、コピー本は、丁寧な書体で書写されている点から、清書本と考えられ、東北大学本は、草稿本に当たる。一方、『予斎先生訓門人会読箚記』もコピー本は、丁寧な書体で書写されて、清書体の体裁をとっているが、それは、途中までで、後は下書きの形態になって完成を見ていない。この点でコピー本だけでは不安が残るので、原本によって調査しなければならないが、原本所蔵者との連絡が取れていないので、この比較は今後に回すしかない。同一本が二本ある場合、正本と副本との関係で後に遺されたのではなかろうかと考えられる。『予斎先生鞭策録会読箚記』をコピー本と東北大学本とで比較すると、いずれにも脱文、脱字、清濁の有無等があって方言資料としての優劣は、いまだ決めかねている。資料調査の過程で、講義録は講義者の出身地の言葉で纒められているため、当時の講義録の調査が大々的に行なわれるべきことを痛感した。
著者
中川原 育子 谷口 陽子 佐藤 一郎 中村 俊夫 NAKAGAWARA Ikuko TANIGUCHI Yoko SATO Ichiro NAKAMURA Toshio
出版者
名古屋大学年代測定資料研究センター
雑誌
名古屋大学加速器質量分析計業績報告書
巻号頁・発行日
vol.23, pp.127-137, 2012-03 (Released:2013-06-06)

The Kizil Grottoes, the largest Buddhist monastery complex in the Xinjian region of China, is decorated with wall paintings - the chronological dates of which are still under debate. This study aims to give some clarification regarding the chronological dates using AMS-14C dating of chaff tempers taken from the earthen renders of the wall paintings. l4C studies previously carried out by Chinese and German researchers had resulted in divergent dates often extending back hundreds of years earlier than hypothesized within the chronology of art history, which has created confusion. Six samples from six wall painting fragments (Caves 8 [III8425], 38 [III8700], 171 [III8793, III8891], 207[III9148b(d)], and 224[III8865(a)]) held in collections at the Museum für Asiatische Kunst in Berlin were taken and analysed with 14C-AMS at the Center of Chronological Research at Nagoya University in Japan. As reference, nine dating results analysed between 1995 and 1998 at Nagoya University were also shown in the list. Dates were obtained for only three out of the six samples: cal AD 128-216 [Cave 8], cal AD 255-306 and cal AD 312-34 [Cave 171], and 90-70 cal BC [Cave 224]; most of these extended back earlier than reference 14C data from the Chinese and German studies and far earlier than dates suggested by the timeline of art history. Even the Chinese and German reference dates derived in the past from 14C analysis often show varied dates occurring earlier than those represented in art history. This may indicate that old chaff was used in renders for the Kizil wall paintings probably as a form of re-use of old mud bricks, or that the chronology of art history must be drastically reconsidered, both of which would require further AMS-14C dating studies with careful and comprehensive sampling from well-documented contexts.
著者
佐藤 栄作
出版者
国語学研究と資料の会
雑誌
国語学研究と資料 (ISSN:03855546)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.6-15, 1982-07-31
著者
佐藤 良雄
出版者
成城大学
雑誌
成城法学 (ISSN:03865711)
巻号頁・発行日
no.66, pp.131-192, 2001-04
著者
松浦 とも子 佐藤 修 Tomoko MATSUURA Osamu SATO
出版者
国際交流基金
雑誌
国際交流基金日本語教育紀要 = The Japan Foundation Japanese-Language Education Bulletin (ISSN:13495658)
巻号頁・発行日
no.8, pp.71-86, 2012-03-01

本稿では、教師研修ポートフォリオの導入を検討するため、中国における大学日本語教師のポートフォリオに対する認識を、インタビュー結果とアンケート記述をSCATの手法により分析することで明らかにした。教師たちは、ポートフォリオについて理解する前には、漠然と振り返りに使えるというイメージを持っているだけであった。しかし講義を受けた後は、ポートフォリオを利用して「学びのプロセスの可視化」、「時間軸の中で学習を捉える」、「学習者と教師とのコミュニケーション」、「仲間のポートフォリオとの比較検討」などが可能であるというように、ポートフォリオに対する期待が示された。同時に、利用方法について不安があることが確認された。また、教師研修での学びはそれを現場でどう生かせるかという視点で評価されるべきだと教師たちが考えていることもわかった。This paper clarifies the image of Portfolio among university teachers in China in order to introduce portfolio assessment in a teacher training course. The authors analyzed the result of an interview research and a questionnaire survey using SCAT, Steps for Coding and Theorization. Before the training course, the teachers had had a vague idea of Portfolio that it could be used for self-reflection, however, after taking the lecture, they expected the possibility of "visualization of learning process", "recognition of learning in chronological order", "communication between a teacher and a learner", "comparative review of other learner's Portfolio". They also showed an anxiety on how to use the Portfolio at the same time. The authors found that the teachers thought what one had learned in a teacher training course should be evaluated from the perspective of how one can use it in his classroom.
著者
小倉佑太 佐藤未来子 並木美太郎
雑誌
研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.2013-ARC-205, no.7, pp.1-8, 2013-04-18

マルチコアプロセッサを用いた組込み向けハードウェアの性能向上において,リアルタイム処理と IT システムを並列動作させる要求が高まっている.本発表では,マルチコアプロセッサ上の VMM である Optimus Virtual Machine (OVM) を提案する.OVM では,リアルタイム制約のない汎用 OS,ソフトリアルタイムの OS,ハードリアルタイムの OS ないし OS のないハードウェアを直接制御するプログラムの三種類のパラダイムに対して,EDF によるデッドラインスケジューリングによる VM,またはコア固定による最高優先度の VM などを VMM で管理することにより,異種のリアルタイムに対する要求を適切に調停する.本 VMM を ARM マルチコアプロセッサをハードコアとして有する Xilinx 社の Zynq 上に実装し,遅延やオーバーヘッドを抑えつつ動作することを検証できた.今後の課題として,VM のメモリ管理が挙げられる.