著者
加藤一夫 著
出版者
春秋社
巻号頁・発行日
1931
著者
汪 増福 加藤 博一 佐藤 宏介 井口 征士
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.J75-D2, no.7, pp.1177-1186, 1992-07-25

鏡面物体の3次元復元問題は視線の拘束,スネルの反射法則および理想的な結像の拘束といった拘束条件下での局所的最小化問題として形式化される.そこで,周囲の物体などの3次元環境および物体の鏡面像の3次元位置を既知として,物体とその鏡面像の対応関係を用いて鏡面物体の3次元情報を再構成する手法を提案し,これを実現する実験的なシステムを構成し,実物の鏡面物体を対象に,手法の有効性を示した.
著者
吉田 秀明 高田 智明 塚田 守雄 加藤 紘之
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.408-412, 2002-04-01
被引用文献数
9

症例は54歳の男性.数年前から胃潰瘍と診断されていたが放置していた.2000年10月24日突然出現した腹部激痛を主訴に当院を受診した.左下腹部に強い圧痛を伴う腫瘤を触知し,超音波検査では内部に高輝度エコーを有する低吸収性腫瘤が描出された.腹部X線CTでは,胃角小彎側前壁の肥厚とそれに接した,内部にfat densityの層状構造を伴うlow density massを認めた.また,少量の腹水を認め,胃潰瘍穿孔,膿瘍形成と診断し,緊急開腹術を施行した.術中所見で大網の右側自由縁が捻転・飜転し壊死に陥り胃角前壁に炎症性に癒着したものと判明した.壊死部大網と癒着していた胃壁の一部を切除した.特発性大網捻転症は,圧痛点が最初から限局している,消化器症状に乏しい,痛みに比べ発熱と白血球数増加の程度が軽いという特徴があり,腹部X線CT検査で術前確定診断が可能な急性腹症の一疾患である.
著者
加藤 弘之
出版者
国立情報学研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

副作用のない純粋な関数型言語の分野で開発された、プログラム変換技術の一つである「融合変換」に、副作用を有する言語に適用可能なものに拡張するためのアルゴリズムを与えた。特にデータモデルとしてグラフ構造を対象とした言語を用いる。グラフ構造は、現実世界の実体を直接かつ自然に表現できるデータ構造であるからである。研究代表者が既に開発した木構造を対象とした副作用を有する言語であるXQueryはグラフ構造も扱うことができるため、この言語に対する健全な融合変換を与えた。また、完全性を示すためのスキーマのクラスと問合せ言語のクラスを示した。
著者
加藤 征江 永田 佳子 井川 明美
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.39-46, 1992-02-20
被引用文献数
2

塩味および甘味に対する味覚意識(味の鋭敏さ、味の濃淡の好み)と食物嗜好の関連を探るため、226人の学生に対して調査した。学生を食物教育の有無および性により、家庭専攻女子学生群と他領域専攻の一般女子学生群、一般男子学生群の3群に分けて検討した。その結果、1.味覚意識および食物嗜好に対する食教育の影響については、家庭専攻女子学生群は一般男女学生群に比べて、塩味に対しては薄味を好み、塩味の食物を好まなかった。それらに対する性の影響については、男子学生群は女子学生群よりも味に対して鋭敏であるとの意識をもち、一方、女子学生群は男子学生群よりも薄い塩味を好み、そして甘い食物を好んだ。2.3群ともに、塩味の濃淡の好みと塩味の食物の嗜好とは有意に順相関を示した。すなわち、塩味の食物を好む学生はそうでない学生に比べ、より濃い塩味を好んだ。これと同様の関係は、甘味と甘味の食物との間にも有意に見られた。3.2女子学生群においては、塩味の鋭敏さの意識と塩味の濃淡の好みとの間、および塩味の鋭敏さの意識と塩味の食物の嗜好との間に、それぞれ有意に逆相関が見られた。すなわち塩味に鋭敏であると意識している人程、薄味の塩味を好み、塩味の食物を有意に好まなかった。一方、甘味については、一般女子学生群において、そのような傾向が見られた。
著者
福田 耕一 加藤 登 市川 寿 野崎 征宣 田端 義明
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.57, no.8, pp.1523-1530, 1991
被引用文献数
3 2

Properties of gizzard shad which were stored at low temperature as raw material for fish jelly products were studied.<br> From the viewpoint of gel-forming ability, this fish was classified into the group of easy-setting and easy-disintegrating fish such as sardines. Hunter whiteness of <i>kamaboko</i> obtained was about 20% less than that of white-meat fish such as Alaska pollack. The fish exhibited a strong gel-forming ability such as that of lizard fish.<br> Gel-forming ability of the fish decreased to about 70% of the original ability during 12 days iced storage. The tolerant period of iced storage of the fish as material for fish jelly products was estimated to be about 10 days.<br> Gel-forming ability of frozen fish meat was about the same as that of unfrozen fish meat. Minced fish meat stored at -25°C which was frozen after being washed with alkaline-salt solution showed fairly strong gel-forming ability even after a frozen storage period as long as 6 months, while the fish meat which was frozen after being washed with water had weak gel-forming ability.<br> The gel-forming ability of the minced meat washed with alkaline-salt solution or water was found to be significantly correlated to total myofibrillar Ca-ATPase activity and the solubility of myofibrils in the minced meat which was stored on ice or frozen stored at -25°C. No such correlation was observed in the case of minced meat frozen stored at -50°C, even though alkaline-leaching was employed.
著者
伴野 祥一 宇都木 敏浩 大野 富雄 加藤 典浩 大島 伸浩 大島 茂
出版者
The Kitakanto Medical Society
雑誌
北関東医学 (ISSN:00231908)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.715-717, 1989-11-01 (Released:2009-10-15)
参考文献数
8

Asymptomatic myocardial infarction (MI) was found in 8 (3%) of the 274 patients with MI who underwent coronary angiography, and half of them were diabetics. They represented only 7% of all diabetics however. Twenty-four (9%) had new onset angina within 2 weeks before MI. Among them, 9 (38%) were diabetics and they represented 15% of all diabetics. In terms of the incidence of MI with or without angina, except for the new onset group, there was no significant difference between diabetics and non-diabetics. The severity of coronary atherosclerosis was independent of the presence of angina prior to MI. Our results indicated that the incidence of asymptomatic MI in diabetics is not as high as previously believed.
著者
グリーンバーグ 陽子 加藤 宏明 津崎 実 匂坂 芳典
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.65-74, 2011-02-01
参考文献数
15
被引用文献数
1

対話音声の合成を目指して,対話韻律生成の方法を提案した。対話場面において出現する発話内容自体が,その取り得る対話韻律を限定することに着目し,提案方法では,入力となる語彙が与える印象によって制約される韻律特徴量を用いて,従来の読み上げ韻律を修正する対話韻律生成を行う。これまでに行った一語発話「ん」のパラ言語分析が示した,3次元の知覚的印象空間(確信-疑念,肯定-否定,好印象-悪印象)と韻律制御(基本周波数の平均値と時間変化形状,発話時間長)の関係を用いて,同じ印象空間で典型的な座標を持つ語彙に対して,対応する対話韻律を付与した。得られた合成音声に対する自然性評価実験により,提案した方法の妥当性を確認した。
著者
加藤隆平 著
出版者
信義堂
巻号頁・発行日
1916
著者
福田 靖 中山 崇 矢野 勇大 加藤 道久 郷 律子
出版者
徳島赤十字病院
雑誌
徳島赤十字病院医学雑誌 = Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal (ISSN:13469878)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.21-25, 2013-03-25

徳島県において,2008年8月1日より県消防防災ヘリコプター(以下防災ヘリ)のドクターヘリ機能運用が開始され4年あまりが経過した.医師が防災ヘリに搭乗し,現場に赴いて傷病者に救命処置等を行い,医療機関へ搬送するもので,運用は毎日,日中のみである.県全域が搬送可能な距離にあり,医師搭乗は当院へ要請される.2012年10月9日より徳島県ドクターヘリが運航開始となり,基地病院として徳島県立中央病院が指定された.当院における医師の休日ヘリコプター待機は終了し,平日の運用もドクターヘリが主になると考えられる.当院では,休日待機終了までの4年2か月間に計146回,147名のヘリ搬送を行った.1例を除く他の傷病者はすべて当院へ収容された.搬送依頼は,当初は他院からの転院搬送が大半であったが,次第に救急隊からの直接要請が多くなった.主な搬送地域は陸路搬送でも時間のかかる県南部及び山間部からであった.疾患別では外傷が37%,脳血管疾患が35%,循環器疾患が18%であり,15例(10%)が死亡した.今後もヘリコプターの重複要請や多数傷病者発生時などで防災ヘリの利用の可能性は残り,新たな運用形態の検討が必要である.
著者
加藤 浩徳
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は,業務目的の交通時間節約価値を包括的かつ理論的に分析することを通じて,情報通信技術の進展が交通行動及びプロジェクト評価に与える影響を検討することを目的とする.まず,業務交通を分析する上では,交通の意思決定者,交通時間節約に支払意思を持つ主体,移動中の労働の有無,業務交通のスケジュール,労働時間外の賃金支払いの有無が,留意すべき点であることを示す.その上で,被雇用者,雇用者,および両者の共同意思決定を含めた10の時間配分モデルを定式化し,それらから交通時間節約価値を導出する.最後に,以上の分析から得られる示唆を整理した.
著者
加藤 勝
出版者
浜松医科大学
巻号頁・発行日
1989-02-03

浜松医科大学学位論文 医博論第64号(平成元年02月03日)
著者
陸川 章 山田 洋 加藤 達郎 植村 隆志
出版者
東海大学
雑誌
東海大学紀要. 体育学部 (ISSN:03892026)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.7-12, 2006-03-31

The purpose of this study is to examine shot skill of free throw in male college basketball players. Subjects were two male college basketball players (subject A: good shot-skilled player, subject B: poor shot-skilled player). Their forms during shots of free throw were recorded by using a digital video camera. The displacement of ball and joint angle were calculated from obtained video data. The velocity of ball which are released was faster in subject A than in subject B. Behaviors of changes of joint angle in subject A were similar to subject B. However, from the point of view of the "motor conduction", the conduction was inferior in the subject B than in the subject A. These results suggest that differences in the "motor conduction" may affect shot skill of free throw in basketball, and kinematics data obtained from video camera are useful as the index of motor skills.
著者
加藤 淳
出版者
日本経営品質学会
雑誌
日本経営品質学会誌 オンライン (ISSN:18804365)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.20-26, 2012 (Released:2013-03-31)
参考文献数
5

ヒューマンエラー研究において、事務ミスを引き起こすエラー誘発要因の傾向と特性については、体系的な整理がなされていないのが現状である。そこで、本稿では、私立A短期大学における事務ミスの事例をまとめ、それらを引き起こすエラー誘発要因との因果関係を結びつけることで、エラー誘発要因の傾向と特性を体系的に整理する。なお、本稿では、Reasonによる保守エラーの体系(エラーのタイプとエラー誘発要因)を適用させた結果、主なエラー誘発要因、副次的なエラー誘発要因として、時間圧(タイムプレッシャー)、「キャンドゥ」態度、ドキュメンテーション(文書化)、不十分なコミュニケーション、未経験、タスク頻度、を抽出することができた。そのため、これら6つのエラー誘発要因を重点的な課題として取り組むことが、私立A短期大学における事務ミス防止に繋がると考える。
著者
加藤 詔士
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学史紀要 (ISSN:09155848)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.55-100, 2001-03-31

国立情報学研究所で電子化したコンテンツを使用している。