著者
津坂 昌利 小山 修司 前越 久 加藤 秀起
出版者
公益社団法人日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術學會雜誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, 1994-08-01

診断用X線のような低エネルギー領域の一次X線スペクトル測定では, 細いX線ビームを検出面中央に垂直に入射して測定する.このためGe結晶は直径10mm, 厚さ7mm程度あれば問題はない.今回検討したクローズドエンド型は, 大結晶を有し, 分解能はやや劣るものの, 診断用X線, 漏洩X線, 室内散乱線等のスペクトル測定用としても使用できる可能性がある.しかし, 測定した波高スペクトルは必ず補正してX線エネルギースペクトルを求める必要がある.
著者
原 耕平 河野 茂 門田 淳一 朝野 和典 平潟 洋一 前崎 繁文 中富 昌夫 浅井 貞宏 水兼 隆介 奥野 一裕 福島 喜代康 伊藤 直美 井上 祐一 小池 隆夫 大西 勝憲 大道 光秀 山田 玄 平賀 洋明 渡辺 彰 貫和 敏博 武内 健一 新妻 一直 柳瀬 賢次 友池 仁暢 中村 秀範 加藤 修一 佐田 誠 池田 英樹 板坂 美代子 荒川 正昭 和田 光一 原口 通比古 星野 重幸 五十嵐 謙一 嶋津 芳典 近 幸吉 瀬賀 弘行 関根 理 鈴木 康稔 青木 信樹 滝沢 敬夫 兼村 俊範 竹村 尚志 長尾 光修 濱島 吉男 坂本 芳雄 坂田 憲史 豊田 丈夫 大角 光彦 小林 宏行 河合 伸 酒寄 享 杉浦 宏詩 押谷 浩 島田 馨 佐野 靖之 荒井 康男 北條 貴子 小川 忠平 柴 孝也 吉田 正樹 岡田 和久 佐藤 哲夫 古田島 太 林 泉 宍戸 春美 松本 文夫 桜井 磐 小田切 繁樹 鈴木 周雄 綿貫 祐司 高橋 健一 吉池 保博 山本 俊幸 鈴木 幹三 下方 薫 川端 原 長谷川 好規 齋藤 英彦 酒井 秀造 西脇 敬祐 山本 雅史 小笠原 智彦 岩田 全充 斉藤 博 三木 文雄 成田 亘啓 三笠 桂一 二木 芳人 河端 聡 松島 敏春 副島 林造 澤江 義郎 高木 宏治 大泉 耕太郎 木下 正治 光武 良幸 川原 正士 竹田 圭介 永正 毅 宇都宮 嘉明 秋山 盛登司 真崎 宏則 渡辺 浩 那須 勝 橋本 敦郎 後藤 純 河野 宏 松倉 茂 平谷 一人 松本 亮 斎藤 厚 健山 正男 新里 敬 伊志嶺 朝彦 上地 博之 比嘉 太 仲本 敦 我謝 道弘 中島 光好
雑誌
日本化学療法学会雜誌 = Japanese journal of chemotherapy (ISSN:13407007)
巻号頁・発行日
vol.45, no.11, pp.901-922, 1997-11-25
参考文献数
20
被引用文献数
19
著者
加藤 暢
出版者
近畿大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究では,物流システムに対する貨物の取扱いの形式的な監視を目的として,物流システムをプロセス代数を用いてモデル化する方法の確立,及び貨物の移動が正しく行われているかを監視するシステムの開発を行った。モデル化のための記述方法の定式化においては,既存のプロセス代数を拡張し,物流システムのモデル化に特化した多重Ambient Calculusを提案した。これにより物流システムの持つ階層構造,並列性などが適切に表現できるようになった。さらに,物流システムをモデル化した式と,UHF帯RFID機器を用いて検知した貨物の移動を対比させることにより取扱いの監視を行うシステムを構築した。
著者
加藤 克紀
出版者
日本動物心理学会
雑誌
動物心理学研究 (ISSN:09168419)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.11-18, 2006-06-25

ICR雄マウスにおいて,離乳後5-6週間の社会的隔離がオープンフィールド行動に及ぼす影響を直接観察法を用いて検討した。10分間のオープンフィールドテストにおいて隔離飼育個体と集団飼育個体は類似した行動変化を示したが,2つの行動成分,すなわち伸展と毛づくろいについては異なっていた。隔離飼育個体の方が最初の4分間の伸展の減少が有意に遅く,また隔離飼育個体でのみ最後の4分間に毛づくろいの有意な増加が認められた。以上の結果は,若齢期における社会的経験の剥奪が新奇環境における不安やストレス反応を強め,慣れを抑制する可能性を示唆した。
著者
高橋 阿貴 加藤 克紀 牧野 順四郎
出版者
日本動物心理学会
雑誌
動物心理学研究 (ISSN:09168419)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.73-85, 2004-12-25
被引用文献数
3

本研究では,高・低活動系マウスとその基礎集団であるICR,そして5系統の近交系マウス(BALB,C3H,CBA,DBA,C57BL,ICR)のオープンフィールド行動について検討した。高・低活動系は,他の近交系と比較しても,十分に高活動あるいは低活動であったが,脱糞数には差がなかった。11種の行動項目に基づく行動観察データに主成分分析を適用した結果,4つの主成分が得られ,それらにより全体分散の64%が説明された。第1,第2主成分に基づいて系統比較を行ったところ,オープンフィールド行動の時間的変化には,遺伝的背景の異なる4つの側面(初期値,テスト前半と後半の行動変化,終了値)がある可能性が示唆された。高・低活動系は第1主成分については対照的であったが,第2主成分についてはよく似ており,活動量や脱糞数が大きく異なるBALBとC57BLにおいても同様の傾向が認められたことから,第2主成分はいわゆる「活動性」や「情動反応性」とは独立した特性を示しているようであった。また,高活動系のオープンフィールド行動は基礎集団であるICRとほとんど違いがなく,選択交配による遺伝的変異は主に低活動系において生じたことが明らかとなった。
著者
酒井 たか子 加納 千恵子 李 在鎬 小林 典子 関 裕子 田中 裕祐 河野 あかね 清水 秀子 加藤 あさぎ 甲斐 晶子 董 然 孫 辰 杜 暁傑 阿部 宥子
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

多言語背景で日本語を学習している年少者の学習支援に役立つ情報を提供する目的で、教科の学習に必要な語彙調査研究を行った。理科に関しては、小学校3年生から6年生の教科書の分析、教員による重要度判定を行い重要語彙の表を作成した。また学習言語を中心として日本語力診断テスト(SPOT、漢字SPOT、漢字テスト)を作成し、インターナショナルスクールでの縦断的研究、公立小学校での調査を行い、テストの有効性を確認した。
著者
加藤 由麻 妙田 貴生 藤森 嶺 戸枝 一喜 西澤 信 桜井 智野風
出版者
日本健康医学会
雑誌
日本健康医学会雑誌 (ISSN:13430025)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.92-97, 2013-07-31

リノール酸などの不飽和脂肪酸は,必須脂肪酸として生体の恒常性維持に不可欠なばかりか,血中コレステロールの上昇抑制作用を有することが知られている。エミュー(学名:Dromaius novaehollandiae)はオーストラリア原産の大型走鳥類で,エミューの皮下脂肪から調製したエミューオイルは原住民により万能薬として用いられてきた歴史がある。エミューオイルには,オレイン酸などの不飽和脂肪酸が多く含まれており,エミューオイルの経口投与は皮膚炎や関節炎への抗炎症作用が報告されている。一方,血中脂質の抑制作用や脂質代謝の改善作用が報告されているが,詳細なデータはいまだ報告されていない。本論文では,エミューオイルの経口投与がラットの脂質代謝に及ぼす影響を分析した。エミューオイルの経口投与(1.0mg/kg/day)6週間では,体重や精巣上体脂質量に対する影響は認められなかった。しかし,精巣上部脂質から単離した脂肪細胞をイソプロテレノールで刺激して生じる脂質分解反応は,エミューオイル投与群でラード投与群や大豆油投与群に比べて亢進した。以上の結果より,エミューオイルの経口投与はラットの脂質代謝に影響を及ぼし,投与量依存的に脂肪分解反応を亢進することがわかった。エミューオイルの脂質代謝に及ぼす注目すべき影響は,機能性食品や医薬品に応用可能と考えられる。
著者
金子 格 加藤木 正紀
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.220-227, 2013-02-15

Evolution of electronics and information technology continuing over 40 years. Through that process, standardization organization also change procedure and concerns on the patents which are needed to implement standards. This section describe phenomenon, mechanism and notable events in this area within those 40 years.
著者
佐伯 英明 三浦 邦夫 五十嵐 信寛 小川 弘良 清水 世紀 和田 郁生 鈴木 隆志 原田 忠 森田 隆 加藤 哲郎
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.73, no.8, pp.1058-1062, 1982-08-20

症例は妊娠第15週の36歳の女子で,肉眼的血尿を主訴として当科を受診した。膀胱鏡を施行したところ,膀胱左側壁に巨大な腫瘤を認めたので生検を行ない,移行上皮癌と判明した。患者は既に3子を有しているので,人工流産を施行し,泌尿器科的精査および治療を進めていつた。膀胱造影では左側半分を占める巨大た陰影欠損を認め,骨盤部動脈造影で腫瘍血管に富む腫瘍を認めた。術前に,マイクロカプセル化されたマイトマイシンCを合計40mg使用して2度にわたつて腫瘍支配動脈の化学塞栓を行ない,化学塞栓後の膀胱造影で腫瘍が中等度縮小した時点で膀胱全摘除術および回腸導管造設術を施行した。肉眼的には大小2個の腫瘍が認められ,組織学的にはgrade I, stage Aの移行上皮癌であつた。術後5ヵ月という短い経過ではあるが,転移や再発の徴候はない。妊娠に悪性腫瘍が合併することは稀れであり,殊に尿路悪性腫瘍が合併することは極めて少ない。妊娠に合併した膀胱癌の症例は欧米の文献に7例を認めるが,本邦では最初の報告ではないかと思われた。血尿が認められれば妊娠の有無にかかわらず即時にしかも適切な検索が行なわれなけれぼならないことを強調し,かつ,妊娠中の膀胱癌の治療法および妊娠と悪性腫瘍との関係について若干の考察を加えた。
著者
加藤 崇雄 小村 国大 沼 健博 宮 恒男 菊池 元宏 那須 大介 金子 貴広 堀江 憲夫 工藤 逸郎 下山 哲夫
出版者
JAPANESE SOCIETY OF PEDIATRIC ORAL AND MAXILLOFACIAL SURGERY
雑誌
小児口腔外科 (ISSN:09175261)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.116-121, 2009
被引用文献数
1

<b>Objective:</b> To elucidate the details of impalement injuries of the oral soft tissue in children, we present a clinico-statistical study of those encountered in a single institution. <br>  <b>Patients and Methods:</b> Children below 13 years old, who visited our oral surgery clinic with the complaint of an impalement injury of oral soft tissue from December of 2001 to February 2009, were included. <br>  <b>Results:</b> Among 248 impalement injuries of the oral soft tissue, the one-year-olds were most affected and the frequency in boys and girls was 146 (59%) cases and 102 (41%) cases, respectively (boy to girl ratio 1.4:1). Toothbrush (81 cases, 33%) was the most frequent object responsible, followed by a stick-like object (59 cases, 24%). The most frequent direct cause of the injury was fall with the object in the mouth (203 cases, 82%). Soft palate (96 cases, 39%) was the most frequent site, followed by hard palate (31 cases, 13%). Most injuries occurred between 18:00 and 21:00 (105 cases, 42%) followed by 21:00 to 24:00 (66 cases, 27%). 162 cases (65%) had a laceration that was smaller than 10 mm. In cases with a laceration that was larger than 10 mm (68 cases, 27%). 148 cases (60%) was treated with antibiotics, 70 cases (28%) without treatment and 30 cases (12%) with suture and antibiotics.
著者
加藤 京里
出版者
東京女子医科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

「温罨法」の効果について統合的文献レビューと実験研究によるエビデンスの集積を行った。「温罨法」は気持ちの良い眠気と交感神経の低下を生じさせることが示唆された。この結果をもとに、臨床において入院患者への介入評価研究を行った。就寝前に後頚部温罨法を実施すると、入院患者は気持ちよさを感じた。ストレスが減少することで唾液アミラーゼの値が低下し、末梢の皮膚温は上昇した。さらには後頚部温罨法は夜間の睡眠を促すことが明らかになった。
著者
加藤 集平
出版者
東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻
巻号頁・発行日
2013-03-25

報告番号: ; 学位授与日: 2013-03-25 ; 学位の種別: 修士 ; 学位の種類: 修士(情報理工学) ; 学位記番号: ; 研究科・専攻: 情報理工学系研究科・電子情報学専攻
著者
田村 俊和 加藤 仁美 松林 武 古田 智弘 チャタリジ デボスリ 李 穎
出版者
日本地形学連合
雑誌
地形 (ISSN:03891755)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.675-694, 2002-10-25
参考文献数
17
被引用文献数
4

This paper presents the results of observations at different hilly watersheds in Sendai area in different periods with the aim at contributing to the study of pipe-flow initiation, pipe-outlet shift and surface-slide occurrence on valley-head slopes with increase in rainfall. The critical rainfall for the initiation of pipe-flow at channel-heads is variable with rainfall characteristics including antecedent precipitation, and with micro-topographic, pedologic and geologic conditions of the valley-head. Soil pipes at more upstream position begin to operate when total rainfall increases, for instance, in a 2 or 3 hour storm with the intensity of more than 5-10 mm/h without antecedent precipitation. This is considered the results of stepwise expansion of contributing areas and contributing soil-mass. Sediment discharge and opening of new pipes as results of intra-pipe erosion and small-scale failures occur in the case of an almost yearly storm, i.e., several tens of millimeter of total rainfall with over 10 mm/h of maximum intensity After a storm, pipe-flow continues longer on the hilislopes where deep weathering crust of andesite is distributed than on the hilislopes composed of semi-consolidated siltstone or sandstone. It is considered to be due to water-supply from saprolite to soil pipes. Surface slides are triggered with an intense rain of about 30 mm/h following to a 10 to 15 hour storm with the intensity over 10 mm/h on lower hillslope segments, particularly immediately below the convex break of slope at the lower margin of head hollows. Stronger storm, for instance, a 80 mm/h rain following to a 3 hour storm reaching to 170 mm, induces surface slides on upper hillslope segments, particularly headmost walls. Pipe outlets are observed on any slide scar. These phenomena suggest that working pipe network is switched several times with the increase of both total rainfall and rainfall intensity.
著者
加藤 和弘
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.77-80, 1996-03-29
被引用文献数
40 26

東京都文京区内の17ケ所の緑地で樹林地における越冬期の鳥類を調査し,鳥類の種組成と植生の構造の関係を明らかにした。鳥の種類数は,高木に覆われた面積よりは植生の階層構造,特に低木層の発達の程度に依存しており,各階層の植被率や種数が増加するに従って鳥類の種数も増加した。但し植被率も植物種数も,ある程度以上になると鳥類の種数の増加に寄与しなくなる可能性が示唆された。鳥の種類が少ない緑地では,鳥類による低木層の利用が鳥の種類の多い緑地に比べて少なく,ウグイスなど低木層を好んで利用する種類は見られなくなる傾向があった。以上より,鳥類群集保全のためには,植生の下層部に配慮した緑地整備が必要であるといえる。
著者
加藤 隆弘 中川 一史 松能 誠仁 井原 良訓 鷲山 靖 川崎 繁次 川谷内 哲二
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会研究報告集
巻号頁・発行日
vol.2008, no.3, pp.95-102, 2008-07-05
被引用文献数
3

金沢大学教育学部が平成18年度から19年度にかけて開発・試行したWeb 教育実習ノート「なるため実習ノート」について、一ヶ月にわたる附属高等学校における教育実習期間中、及びその前後の運用概要と、明らかになった課題点・改善すべき点について、運用実績、およびアンケート等から考察する。