著者
松浦 李恵 加藤 文俊 岡部 大介
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.440-455, 2019-12-01 (Released:2020-03-01)
参考文献数
24

This paper analyzes the relationship between costume making as a hobby and interaction with the other family members and articfacts in a room represented in fieldwork study of a female informant aged 26 participating in “Costume Play” community. First we frame this work as an effort to think about their making at home using the concept of “interest-driven” activities and poaching. Then we share our methodology based on video observation and reflective interview. Our analysis of the scenes revealed that a hobby at home (especially, sawing) is a valuable venue for observing about subjective design process with some artifacts not only for sawing but also TV, DVD, laptop,smart phone and so on. In addition, continuing one’s hobby at home is to collocate one’s interest with the other family members’ multiple interests.
著者
加藤 一郎
出版者
文教大学大学院言語文化研究科付属言語文化研究所
雑誌
言語と文化 = Language and Culture (ISSN:09147977)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.141-157, 2001-03-01

Estas malriĉaj la "vidaj dokumentoj", kiuj prezentas la realecon de la Holokaŭsto. Krome, absolute ne ekzistas "vidaj dokumentoj", kiuj prezentas la proceson de la masaj ekzekutoj en la "gasaj ĉambroj" de la koncentrejoj de Auschwitz, la simbolon de la Holokaŭsto. En tiu situacio publikis la albumo de David Olére, kiu meme estis la prizonulo de Auschwitz kaj tuj post la liberiĝo skizis kelkajn skizojn pri la proceso de la masaj ekzekutoj. Pro tio la ortodoksaj historistoj pri la Holokaŭsto prezentas la skizojn de David Olére kiel "vidajn dokumentojn" de la proceso de la masaj ekzekutoj. Sed, en tiuj skizoj ekzistas multaj eraroj kaj misprezentaĵoj.
著者
加藤木 侑一 松本 裕幸 髙橋 潤 東 典子 千葉 晋
出版者
日本ベントス学会
雑誌
日本ベントス学会誌 (ISSN:1345112X)
巻号頁・発行日
vol.77, pp.27-37, 2022-12-25 (Released:2023-01-27)
参考文献数
65

The life history of Palaemon paucidens, a common freshwater shrimp inhabits many freshwater areas in Japan, remains unclear. In the present study, we surveyed a single population in a stream in Kesennuma, Miyagi Prefecture, Japan to elucidate the life history of this species. The spatio-temporal distribution pattern of the surveyed population was investigated in samples from seven stations established along the upstream and downstream sections of the stream. Size composition, state of sexual maturation, and appearance of hatched larvae were observed in samples collected from the mouth of the stream. Molecular species identification was used to confirm that the samples were P. paucidens. The results indicated that the total population consisted of three year-classes, and that many of the matured individuals (one or two years old) of both sexes seasonally migrated to the mouth of the stream. However, because some individuals remained in the freshwater area upstream, the migration of this species at our study site was partial. Larvae appeared at the same time as adults migrated downstream, and larvae hatched only at night. Based on age estimations in the field and the spawning intervals of females in a laboratory, it was peculated that two-year-old individuals would die after reproduction while one-year-olds would migrate upstream again. As the seasonal migration of both males and females corresponded to reproduction, we conclude that P. paucidens at our study site show diadromous migration and that their main migration pattern is catadromy.
著者
加藤 純一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.78, no.9, pp.767-772, 2012-09-05 (Released:2013-03-05)
参考文献数
24
被引用文献数
3
著者
加藤盤斎
出版者
林伝左衛門
巻号頁・発行日
vol.[2], 1660

4 0 0 0 OA 心学道話全集

著者
加藤咄堂 監修
出版者
忠誠堂
巻号頁・発行日
vol.第五卷, 1928
著者
加藤 林太郎 浅川 翔子 山元 一晃
出版者
日本国際看護学会
雑誌
日本国際看護学会誌 (ISSN:24341444)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.23-34, 2021-03-01 (Released:2022-10-01)
参考文献数
11

目的:外国人看護師の受け入れや教育についての議論は、2008年に経済連携協定に基づいて始まった外国人看護師の受け入れを主軸として展開され、多くの知見が蓄積されている。だがその一方で、看護教育課程を持つ大学に在籍し、日本で看護師国家試験合格を目指す留学生(以下、看護留学生)については、その学びの過程に寄り添った教育や教材についての研究が未だ少ない。そのため、看護留学生が実際にどのような困難を抱えながら講義や実習などに臨んでいるのかは、分からない部分が多い。また、看護留学生への教育研究や教材開発には、そこに携わる教員の視点も欠かすことができない。そこで本研究では、特に困難が予測されるライティング教材の開発を見据え、授業、演習、実習などで看護留学生が困難と感じていると思われる事象を、看護教員へのインタビューの分析を通じて明らかにすることを目的とする。 方法:実際に大学の看護学部において留学生の教育に当たっている看護教員4名を対象にしたインタビューを、日本語教員がインタビュアーとなり行った。そして、そこで看護教員が看護留学生に対する教育において困難だと感じる点について語った発話を抜き出し、Steps for Coding and Theorization (SCAT)の手法で分析した。 結果:まず、インタビュー内の発話から延べ78の構成概念を抽出し、それを基にストーリーラインを作成した。その結果、「留学生に見られる問題点」「看護教育の特徴に起因する問題点」「教育制度・環境面の問題点」「看護教員自身の問題点」の四つの視点からストーリーラインが作成された。そして、それぞれを細分化することにより、看護教員が捉える看護留学生への教育上の困難点に関わる24の仮説を導くことができた。その仮説は、看護留学生向けライティング教材作成の有用性を示すものであった。また、教材の内容についても、ライティングの周辺的能力を取り入れる有用性が示唆された。そして、看護教員と日本語教員が協働で看護留学生の学びを支える重要さも示されていた。
著者
川﨑 翼 荒巻 英文 兎澤 良輔 加藤 宗規
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.42, no.7, pp.569-574, 2015 (Released:2015-12-20)
参考文献数
19
被引用文献数
4

【目的】短時間の運動観察における運動学習効果およびその効果とワーキング・メモリ能力の関連性を検討することである。【方法】若年健常人31名を対象とし,運動観察する群(以下,観察群)20名と,運動観察をしない群(以下,観察なし群)11名に割りつけた。参加者は全員TMT part A(以下,TMT-A)とpart B(以下,TMT-B)の時間を測定された。観察群は,手本の鉄球回し映像を観察する前後における鉄球回しの10回転に要する時間と落下回数を測定された。観察なし群は運動観察を行わず,10回転に要する時間と落下回数を測定された。【結果】観察群は,観察なし群より鉄球回し時間の改善率が有意に高かった。観察群の鉄球回し時間の改善率は,TMT-Bの時間やΔTMT(TMT-B–TMT-A)と有意な相関を認めた。【結論】運動観察は,短時間の介入でも効果を示し,その効果にTMT-Bに示されるワーキング・メモリ能力が関与している可能性を示唆した。
著者
加藤 大貴 濱野 敦 河村 秀樹
出版者
一般社団法人 日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科学会雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.105, no.4, pp.224-228, 2014-10-20 (Released:2015-10-21)
参考文献数
38

近年,幼児におけるウイルス性胃腸炎罹患後の結石嵌頓による腎後性腎不全の報告が散見されるようになった.我々は,ノロウイルス胃腸炎罹患後に尿管結石嵌頓による急性腎後性腎不全を発症した単腎症の幼児の1例を経験したので報告する.症例は2歳11カ月男児.発熱,腹痛,嘔吐のため近医に受診し,急性胃腸炎と診断された.一旦症状は軽快したが,2日後より腹痛,嘔吐が再燃し乏尿となった.補液を受けたが乏尿は続き,第5病日に前医に入院した.便中ノロウイルス抗原陽性で,腹部エコーで左単腎と軽度水腎症を認めた.血液検査で血清CREの上昇を認め急性腎不全と診断され,同日当院へ転院となった.腹部CTで左単腎と左尿管結石嵌頓による腎後性腎不全と診断した.直ちに経尿道的尿管ステント留置術を施行し,術後2日目には腎機能は正常化した.尿アルカリ化を行い,術後28日目の腹部CTで結石は消失していた.ウイルス性胃腸炎罹患後の腎後性腎不全の原因は,酸性尿酸アンモニウム結石の両側尿管閉塞である.3歳以下の男児に多い,ロタウイルス胃腸炎に多い,高尿酸血症を呈する,胃腸炎症状回復期に発症するなど臨床的特徴がある.ウイルス性胃腸炎罹患後の急性腎不全は脱水による腎前性腎不全であることが多いが,結石嵌頓による腎後性腎不全の可能性も考慮すべきであると考える.
著者
加藤 勇人 髙木 聡 滝田 美夏子 鈴木 智子 沈 卓 麻沼 卓弥 入村 泉 大屋 純子 花井 豪 長谷 美智代 岩﨑 直子 馬場園 哲也
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.26-34, 2020-01-30 (Released:2020-01-30)
参考文献数
65

44歳男性.健康診断で耐糖能異常は指摘されなかった.入院2週間前に近医で糖尿病と診断され,カナグリフロジン100 mg,メトホルミン塩酸塩500 mgが開始され,同時に自己流の低炭水化物食も開始した.内服4日後に強い倦怠感を訴え当院に紹介され初診,随時血糖183 mg/dL,HbA1c 12.1 %,HCO3- 11.7 mmol/L,尿ケトン体3+であり,正常血糖糖尿病ケトアシドーシス(euDKA)の診断で入院した.輸液とインスリンを投与し症状や検査所見は改善,第10病日に退院した.SGLT2阻害薬の内服に加え極度の低炭水化物食がeuDKAの誘因になったと考えられた.国内外から報告されている同様の症例のうち,約6割で炭水化物摂取量の減少との関連が考えられた.SGLT2阻害薬投与時は,極端な炭水化物制限を回避するなど,euDKAの予防を意識した指導をより積極的に行う必要がある.
著者
荻野仲三郎, 加藤庄三郎 編
出版者
集成堂
巻号頁・発行日
vol.日本之部, 1904
著者
加藤 宗博
出版者
日本時間学会
雑誌
時間学研究 (ISSN:18820093)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.35-43, 2015 (Released:2017-02-24)

我々の身近において時間の一方向性が見られる現象としては、水中にインクが拡散してゆく現象、または波は波源から遠方へ拡がるという一方向のみにしか伝播しない現象等が挙げられる。この中の後者の例は十分に研究が行われていない。本論文では、この波動の一方向性のメカニズムを調べた。波動として電磁波を対象とし、電磁ポテンシャルから導いた電圧および変位電流を電気回路と比較した。その結果、電磁波には、一方向性電気回路であるジャイレータ回路に類似した要素があることを確認した。次に波の1波長間のエネルギーを求めた。その結果1波長の間には、抵抗成分が存在するとみなせる可能性があることを指摘した。以上より、電磁波と一方向性電気回路には類似点があることを指摘できた。
著者
尹 大栄 加藤 明
出版者
静岡県立大学
雑誌
経営と情報 : 静岡県立大学・経営情報学部/学報 (ISSN:09188215)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.1-19, 2008-03
被引用文献数
1

本研究は、世界3天眼鏡産地の日本(福井・鯖江)、イタリア(Belluno)、中国(温州、深川)のうち、日本とイタリアの比較分析を試みたものである。近年、日本唯一の眼鏡産地である福井・鯖江地域が危機的な状況に直面しているのとは対照的に、イタリアのBelluno地域は世界の眼鏡産業をリードする好調ぶりを見せている。本研究の主なねらいは、この両地域の明暗を分けた要因を明らかにし、地場産業の盛衰プロセスに関する理論的・実践的なインプリケーションを探ることである。
著者
佐藤 奈月 加藤 弘通
出版者
日本情報教育学会
雑誌
情報教育ジャーナル (ISSN:24326321)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.19-26, 2020 (Released:2021-10-15)
参考文献数
12

本研究の目的は,高校生がインターネット上で新しい知り合いをつくるきっかけについて男女差の観点をまじえて明らかにすることで,先行研究で女性に調査されてきたつながりのきっかけが女性特有のものであるのかを再検討することにあった.そのために,高校6校の1129名を対象とした質問紙調査の自由記述データを分析した.その結果,男女ともに共通の趣味が知り合うきっかけになっていたが,男性はゲームが出会いのきっかけになっており,女性は同じ学校の者と知り合う者がいることが明らかになった.以上を踏まえた実践的示唆として,インターネットが現実の人間関係の補完になっている可能性があるなど,インターネットで他者と出会うことの積極的意義を検討する必要性について議論した.