著者
上原 直人
出版者
東京大学大学院教育学研究科生涯教育計画講座社会教育学研究室紀要編集委員会
雑誌
生涯学習・社会教育学研究 (ISSN:1342193X)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.15-24, 2004-12-25

The purpose of this paper is to examine the definition of "Seiji Kyouiku". Generally, "Seiji Kyouiku" has been discussed mainly relation to the formation of Fundamental Law of Education Article VIII "Political Education". However, this paper discusses the process of formation of the idea of "Seiji Kyouiku" between the period of the 1920s and the Postwar Educational Reform, considering that the Post Educational Reform was related to the prewar Theory on Education and that the word "Seiji Kyoiku" could be seen in the document from the Prewar time. Through the analysis, I got four important finds. First, the idea of "Seiji Kyouiku", which had been spread over the universal suffrage in the 1920s, was mentioned mainly in relation to the election enlightenment in the 1930s. Second, after the latter half of the 1930s, the meaning of "Seiji Kyouiku" had been changed and the word had rarely been used because of the reconstruction of the notion of "Komin" and the broad extent of the criticism for the theory of the Emperor as an organ of government. Third, although the word "Seiji Kyouiku" could be used again after the Post Educational Reform, the meaning of the word had been argued from the point of the relationship with "Komin Kyouiku". Finally, the definition of "Seiji Kyouiku" is different between Pedagogy and Politics. That is, while cultivating people's political mind is valued in Pedagogy, maintaining the stable political system is made much of emphasized in Politics.
著者
松久保 隆 杉原 直樹 須山 祐之 古賀 寛
出版者
東京歯科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、学齢期(学校歯科保健)における食育の推進に口腔に関連した要因がどのように関連しているかを検討することを目的とした。また、医師会が行った生活習慣病リスクに口腔に関連した要因がどのように関連しているかについても検討し、次の結果をえた。(1)う蝕有病に関連する要因は、朝食の欠食であり、歯肉炎の有無(口腔清掃状態と関係する、ついでう蝕原因菌であるS. mutansとLactobacilliのレベル、歯列不正、就寝前の飲食などであった。(2)生活習慣病のリスクは、運動が嫌い、朝食の欠食、S. mutansレベル(10^5以上)であった。S. mutansレベルが関連しているのは、食生活の乱れを示していると考えらた。(3)小学校4、5年生の食べられる食品の多さに関連する要因(食品受容応答)は、保健行動に関連する知識(生活習慣病の知識、朝食(欠食)、フッ化物配合歯磨剤を使用、歯科医院での歯口清掃指導の有無)や習慣と口腔内の機能的な状態である唾液分泌速度や咬合状態が関連していた。検討したすべての項目で朝食の欠食が強く関連する要因であることが示された。これは規則的な食習慣は、う蝕のみならず、生活習慣病のリスクを大きく下げることを示唆するもので、学校保健活動における食育の重要性を示すものと考えられた。
著者
杉山 あかし 直野 章子 波潟 剛 神原 直幸 森田 均
出版者
九州大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2007

本研究は、テレビ放送を、個別の番組としてではなく、われわれが生きている環境を形作るものとして捉え、この環境の分析を行うことを目的としている。具体的主題は、「戦争と原爆の記憶」である。わが国では例年、8月前半に満州事変から第二次世界大戦に到る戦争についての特集番組が多く組まれ、人々の戦争観の形成に大きく寄与している。8月前半、1日~15日の地上波アナログの全テレビ放送を録画・内容分析し、現代日本における戦争・原爆に関するメディア・ランドスケープを明らかにする。本年度は、H.19年度、H.20年度に録画記録したデータを分析する作業を行なった。分析結果の一端として数量的分析によって得られた知見を以下に列挙する。(1)登場人物は日本人と推定される者がH.19年で89.7%、H. 20年で81.1%。これに対し連合国(アジア地域を除く)側と推定された者がそれぞれ9.4%、15.9%であった。朝鮮(当時地域名)・中国、その他の日本占領地を含むアジア地域の者はそれぞれ1%以下、2%以下と、ごく少ない。(2)日本人の描かれ方は、H.19年で74.0%、H.20年で52.8%が被害者として描かれており、加害者としての取り上げはそれぞれ8.1%、7.4%であった。(3)日本人が被害者として描かれる比率はかなり大きく変動しているが、これは描写の仕方が変化したためではなく、北京オリンピックの放送編成に対する影響であったと考えられる。ワイドショーはオリンピック一色であり、ドラマについては、この期間、特集的なものはほとんど放送されなかった。結果としてH. 20年に当該戦争を描いた番組は、ほとんどドキュメンタリー形式の番組であり、ドキュメンタリーで比較すれば、H.19年とH.20年で日本人の描かれ方(被害者的/加害者的)に大きな差はなかった。
著者
齋藤 君枝 青木 萩子 藤原 直士 後藤 雅博 渡辺 洋子 岩佐 有華
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

応急仮設住宅生活経験のある高齢被災者の身体機能とストレスを定量的に中長期間評価し,応急仮設住宅入居からコミュニティにおける再建後5年までの生活現象を民族看護学的手法により検討した.再建に伴い女性の身体変化が見られ,被災後の経過と季節の影響を受けると考えられた.再建後ストレスの長期的な変化は認められなかった.被災高齢者の生活適応には,地域の文化や行動様式の維持が重要であり,応急仮設住宅生活から長期的な体力保持と健康管理,自立支援,文化ケアが求められる.
著者
前原 直樹 佐々木 司 松元 俊
出版者
(財)労働科学研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2002

本研究は,1週間から10日前後の実験研究およびフィールド調査において,睡眠脳波による睡眠構造の変化と,尿中17-KS-Sと17-OHCSのバランス,主観評定,生活時間調査および疲労感の評定尺度との関連を捉え,「睡眠不足」状態を定義,新しい疲労観測法を開発することを目的として行った。実験研究は,10日間にわたる5時間睡眠短縮実験であり,フィールド調査は16時間連続夜勤を行う病棟看護師であった。実験室実験の結果は,数週間にわたる慢性疲労状態では,労働日,特に勤務週の後半日において眠気や身体のだるさなどの疲労感の増大や熟眠感の低下が見られ,勤務や勤務後の生活に意識的な努力が必要となる事態が出現,その睡眠時の尿中S/OH値も低下した。また,休日でもこれらの値は回復せず,主観評価値や尿中S/OH値の低下が持続し,2日程度の休日では休息効果が認められなかった。またフィールド調査では,休日日数が1日の場合より2日以上の連続となった場合のS/OH値は大きい値を示した。2連続休日における健康水準が良好であることが示された。中でも特に3日以上の場合に有効性が高い結果が示された。2勤務サイクル調査での連続休日が2日以上配置されていた例の解析からは,尿中S/OHの変化の結果は3パターンが見られた。また,休日後の尿中S/OHの変化が次第に低下する事例において,連続休日が健康水準を回復させる上でどの程度有効となっているのかを検討した結果,図示された3例とも尿中S/OHは上昇していた。休日における生活調整の結果が示唆された。したがって,これらのことから,尿中17-KS-Sと17-OHCSのバランスは,睡眠短縮実験の疲労回復度との相関が高く,測定時点も少なく,調査対象者の負担も少ないことから,慢性疲労指標として有効性が高いと結論付けた。
著者
桑原 一良 桑原 直子
出版者
新見公立短期大学
雑誌
新見公立短期大学紀要 (ISSN:13453599)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.1-24, 2002-12-25

筆者らはハーンが自分の日本名に色々な意味を込めながらも,秘めた部分があったのではないかと推測をした。それは八雲が自分の名について多くを語っていないことや,いろんな場面に数の八を伏せている感があるからである。しかも,ハーンにかかわる多くの記号が八に収斂されていくが,このハーンの周囲にあふれる八は何であったのか。そこで「八雲名」に関わった諸々の記号をたどり,彼を囲んできた時間・空間が織りなした知を掘り返し,ハーンのこれまで見せなかった部分を浮びあがらせることをこころみた。
著者
増原 直樹 岩見 麻子 熊澤 輝一 鈴木 隆志 松井 孝典 川久保 俊
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 Vol.37(2023年度 環境情報科学研究発表大会)
巻号頁・発行日
pp.46-51, 2023-12-08 (Released:2023-12-08)
参考文献数
10

日本全国のSDGs 未来都市について,154 の未来都市計画の内容分析と15 の自治体担当者を対象とした聞取り調査結果を基に,SDGs 政策の重点ゴールの変化,総合計画におけるSDGs 対応の手法,庁内外への普及啓発の現状とSDGs 推進上の課題を明らかにした。SDGs 担当課だけでなく行政各課もSDGs マッピングの作成過程に参加することで普及啓発のねらいがあると考察されたほか,先行研究と比較したところ未来都市における課題と一般的な自治体における課題には異なるところがあり,先進的に取り組んでいるが故に生じる課題がいくつかの未来都市で明らかになった。
著者
岩見 麻子 後藤 侑哉 増原 直樹 松井 孝典 川久保 俊
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 Vol.37(2023年度 環境情報科学研究発表大会)
巻号頁・発行日
pp.175-180, 2023-12-08 (Released:2023-12-08)
参考文献数
8

本研究ではSDGs に関する話題の動向を把握する方法として,新聞記事に対するテキストマイニングの有用性を検討することを目的とした。具体的には朝日新聞を対象に「SDGs」が含まれる記事を収集し,対象記事の件数や分量の時系列推移を把握するとともに,出現語の関係性の可視化を試みた。その結果,SDGs が採択された当初の2015・2016 年はSDGs の紹介や全球規模の問題について扱われていたのに対して,2017 年以降はそれらの話題を残しつつ徐々にSDGs の達成に向けて活用が期待される技術や国内の地域レベルの問題,自治体・企業・学校での具体的な事例・取り組みへと話題が変化していったことを明らかにすることができ,SDGs に関する話題の動向を把握する方法として,新聞記事に対するテキストマイニングの有用性を示すことができた。
著者
榊原 直樹 増田 藍 井口 匠 築地新 建太 田中 伸之輔 丸山 幸伸
出版者
ヒューマンインタフェース学会
雑誌
ヒューマンインタフェース学会論文誌 (ISSN:13447262)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.363-372, 2023-11-25 (Released:2023-11-25)
参考文献数
10

Dark patterns are designs that intentionally lead website users toward choices that are detrimental to their best interests. In recent years, the use of dark patterns on websites has grown, becoming a global issue. While typical dark patterns on websites are well-known, those associated with IoT devices remain less understood. In this study, we conducted two workshops to explore dark patterns in IoT products and identify associated risks. In the first workshop, we created a matrix to categorize existing dark patterns in IoT devices and conceptualize new approaches. In the second workshop, we developed a customer journey map to scrutinize dark patterns from the customer's point of view. Subsequently, we evaluated the effectiveness and limitations of our research methodology for identifying these risks. Our findings suggest that using a customer journey map provides several advantages over traditional methods based on existing classifications: it allows for contextual understanding of the product or service, enables a comprehensive examination of the entire process, and encourages consideration from the user's perspective.
著者
坂本 徳仁 後藤 玲子 宮城島 要 中田 里志 吉原 直毅
出版者
東京理科大学
雑誌
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
巻号頁・発行日
2020-10-27

本研究課題は、東京理科大学・一橋大学で定期的に開催してきた規範経済学研究会の日本側研究者チームと、英国ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのVoorhoeve教授らとの国際共同研究を推進し、①不確実性の文脈に応じた望ましい政策評価方法の構築、②異なる集団・自治体・国家間の福祉比較の方法の開発、③さまざまな評価の方法の理論整備と応用可能性の拡大、といった問題を分析する。本研究課題では、実務上恣意的に用いられてきた政策評価の方法を理論的に検証し改善を加えることで、「望ましい社会とは何か」という規範分析の最重要課題に科学的な回答を提供する点に特色と意義がある。
著者
鈴木 広一 草本 務 柚原 直弘
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会誌 (ISSN:00214663)
巻号頁・発行日
vol.43, no.494, pp.161-169, 1995-03-05 (Released:2010-12-16)
参考文献数
8

In this paper, minimum fuel consumption trajectories and histories of control actions on two different orbital plane change missions, the GEO-LEO mission and the LEO-LEO mission, with consideration of the constraint of aerodynamic heating and the viscous effects on AOTV aerodynamic characteristics, have been investigated. For results, it has been made clear that viscous effects for the fuel consumption on both missions are little. However the effects for optimal trajectories and histories of control actions were different for each mission. It has also been made clear that in the case of GEO-LEO mission the air viscosity is needed to be considered to do the guidance for the AOTV. However for the LEO-LEO mission the air viscosity is not necessary in order to do the guidance.
著者
鎌田 泰彰 原 直人 佐藤 司 新井田 孝裕
出版者
日本自律神経学会
雑誌
自律神経 (ISSN:02889250)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.139-143, 2020 (Released:2020-07-15)
参考文献数
19

遮光眼鏡の色が自律神経に及ぼす影響について瞳孔径と心拍変動から検討した.対象は青年健常者14名とした.遮光眼鏡にはグリーン,グレー,オレンジの3色を用いた.検査は暗室で行い,被験者には仰臥位で眼前30 cmに固定した高輝度ディスプレイ(iPad,9.7インチ)の白色背景中心の十字を注視させた.遮光眼鏡装用前,装用中,装用後の瞳孔径(赤外線瞳孔計,Newopto)と,心拍変動解析(Reflex名人,クロスウエル)による自律神経活動指標の測定を行った.瞳孔はグリーンの遮光眼鏡で装用前に比べ装用後に縮瞳した.また,3色すべての遮光眼鏡で装用中に比べ装用後に縮瞳した.オレンジの遮光眼鏡で装用前に比べ装用中に散瞳した.心拍変動解析では装用前,装用中,装用後のいずれも有意差がなかった.遮光眼鏡の色は瞳孔径に変化をもたらすが,心拍変動には影響がなかった.
著者
田原 海 栗原 直人 松田 英士 佐々木 康裕 木村 裕子 大野 昌利 筒井 りな 松浦 芳文 飯田 修平
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
雑誌
Progress of Digestive Endoscopy (ISSN:13489844)
巻号頁・発行日
vol.90, no.1, pp.138-139, 2017-06-09 (Released:2017-07-19)
参考文献数
4

An 81-year-old man who had been diagnosed as having situs inversus totalis and had suffered from repeated episodes of sigmoid volvulus was admitted with a history of right upper quadrant abdominal pain. Physical examination showed no evidence of peritoneal irritation. A plain radiograph of the abdomen showed a markedly dilated sigmoid colon with an inverted U-shaped appearance. Abdominal CT showed situs inversus totalis, no free air, no ascites, and a whorled appearance of the sigmoid mesentery, with dilated bowel loops. Based on these findings, the patient was diagnosed as having recurrence of sigmoid volvulus. Colonoscopy performed for repositioning showed converging mucosa signifying the distal point of the torsional obstruction, and a dilated section of the bowel with gas and feces proximal to the obstruction in the sigmoid colon. After endoscopic decompression, colonoscopy showed no evidence of mucosal ischemia. We treated this case successfully as we would have a case of sigmoid volvulus without situs inversus.
著者
藤原 直子 大野 裕史 日上 耕司 久保 義郎 佐田 久真貴 松永 美希
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.159-173, 2010-06-30 (Released:2019-04-06)
被引用文献数
6

本研究では、「気になる子」を担任する幼稚園教諭(コンサルティ)に対する集団コンサルテーションプログラムを作成・実施し、その効果を検討した。6名のコンサルティに対して全6回(フォーローアップ1回を含む)のプログラムを実施し、行動の見方や対応方法を応用行動分析学に基づき教授した。また、グループワークにおいては、コンサルティが行った「気になる子」の観察記録をもとに対応方法を検討した。その対応をコンサルティが実践した結果、対象児の行動に改善がみられた。さらに、コンサルティが子どもに対応する際に感じるストレスが軽減し、保育者としての効力感が向上した。満足度アンケートによる評価も高く、このコンサルテーションの内容は、幼稚園において実施可能であり、その対応方法は「気になる子」の支援に有効であることが示唆された。
著者
松田 直佳 神部 智紀 好井 直輝 清原 直幸 中道 哲朗 鈴木 俊明
出版者
関西理学療法学会
雑誌
関西理学療法 (ISSN:13469606)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.135-140, 2020 (Released:2020-12-28)
参考文献数
4

We performed physical therapy for a patient with a right trochanteric fracture who complained of staggering while walking. From the right initial stance to the right mid-stance phases, the right hip joint abducted and the trunk tilted towards the right. The patient presented with poor extension of the right knee joint due to knee osteoarthritis. Thus, we focused on the hip joint adductor muscles. We performed physical therapy and observed improvement in the patient’s gait as the strength of her hip joint adductor muscles increased.
著者
関矢 信康 地野 充時 小暮 敏明 巽 武司 引網 宏彰 柴原 直利 喜多 敏明 寺澤 捷年
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.443-447, 2006-07-20 (Released:2010-03-12)
参考文献数
10

腸癰湯は『備急千金要方』を原典とする処方で急性・慢性腸疾患, 皮膚疾患, 肺化膿症などに応用されてきた。我々は種々の疾患に対して腸癰湯が有効であった9症例を経験した。自覚的には更秘を訴える者が多かった。これらの症例を検討した結果, 共通した他覚所見としてこれまで重要であるとされていた右臍傍圧痛, 回盲部圧痛, 腹直筋緊張の他に, 皮膚乾燥, 浮腫傾向 (顔面, 上肢, 下腿), 舌質の色調が正常であるものが多い傾向がみられた。これらが新たな使用目標となることが示唆された。