著者
井坂 惠太 只見 侃朗 藤原 杏実 渡邊 友貴 菅澤 誠 山田 泰之 吉田 弘 中村 太郎
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.330-340, 2019 (Released:2019-05-23)
参考文献数
39
被引用文献数
1

Seabed mineral resources were found on the bottom of the ocean. To utilize these resources, it is necessary to collect and analyze samples. Therefore, we intend to develop a seafloor robotic explorer that can excavate and sample the seafloor soil. In a previous study, we developed a drilling robot and experimentally demonstrated the ability of this robot to produce curved boreholes with a turning radius of 1,670[mm], and a depth of 613[mm] in land environment. However, an underwater excavation has not been successful. It is necessary to improve the gripping torque and to reduce the drilling resistance for underwater excavation. In this paper, we present a propulsion unit with the setae that imitates an earthworm's setae. As a result, the drilling robot succeeded in drilling into the ground while underwater. In addition, we aim to reduce the drilling resistance. We adjusted the penetration speed and the rotational speed of the drilling robot based on the drilling properties of underwater ground. We also consider the shape of the earth auger to reduce the drilling resistance. As a result, we succeeded in reducing the drilling resistance, which both lowered the excavation energy by 39.2% and reduced the completion time.
著者
清水 博之 吉田 弘 宮村 達男
出版者
日本ウイルス学会
雑誌
ウイルス (ISSN:00426857)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.161-178, 2005 (Released:2005-11-22)
参考文献数
39

本稿は,WHO global action plan for laboratory containment of wild polioviruses (Second edition) の全訳である.天然痘やSARSコロナウイルスの例を挙げるまでもなく,実験室に由来する感染症流行の社会的リスクは,きわめて現実的な問題である.野生株ポリオウイルス根絶が間近となり,ポリオワクチン接種停止について議論されている現在,野生株ポリオウイルスの実験室封じ込めについても具体的な行動が求められている.日本語訳作成の主たる目的のひとつは,必ずしも周知されていないポリオウイルス野生株の定義や実験室封じ込めの基準に関する現時点におけるWHO指針を明確にすることにある.同時にまた,感染症以外の広範な施設がポリオウイルスを保有する可能性について,担当者に理解していただくための基本的資料を提供することを目的としている.
著者
渡辺 浩一 來山 政明 太田 一 松村 敏博 徳永 将人 新 直也 川岡 耕平 松村 さとみ 吉田 弘司 谷川 宮次
出版者
比治山大学
雑誌
比治山大学紀要
巻号頁・発行日
no.24, pp.173-179, 2018

The Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology has urged each universityto promote efforts of cooperative work between academic staff and non-academic staff. The IR(Institutional Research) committee of our university is an organization with the cooperative work,and each member carries out activities and cooperative work making full use of their expertise. At the end of FY2016, we conducted mutual evaluation on IR with a university in the Tohoku region and made evaluations including staff expertise. In addition, as for the activity in FY2017, each staff is carrying out analyses and other activities making full use of the expertise of their department, as well as the previous year, and we are promoting further approach including the policy proposals.
著者
大東 延久 清地 正人 綱脇 恵章 藤田 雅之 今崎 一夫 中井 貞雄 三間 圀興 車 信一郎 後藤 道夫 小久保 正之 中尾 直也 山中 千代衛 加瀬 貞二 青山 誠 赤羽 温 中野 文彦 松岡 伸一 山川 考一 大前 吾一 八木 隆志 伊藤 紳二 文 雅司 和泉田 真司 小野 晋吾 劉 振林 大竹 秀幸 猿倉 信彦 耿 紀宏 和田 智之 浦田 佳治 田代 英夫 南畑 亮 児玉 英範 田上 潤一 河仲 準二 窪寺 昌一 佐々木 亘 黒澤 宏 寺嶋 克知 田中 宏和 久保 博一 鈴木 徹 太田 毅 榎波 龍姫 若林 理 溝口 計 大部 彩子 渡邊 隆之 中野 真生 堀 司 西坂 敏博 伊藤 貴志 小島 哲夫 今野 進 藤川 周一 安井 公治 吉澤 憲治 森 勇介 佐々木 孝友 田中 光弘 岡田 幸勝 島村 清史 Namujilatu 福田 承生 松原 健祐 田中 歌子 今城 秀司 早坂 和弘 大向 隆三 占部 伸二 渡邊 昌良 大場 正規 加藤 政明 丸山 庸一郎 小矢田 康晴 山本 修平 平野 嘉仁 Pavel Nicolaie 佐藤 聡長 伊藤 篤史 大島 広明 吉田 弘樹 阪上 幸男 挾間 寿文 西岡 一 鬼澤 敦子 上原 昇 植田 憲一 西村 昭彦 宅間 宏 常包 正樹 田口 昇 稲場 文男 関田 仁志 RUTHERFORD Todd TULLOCHI Bill 笠松 直史 BYER Robert 松井 宏記 江口 武芳 川田 安男 金辺 忠 山中 正宣 中塚 正大 井澤 靖和 神崎 武司 宮島 博文 宮本 昌浩 川嶋 利幸 岡田 康光 菅 博文 秋山 靖裕 高瀬 智裕 高田 淳 湯浅 広士 小野 明 吉田 史朗 中山 通雄 佐藤 雅夫 内藤 真哉 町田 久忠 家久 信明 軽部 規夫 西畑 実 鈴木 伸孝 太田 忠喜 藤原 弘康 市位 友一 木村 信二 木村 美紀雄 庄司 康浩 今城 正雄 柳澤 隆行 内野 修 永井 智広 長澤 親生 住吉 哲実 荒井 恒憲 佐藤 俊一 石原 美弥 菊地 眞 バサ ニレシ 岡田 龍雄 前田 三男 水波 徹 松岡 直哉 岡崎 豊 菊池 健 山口 滋 南里 憲三 藤岡 知夫 森 啓 鈴木 薫 中田 順治 嘉成 和孝 小平 裕司 内藤 靖博 永野 宏 蓮池 透 谷脇 学 清水 幸喜 熊谷 幹郎 高島 洋一 遠藤 雅守 川上 政孝 武田 修三郎
出版者
The Laser Society of Japan
雑誌
レーザー研究 (ISSN:03870200)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.23-24,27, 1999
著者
吉田 弘 百留 忠洋 石橋 正二郎 澤 隆雄 志村 拓也
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.127-136, 2011
被引用文献数
1

日本の深海技術とその応用が注目を集めている.これまでの技術開発は主として科学研究目的であったが,近年,日本の排他的経済水域内に有効な海底資源があることが分かってきており,広大な日本の領域で効率良く資源探査をするための技術開発が必要とされている.独立行政法人海洋研究開発機構 (JAMSTEC) は長年にわたり深海技術を蓄積しており,世界でもトップクラスの自律形無人探査機等を開発してきている.本論文では,これまでに開発してきた無人探査機とその要素技術について解説し,その資源探査への応用例と今後の展望について述べる.
著者
大須 泰治 吉田 弘法 岡村 輝一 小西 裕之 小林 敏孝
出版者
足利工業大学
雑誌
足利工業大学研究集録 (ISSN:0287086X)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.113-117, 2005-03-18

In our previous article (Ashikaga Institute of Technology Research Report Vol. 36, 2003), the effect of sleep on performances of gymnasts was examined in terms of their subjective feelings of sleep, and it was found out that Japan's top athletes had achieved adequate sleep regularity and that the degree of a good sleep estimation in them was larger than that in average university athletes. In this article, we have attempted to add details about the relationship between the sleep behavior and athletic performance through the analysis of sleep-log of a gymnast who participated in Sydney Olympic Games 2000. His sleep behavior before, during, and after the Olympic Games was analyzed and compared with the sleep behaviors of five other subjects examined in the previous research. The Olympic gymnast showed an extremely high degree of regularity in sleep and positively estimated his subjective feeling of sleep, which supposedly led to his successful performance in the Olympic Games. This result suggests that top-level international gymnasts characteristically have a high degree of sleep regularity and quality.
著者
中村 昌彦 百留 忠洋 吉田 弘 青木 太郎
出版者
社団法人 日本船舶海洋工学会
雑誌
日本船舶海洋工学会論文集 (ISSN:18803717)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.139-153, 2009 (Released:2009-10-08)
参考文献数
12
被引用文献数
4

A small AUV "MR-X1" was developed in 2000 for detailed investigation of the seafloor and marine organisms at JAMSTEC (Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology). In order to assure high maneuverability under low-speed cruising and good hovering performance, the motion of the vehicle is controlled by five thrusters. When the vehicle was built, PID control was implemented, but in order to improve control performance, renovation of the vehicle operating system has been ongoing since 2007, and a model based control (LQI control) is due to be adopted when this is complete.The paper summarizes the mathematical model of the vehicle and the design method of the motion and path controller, and shows successful numerical simulated results.
著者
吉田 弘道
出版者
専修大学人間科学学会
雑誌
専修人間科学論集. 心理学篇 (ISSN:21858276)
巻号頁・発行日
no.2, pp.1-8, 2012-03

これまでに行われている育児不安研究を概観し,育児不安の定義,育児不安の尺度,育児不安の要因について論じるとともに,それぞれの課題について検討した。すなわち,定義については,育児不安としては確立されつつあるが,育児ストレスとの区別が難しいこと,そのことが育児不安の測定尺度の問題として残されていることを述べた。また尺度の問題としては,育てている子どもの年齢の異なる母親について同じ項目を用いて測定することについて疑問があることを述べた。要因研究に関しては,要因相互の関係をみながら育児不安への影響を検証している研究がみられないことを述べた。以上の課題を検討することにより,今後育児不安研究は発展していくことが考えられる。
著者
宮村 達男 吉田 弘 清水 博之 PHAN Van Tu 米山 徹夫 萩原 昭夫 松浦 善治 武田 直和 RADU Crainic DELPEYROUX F CRAINIC Radu
出版者
国立感染症研究所
雑誌
国際学術研究
巻号頁・発行日
1996

ポリオウイルスは代表的なエンテロウイルスであり、経口感染によりヒトからヒトへと伝播する。そしてヒトのみが唯一の感受性自然宿主である。糞口感染が日常的におこらないような衛生状態が恒常的に保たれれば、ポリオの伝播は次第に絶ち切られ、ポリオという疾患は消滅するはずである。一気にポリオを根絶する為には、更に強力な免疫計画とサーベイランスが必要であり、この目的をもって世界レベルの根絶計画がWHOの強力な指導のもとにスタートした。我が国の属する西太平洋地域では野生株ポリオウイルスは激減しているが、本研究は最後までウイルスが残っているベトナムをその対象領域として、野生株ポリオウイルスが弱毒性ワクチン株に置き換えられてゆく最後の過程を検証することにある。1997年、ベトナムでは1例、隣国のカンボジアでは8例の野生株が分離された。これらは現地で急性弛緩性マヒ(Acute Flaccid Paralysis:AFP)を生じた小児の糞便検体が当研究室に送付され、ウイルス分離、同定、型内鑑別が行われたものである。そしてこれらの分離株のVP-1領域の塩基配列を決定し、これまで周囲で分離されていた野生株と比較した。その結果、インドシナ半島で複数存在していた株のうちの一つのみが残っていることがわかった。北ベトナムでAFP例から分離されたウイルスは、ここ2年間、すべてワクチン由来株であったが、この1年はワクチン株の分離も減少している。一方、南ベトナムの国家ラボで得られた成績と日本のラボでの成績には、一部不一致がみられた。その問題点を解決する手段として、野本らにより樹立されたポリオウイルスのレセプターを発現しているマウス細胞株(Lα細胞)を用いた、ポリオウイルス選択的なウイルス分離が提唱され、実行されつつある。かくして、1997年3月19日のカンボジアの1例を最後として、野生株は分離されておらず、これが最後の例となるか、更なる強力な監視が必要である。
著者
林 直人 樋口 弘行 吉野 惇郎 吉田 弘幸
出版者
富山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

高性能両極性有機発光トランジスタの開発を目指し、電子供与性部位であるフラン環と、電子受容性部位であるピラジン環またはキノン環を併せもつ新規ヘテロ芳香族化合物を合成し、その構造物性評価を行った。フラン環については、縮環向きの異なる二種類の構造異性体を比較した。薄膜の結晶性が低かったために、合成した試料からなる薄膜の電荷移動度は低い値しか観測されなかったが、一方で予想外に高い固体蛍光量子収率を示した。これは、凝集誘起発光とよばれ、近年おおいに注目されている。この理由は、エキシマー蛍光の効率性の向上、ならびに結晶状態における分子運動の抑制ということに起因する。
著者
吉田 弘司
出版者
比治山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究では,個人の表情識別能力を精密に測定可能な課題を開発した。健常成人において,この課題で測定された表情に対する感受性と視線行動との関連を調べたところ,喜び以外の表情について感受性の高い参加者は,表情を観察するときに目を見る傾向が強いことがわかった。また,高齢者は喜び以外の表情認識に困難を示すが,彼らは目を見る傾向が少ないことがわかった。自閉症スペクトラム障害児においても表情識別の困難が見られたが,成長に従って表情が読み取れるように変わると同時に,目を見るように変化することがわかった。
著者
小勝 幸夫 小林 洋二 渋谷 紘 武井 〓朔 竹内 敏晴 角田 史雄 堀口 萬吉 町田 二郎 村井 武文 吉田 弘安 吉羽 興一
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.76, no.9, pp.421-431, 1970-09-25
被引用文献数
11 2

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