1 0 0 0 OA 續共古日録

著者
[山中笑] [著]
出版者
[ ]
巻号頁・発行日
vol.[13], 1923
著者
赤城 ゆかり 山中 昇 林 泰弘 九鬼 清典 寒川 高男 木村 貴昭
出版者
日本口腔・咽頭科学会
雑誌
口腔・咽頭科 (ISSN:09175105)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.7-12, 1994-02-28 (Released:2010-06-28)
参考文献数
8

Palmoplantar pustulosis (PPP) has been accepted as one of the secondary diseases caused by tonsillar focal infection ; however, the pathogenesis is still unknown. In this study, the expression of adhesion molecules on the palmar and plantar skin of eight patients with PPP and three healthy volunteers with normal skin were examined immunohistochemically. In normal skin, only CD44 was expressed on the epidermis. In the macroscopically normal region of PPP skin, intercellular adhesion molecule-1 (ICAM-1) was demonstrated on the endothelial cells in the dermis. In the erythema stage and the pustule stage, CD3, CD4, and lymphocyte function-associated antigen-1 (LFA-1) were expressed on the cells infiltrating the dermis. ICAM-1 was detected immunohistochemically on the endothelial cells, keratinocytes and infiltrating cells in PPP skins. Moreover, endothelial cell-leukocyte adhesion molecule-1 (ELAM-1) was expressed on vessels in the dermis in these two stages. These findings suggest that the interaction between LFA-1 and ICAM-1 plays an important role in T cell infiltration into PPP skin and that the continuity of ICAM-1 expression is related to the chronicity of PPP.
著者
山中 顕次郎 漆谷 重雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.208, pp.77-82, 2012-09-20

ディザスタリカバリに備えたバックアップの遠隔転送を目的に,利用者が指定した速度で転送を行うファイル転送方式を提案する.本方式には,ネットワーク遅延やパケットロス率,それらの動的変動に関わらず,指定速度を守る,という特徴がある.このため,インターネットなどの安価な共用回線を介して,時間制約のあるファイル転送を行うのに有用である.本方式を用いて,海外パブリッククラウドとの間(ネットワーク遅延270ms)でファイル転送を行い,560MbpsとLAN並みの転送速度を達成したので,その実験結果も報告する.
著者
大東 延久 清地 正人 綱脇 恵章 藤田 雅之 今崎 一夫 中井 貞雄 三間 圀興 車 信一郎 後藤 道夫 小久保 正之 中尾 直也 山中 千代衛 加瀬 貞二 青山 誠 赤羽 温 中野 文彦 松岡 伸一 山川 考一 大前 吾一 八木 隆志 伊藤 紳二 文 雅司 和泉田 真司 小野 晋吾 劉 振林 大竹 秀幸 猿倉 信彦 耿 紀宏 和田 智之 浦田 佳治 田代 英夫 南畑 亮 児玉 英範 田上 潤一 河仲 準二 窪寺 昌一 佐々木 亘 黒澤 宏 寺嶋 克知 田中 宏和 久保 博一 鈴木 徹 太田 毅 榎波 龍姫 若林 理 溝口 計 大部 彩子 渡邊 隆之 中野 真生 堀 司 西坂 敏博 伊藤 貴志 小島 哲夫 今野 進 藤川 周一 安井 公治 吉澤 憲治 森 勇介 佐々木 孝友 田中 光弘 岡田 幸勝 島村 清史 Namujilatu 福田 承生 松原 健祐 田中 歌子 今城 秀司 早坂 和弘 大向 隆三 占部 伸二 渡邊 昌良 大場 正規 加藤 政明 丸山 庸一郎 小矢田 康晴 山本 修平 平野 嘉仁 Pavel Nicolaie 佐藤 聡長 伊藤 篤史 大島 広明 吉田 弘樹 阪上 幸男 挾間 寿文 西岡 一 鬼澤 敦子 上原 昇 植田 憲一 西村 昭彦 宅間 宏 常包 正樹 田口 昇 稲場 文男 関田 仁志 RUTHERFORD Todd TULLOCHI Bill 笠松 直史 BYER Robert 松井 宏記 江口 武芳 川田 安男 金辺 忠 山中 正宣 中塚 正大 井澤 靖和 神崎 武司 宮島 博文 宮本 昌浩 川嶋 利幸 岡田 康光 菅 博文 秋山 靖裕 高瀬 智裕 高田 淳 湯浅 広士 小野 明 吉田 史朗 中山 通雄 佐藤 雅夫 内藤 真哉 町田 久忠 家久 信明 軽部 規夫 西畑 実 鈴木 伸孝 太田 忠喜 藤原 弘康 市位 友一 木村 信二 木村 美紀雄 庄司 康浩 今城 正雄 柳澤 隆行 内野 修 永井 智広 長澤 親生 住吉 哲実 荒井 恒憲 佐藤 俊一 石原 美弥 菊地 眞 バサ ニレシ 岡田 龍雄 前田 三男 水波 徹 松岡 直哉 岡崎 豊 菊池 健 山口 滋 南里 憲三 藤岡 知夫 森 啓 鈴木 薫 中田 順治 嘉成 和孝 小平 裕司 内藤 靖博 永野 宏 蓮池 透 谷脇 学 清水 幸喜 熊谷 幹郎 高島 洋一 遠藤 雅守 川上 政孝 武田 修三郎
出版者
The Laser Society of Japan
雑誌
レーザー研究 (ISSN:03870200)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.23-24,27, 1999
著者
坂井 正宏 永井 伸治 河野 明廣 後藤 俊夫 古橋 秀夫 内田 悦行 佐々木 亘 米谷 保幸 河仲 準二 窪寺 昌一 加来 昌典 田中 鋭斗 島田 秀寛 和仁 郁雄 遠藤 雅守 武田 修三郎 南里 憲三 藤岡 知夫 河野 貴則 杉本 大地 川上 政孝 長友 昭二 梅原 圭一 砂子 克彦 登倉 香子 中澤 幹裕 福田 祥吾 草場 光博 綱脇 恵章 大東 延久 藤田 雅之 今崎 一夫 三間 囹興 大久保 宏一 古河 祐之 中井 貞雄 山中 千代衛 奥田 喜彦 太田 篤宏 直川 和宏 清地 正人 田中 秀宏 Roy Prabir Kumar 文 雅可 佐野 栄作 中尾 直也 沓掛 太郎 衣笠 雅則 山口 滋 森 啓 鈴木 薫 中田 順治 上東 直也 山中 正宣 和田 一津 内藤 靖博 永野 宏 蓮池 透 谷脇 学 清水 幸喜 佐藤 俊一 高島 洋一 中山 通雄 湯浅 広士 津野 克彦 滝沢 実 小西 泰司 畠山 重雄 沈 徳元 劉 安平 植田 憲一 桐山 博光 西田 幹司 日浦 規光 市位 友一 松井 宏記 田中 広樹 井澤 靖和 山中 龍彦 久保 宇市 神崎 武司 宮島 博文 宮本 昌浩 菅 博文 沖野 一則 今井 浩文 米田 仁紀 上田 暁俊 門馬 進 斎藤 徳人 赤川 和幸 浦田 佳治 和田 智之 田代 英夫 Droz Corinne 古宇 田光 桑野 泰彦 松原 健祐 田中 歌子 今城 秀司 早坂 和弘 大向 隆三 渡辺 昌良 占部 伸二 小林 準司 西岡 一 武井 信達
出版者
The Laser Society of Japan
雑誌
レーザー研究 (ISSN:03870200)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.27-55,60, 1998

1 0 0 0 OA 續共古日録

著者
[山中笑] [著]
出版者
[ ]
巻号頁・発行日
vol.[11], 1923
著者
岩瀬 丈明 土屋 隆之 山中 三知夫 多田 弘史 小田 裕造 西島 毅志
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.1053-1057, 2000-09-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
11

A case of the failure of the ACE Retrograde Trauma (ART) Femoral Nail System (9mm, Titanium alloy) is presented. A 55-year-old female was injured in a traffic accident, and X-ray films showed right femoral supracondylar and shaft fracture. She was treated using an ACE Retrograde Trauma (ART) Femoral Nail System (9mm, Titanium alloy) at our hospital. Partial weight-bearing gait was started 4 weeks after operation, and full weight-bearing 6 weeks. The patient complained of right femoral pain 11 weeks after operation. The nail was broken at the proximal screw hole and femoral shaft fracture was displaced again. The patient was reoperated on using the Osteo IC-Nail System (11mm). The surface of the broken nail was analyzed by Scanning Electron Microscopy (SEM). It was shown that the cause of nail breakage was fatigue destruction. In conclusion, we should use larger nails in this case.
著者
山中 千恵美 青江 誠一郎
出版者
Japan Society of Nutrition and Food Science
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.71, no.2, pp.75-82, 2018 (Released:2018-04-16)
参考文献数
22

食餌中へのカルシウム (Ca) 添加量がマウスの膵臓の機能に及ぼす影響を調べた。KK/Taマウスを3群に分け, AIN-93G組成を基本とし, Ca含量が0.25% (L群) , 0.5% (M群) , 1.0% (H群) となるように炭酸Caを配合した飼料をそれぞれ7週間給餌した。その結果, 血清Ca濃度に差はなかったが, 血清リン濃度は, L群, M群に比べてH群で有意に高かった。血清副甲状腺ホルモン (PTH) 濃度は血清リン濃度と有意な負の相関が認められた。インスリン負荷試験 (ITT) では, 15分, 30分値の血糖値がM群に比べてL群, H群で有意に高かった。膵臓の機能に関わる遺伝子発現は, M群, H群に比べてL群で有意に高かった。膵臓の炎症に関わる遺伝子発現では, H群に比べてL群で有意に高かった。以上の結果, 低Ca摂取は, 膵臓での炎症を誘発し, インスリン抵抗性を示すことが認められた。また, 高Ca摂取では, 低Ca摂取とは異なり, 別のメカニズムで膵臓の機能に影響した可能性が示された。
著者
有馬 雄祐 大岡 龍三 菊本 英紀 山中 徹
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.61-68, 2014-01-01 (Released:2014-03-18)
参考文献数
21
被引用文献数
1

地球温暖化など気候変動が進んでおり,建築は気候から多大な影響を受ける.気候に適した設計を行うために,気温や日射などの気象要素から成る標準気象データを用いた熱負荷計算が行われる.現在は,各地域の過去の観測値を基にして作成された標準気象データを使用することが一般的である.しかし,建築物は長期にわたり使用され,その間に気候は変動する.そのため,将来の気候へ適応した,長期的な省エネを実現する建築設計のためには気候変動を考慮した熱負荷計算が必要である.そこで本研究では,GCMの予測する気象データを領域気象モデルによって力学的ダウンスケーリングを行い未来の標準気象データの作成する.
著者
山中長俊
出版者
巻号頁・発行日
vol.巻第六十五、巻第六十六,
著者
山中 章義 鞠 錦 笠原 恭子 山本 嘉昭 吉田 彌太郎
出版者
近畿産科婦人科学会
雑誌
産婦人科の進歩 (ISSN:03708446)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.112-120, 2011 (Released:2011-06-27)
参考文献数
50

骨髄異形成症候群 myelodysplastic syndorme (MDS)は,造血幹細胞の異常クローン増殖により汎血球減少と無効造血をきたし,進行性・治療抵抗性のため予後不良な疾患である.MDSは妊娠中に増悪することもあり,子宮内胎児発育遅延や胎児機能不全等の合併症の発生リスクが高くなるとされている.今回われわれはMDS合併妊娠で,分娩周辺期の血小板輸血により母児を安全に管理し得た.本邦での過去の症例51例と合わせて報告する.症例は29歳,初産婦.2年前よりMDSに対し血液内科にて経過観察中であった.白血球や赤血球の著明な減少は認めなかったが,血小板減少を認めていた.近医にて妊娠判明し,妊娠12週で当科紹介受診となった.徐々に血小板が減少したため,妊娠29週より入院管理とした.妊娠中出血傾向を認めなかったため,血小板輸血は行わなかった.妊娠37週1日に選択的帝王切開術施行したが,術直前および術直後に血小板輸血を行い,術中および術後に出血傾向はなかった.母児ともに経過観察中であるが,MDSの増悪や新生児への影響は現在のところ認められていない.これまでのMDS合併妊娠の報告では,治療抵抗性の貧血を認め,妊娠中に初めてMDSと診断された症例が53%(28/52)であった.合併症として妊娠高血圧症候群や胎児機能不全が多い傾向にあった.妊娠時や分娩時に出血傾向はそれほど認められなかったが,ほとんどの症例で血小板輸血を行った.十分な血液製剤が確保できるのであれば,産科的禁忌がない限り経腟分娩は可能と考えるが,高次医療施設での妊娠・分娩管理が必要と考える.妊娠中に治療抵抗性の貧血や血球減少を認めた場合は,血液内科医と連携し速やかに骨髄穿刺にて診断を行い,MDSと診断されれば慎重な妊娠・管理が必要である.〔産婦の進歩63(2):112-120,2011(平成23年5月)〕
著者
山中 明
出版者
一般社団法人日本PDA製薬学会
雑誌
日本PDA学術誌 GMPとバリデーション (ISSN:13444891)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.142-149, 2016 (Released:2016-12-20)
参考文献数
2

密封包装製品における各種リーク検査方法の中で,高電圧方式によるリーク検査方式を用い,プレフィルド・シリンジ製品の完全性試験を今回行い,医薬品生産設備の中でバリデート可能なテスト方法,結果データを用い,十分な検査性能が得られたことを紹介する。
著者
杉山 貢 徐張 嘉源 山中 研 Keiichi WATANABE 施 清源 山本 俊郎 門口 幸彦 片村 宏 佐藤 芳樹 土屋 周二
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.19, no.10, pp.2129-2133, 1986 (Released:2011-03-02)
参考文献数
22

胃切除後の107例に対して無選択的にmicrodensitometry法による骨塩量の測定を行い, 胃切除後骨障害の発生頻度をまたCa infusion試験によりその病態を研究した.胃切除後骨障害の発生率は38%であり, 術後5年以上経過すると, 胃全摘後では62%に, 胃部分切除後では55%に骨代謝異常を認めた.胃切除後, 骨障害度の初期になるのにかかる期間は胃全摘後で1年6ヵ月, 胃部分切除後では5年であった.Ca infusion試験によると, 胃切除後の骨障害例とくに重症例の多くは, Nordinの基準による28%以下で骨軟化症を呈していた.
著者
中村 郁郎 亀谷 七七子 山中 慎介 加藤 裕介 城守 寛 佐藤 洋一郎
出版者
日本育種学会
雑誌
Breeding science (ISSN:13447610)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.385-388, 1997-12-01
参考文献数
19
被引用文献数
10

植物細胞に含まれる葉緑体は,光合成原核生物であるらん藻の共生により生じたと考えられている(Pa1mer1993)。特に,リボゾームタンパク質遺伝子rpl16とrpl14は,陸上植物の葉緑体の起源を考察する上で興味深い領域の一つである。すなわち,らん藻や紅藻類の葉緑体では,rpl16とrpl14の間に共通な2遺伝子(rpl29とrps17)が介在しているが,陸上植物10種の葉緑体では,rpl29-rps17は欠失し約100塩基のリンカー配列を挟みrpl16とrpl14が隣り合っている(Fig.1)。この事は,原始植物が上陸した時に欠失が生じ,植物の種分化にともないrpl16-rpl14のリンカー配列は単一配列から変異してきたことを示唆している。rpl16およびrpl14は,イネ,タバコ,ホウレンソウの3種の間で84%以上の高い相同性を示したが,リンカー配列のホモロジーは28%と低いことが認められた(Fig.2)。rpl16およびrpl14の保存領域に対する1対のプライマーを作製し,イネ,ヒエ,リンドウ,カシから抽出したDNAをテンプレートとしてPCR反応を行ったところ,約550塩基のDNA断片が増幅され,ダイレクト法により塩基配列を決定できた。そこで,rpl16の終止配列を含む下流50塩基の配列を葉緑体型を特定するためのID(PS-ID)配列として利用できないか検討した。データベース検索および本研究で決定した各葉緑体のPS-ID配列を比較したところ,塩基置換に加え,機能のある塩基配列では起こりにくい短い欠失/挿入およびSlippage等の多様な変異が生じていることが認められた。各PS-ID間の塩基置換を数えたところトウモロコシとヒエで3カ所,インゲンマメとリョクトウで4カ所,ホウレンソウとエノテラで14カ所であった。また,興味深いことにインド型イネは,日本型イネに比べて2力所で3塩基のSlippageが認められた(Table 1)。本研究で提案したPS-ID配列の検出法は,配列の知られていない高等植物種の葉緑体を共通プライマーを用いて解析できる可能性が高く,さまざまな植物についてPS-ID配列を集積しデータベース化できれば,植物系統進化学,古生物学および植物育種等に広く応用できるものと考えられる。
著者
増田 彰則 平川 忠敏 山中 隆夫 志村 正子 武井 美智子 古賀 靖之 鄭 忠和
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.369-378, 2004
参考文献数
23
被引用文献数
3

思春期・青年期の心身症およびその周辺疾患の発症に及ぼす家族の健康,養育環境,養育方法,家族機能と被暴力体験の影響について調査した.対象は,心療内科を受診した患者195名(平均年齢21歳)と健常大学生415名(平均年齢20歳)である.調査は,われわれが作成した自己記入式質問紙を用いて実施し,ロジスティック解析にて検討した.その結果,病気発症に有意な影響を及ぼす因子として,「親から身体的暴力を受けた」,「父親から母親に身体的暴力があった」,「家庭は安全な場所ではなかった」,「甘やかされて育った」,「片親が死亡した」,「幼小児期に可愛がられた記憶がない」の6項目が抽出された.これらの因子を2項目もっている例では,まったくもっていない例に比べてオッズ比で7.9倍,3項目以上もっている例では21.1倍の病気発症の危険因子となった.以上より,心身症およびその周辺疾患の治療では,家庭環境や家族機能について十分な配慮とアプローチが必要である.また,病気発症の予防に健全な家庭環境と良好な家族機能の回復が重要であることがわかった.