著者
戸前 壽夫 山田 幸三 于 琳
出版者
岡山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

岡山県にあるオンリーワン型中小企業に対してヒアリング調査を行い、その特徴について研究を行った。特定のセグメントに特化することで技術的な強みを築き上げ、セグメント内での高いシェアを有することで寡占的な供給者になっていて、規模の経済を活かしている。地方立地の中小企業であるため、取引先との距離は離れているが、さまざまな工夫で克服していた。地方立地の中小企業の可能性を見出すことができた。
著者
山田修爾著
出版者
ソニー・マガジンズ
巻号頁・発行日
2008
著者
山田 宏 松村 仁 森田 大作
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム (ISSN:13487116)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.173-184, 2004 (Released:2005-04-15)
参考文献数
17
被引用文献数
1 1

This theoretical investigation of the mechanics of the vascular endothelial cells that line the luminal side of blood vessels focused on two points. First, we formulated a hypothesis on the orientation of stress fibers, i.e., bundles of actin filaments, under cyclic deformation, and used numerical simulation to predict their orientation under various types of substrate deformation. Second, we created a finite element model of cultured endothelial cells adhering to a substrate, i.e., a silicone membrane, and a vascular endothelial cell on the luminal side of a vascular wall, and used finite element analyses to determine the stress and strain under various types of deformation.To predict the orientation of stress fibers, we hypothesized that they are oriented only in the direction in which the strain component in the fiber direction does not exceed the strain limit, either with maximum deformation of the substrate or during deformation of the substrate. We found that stress fibers have a minimum length during the process of substrate stretching, and investigated the importance of considering substrate deformation during cyclic stretching. The numerical simulation showed that the effect is small over the physiological range of cyclic deformation experienced in blood vessels. We also predicted the out-of-plane orientations of stress fibers during cycles of simple elongation, pure uniaxial stretching, and equibiaxial stretching. With cyclic equibiaxial stretching and the assumption of a certain cell height, the predicted orientation of stress fibers agreed with the reported range of orientation of the actin cytoskeleton.Second, using finite element modeling and analyses, we modeled a cell adherent to a substrate and a vascular endothelial cell on the luminal side of the vascular wall. We assumed that a cell consists of a nucleus and cytoplasm, and that both are incompressible, isotropic, hyperelastic materials. We also assumed that the bottom surface of the cell completely attaches to the substrate surface. The analyses of the stress and strain in the cell showed that the strain was greatest at the substrate and decreased in higher positions in the cell; the amount of strain in the top region of the cell depended on its shape. Moreover, the existence of the nucleus caused a complicated distribution of stress and strain in the cytoplasm. This result provides important information for predicting the orientation of stress fibers with nonuniform deformation of a cell.
著者
山田 肇
出版者
日経BP社
雑誌
日経BPガバメントテクノロジー
巻号頁・発行日
no.20, pp.82-85, 2009

「電子政府ユーザビリティガイドライン」が策定された。ユーザビリティとは、システムやウェブサイトの使いやすさのこと。利用率が向上しない電子政府を、ユーザー本意の使いやすいものにすることが、ガイドラインの狙いだ。
著者
都築 繁幸 大島 光代 山田 丈美 名倉 一美 原 郁水 山下 玲香
出版者
愛知教育大学障害児教育講座
雑誌
障害者教育・福祉学研究 (ISSN:18833101)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.63-74, 2014-02

インクルーシブ教育を構築していくためには,教員養成の観点からみると特別支援教育の基礎的な知識を身に付けた教員の確保が課題となる。本稿では,養成段階の課題として,1)保育園・幼稚園担当者養成,2)幼稚園・小学校の接続と特別支援学校における幼稚部と小学部の接続,3)養護教諭養成,4)学校保健の観点から述べ,教員採用段階の課題として受験要件等を検討した。
著者
松本 敏郎 高橋 徹 山田 崇恭 山田 崇恭
出版者
名古屋大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

固体中に動吸振構造を有する別の材料定数を持つ固体を埋め込んだ周期構造により有効な振動遮断特性を有する構造を,数値計算の支援により創成するための方法論の開発を目的として,境界要素法による動弾性体の無限周期構造と有限周期構造に対して固有振動数を解析する方法,および動弾性体に対して形状の制御にレベルセット関数を用い,得られた境界を実際に要素分割して境界要素法により最適なトポロジーを得る方法を開発した。
著者
山田 吉彦 川上 哲太朗 川崎 一平
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B3(海洋開発) (ISSN:21854688)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.I_402-I_407, 2012 (Released:2012-09-18)
参考文献数
8

海洋立国を目指す我が国では, 2007年に海洋基本法を制定した. この海洋基本法では, 地方自治体が同法の理念にのっとりその自然的社会的条件に応じた施策を策定することになっている. この法に従い竹富町(沖縄県)は, 独自に竹富町海洋基本計画を策定し, 海洋環境の保全と海洋の利活用を進めてゆく方針を固めた. また, 隣接する石垣市ではさらに海洋開発, 海洋保護区の設定も視野に入れた計画を策定することとなった. 海洋都市を意識する地方自治体は, 海洋基本法のもと,海洋とともに地域社会の将来像を構築しつつある. この地域における海洋基本計画は, 海洋基本法の理念が国民に定着するための指針となりえる.
著者
山田 正 平野 廣和 藤吉 康志 太田 幸雄 大石 哲 平野 廣和 藤吉 康志 太田 幸雄 大石 哲
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

雲物理過程解明のために行った実験よりエアロゾル量の増加に伴い雲水量も増加するがエアロゾル量が閾値を超えると生成される雲水量が一定になり飽和状態になる。また上昇風速が大きくなればなるほど雲水量が増加することがわかった。ヒートアイランドを緩和させる効果のある河川周辺で行った微気象観測により河川の大きさに関わらず水面付近の気温は周囲より低く、河川上の冷気が運ばれやすい風道がある場所の気温は2~3℃周囲より低いことがわかった。
著者
山田 徹生 明石 英幹 山本 義久
出版者
水産増殖談話会
雑誌
水産増殖 = The aquiculture (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.153-159, 2012-03-20

マダイ量産種苗の放流用外部標識として利用できる鼻孔隔皮欠損を高頻度で作出する温度条件を明らかにする目的で,種苗量産施設を用いて飼育実験を行った。3実験の飼育温度は,孵化日(0日齢)から全長約5 mm まで20°Cを維持した後,5 mm から8 mm まで昇温し,それぞれ21°C,23°Cおよび25°Cで40日齢を過ぎるまで飼育した。また,これとは別に野外の比較的粗放な種苗量産池を用いた飼育実験を自然水温下(23°C)で行った。その結果,0日齢から36日齢までの間,20°Cから21°Cで飼育することにより約80~90%の割合で鼻孔隔皮欠損個体を作ることができることを明らかにした。これに対して,他のより高い温度における鼻孔隔皮欠損割合は1~34%と低かった。今回の実験は相対的に高水温と考えられるので,鼻孔隔皮欠損以外の形態異常にも注意する必要がある。
著者
山田 由香里
出版者
長崎総合科学大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-28

鉄川与助の大工道具の復原を通して、教会建築がどのように実現したのか検討した。次の4点が判明した。①鉄川与助の時代の技術に通じる人は今やごく限られた人である。②復原鉋の削り形状を青砂ヶ浦天主堂(1910)と頭ヶ島天主堂(1919)で対照させた。聖体拝領台手摺り、階段手摺、窓枠などに合致した。③鉋のひとつはフランス・サンテチエンヌのMANUFACTURE FRANCAISE社製(期間は1902~1910)で、日本でもカタログを通じて購入可能であった。④③の溝鉋はド・ロ神父がもたらした可能性が高い。これは、パリ外国宣教会の宣教師の各地での活躍をカタログ通販が下支えした可能性を示唆する。
著者
根本 曠子 山田 眞一
出版者
富山大学
雑誌
高岡短期大学紀要 (ISSN:09157387)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.203-216, 2004-03-15

本調査報告は、台湾の漆工芸に関する調査報告であり、次の二つの部分からなる。ひとつは、教育という視点からみた台湾における漆工芸の歴史と現状に関する部分であり、もうひとつは、若手の漆芸作家を通してみた漆芸の技法に関する部分である。台湾の漆芸は歴史的には中国大陸の福建省の影響を受けてきたが、1920年代以降は日本の漆工芸の影響を色濃く受けている。戦前日本で漆芸を学んだ頼高山氏や王清霜氏らにより日本の漆芸の技法が台湾の漆芸に受け継がれ、現在では台湾の伝統工芸の陶器に漆工芸を取り入れた新たな展開が見られる。
著者
山田 賢 山根 春香 及川 大地 友永 省三 古瀬 充宏
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.11, no.Supplement, pp.19-20, 2008-07-11 (Released:2012-09-24)
参考文献数
1

飼料由来のチアミンを欠乏させたマウスに,過剰なグルコースを腹腔内投与することで,マウスの学習行動にどのような影響が出るかを検証した。オープンフィールド試験において,立ち上がり回数をパラメーターとすると,チアミン欠乏により学習成績は低下した。しかし,移動距離についてはチアミン欠乏マウスにグルコースを投与することで24時問後に移動距離は減少し学習成績が改善されるという結果になった。また屠殺後,大脳皮質と海馬を摘出し,神経伝達物質であるモノアミン類およびそれらの代謝産物を測定した。今回の学習成績と神経伝達物質の間に相関はなかった。また,立ち上がり回数と移動距離は異なる反応を示したことから,栄養の影響は行動の種類によって違い,二つの行動は別々のメカニズムで制御されている可能性が示唆された。
著者
宮崎 幸生 山田 松治 板倉 稔
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.140-148, 1991-02-15
被引用文献数
1

本論文では 事務処理分野のソフトウェアを対象に 設計作業の進展と共に段階的に正確さを増すと考えられる3種類のソフトウェア規模見積りモデルの概念と 回帰式を用いてこのモデルの係数値を決定する方法を提案する次に この3種類のうち2種類のモデルについて提案する方法により係数値を決定し 回帰式に使用したデータで評価する限りは 一般的方法より正確度の高いモデルが作成できることを示すまた 同時にモデルが段階的に正確さを増すことも示す段階的規模見積りモデルの入力は 画面数 幌票数 ファイル数であるファイル数の数え方の詳細度により 概算 中間 詳細の3種類のモデルがある規模見積りは開発の初期にわかる少数の入力変数により見積もることが理想である主にこの理由により 画面や帳票の項目数はモデルに用いていないこの点とファイル数の数え方を明確にし その詳細度により3種類の段階的なモデルがある点が 既存のファンクションポイント法^6)などと大きく異なる点である規模や工数の見積りモデルの正確度を評価する際には これらの実績値がシステムにより大きく変わるため 相対誤差が一般に使われる一方 モデルの係数値を回帰式により決定する際には 絶対誤差の二乗和を最小にする通常の最小二乗法が用いられるこのため モデルの正確度が向上しないという問題がある本稿で提案する係数値の決定方法は この問題を解決するため 相対誤差の二乗和を最小にする方法を使う
著者
安田 倫己 山田 明宏 田中 武
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. A, 基礎・材料・共通部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. A, A publication of Fundamentals and Materials Society (ISSN:03854205)
巻号頁・発行日
vol.132, no.12, pp.1112-1117, 2012-12-01
参考文献数
5
被引用文献数
1

LSI systems are used at all places in modern society. A number of different technologies are used to produce LSI systems, therefore it becomes difficult to understand these systems. The education which was consistent from an integrated circuit (IC) design to a printed circuit board mounting was mainly attained at universities and graduate schools. In this study, the training for understanding IC stacked structure and layout design was conducted on the education of a senior high school. Exclusive CAD software for LSI design, α-SX was used to IC layout design. Each Student had designed an inverter and a NAND circuit. They had designed a full adder circuit in a group. Then with public development equipment, IC chips were actually manufactured along with this layout design. Bare chips were observed with scanning electron microscope (SEM). SEM and Energy Dispersive x-ray Spectroscopy (EDX) analysis were effective to deeply understand between stacked structures and material characteristics of an IC. This project was taken as a cooperation education of a high school and a university. We showed the possibility to take in an integrated circuit structure education to one of the training subjects in a senior high school.
著者
山田 昌弘 開内 文乃
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

国内での結婚が減少する中、海外で日本人女性と外国人男性、特にアジア人男性との結婚が増加している。その理由と実態を明らかにするため、国際結婚をしている日本人女性約79人にインテンシブなインタビュー調査を行った。グローバル化している中、海外に出ていく日本人が増えることが背景にある。そして、彼女たちの語りの中で、日本企業での女性差別体験、そして、日本人男性が恋愛に消極的であることが、繰り返し述べられた。日本社会での女性が活躍できない環境、そして、日本の不活発な恋愛状況が、女性を海外に活路をもとめさせ、そして、国際結婚を増加させる要因となっていることが推定できる。