著者
伊勢田 知子 松前 祐司 岩崎 晴美 斎藤 兆古 堀井 清之
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1Supplement, pp.291-294, 2000-07-01 (Released:2009-09-03)
参考文献数
7

The colors on picture books by Dick Bruna have been analyzed by using computer.Fundamental colors including red, blue and green specified by Bruna himself are revealed to be not pure fundamental colors. These picture books have taken reposeful colors that mixed one fundamental color to another fundamental one. The thread of narrative is made a development along the changes of these reposeful colors that increases the charm of picture books by Bruna.
著者
岩崎 秀夫
出版者
日本国際観光学会
雑誌
日本国際観光学会論文集
巻号頁・発行日
no.19, pp.61-69, 2012-03

The space industry has the peerless possibilities. Especially, the space travel business has the great latent demand. The business has the unlimited possibility for being able to make advantage of the space infinite resources as "New frontier of 21st century. Besides, the wonderful social contribution and the economic efficiency may be given birth to through the business. Concretely speaking, more than ten million can be traveled every year, and the people may obtain great possible employment opportunities for the space stations (hotels) which may be constructed in the future, for example. Under the circumstances, I try to make a research on the possibilities of the space industry and space travel in the near future, and analyze the space travel participants' limit, also. I investigate the number of the space participation limit from the viewpoint of the religious value differentiation between the Christianity & Muslim through the space industry and space travel development studies.
著者
岩崎 直子
出版者
日本精神衛生学会
雑誌
こころの健康 : 日本精神衛生学会誌 (ISSN:09126945)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.67-75, 2001-11-30
参考文献数
43
被引用文献数
3

男性の受ける性的被害は, 古くから存在してきたにも関わらず, 長い間タブー視されてきた問題である。そのため被害事実の開示が難しく, 多くの被害者が, 必要なサポートも満足には受けられずにいるのが現状である。ここでは, まずこの問題に関して, 各関係分野の専門家をはじめとする社会の人々の充分な理解を得るため, 被害者のおかれている状況や付随する問題点, 被害後にみられる身体的・精神的影響, セクシュアリティの揺らぎ, 人間関係への影響などについて, 主に海外の研究報告を参考にまとめて紹介した。この問題提起をきっかけとして, 具体的なサポートへの取り組みがなされるよう, 今後の国内における啓発活動や実態調査, 相談員の研修などについても提案を試みた。

2 0 0 0 OA 本草図譜

著者
岩崎常正<岩崎潅園>//著
巻号頁・発行日
vol.第8冊 巻59菜部芝〔ジ〕類5,
著者
岩崎 幸司
出版者
一般社団法人 国際P2M学会
雑誌
国際プロジェクト・プログラムマネジメント学会誌 (ISSN:24329894)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.79-88, 2008-03-14 (Released:2017-10-18)

新薬開発は10年以上の長期間にわたり数百億円を先行投資するにもかかわらず、成功確率は1%以下の典型的なハイリスクハイリターンのプロジェクトである。国際P2M学会(IAP2M)製薬研究会では、これにP2Mのプログラムマネジメントを適用することにより、成功確率を向上させ企業としての国際競争力を向上させることを目指して2006年2月から検討を進めてきた。今回は、医薬品開発の特殊性を解説したうえでP2Mのプログラムマネジメントの概念を適用することを考え、アーキテクチャマネジメント、プロジェクトの経済性評価、製品プロファイルとリスク管理、資源調達マネジメント及びプロジェクトマネジャーの資質について考察しているので、その中間結果を報告することにより議論の材料を提供したい。
著者
高橋 晃 岩崎 鋼 八重樫 伸生
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.617-621, 2010 (Released:2011-02-03)
参考文献数
8
被引用文献数
1

目的:本研究は成年被後見人が医療行為を要する際の現状を把握し,医療行為の同意に関する課題を探ることを目的とした.方法:仙台市内の介護老人福祉施設,介護老人保健施設及び介護療養型医療施設計63施設に対し,成年後見制度の利用状況と医療行為の同意に関する実態並びに意識調査を実施し(調査I,回答施設数44,回答率69.8%),また宮城県社会福祉士会所属で現在後見人の業務を受任している社会福祉士40名のうち,NPO法人ぬくもりの里せんだい・みやぎ成年後見支援ネットの相談員を介して調査に同意いただいた社会福祉士11名(全員回答)に対し医療行為の同意に関する実態及び意識調査を行った(調査II).結果:調査Iにおいて,医療行為の同意を求められた事例は5施設で8例あり,その内訳は,予防接種及び延命措置が各2例,検査,投薬,注射及び手術が各1例であった.望ましい同意権者については家族・親族が23施設(33.3%),成年後見人18施設(26.1%),医師8施設(11.6%)等であった.調査IIにおいて,医療行為に関する同意を求められたことがある者は8名で,その内訳は予防接種8例,検査4例,手術3例,延命措置2例等であった.また4名は同意が得られないため必要な医療処置を受けられない事例を経験していた.望ましい同意権者については成年後見人8名(30.8%),医師7名(26.9%),家族・親族が5名(19.2%)等であった.結論:現状では医療行為の同意が求められる場合があり,同意権がないため適切な医療を受けられない事例も存在することが明らかとなった.今後,医療行為の同意を得るための適切な制度を早急に検討する必要性が示唆された.
著者
岩崎 賢
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.87, no.1, pp.131-156, 2013-06-30

アステカ文明などの舞台となった古代メキシコ(メソアメリカ)では、「花」は地上のあらゆる生命に関する神話的起源の地「タモアンチャン」を表現する重要なシンボルであった。古代メキシコにおけるこの「花」の文化的宗教的意味について触れた研究は、既にいくつか存在する。しかし十六世紀前後に作成されたスペイン語・ナワトル語(アステカ人が使用していた言語)の文献資料を検討する中で、しばしばこの「花」の主題が「笑い」という主題と強く結びついていることに、筆者は気付いた。このことは従来の議論では、あまり注意されることのなかったことである。そこで本論では古代メキシコの宗教詩や神話における、「花」と「笑い」に関係する事例をいくつかとりあげ、さらに「笑い」の宗教的意味を探るために植民地期以降のメキシコ先住民の神話的伝承を検討することで、「笑い」が「花」と同様に、優れて宇宙創成的な意味を帯びた主題であったことを論じる。
著者
岩崎 聡 西尾 信哉 茂木 英明 工 穣 笠井 紀夫 福島 邦博 宇佐美 真一
出版者
一般社団法人 日本聴覚医学会
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.56-60, 2012 (Released:2012-03-28)
参考文献数
8
被引用文献数
1

感覚器障害戦略研究「聴覚障害児の療育等により言語能力等の発達を確保する手段の研究」事業として平成21年から1年間に調査した症例対照研究のうち, 人工内耳装用児の現状と語音明瞭度・言語発達に関する検討を行った。対象は幼稚園年中から小学校6年までの両耳聴力レベル70dB以上の言語習得期前の聴覚障害児で, 124施設が参加した。言語検査が実施できた638名のうち人工内耳装用児は285名 (44.7%) であり, 言語発達検査の検討はハイリスク児を除外した190名であった。人工内耳+補聴器併用児が69.5%, 片側人工内耳のみが29.8%, 両側人工内耳が0.7%を占めた。難聴発見年齢は平均11.7ヶ月, 人工内耳装用開始年齢は平均3歳6ヶ月であった。人工内耳装用月齢と最高語音明瞭度とは高い相関を認め, 人工内耳装用開始時期が24ヶ月前とその後で言語発達検査を比較するとすべての検査項目で早期人工内耳装用児群で高い値が得られ, 早期人工内耳の有効性を支持する結果となった。
著者
山田 奈保子 西尾 信哉 岩崎 聡 工 穣 宇佐美 真一 福島 邦博 笠井 紀夫
出版者
一般社団法人 日本聴覚医学会
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.175-181, 2012 (Released:2012-09-08)
参考文献数
15
被引用文献数
1 1

平成21年から22年の間, 聴覚障害児の日本語言語発達に影響を与える因子と, 発達を保障する方法を考える目的で行われた感覚器障害戦略研究・症例対照研究のデータを元に, 人工内耳手術年齢による言語発達の傾向について検討した。 対象は生下時から聴覚障害を持つ4歳から12歳までの平均聴力レベル70dB以上の638名のうち, 聴覚障害のみを有すると考えられる人工内耳装用児182名を, 補聴器の装用開始年齢, 人工内耳の手術年齢のピークで4群に分け比較した。 結果を語彙, 構文レベルの発達と, 理解系, 産生系課題とに分けてみると, 語彙, 構文共に, 理解系の課題においては, 補聴器装用早期群の成績が良好で, 産生系の課題については, 人工内耳手術年齢早期群の成績が良好であった。 このことから, 早期に音を入れることが言語理解に, 早期に十分弁別可能な補聴をすることが言語産生に影響を与える可能性があるという結果が得られた。
著者
岩崎 義則
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

平戸藩主松浦静山が創設した平戸藩楽歳堂文庫(以下,「楽歳堂」)を研究対象とし,その文庫をめぐる書物環境と文庫の形成過程を明らかにする観点から,静山が成作・入手した蔵書目録を中心とした研究を行った。松浦史料博物館に伝来する各種の蔵書目録から,書目のデータベース化を行い,これをWEB上で公開。楽歳堂のほぼ全容を復元できた。また,比較対象として,静山と書物をめぐり親密な交流があった豊後佐伯藩主毛利高標と佐伯文庫を取り上げた。楽歳堂にある佐伯文庫の蔵書目録を検討し,文庫の形成過程・管理方法等が解明できた。また,高標の長崎からの輸入漢籍調達が,楽歳堂の漢籍収集に与えた影響・意義等を明らかにできた。
著者
岩崎 匠史 金井 理 伊達 宏昭 金子 俊一 谷口 敦史 前田 俊二 宮本 敦 田中 麻紀
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2013年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.881-882, 2013-02-27 (Released:2013-08-27)

本報告では,産業部品をレーザスキャナ等で計測した多数の計測点群に対する効率的な同時レジストレーション手法を提案する.本手法では,計測機構造を参照したラフレジストレーションを行った後,スクリュー座標による3次元剛体変換の線形近似を活用し,複数計測点群の同時位置合わせを連立1次方程式に帰着させて解く.また信頼性の低い計測点の排除を行い,レジストレーション精度の向上を図った.