著者
鷲頭 祐樹 末松 伸朗 林 朗 岩田 一貴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.461, pp.279-284, 2010-03-02

混合ディリクレ過程(DPM)モデルは,要素モデル数を指定する必要のないノンパラメトリック混合モデリングを可能にする.要素モデル数の指定が必要ないことは,クラスタリングにとって非常に有益であり,DPMモデルは多くのクラスタリング問題へ適用され成功を収めている.共役事前分布が使用される場合には,DPMモデルに対するギブスサンプリング法が確立されているが,ARMAモデルのように共役事前分布を持たない要素モデルの場合には困難に直面する.本論文では,ギブスサンプリ ングに内在するメトロポリス・へイスティングスのマルコフ連鎖を導入することでこの問題に対応し,ARMAモデルべースの時系列クラスタリング法を実現する.
著者
岩田 英子
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2013-01

制度:新 ; 報告番号:甲3773号 ; 学位の種類:博士(学術) ; 授与年月日:2013/1/17 ; 主論文の冊数:1 ; 早大学位記番号:新6146
著者
吉川 俊夫 岩田 博之 中原 崇文
出版者
愛知工業大学
雑誌
総合技術研究所研究報告 (ISSN:13449672)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.11-17, 2003-07-20

The use of waste chips from high-speed grinding processes was examined as an electrically conductive filler in an epoxy resin. The chips were mixed with the liquid epoxy resin, and the mixture was magnetized by being passed through a solenoid coil. The mixture was then cured in an oven. High content of the chips, strong magnetizing currents and high precure temperatures increased the final conductivity of the cured product. By this method, cured products having electrical resistivity of 10^2Ω・cm were obtained.
著者
岩田 久二雄
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.57-89, 1936-03-26
著者
青木 輝夫 本山 秀明 竹内 望 的場 澄人 堀 雅裕 八久保 晶弘 山口 悟 田中 泰宙 岩田 幸良 杉浦 幸之助 兒玉 裕二 藤田 耕史 朽木 勝幸 庭野 匡思 保坂 征宏 橋本 明弘 谷川 朋範 田中 泰宙 植竹 淳 永塚 尚子 杉山 慎 本吉 弘岐 下田 星児 本谷 研
出版者
気象庁気象研究所
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2011-04-01

グリーンランド氷床上での現地観測から、涵養域ではアルベド低下に対するブラックカーボン(BC)等積雪不純物の寄与は小さく、積雪粒径増加効果の方が大きいことが分かった。また2012年7月の顕著な表面融解には下層雲からの長波放射が効いていた。消耗域では表面の不純物中に微生物が大量に含まれ、アルベド低下へ大きく寄与していた。衛星観測から2000年以降の氷床表面アルベドの低下原因を解析した結果、涵養域では積雪粒径の経年増加が主要因で、消耗域では裸氷域と微生物を含む暗色域の拡大が原因であった。内陸域で深さ223mの氷床コアを掘削し、その解析からBC濃度は1920-30年に現在の数倍程度高いことが分かった。
著者
入江 真 横山 圭二 櫻井 邦俊 岩下 英之 上田 秀一 森原 大輔 西澤 新也 阿南 章 竹山 康章 坂本 雅晴 岩田 郁 釈迦堂 敏 早田 哲郎 向坂 彰太郎
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.169-174, 2010 (Released:2010-05-11)
参考文献数
15

症例は52歳,男性.約6年前より高血圧,膝関節痛に対して,アムロジピン,ロキソプロフェンナトリウムを処方されていた.2009年6月上旬より全身倦怠感,食欲不振が出現し近医入院.入院後も黄疸,肝障害が改善しない為,原因精査目的にて当科紹介入院となった.アムロジピン,ロキソプロフェンナトリウムによる薬物性肝障害を疑い,薬物性肝障害診断基準を用いてスコアリングを行った結果,胆汁うっ滞型,スコアは9点:「可能性が高い」と判定した.アムロジピン,ロキソプロフェンナトリウムに対して薬物リンパ球刺激試験(DLST)を施行,このうちロキソプロフェンナトリウムのみ陽性であった.また,肝生検組織像では,小葉内に胆汁栓を認め,門脈域では好中球浸潤,門脈域の線維性拡大を認めた.今回,DLSTおよび肝生検が診断の一助となった,長期アムロジピン,ロキソプロフェンナトリウム服用にて高度の黄疸を伴った薬物性肝障害の1例を経験したので報告する.
著者
原 晃一 岡野 栄之 伊藤 豊志雄 疋島 啓吾 井上 賢 澤本 和延 金子 奈穂子 豊田 史香 小牧 裕司 牛場 潤一 武見 充亮 塚田 秀夫 岩田 祐士
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

コモンマーモセットを用いた、開頭を必要としない低侵襲脳梗塞モデル作成法が確立された。統一した手技によって信頼度の高い確率でモデル作成が可能となった。本モデルは大脳基底核を中心とした広範囲な脳梗塞を呈し、病巣と反対側の半身運動麻痺を来たす。本モデルにおいてはこのような神経学的異常所見を客観的に評価するための行動学的解析や、MRI、PETを含めた放射線学的解析が可能であり、げっ歯類に比べ、よりヒトに近い脳梗塞モデルであると考えられる。さらに神経新生などの評価のための組織学的検討のみならず、定位的脳手術による細胞移植も可能であり、今後の脳梗塞治療研究に非常に有用なモデルであると考えられる。
著者
岩田 美保
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要 (ISSN:13482084)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.39-42, 2005-02-28

本研究は,一組の児童3人きょうだいの縦断的家庭観察データにおける夕食場面の自然な会話のうち,他者(自己含む)に関する因果性についての会話や発話に着目し,それを手がかりとして児童期における子どもの他者理解について検討を行った。今回のデータ(2003年7月および11月/Sが小学5年次)におけるSの夕食場面における因果性についての発話は,他者に関する発話では一貫した友人の人格特性などを客観視,評価する内容の言及がみられてくることが特徴としてみられた。また,他者に関する発話と比較して,特に自己に関する発話の増加がこの時期に顕著にみられたことが特徴的であった。すなわち,小学校4年次から5年次にかる時期にそれ以前からみられていた他者への言及に加え,自己への言及がみられること,それにより同時期には自他理解が複雑に絡み合い助長されるであろうことが示唆された。
著者
平野 恒夫 生田 茂 山下 晃一 長村 吉洋 田中 皓 長嶋 雲兵 岩田 末廣 村上 明徳
出版者
お茶の水女子大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1994

平成5年度に引き続き、星間分子の構造と化学反応に関して以下の研究を行った。1.我々が見い出したMgを含む星間分子としては最初の例であるMgNCに対して、さらに精度をあげたACPF/TZ2P+f法による電子状態の計算を行い、回転定数B_0の実測値5966.90MHzに対して、計算値5969.3MHzを得た。異性体のMgNCに対しても同様な計算を行い、実験値5094.80MHzに対して5089.3MHzの値を得た。また、星間分子候補として有力なFeCOの基底状態の分子構造をMRSDCI法で計算し、分光学定数を予測した。(平野)2.新たに見い出されたCOの赤外領域での発光スペクトルをリドベルグ状態間の遷移として同定した。(平野、長嶋)3.FeH,FeCOに関してf関数をも含む基底関数を用い、大規模なMRCIの計算を行った。また、MgC_2の構造と分光学定数をSDCIレベルで計算した。(田中)4.解離性再結合反応HCNH^++e^-→の反応機構を検討し、炭素星周辺でHNC/HCN比が1に近いことを量子化学的に説明した。(平野、長嶋)5.アセチレンシアニドHC_3Nの生成機構に関して、種々の中間体のエネルギーを計算して、C_2H_2またはC_2HとCNからの生成が可能であることを示した。(長村)6.星間反応C(^3P)+C_2H_2→C_3H_2のポテンシャル面をCASSCF/DZPとMP4/6-31G^<**>法で求めた。また、cyclic-C_3H_2からlinear-C_3H_2への異性化反応過程と、cyclic-C_3H+Hへの解離過程がほぼ障壁なしに起こることを明らかにした。(山下)
著者
石島 悌 平松 初珠 山東悠介 岩田 晋弥
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.1120-1130, 2013-03-15

情報通信技術分野においても,省エネルギー対応は社会的な要請である.それに応えるためには,サーバ機器などの消費電力や温度を適切に計測する必要がある.そこで,我々は,サーバやUPSなどの情報機器に内蔵されたセンサを活用することで,消費エネルギーを計測する手法を提案する.提案方式により,新たな計測機器を追加する必要がなくなり,測定値の継続的な記録と可視化が容易となる.提案方式の有効性を確認するため,実際にハードウェアモニタによる消費エネルギーの計測を行った.その結果,誤差は実用上問題にならない範囲に収まっており,提案方式の有効性を確認できた.
著者
田中 英道 森 雅彦 松本 宣郎 吉田 忠 鈴木 善三 岩田 靖夫 池田 亨 芳野 明
出版者
東北大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1990

宇宙の体系、天体の考察は当然歴史的な変遷の中で、人間の外界に対する思想行為として、深く芸術に影響を与えてきた。芸術そのものが近代のように、科学、哲学と分離している時代と異なり、一体化した時代にあっては、宇宙観、天体観がそこに表現されざるを得ない。例えばカトリックの総本山であるヴァチカン宮の、ミケランジェロによるシスティナ礼拝堂天井画には『旧約聖書』の「天地創造」の場面が描かれているが、これは基本的には「ユダヤの宇宙論」に基づいている。第一に指摘すべきことは聖書の記録が「宇宙」という観念を知っていたかどうかであるが、世界は有機的統一体ではなくて別の現象の集まりに過ぎず、それらの共通の創造主の意のままに制御されている。つまり聖書の世界にはユニヴァースやコスモスという言葉はない。理論的にはそのような形で芸術に表現されることになる。ミケランジェロの場合、神が闇と光を創造し、月と太陽をつくり、人間を生じさせた場面を描いたとき、そこには宇宙論的な統一体はないことになる。確かに創造された人間の姿は、決して、最初から宇宙の中で調和のとれた存在として描かれているものではない。しかし『創世記』(1-31)で天地創造の話の終わりに「はなはだ善かりき」という使い方があって、宇宙の優位性を語っている。聖書の世界像ははっきり地球中心的であるが、ギリシアの天体観は様々な形をとったが、太陽中心説でさえ存在した。これらの知識が総合されて芸術に含まれている。このような宇宙観、天体観がまずどのようなものであったかを根本的に検討することが、我々の研究課題であった。単に西洋のキリスト教的観念だけでなく、ユダヤの宇宙論、ギリシャの天体観などを多角的に検討し、またイスラム、インドさらには中国などの宇宙観と比較し、それぞれがどのような共通性と相違があるか、研究成果の中で取り入れることが出来た。様々な分野の分担者がそれをまとめる作業を行った。
著者
芦谷 公稔 佐藤 新二 岩田 直泰 是永 将宏 中村 洋光
出版者
社団法人 物理探査学会
雑誌
物理探査 (ISSN:09127984)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.387-397, 2007 (Released:2010-06-25)
参考文献数
11
被引用文献数
15 13

鉄道における地震災害を軽減するには事前に施設の耐震性を向上させることが基本であるが,一方で,地震発生時は迅速かつ適切に列車運行を制御することにより事故を未然に防ぐことが重要となる。そこで,鉄道総研では新幹線を中心に早期地震検知・警報システム(ユレダス)を開発,実用化してきた。しかし,近年では,リアルタイム地震学の分野の研究開発が進展し,早期地震警報に関する貴重な知見が蓄積されてきた。また,気象庁など公的機関の全国ネットの地震観測網が整備され,その即時情報(緊急地震速報という)を配信する計画が進められている。こうした状況を踏まえ,鉄道総研は気象庁と共同して,緊急地震速報の処理手法やこの情報を活用した鉄道の早期地震警報システムの開発を行ってきた。 本論では,まず,P波初動検知後数秒で震源の位置やマグニチュードを推定するために新たに開発した,B-Δ法やテリトリー法,グリッドサーチ法について紹介する。次に,緊急地震速報を活用した地震警報システムの概要を紹介する。このシステムは緊急地震速報を受信すると,線区沿線での地震の影響度合いをM-Δ法により推定し,影響があると判断した場合は,列車無線により自動的に走行中の列車に緊急停止の警報を発信するものである。また,最後に,鉄道におけるリアルタイム地震防災の今後の展望について述べる。
著者
山崎 理美 岩田 宏紀 村田 恵理 片野 由美 石幡 明
出版者
山形大学
雑誌
山形大学紀要. 医学 : 山形医学 (ISSN:0288030X)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.45-56, 2011-08-15

【背景】赤ワインに含まれる多種類のポリフェノール化合物(RWPCs)は強い血管弛緩 作用を有する。RWPCs中の血管弛緩作用を有するポリフェノールはいくつか報告されて いるが、RWPCsにはそれら以外にも未知の成分が多数存在することが知られている。本 研究では、血管弛緩作用を有する新たな赤ワインポリフェノールを探索し、その特性を 検討することを目的に、RWPCsの比較的親水性の高い成分を分離・分画してから、(1)特 に強い血管弛緩作用を有する分画を特定し、(2)分子量の測定と構造の推定を行い、(3)血 管弛緩作用の濃度反応曲線を作成し、作用機序を調べた。【方法】(1)RWPCsのうち比較的親水性の高い成分を、高速液体クロマトグラフィーによ り分画した。(2)得られた各成分の血管弛緩作用は、ラット胸部大動脈を用いて検討した。 (3)強い血管弛緩作用を惹起した分画について、MALDI-TOF型質量分析計を用いて質量 分析を行い分子量決定と構造の推定を行った。(4)その分画の血管弛緩作用については濃 度反応曲線を得るとともに、血管内皮細胞の除去、NO・過分極因子・プロスタサイク リンの阻害による影響を検討した。【結果】RWPCsの主要な血管弛緩成分のひとつとして知られているレスベラトロールよ りも低濃度から弛緩作用を惹起する分画が得られた。その弛緩作用は内皮除去により消 失した。内皮細胞での作用機序を調べた結果、血管弛緩反応はNO合成酵素の阻害によ りほぼ完全に抑制された。質量分析では3469Daの分子量が検出され、解析の結果、糖鎖 を付加した配糖体であることが予測された。【結論】今回得られた分画の成分は、RWPCsが惹起する血管弛緩反応において主要な役 割を果たしている成分の一つである可能性が示唆された。分子量3469Daのポリフェノー ルが現在データベースにないことから、新規物質である可能性が示された。
著者
岩田 直子 小川 博之 宮崎 芳郎
出版者
The Heat Transfer Society of Japan
雑誌
Thermal science and engineering (ISSN:09189963)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.127-132, 2010-10-01

Experiments were conducted to verify whether an Oscillating Heat Pipe (OHP) with reservoir works as a temperature controllable thermal control device in space. We set the reservoir in 3 ways (vertical, horizontal, and vertically inverted directions) and confirmed that the OHP operates as a variable conductance heat pipe in each case. We also put the OHP vertically and confirmed that the OHP works even in the "top heat mode". It is concluded that the OHP does not lose its temperature control function of reservoir and heat transfer function of OHP by gravity.
著者
田中 浩 岩田 和之 改田 徹哉 根井 敏之 泉田 史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OFT, 光ファイバ応用技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.545, pp.21-24, 2007-02-23

この論文では,1999年〜2005年までに発生した生物被害について分析した結果と,設備の信頼性,保守稼動削減を考慮した対策方法について説明します.