著者
南部 雅幸 中島 一樹 川原田 淳 田村 俊世
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.99, pp.31-36, 2000-05-20
参考文献数
11
被引用文献数
2

高齢者の自立生活を促進し、看護・介護の負担を軽減する目的で, 情報通信ネットワーク技術を用いた高齢者支援環境の構築を提案した.支援の対象となる高齢者の住環境・経済環境を考慮し, 新規の設備投資を最小限に留めるため, 本システムでは, 電灯線を用いたネットワークシステムを採用した.本研究では, 電灯線LANを既存の住宅へ実装する際の問題となる, 通信速度等の評価を行った.さらに, このネットワークを用いて高齢者の生体機能モニタリングを可能とするWWW上のアプリケーションとして, 遠隔心電モニタを開発し, 獲得したデータの転送に関する実験を行った.その結果, 本システムは, 従来の専用線を用いたネットワークシステムと等価な機能を有するという知見を得た.
著者
中島 一 増田 健 秋山 幸生
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.32-32, 2012-03-28

企業の情報システムを構成するOSやハードウェアの更改に対して,それら環境の上で動作するソフトウェアの回帰検査技術を確立することが,急務となっている.特に近年は,技術の加速的な進歩によって,EOL(End Of Life)までの期間が短縮化している.それによって,ソフトウェアの動作環境の更改頻度が増加しているため,回帰検査の稼働を低減することが重要な課題である.この課題を解決するために,本研究ではGUIを持つソフトウェアを対象として,GUIアクセシビリティ技術により網羅的に自動操作し,更改前後の画面遷移を比較することで,画面遷移の回帰検査を自動化する.提案手法は,動作するソフトウェアさえあれば,画面遷移の網羅的な回帰検査が可能であるという特長がある.ソフトウェアの動作環境の更改にともなう回帰検査の現場では,検査期間,体制,開発成果物の管理状況などによって,たとえば,テストケース設計などを適切に行えない場合が数多くある.提案手法は,このような状況下にあるときの検査品質の向上にも貢献できる.本発表では,網羅的に自動操作するアルゴリズムと,提案手法を適用したときの実験結果を報告する.The one of important issues in many information departments is the regression checking of software for change of operating systems and hardware on which software run in information systems. The life of operating systems and hardware gets shorter because of the rapid progress of these techniques. Therefore information departments often must renew such environments in information systems and check whether same software run on new environments immutably. For information departments, reducing costs for the regression checking is a big challenge. To accomplish this goal, we propose the automation technique for the regression checking of screen transitions in software with the graphical user interface (GUI). In our method, we operate the GUI of software exhaustively using GUI accessibility techniques and compare obtained screen transitions between old environments and new ones. The feature of our method is that it enables us to check exhaustively with only running software. The many fields of such the regression checking usually cannot design test cases faithfully by several factors, for example the lack of testing time and the knowledge of test techniques, sloppy managements of development deliverables and so on. Our technique can check screen transitions thoroughly in such conditions. In this presentation, we report our automatic operation algorithm and experimental results.
著者
加藤 勇夫 紫垣 ジェフェルソン 進一 越島 一郎
出版者
一般社団法人 国際P2M学会
雑誌
国際P2M学会研究発表大会予稿集 2017 秋季 (ISSN:24320382)
巻号頁・発行日
pp.111-122, 2017 (Released:2017-10-12)
参考文献数
14

筆者らは、既報で、企業ビジョン達成のための枠組みについて議論してきた。しかしながら、プロジェクトのもつ有期性に起因する課題である「獲得した知識や経験などのプロジェクト価値継承」に関して具体的に説明ができていない。今後、本研究をプログラム・エンジニアリングに発展させるために、組織における顧客視点(プロジェクト組織)と業務プロセス視点 (専門部門)の関係から、プロジェクトが創出するプロジェクト価値の継承を確実にするために、プロジェクト価値継承をマネジメントする方法論について提案し議論した。また、日本のエンジニアリング企業を例に、提案するマネジメント方法論によって、プロジェクト価値継承に関する「プロジェクト組織」と「専門部門」の役割について議論し、説明を試みた。
著者
大島 一二
出版者
桃山学院大学
雑誌
桃山学院大学経済経営論集 (ISSN:02869721)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.7-22, 2013-10-31

In Macau, the casino industry's rights of management have been opened in early in 2000's. The rights which had been monopolized by Sociedade de Jogos de Macau (SJM) opened to the Hongkong and the American enterprises. This participation by a Las-vegas enterprise erased previous dark image of casinos in Macau and made them change into the huge bright resort facilities where families can enjoy. These huge resorts are called as "Integrated resorts" which consist of multiplex facilities such as casinos, hotels, restaurants, shopping-malls, theaters, convention centers, and so on. This integrated-resorts' developments made huge success and brought enormous tourists and benefits to Macau. Macau government also obtained huge increase in fiscal revenue. The integrated-resorts' developments also have large capacity of employment so that unemployment rate in Macau has declined from 6% to 2%. Casino's developments brought Macau citizens many employment opportunities, high incomes and high-level social securities, too. On the other hand, there also remain some problems. This extra ordinary inclination toward a single industry of casino in all the social and economic aspects might influence the future economic development of Macau.
著者
中島 一敏 谷川 英夫 松浦 茂
出版者
The Optical Society of Japan An Affiliate of Japan Society of Applied Physics
雑誌
光学 (ISSN:03896625)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.174-183, 1981

A common-path interferometer with a modified zone plate for testing aspheric optical elements is given. The interferometer described here is the generalization of a conventional Fresnel zone plate interferometer developed by Smartt and is suited to test aspheric refracting elements as well as reflecting ones. Formulas to compute modified zone plates, especially for the conic sections of revolution, are presented. Error analysis for the setting of the zone plate is given and the inter ference pattern in the presence of three dimensional displacement of the zone plate is discussed. It is pointed out that one can set the zone plate by making use of the interferogram itself and thus test the performance of the elements easily. Some experimental examples are presented.
著者
長島 一由
出版者
横浜国立大学
巻号頁・発行日
2014-03-26
著者
口野 直隆/大島 一二 大島 一二
出版者
桃山学院大学
雑誌
桃山学院大学経済経営論集 (ISSN:02869721)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.1-12, 2015-02-27

This paper examines the strategy of development in Chinese food service market focusing on Saizeriya's case, one of the leading Japanese food service chain. In spite of expanding share of Japanese food service industry in Chinese market, media says that some companies are facing difficulties. Saizeriya's case could be described as a success when defining it as consequent increase of numbers of restraint after entering Chinese market. In this case study, factors of Saizeriya's success were analyzed focusing on it's strategy on1) procurement of food materials and2) labor management. This paper described how Saizeriya developed their business in Chinese food industry with using these strategies.
著者
中島 一人 下村 芳樹 近藤 伸亮
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.205-205, 2005

大量生産·大量消費に起因する環境問題の発生に対し循環型社会の早急な実現が叫ばれている。しかし、循環型社会の実現の一つの手段である、使用済み製品の再生の効率化には製品回収と新規生産の受給バランスの確保が課題であるとされる。本研究では、回収済製品の保持状態を動的に変化させることで再生効率の向上とデッドストックの低減を実現する地層型生産システムの概念を提案する。また、開発のためのシミュレータ開発用プラットフォームの開発状況について報告する。
著者
大島 一朗
出版者
鉄道図書刊行会
雑誌
鉄道ピクトリアル (ISSN:00404047)
巻号頁・発行日
vol.64, no.11, pp.120-123, 2014-11
著者
小島 一秀 渡部 広一 河岡 司
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第58回, no.人工知能と認知科学, pp.199-200, 1999-03-09
著者
江藤 敏治 弘野 修一 永田 賢治 加藤 順也 堀 剛 井戸 章雄 林 克裕 坪内 博仁 小野寺 誠 阿部 弘一 宮坂 昭生 川上 格 佐藤 彰宏 坂下 佳子 岩井 正勝 遠藤 龍人 滝川 康裕 鈴木 一幸 佐藤 俊一 鈴木 千衣子 内田 耕一 弘中 孝治 萱野 幸三 増原 昌明 坂井 田功 沖田 極 関山 和彦 井上 和明 与芝 真 半田 宏一 樋口 大介 井上 和明 関山 和彦 与芝 真 松原 寛 道堯浩 二郎 山内 雄介 井内 英人 長谷 部昌 山本 和寿 井上 愛 堀池 典生 恩地 森一 中西 崇 東俊 宏 狩山 和也 山野 智子 辻 孝夫 川口 光彦 糸島 達也 品川 克至 乾 あやの 小松 陽樹 松本 浩 茂木 陽 宮川 芳宏 藤沢 知雄 上本 伸二 猪股 裕紀洋 田中 紘一 平松 活志 橋本 悦子 谷合 麻紀子 野口 三四朗 長谷 川潔 林 直諒 次田 正 高崎 健 中島 一朗 渕之上 昌平 古川 博之 岸田 明博 大村 孝志 松下 通明 藤堂 省 藤田 美悧 清水 道夫 橋倉 泰彦 三田 篤義 窪田 達也 三輪 史郎 池上 俊彦 寺田 克 宮川 眞一 川崎 誠治 君川 正昭 渕之上 昌平 春口 洋昭 唐仁原 全 中島 一朗 阿岸 鉄三 白髪 宏司 伊藤 克己 高崎 健 橋本 悦子 林 直諒 田中 紘一 上本 伸二 猪股 裕紀洋 阿曽沼 克弘 江川 裕人 藤田 士朗 木内 哲也 林道 廣 田中 紘一 石井 邦英 古賀 郁利子 神代 龍吉 草場 信秀 佐田 通夫 坂本 照夫 加来 信雄 森岡 千恵 菊池 英亮 松尾 英城 中谷 吉宏 豊川 泰勲 富永 謙太郎 山尾 純一 福井 博 福田 邦明 安部井 誠人 遠藤 憲一 本橋 歩 正田 純一 松崎 靖司 田中 直見 古坂 明弘 高橋 正明 平本 淳 白浜 圭吾 永山 和男 田中 照二 Yusufu Youlutuz 松井 淳 持田 智 藤原 研司 小畑 達郎 中島 千種 岡山 昌弘 大野 研而 宮下 智之 田村 明彦 絵野 沢伸 鈴木 盛一 雨宮 浩 青木 達哉 小柳 泰久 山際 健太郎 川原田 嘉文 八木 真太郎 飯田 拓 横井 一 垣内 雅彦 足立 幸彦 飯田 拓 田端 正己 町支 秀樹 横井 一 川原 田嘉文 東口 高志 今井 俊積
出版者
The Japan Society of Hepatology
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.189-198, 1999
著者
杉島 一広
出版者
国立科学博物館
雑誌
国立科学博物館専報 (ISSN:00824755)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.31-35, 2006

国立科学博物館による皇居動物相調査の過程で得られたキバガ上科標本を検討したところ,Batrachedra属の未記載種1♂2♀が見出されたので,新種記載を行った.なお,記載は他の地域から得られていた多数の同種標本にも基づいている.Batrachedra flavilineata Sugisima, sp. nov.キスジホソキバガ前翅長♂4.4-5.4mm,♀4.0-6.4mm.頭部と胸部は淡黄褐色で,暗褐色部を持たない.前翅は黄色で,翅の長軸に沿った領域を除いて灰色の鱗片が混ざる;そのせいで,翅には長軸沿いに黄色い縞が走っているように見える.♀交尾器:ductus bursaeは中央部でもっとも細く,両端に向けて徐々に太くなる;ductus bursaeの後方半分は僅かに硬化し,細かい棘に裏打ちされる;ductus bursaeの前方半分は膜質で,粗大な棘群に裏打ちされた部分の長さはductus bursae全長の1/6-1/5; corpus bursaeは楕円体で,長さは幅の2倍近い;signumは極端に細長い硬化板で,そこには薄い三角形の歯群が大型歯の列と小型歯の列に不明瞭に分かれて並ぶ.♂交尾器:phallusの長さはvalvaの長さの2倍近い.本州と九州に分布.年に複数世代のようである.幼生期は不明.近似種Batrachedra parvulipunctella Chretieからは,♀ならばductus bursae全長に占める粗大な棘群領域の割合が小さいことによって,♂ならばvalvaに対するphallusの相対長が長いことによって,それぞれ識別される.