著者
平野 実花 竹内 亮太 渡辺 大地
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, no.16, pp.119-120, 2012-03-09

映画「アバター」等を始めとする立体視コンテンツの活性化により着目をあびるようになった立体視技術であるが、現状で様々な問題が指摘されている。両眼視差を利用した方法が主流であるが一部の体験者では視機能に異常が存在しないのに立体視を行うことが出来ないことが確認されている。その原因はコンテンツ自体にあるものか、個人の立体視に関する能力によって発生するものなのか解明はされていない。今回は個人の立体視に関する能力や体験者別に異なる要素に着目する。個人差を吸収するにあたって、立体感を強めることや弱めること、視差や再生方法の変更等の解決方法が必要になるのではないのかと仮定した。本研究では立体視の画像にぼかし加工を加え、両眼の視力との関係性を調査した。その上で補正の必要性とその指針について提案する。
著者
平野 幸伸 山本 武 櫻井 博紀 青田 安史
出版者
The Society of Physical Therapy Science
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.243-246, 2014

〔目的〕本研究の目的はハンドヘルドダイナモメーター(HHD)によるヒラメ筋筋力測定法の妥当性を検証することである.〔対象〕対象は健常成人14名28肢とした.〔方法〕測定指標は最大筋力および最大トルク値とした.測定方法は徒手抵抗によるHHD法,固定用ベルトを用いたHHD法,設置型筋力測定装置による等尺性足関節底屈筋力測定法,設置型筋力測定装置による等尺性ヒラメ筋筋力測定法,徒手筋力検査(MMT)の5種類とした.〔結果〕固定ベルトを用いて行うHHD法と設置型ヒラメ筋筋力測定装置との有意な相関が認められた.〔結語〕固定用ベルトを用いた方法は妥当性がある. <br>
著者
長谷川 亜樹 藤原 康広 森本 元太郎 平野 秀典 沖本 憲明 泰地 真弘人 船津 公人
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
ケモインフォマティクス討論会予稿集 第38回ケモインフォマティクス討論会 東京
巻号頁・発行日
pp.50-51, 2015 (Released:2015-10-01)
参考文献数
9

創薬プロセスの初期段階における、仮想スクリーニングの対象となる仮想化合物ライブラリでは、新規骨格を持つ化合物を豊富に含みかつそれらが合成可能であることと、そこから有用な情報を効率良く取り出せることが重要である。我々は、主要な人名反応から抽出した構造変換規則を繰返し適用することにより、一千万化合物の化学構造から重複の無い17億の仮想化合物の化学構造を生成した。これら全ての仮想化合物は合成経路情報によって結ばれ、合成戦略の検討材料を提供することが可能となる。更に我々は、これらの化学構造と合成経路情報に、記述子及びフィンガープリントを付加してデータベースを構築し、部分構造、類似性、及び物性値に基づく検索機能を実装した。今後はライブラリに含まれる化合物の特性をケミカルスペースにおいて把握するための可視化技術の開発・高度化を進め実効性に富む仮想化合物ライブラリを構築していく。
著者
平野 千果子
出版者
武蔵大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究は、植民地支配の過去をめぐる歴史認識について、フランスを事例に考察したものである。日本に比すると、フランスはアルジェリアを除けば旧植民地からの批判にさして直面してはおらず、そもそも植民地支配の過去が必ずしも「負」の歴史と捉えられているわけでもない。本研究では、フランス植民地のなかでも独立前から親仏的傾向が強いサハラ以南アフリカに注目し、社会史的手法によって、本国側の認識がいかに形成されていったかを考察した。
著者
平野 真子 野村 一俊 橋本 伸朗 福元 哲也 浦田 伸一
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.158-161, 1999-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
7
被引用文献数
2 4

Most reports on the results of treatment of tears of the rotator cuff have included surgical results, and only a few results of long-term therapy in non-surgically treated patients have been reported. We followed up non-surgically treated patients whose course had been monitored, and performed questionnaire surveys and direct examinations about 2, 6 and 19 years after the start of follow-up.The subjects were 14 conservatively treated patients diagnosed with the complete tear of the rotator cuff by shoulder arthorgraphy in our department during the 3-year period between 1986 and 1989 and whose course had been known at the time of the survey in 1990 and 1994 and 1998. They could be followed up by questionnaire and direct examination.Their mean age at the time of the initial examination was 61.6 years, and the mean follow-up period was 10.2 years. Patients with only slight pain after initial conservative treatment and who did not want to undergo surgery, were treated conservatively.The evaluation was based on the scoring of JOA. All but 2 had favorable long term courses.
著者
小村 隆史 平野 昌
出版者
地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文報告集
巻号頁・発行日
no.7, pp.136-139, 1997
被引用文献数
5

The Disaster Imagination Game (DIG) is a newly developed method for disaster drill based on the know-how of the Commanding Post Exercises of the JSDF, it uses maps and transparent overlay. Participants of DIG will be appointed to members of the virtual commanding post of disaster relief activities. By recording various details on maps, participants can easily grasp the situation of affected areas, and also easily discuss how to command relief activities. Exchange of ideas and views of the participants of DIG will deepen their understanding on relief activities. The characteristics of DIG are; simplicity, participatory, good cost-performance, it stimulates the imagination, and is creative. Not only professionals but also volunteers can enjoy DIG without special knowledge, and will be able to manipulate the know-how of DIG by themselves, by trial and error. DIG will be one of the most useful methods in the "capacity building" for disaster relief of the general public. In addition, DIG will be one of the best ways to facilitate understanding between each other and to build up a face to face relationship, the most important factor for disaster relief.
著者
平野 晶子
出版者
昭和女子大学
雑誌
學苑 (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
vol.875, pp.11-19, 2013-09-01
著者
神庭 重信 平野 雅己 大野 裕
出版者
医学書院
雑誌
精神医学 (ISSN:04881281)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.481-489, 2000-05-15

はじめに—気分障害の生物学的構造 気分障害の脆弱性は遺伝子と環境により構築される‘脳構造’に内在化されるものである。この比較的永続的な成分(static成分)は,神経回路網,脳細胞とその構成物質の階層に局在すると考えられる15,16,18)。遺伝子の問題は後で扱うことにして,ここでは“環境”について若干の考察を加えておく。static成分にかかわる環境としては,主として脳の発達時期の環境(すなわち養育環境)が重要であると考えられることが多い。しかし脳の可塑性が作動し続けるかぎりにおいて,過度の心理社会的侵襲が度重なるならば,なんらかの病的な可塑性31)が発達後に生じても不思議はない。また,心理社会的侵襲が,液性因子などを介して,神経細胞を傷害することは事実であろうし,特定の神経細胞の死と再生にすら影響を及ぼす可能性も認められつつある。むろんこれらの環境因子が脳に与える影響の種類と程度は,ゲノム上の数多くの遺伝子との相互作用のもとに決定されるのであろう。さらにつけ加えるならば,老年期に初発する気分障害では,老化が招く多種類の異質な脆弱性も当然予想される。私たちは,このような複雑で異種なstatic成分を気分障害に認めないわけにはいかない。 一方,病相は,このstatic成分の上に,発症の引き金をひく因子により引き起こされる‘脳機能’の,一般的に,短期的・可逆的な変化(dynamic成分)が加わって生まれるものである。ここでいう発症の引き金をひく因子は,心理社会的環境因をはじめとして,内分泌障害,薬物やアルコールなどの物質,季節変動など多彩である。したがってその作用点は脳構造のあるゆる階層にわたりうる。
著者
梶田 将司 内藤久資 小尻智子 平野 靖 間瀬 健二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.39, pp.35-40, 2005-05-13
被引用文献数
7 3

本報告では、学内の様々な情報システムが共通に利用できるセキュアな全学認証基盤の実現の1つの方法として、Yale大学で開発されたCentral Authentication Service(CAS)を用いて構築した全学認証基盤について述べる。CAS認証では、ユーザ認証に必要な認証情報をCASサーバにしか送信しないため、よりセキュアな環境でユーザ認証基盤およびシングルサインオン環境を実現できる。また、HTTPリダイレクション、Cookieなどの標準的なWeb技術しか用いられていないため、簡単で軽いシステムである。さらに、LDAP属性などど併用することにより、強力なCentral Authorization Serviceも容易に実現可能である。本稿では、CAS認証とその権限管理機能の強化について述べるとともに、平成17年度前期開講科目からはじまった全学的なWeb履修申請手続きを対象とした実運用結果について述べる。This paper describes a university-wide authentication and authorization information infrastructure using Central Authentication Service Service developed by Yale University and its extention to Central Authorization Service. CAS server is only the server used in authentication so that more secure Single Sign On environment can be attained. Also,CAS is implemented on typical Web standard technology like HTTP redirection and Cookie so that it can be used by quite simple configuration but powerful authentication. Furthermore,CAS can provide not only Central Authentication Service but also Central Authorization Service by using in conjunction with LDAP attributes and so on. In this report,we explain the deployment of CASified Nagoya University Portal for 2005 Web-based registration application,and summarize our experiences.
著者
平野 裕司 新宮 彦助 木村 功 那須 吉郎 塩谷 彰秀 大浜 満
出版者
中国・四国整形外科学会
雑誌
中国・四国整形外科学会雑誌 (ISSN:09152695)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.221-226, 1995-09-25 (Released:2009-03-31)
参考文献数
5

We compared our cases with a nationwide epidemiological survey of spinal cord injuries in Japan from January 1990 to December 1992. We had 16 cases of cervical spine injury due to diving accidents which constituted 3% of all injuries and 54% of sports injuries. The average age of them was 24.1 years, ranging from 12 to 41 years. The nationwide epidemological survey included 114 cases of diving accidents which constituted 1% of all injuries and 22% of sports injuries. The average age of them was 22.1 years, ranging from 10 to 55 years.Since the greater part of both cases had severe clinical symptom, it was difficult to recover from the palsy and return to social life. And so we think that a wide educational program is essential in order to reduce the number of diving accidents.
著者
平野 和久
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.554-555, 2001-08-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
13
著者
平野 弘之 渡辺 好博 大貫 義人
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.485-493, 1996-10-01
被引用文献数
1 1 1

国民体育大会出場レベルの男子水球選手で15から16才 (平均年齢15.6±0.7才) に整形外科的メディカルチェックを6カ月のあいだ3回にわたり, 身長, 体重, 視力, 外傷歴, 手術歴およびスポーツ歴の総合6項目と身体各部位の整形外科的診察50項目について追跡調査し, 以下の結果を得た.<BR>1.中学2年生次にスポーツ外傷が多い.<BR>2.プールサイドでの不注意や悪ふざけに起因する不慮の事故への注意と指導が必要である.<BR>3.体脂肪率, 体格指数および除脂肪体重は選手間で均一の値を示した.<BR>4.腸脛靱帯炎と鵞足筋腱炎はメディカルチェック時の指導で予防可能であった.<BR>5.国体レベルの水球競技に経時的な整形外科的メディカルチェックは有意義であった.
著者
奥薗 基 牟田 将史 平野 廣美 益子 宗 星野 准一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.19, pp.1-8, 2015-03-06

旅行計画時に Web 上で提供されている多くの観光に関する情報を活用して計画を立てることが多くなっている.しかし,膨大な情報から旅行計画に有益となる情報を得ることは容易ではない.さらに,旅行の 84%を占める複数人における旅行の計画は,参加者それぞれの好みといった検討事項が増えより困難となる.そこで本研究では,検索作業を伴わずに,複数人の嗜好を反映させた観光地を推薦するシステムを提案する.各参加者の嗜好を抽出し,その結果を集団意思決定手法を用いて統合し,嗜好に適した観光地を推薦する.各ユーザの嗜好の抽出は,画面に表示された観光イメージ画像群から好みのイメージ画像を選択するという簡単な作業のみで行う.また,システムの推薦性能と簡易性の評価実験を行い,5 人まで個人と同程度の推薦性能を持つこと,システムの利用により旅行計画の負担が軽減されることを確認した.When we plan a trip, opportunities using the Internet increase. However, it is not easy to obtain useful information from vast sightseeing information. Furthermore, 84% of trips are performed in a group. When examination matters increase by the increase of the member, the plan of the trip becomes more difficult. Therefore, in this report suggest a system to recommend the sightseeing spot which let reflect the taste of the group without search work. The extraction of the taste of each user only by simple work to choose a favorite image among the sightseeing image group displayed by a screen. I performed an evaluation experiment of recommendation performance and the simplicity of the system. As a result, the system confirmed having recommendation performance at the same level as an individual to five people and that the burden of travel plans was reduced by the use of the system.
著者
梁 美姫 山村 香織 晏 穎 深町 幸代 平野 雄 川本 俊弘 東 監
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.277-286, 1997-12-01
被引用文献数
1

3'-メチル-4-ジメチルアミノアゾベンゼン(3'-Me-DAB)長期投与により,化学発癌耐性ラット(DRH)および感受性ラット(呑竜)の肝ミクロソームにおけるシトクロームP450の経時的変化を検討した。呑竜ラットにおいては,投与中肝シトクロームP450含量は,減少の傾向を示したが,DRHラットの肝では殆ど変動を示さなかった。次にシトクロームP450のアイソザイムであるCYP1A1,CYP1A2,およびCYP2E1夫々の活性を測定した。その結果,特にシトクロームP450の活性の動向のみで化学発癌に対する感受性を説明し得るほどの顕著な差異は両者の間で観察されなかった。長期投与中における呑竜ラットの肝シトクロームP450含量の減少は,3'-Me-DABによる肝傷害のためと考えられる。
著者
中野 隆 相沢 慎一 桃園 聡 平野 元久
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1999

本研究では,べん毛モーターの構造について研究している協同研究者の一人(相沢)の協力により、彼が構造解析によって明らかにしたべん毛モーターの部品の構造を用い,具体的にべん毛モーターの実際の構造に近いモデルを作り上げ、流体古典的な潤滑理論の手法を用いてべん毛モータの軸受けが潤滑可能であるかを調べた.べん毛の運動を推進力に変換する機構を流体力学的に研究するべん毛のスケールを考えると通常の流体力学的計算のみでは不十分で分子の大きさの効果やブラウン運動の影響も考えた運動解析が必要である.今年度は流体力学的計算は研究分担者の二人が(中野,桃園)が担当し、まず古典的な数値解を得た.その結果古典的な理論からは潤滑が困難であるとい結果を得た.べん毛モータの場合にはマクロな系では問題にならなかった分子間力の効果も重要になるが、この効果はさらに潤滑状況を悪化させることもわかった.従ってなんらかの非古典的潤滑機構の存在が示唆された.このような潤滑機構として考察した機構には電荷の離散性の効果,拡散電気2重層の効果,超潤滑の効果などがある.来年度においてここに述べた効果の定量的評価をおこなう.またべん毛モーターの軸受け部分の摩擦に関する理論的な解析を目的としてべん毛モータの表面粗さを特徴づける量を由出するためウェーブレットを用いた.今年度はウェーブレットをべん毛の表面粗さ解析に用いるための数学的枠組みを構成した.流体古典的な潤滑理論の手法を用いてべん毛モータの軸受けが潤滑可能であるかを調べた去年の結果から、べん毛のスケールを考えると通常の流体力学的計算のみでは不十分で分子の大きさの効果やブラウン運動の影響も考えた運動解析が必要であることがわかったので,今年度は拡散電気二重層の効果を取り入れ、この効果によってどの程度の潤滑性能を達成することができるか似ついて研究分担者の二人が(中野,桃園)が担当し、まず古典的な数値解を得た.その結果拡散電気二重層によって分子間力を相殺するために十分な反発力を得ることができるという結果を得た.この他の非古典的潤滑機構の存在として考察した機構には電荷の離散性の効果がある.電荷の離散性の効果も定量的評価をおこなった.バクテリア内部で妥当と思われるイオン濃度において,この離散性の効果もまた、分子間力と拮抗する反発力を得ることができることが分かった.またべん毛モーターの軸受け部分の摩擦に関する理論的な解析を目的としてべん毛モータの表面粗さを特徴づける量を抽出するためウェーブレットを用いた昨年度構成したウェーブレットをべん毛の表面粗さ解析に用いるための数学的枠組みを用い分子の大きさと同じ程度の領域における粗さと形状の分離を試みた.
著者
青木 雅信 平野 恭弘 阿曾 佳郎
出版者
日本泌尿器内視鏡学会
雑誌
Japanese Journal of Endourology (ISSN:21861889)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.152-157, 2011 (Released:2014-02-07)
参考文献数
10

ESWL施行後に発生した腎被膜下血腫および腎周囲血腫症例について臨床的に検討した.  対象は2005年1月から2009年5月までに当院でESWLを施行した腎結石123例で,腎被膜下または腎周囲血腫を合併した28例と合併しなかった95例について臨床的に比較し,血腫形成についての危険因子を検討した.腎周囲血腫を4例認め,そのうち3例に高血圧の既往があり降圧剤を内服していた.血腫形成群は血腫非形成群と比較してbody mass index(BMI)25kg/m2以上の割合が有意に高かった.また,全ESWL180回における検討では血腫形成群においてESWL施行中の血圧が有意に上昇していた.さらにBMI 25kg/m2以上であること,ESWL施行中に収縮期血圧が30mmHg以上上昇することが血腫形成の危険因子であった.  ESWLを施行する際には,既往歴,内服薬,肥満度を念頭において,施行中の血圧変化に十分な注意を払うべきであると考えられた.

1 0 0 0 OA ファーブル

著者
平野威馬雄 文
出版者
講談社
巻号頁・発行日
1955