著者
後藤 寛樹
出版者
富山大学留学生センター
雑誌
富山大学留学生センター紀要 = Journal of International Student Center, Toyama University (ISSN:13472739)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.65-67, 2011-11

日本語教育部門では,2003年度より毎週水曜日の昼休みを利用して,日本語教育部門の専任教員が留学生からの日本語に関する相談や質問に対応する「日本語相談」を実施している。これは,日本語に関する問題であれば,日本語の授業の内容とは関係なく,アポイントなしで相談できるというシステムで,授業以外の場での日本語学習支援として機能している。2010年度も合計28回の「日本語相談」を実施し,日本語学習に関する質問・相談,作文・レポートの添削,進学・就職に関連する日本語の文章のチェックや面接の練習など,多岐にわたる目的での利用があった。以下,2010年度の「日本語相談」の実施状況について報告する。
著者
渡辺 茂 古屋 泉 山崎 由美子 藤崎 智子 草山 太一 後藤 和宏 西脇 レイ 鈴木 貴子
出版者
慶應義塾大学大学院社会学研究科
雑誌
慶応義塾大学大学院社会学研究科紀要 (ISSN:0912456X)
巻号頁・発行日
no.54, pp.13-22, 2002

論文1) 序論2) 動物実験による気分修飾効果の検討実験1 強制水泳での無動状態への効果実験2 カカオによる条件性場所選好の形成実験3 CMP気分修飾効果の用量 : 反応曲線実験4 学習性嫌悪にたいするCMPの効果3) ヒトにおける気分修飾効果実験5 暖昧語評価によるチョコレート摂取の気分修飾効果1実験6 暖昧語評価によるチョコレート摂取の気分修飾効果24) 総合考察 : 味覚効果との関連謝辞

1 0 0 0 OA 歓楽の支那

著者
後藤朝太郎 著
出版者
日本郵船営業部船客課
巻号頁・発行日
1925
著者
高木 修作 村田 寿 後藤 孝信 市來 敏章 ムナシンハ マデュラ 延東 真 松本 拓也 櫻井 亜紀子 幡手 英雄 吉田 照豊 境 正 山下 浩史 宇川 正治 倉本 戴寿
出版者
水産増殖談話会
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.279-290, 2005-09-20
被引用文献数
8

ブリの無魚粉飼料給与による緑肝の発症原因を、タウリン補足量の異なる無魚粉飼料で41週間飼育したブリ稚魚における、飼料タウリン含量と体内のタウリン含量、胆汁色素含量および肝臓のタウリン合成酵素活性の関連から調べた。タウリン無補足区では、飼育成績は劣り、貧血と緑肝が高率にみられ、肝臓のタウリン含量が低く、胆汁色素含量が高かった。タウリン補足区では、これら劣悪な状況は著しく改善した。肝臓のタウリン合成酵素活性は、全区で著しく低かった。ブリのタウリン合成能は著しく低く、無魚粉飼料にはタウリン補足が必要であり、無魚粉飼料給与による緑肝はタウリン欠乏に伴う胆汁色素の排泄低下と、溶血による胆汁色素の過剰産生により発生することが分かった。
著者
後藤 淳
出版者
東亜大学
雑誌
東亜大学紀要 (ISSN:13488414)
巻号頁・発行日
no.20, pp.1-9, 2014-09

ソフォクレスの悲劇『オイディプース王』は,アリストテレスの『詩学』以来現代に至るまでさまざまな解釈を受けてきた。それは,神という形而上的存在の前での人間の無力への悲嘆を,あるいは逆にその中での積極的で肯定的な人間把握への試みを,あるいは政治と人間の相互関係を読み取ろうとするものなどである。 本稿では,悲劇自体への考量は行わず,オイディプース(Οἰδίπους)という人物が体現した「人間」を,より正確に言うならば,彼の言葉‐ソフォクレスによる創作であるとはいえ‐を介してわれわれに開示された「人間」の原型(パラディグマ)について考える。それは彼の名前が本来の語義である「腫れ上がった足」に加えて,「私は(自分の)足を見た」と解し得ることから,人間が「知る」ということの意味とその妥当性と限界を考察することである。 感覚与件に依拠して先ず認識は成立する。そこに錯誤が介入することは自明の前提ではあるものの,しばしば人間はそれを忘却してしまう。オイディプースのグロテスクな悲劇は,そのことの極端なモデルである。人間の「知」が漸進的に深化するものであるとしても,それが有限「知」でしかありえない以上,「知」への過信は驕慢へと置換され人間の暗部を露呈することになる。オイディプースは自分の足を見ることでスフィンクスの謎を解いた「人間」である。しかし,怒りによる傲慢さによりその存在規定すなわち「禁忌の輪」である限界措置を視界の外にしたとき,大地に立つ確実な足を端緒とした彼の「知」も崩壊したのである。 この悲劇の中にわれわれが読むべき人間の「原型(パラディグマ)」とは,「汝自身を知れ」という格言が説く自己探求による限界認識と,同じく「矩を越えることなかれ」が戒める「知」に驕ることない平静の中で自己を反復探求することであると考えられる。
著者
後藤 仁志 Khayyer Abbas 五十里 洋行 堀 智恵実
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B2(海岸工学) (ISSN:18842399)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.41-45, 2009 (Released:2010-02-09)
参考文献数
7
被引用文献数
1

The paper presents a 3D-CMPS method for refined simulation of a plunging breaking wave and resultant splash-up. The Corrected MPS (CMPS) has been extended to three dimensions and 3D-CMPS method has been developed on the basis of 3D-MPS method. To enhance the computational efficiency of the calculations, the parallelization of 3D-CMPS method has been carried out with two different solvers of simultaneous linear equations corresponding to the Poisson Pressure Equation (PPE). The parallelization has been performed based on a dynamic domain decomposition strategy for an optimized load balancing among the processors.
著者
森 定雄 高山 森 後藤 幸孝 永田 公俊 絹川 明男 宝崎 達也 矢部 政実 高田 かな子 杉本 剛 清水 優 長島 功 長谷川 昭 仙波 俊裕 大島 伸光 前川 敏彦 杉谷 初雄 大関 博 中橋 計治 日比 清勝 大谷 肇 中村 茂夫 杉浦 健児 田中 鍛 荻原 誠司 勝野 保夫 大久保 哲雄
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.95-101, 1996-01-05
被引用文献数
10 6

SEC専門部会傘下26測定機関でサイズ排除クロマトグラフィーによる高分子の分子量の共同測定を行った.試料はポリスチレン(PS)4種類, ポリメタクリル酸メチル(PMMA)2種類である.較正曲線作成用標準試料を配布し, 試料溶液の濃度, 注入量を規定するとともに, クロマトグラムベ-スラインの引き方を統一し, 又較正曲線は3次近似とした.その結果, かけ離れた数値を棄却した場合の相対標準偏差(RSD)はPSでは数平均分子量で13.7〜15.8%, 重量平均分子量で5.0〜5.8%.PMMAではそれぞれ11.9〜13.3%, 10.9〜11.3%であった.前回のラウンド口ビンテストと比較し, RSDが改善された様子は認められなかったが, 測定条件の不備による, 大きくかけ離れたデータがなくなった意義は大きい.RSDが改善されなかった理由の一つはベースラインに引き方の統一が完全でなかったことである.異なる検出器を使用した場合, 又異なるメーカーの標準試料を用いた場合, RSDが大きくなるようである.
著者
杉山 博一 後藤 茂
出版者
公益社団法人 地盤工学会
雑誌
地盤工学研究発表会 発表講演集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.1695-1696, 2004

設計時におけるトンネルに作用する浮力の取り扱いは、安全側と便宜を考え、鉛直方向の水圧の差を浮力とし、トンネル上半部に鉛直荷重として入力している。しかし、トンネルの大断面化に伴い、より合理的な設定方法が必要となってきてる。そこでトンネルが剛体的に浮上するという前提においてトンネル上半の地盤反力としての土圧の増加分と、トンネル下半の土圧の減少分の和によって浮力がキャンセルされると考え、慣用計算法を応用したモデル化を試みた。この方法による地盤反力の分担比率を変えた試算結果と現場の覆工応力の計測結果を比較したところ、上半の地盤反力の増加分と、下半の土圧の減少分が同じと考えた場合に計測結果と一致した。
著者
市村 一雄 川端 善彦 岸本 真幸 後藤 理恵 山田 邦夫
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.72, no.4, pp.292-298, 2003-07-15
被引用文献数
10 37

道管閉塞と糖質の不足がどの程度バラ切り花の花持ちが短い要因となっているか検討するため,'ソニア'切り花を200mg・liter^<-1>8-ヒドロキシキノリン硫酸塩(HQS),20g・liter^<-1>'スクロースおよびHQSとスクロースを組合わせた溶液で処理した.切り花は23℃,相対湿度70%,12時間日長,光強度10μmol・m^<-2>・s^<-1>の条件下で保持した.どの薬剤も花持ちを延長させたか,スクロース単独処理の方がHQS処理よりも花待ち延長効果が高かった.スクロース処理はHQS処理よりも花弁の展開を促進し,切り花の新鮮重の低下とブルーイングの発生を抑制した.茎の水通導性は,スクロース処理により収穫後2日目以降急激に低下した.それに対して,HQSおよびスクロースとHQSを組み合わせた処理では収穫直後とほぼ同じ値で推移した.茎の細菌数はどの区においても次第に増加した.スクロース単独処理は細菌数の増加を促進したが,HQSおよびスクロースとHQSを組み合わせた処理は細菌数の増加を抑制した.花弁中のグルコース,フルクトースおよびスクロース濃度はスクロースおよびスクロースとHQSを組み合わせた処理により,HQS処理よりもはるかに高く維持された.以上の結果より,本実験条件下においては可溶性糖質の供給不足のほうが道管閉塞よりもバラ'ソニア'切り花の品質を低下させる重大な原因であることが示唆された.
著者
カソリーノ マルコ 戎崎 俊一 羽場 宏光 ピオトロブスキ- ビクター レフ 東出 一洋 後藤 昌幸 久永 勇 Marco Casolino Toshikazu Ebisuzaki Hiromitsu Haba Piotrowski Wiktor Lech Kazuhiro Higashide Masayuki Goto Isao Hisanaga
雑誌
【B】電力・エネルギー部門 原子力研究会
巻号頁・発行日
2013-09-02

食品の放射線量の測定器LANFOSの開発を行っている。K40のバックグラウンドから、Cs137の存在を検出するために、検出器はサンプルの全周を覆っている。食品サンプルは測定のために加工をする必要はなく、測定後は、調理などに利用できる。ガンマ線測定などの専門家だけでなく、一般人の利用も念頭にデザインしており、簡単にセシウムからの放射線量やサンプルの安全性を測ることができる。
著者
河合 恒祐 立川 昌子 後藤 新平
出版者
岐阜県畜産研究所
雑誌
岐阜県畜産研究所研究報告 (ISSN:13469711)
巻号頁・発行日
no.6, pp.49-54, 2006-07

近年、赤玉卵の需要が増加傾向にある。当所でロードアイランドレッド種(48系)雄とコロンビアンロック種(47系)雌との組合せから作出した高品質赤玉鶏(48×47鶏)と、市販外国銘柄2鶏種、さらに(独)家畜改良センター岡崎牧場および県内民間育種研究所の交配鶏について、産卵性と内部および外部卵質を重点に経済性調査を実施した。1.140日齢までの育成率は、いずれの区も95%以上の育成率であった。141日齢から448日齢までの生存率は、市販外国銘柄鶏(D)区が最も高く、次いでYA×LA区が高かった。2.50%産卵日齢は、市販外国銘柄鶏(D)区が最も早く、市販外国銘柄鶏(C)区が最も遅かった。3.ヘンディ産卵率、及びヘンハウス産卵個数で、市販外国銘柄鶏(D)区が最も優れ、次いで48×47区が優れていた。4.平均卵重は48×47区が、日産卵量は市販外国銘柄鶏(D)区が優れていた。5.飼料要求率は市販外国銘柄鶏(D)区が最も優れ、YA×LA区、48×47区が次いで優れていた。6.卵殻強度はA×B区及び市販外国銘柄鶏(C)区が、卵殻厚は市販外国銘柄鶏(C)区が優れていた。市販外国銘柄鶏(D)区では卵殻強度が他区より劣っていた。7.ハウユニット(HU)は市販外国銘柄鶏(D)区が最も高く、肉斑出現率はYA×LA区が最も少なかった。8.卵殻卵重比は市販外国銘柄鶏(C)区が、卵黄卵重比は48×47区が最も高かった。9.卵殻色については、48×47区が最も濃い傾向を示した。10.鶏卵1kg当たりの平均価格は、何れの区も213.0-214.6円/kgの間にあり、市販外国銘柄鶏(D)区が最も高く、48×47区が最も安くなった。11.成鶏開始時1羽当たりの粗利益は、市販外国銘柄鶏(D)区が2184円と最も多く、次いで48×47区が2067円で、A×B区では1865円で最も少なかった。48×47鶏は市販外国銘柄鶏と比較して、ヘンディ産卵率及び平均卵重で優れており、卵質においては卵黄卵重比で優れた成績を示した。このことから高品質国産赤玉鶏として有望である。
著者
後藤 隆志 武藤 康平 平野 智大 見神 広紀 高橋 宇一郎 井上 栄 木村 啓二 笠原 博徳
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB)
巻号頁・発行日
vol.2015-EMB-36, no.34, pp.1-6, 2015-02-27

本稿では,マルチコアを搭載したスマートフォン端末において,コンパイラにより自動並列化及び低消費電力化された複数のアプリケーションを実行する際に,全体の実行時間の短縮あるいは各アプリケーション毎に設定されたデッドラインを守りつつ電力削減を達成するダイナミックスケジューリング方式について提案する.本スケジューリング手法では,コンパイル時に指定した各アプリケーションの並列実行時の利用コア数に応じた実行時間や消費電力,及びデッドラインを用いて,3種類の方式に基づくスケジューリングを行う.ARM 4 コアの端末上で動画コーデックアプリケーションを対象に評価を行い,FIFO 方式と比べ速度向上率で 18.5%,電力削減率で -28.8%の結果が得られた.
著者
後藤 正夫 黄 奔立 牧野 孝宏 後藤 孝雄 稲葉 忠興
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理学会報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.189-197, 1988-04-25 (Released:2009-02-19)
参考文献数
40
被引用文献数
19 17

静岡県,香川県および徳島県でチャ芽,野菜およびモクレンの花から分離した氷核活性細菌について分類学的研究を行った。1978~80年静岡県で, 1987年香川県でチャ芽から分離した氷核活性細菌は,後者の1菌株を除きすべてErwinia ananasと同定された。これに対し, 1986年および1987年の両年に静岡県で,また1987年に徳島県で分離された氷核活性細菌は前者の1菌株を除き,すべてXanthomonas属細菌であった。このxanthomonadは最高生育温度等2, 3の性質を除き,形態,生理・生化学的性質からX. campestrisと同定されたが,チャをはじめ供試した数種野菜には病原性を示さず,ジャガイモ切片をわずかに軟化したのみであった。この結果,本菌をX. campestrisの新亜種と位置づけるのが妥当と考えた。タイサイ等の緑葉野菜,チャ芽およびモクレンの花から分離した氷核活性pseudomonadはすべてPseudomonas syringaeと同じ細菌学的性質を示した。これらは分離した植物,野菜類,Delphinium spp. に病原性を示さなかったが,ライラックに対しては接種した菌株のすべてが病原性を示したことからP. syringae pv. syringaeと同定した。ワサビから分離したpseudomonadはP. cichoriiに類似した性質を示したが,蛍光色素非産生,非病原性等からこれとは異なる細菌と判定した。これらの氷核活性細菌は,いずれも高い氷核活性を示し,過冷却温度は-2.8~-3.0Cにあったが,ワサビ菌株は-4C~-5Cであった。