著者
村上 毅
出版者
社団法人 繊維学会
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.63, no.8, pp.P_209-P_212, 2007 (Released:2007-09-10)
被引用文献数
2 2
著者
川口 航平 山神 良太 河野 賢一 鹿毛 智文 村上 亮 武冨 修治 田中 栄 乾 洋
出版者
日本関節病学会
雑誌
日本関節病学会誌 (ISSN:18832873)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.54-60, 2023 (Released:2023-07-31)
参考文献数
27

はじめに:人工膝関節手術に対しての術後患者立脚型評価が標準化しているが,術後患者立脚型評価には術前の心理的因子が影響すると報告されている。しかしTKA,UKAにおいての術前の心理的因子の違いや術後患者立脚型評価に与える影響の違いなどは明らかではない。本研究の目的はTKAとUKAにおける術前の心理的因子の違いとその心理的因子が術後臨床成績に与える影響の違いを明らかにすることである。方法:2018年10月から2021年3月に当科にて人工膝関節手術を行った症例で,術後1年以上の臨床成績の評価が可能であったTKA192膝とUKA43膝を対象とした。術前心理的因子は痛みに対する中枢性感作の評価スコアであるCSIと破局的思考の評価スコアであるPCSにて評価した。術後患者立脚型評価として術後1年でのKOOS,New Knee Society Scoreを使用した。TKAとUKAでの術前心理的因子の違いと術前心理的因子と術後患者立脚型評価の関連の違いを評価し2群で比較した。結果:術前心理的因子であるCSIはTKA群23.5,UKA群21.5,PCSはTKA群27.3,UKA群26.1とともに両群で有意差はなかった。CSIと術後患者立脚型評価の関係は,TKA群では術後患者立脚型評価のすべての項目で負の相関を示したが,UKA群ではすべての項目と相関がなかった。PCSと術後患者立脚型評価の関係では,TKA群では立脚型評価のすべての項目で負の相関を示したが,UKA群ではKOOSのADLとNew Knee Society Scoreの満足度の項目のみ負の相関を示した。結論:TKAとUKAにおいては術前心理的因子(中枢性感作,破局的思考)には差がなかった。しかしTKAとUKAにおける術前心理的因子(中枢性感作,破局的思考)が術後患者立脚型評価に与える影響の程度は異なっていた。
著者
我妻 昂樹 鈴木 博人 村上 賢一 鈴木 誠 藤澤 宏幸
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会宮城県理学療法士会
雑誌
理学療法の歩み (ISSN:09172688)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.32-41, 2019 (Released:2019-05-17)
参考文献数
17

〔目的〕フォームに着目した運動学習課題として膝立ち位でのファンクショナルリーチ(FR-k)を取り上げ,Internal Focus of Attention(IFA)のより優れた教示内容を明らかにすることを目的とした。〔対象〕健常青年18名とした。〔方法〕プレテストにてFR-k距離及び重心位置を測定した後,上肢へのIFA教示群(IFA-U)と下肢への教示群(IFA-L)の2群に割り付け,各群30試行の練習を実施させた。また,練習期間終了後の翌日と1週間後における保持テストを実施した。〔結果〕FR-k距離については両群で即時的に有意な変化が認められ,運動学習効果が確認された。また,保持テストにおいて群間で有意な差があり,IFA-L群の方が優れたパフォーマンスを示した。〔結語〕FR-kにおいて,下肢への教示は上肢への教示よりも,運動学習に優れた効果を示した。
著者
岩瀬 弘明 村上 貴士 中井 良哉 東 智里 舩田 雅之 重田 裕子 日沖 義治 窓場 勝之 村田 伸
出版者
日本ヘルスプロモーション理学療法学会
雑誌
ヘルスプロモーション理学療法研究 (ISSN:21863741)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.63-67, 2017-07-31 (Released:2017-09-13)
参考文献数
18
被引用文献数
3 1

本研究の目的は,大腿骨近位部骨折を呈した超高齢患者の在宅退院に関連する因子を明らかにすることである。研究デザインは後方視的観察研究で,2012年4月から2014年3月にA病院の回復期リハビリテーション病棟に入院していた85歳以上の大腿骨近位部骨折患者のうち,在宅あるいは施設に退院した者とした。調査項目は年齢と性別,身長,体重,術式のほか,FIM 運動項目とFIM 認知項目,MMSE,握力,同居家族の有無とした。統計解析は,退院先を目的変数としたロジスティック回帰分析を用いて検討した。解析の結果,退院先に独立して関連する因子として抽出されたのは,FIM 運動項目と同居家族の有無であった。これらのことから,大腿骨近位部骨折を呈した超高齢患者の在宅復帰を促進するためには,ADL 動作の自立度を高めるようなアプローチと住宅改修や福祉用具の導入といった環境整備が重要視されること,同居家族の有無が重要となることが示された。
著者
堀越 美枝子 石原 力 石井 英昭 伊古田 勇人 山口 由美子 柏原 賢治 城下 尚 村上 正巳
出版者
公益社団法人 日本臨床細胞学会
雑誌
日本臨床細胞学会雑誌 (ISSN:03871193)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.48-52, 2008 (Released:2010-07-14)
参考文献数
10

背景 : アカントアメーバ角膜炎 (Acanthamoeba keratitis) はコンタクトレンズ装着者に増加傾向がみられる. 原因は淡水, 土壌等に生息しているアカントアメーバ (Acanthamoeba) の感染によるもので, 角膜擦過細胞診標本にて嚢子 (cyst), 培養検査にて原虫の嚢子 (cyst), 栄養体 (trophozoite) を検出できた 3 例を経験したので報告した.症例 : 角膜擦過細胞診で原虫の嚢子が確認できた. パパニコロウ染色ではライトグリーンにより嚢子壁が染色され, 内部は茶褐色あるいは不染性であった. PAS 染色では嚢子壁陽性, 嚢子内部は暗赤色を呈していた. ギムザ染色では嚢子壁が青紫色に好染した. また, 培養により得られた塗抹標本に蛍光染色を施し, 蛍光を発するアカントアメーバの嚢子を検出できた.結論 : アカントアメーバ角膜炎はアカントアメーバ原虫を検出し, 早期に治療することが重要である. 検出方法には病巣擦過物のパーカーインク KOH 法による直接鏡検あるいは培養が代表的な検査方法であるが, 角膜擦過細胞診標本でパパニコロウ染色, PAS 染色, ギムザ染色標本の鏡検によるアカントアメーバ原虫の検出は簡便であり, 早期に治療へ結びつくことができるため, 有用な検査方法である.
著者
塩崎 功 村上 晃生 谷口 博幸 川上 康博 今井 久 稲葉 秀雄
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.579, pp.163-176, 1997-11-21 (Released:2010-08-24)
参考文献数
25
被引用文献数
1

川浦ダム・川浦鞍部ダム周辺地山の透水性を評価するために, 初期湛水時にダム周辺地下水の水質・同位体調査を行った. イオン濃度の調査結果から, 川浦ダム監査廊内ボーリング孔, 川浦鞍部ダム左岸ボーリング孔の一部で調整池水の到達が確認された. イオン濃度の時間変化から求められた監査廊内への調整池水の流下時間は7~20ケ月と長く, ダム基礎岩盤の透水性は基礎処理によって十分改良されていることが示された.トリチウム, 酸素-18, 重水素の同位体データを用いた多変量解析結果より, イオン濃度からは判定できない仮排水路トンネル湧水への調整池水の到達が示された. 本調査の結果, 調整池水の到達を知るための指標として, 現場測定可能な電気伝導度および硝酸イオンが有効であった.
著者
兼光 直樹 山本 晴彦 渡邉 祐香 村上 ひとみ
出版者
日本自然災害学会
雑誌
自然災害科学 (ISSN:02866021)
巻号頁・発行日
vol.39, no.S07, pp.13-31, 2020 (Released:2021-06-30)
参考文献数
14
被引用文献数
1

2018年7月豪雨において岡山県でも特に浸水被害が甚大であった真備町の箭田地区を対象に,アンケート調査を実施した。夜間の急激な水位上昇により避難の判断が困難で,避難率は高かったが住民は切迫した状況下にあり,非避難者では判断の遅れや誤りがあった。また,ハザードマップの理解や防災活動は,実際の避難行動には結びつかず効果があったとは言えない。浸水想定区域であったにも関わらず多数の犠牲者が発生した要因として,80歳代以上の高齢者の避難率の低さが挙げられ,特に同居家族1~2人の80歳代以上の高齢者では,身体的・精神的にも避難が困難であり避難率が低かった。被害拡大防止のため,地域内でのつながりを強め,高齢者への避難時の支援体制をつくることが重要である。
著者
志和 亜華 米田 真康 大野 晴也 小武家 和博 上村 健一郎 首藤 毅 橋本 泰司 中島 亨 中川 直哉 村上 義昭
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.149-155, 2016-03-30 (Released:2016-03-30)
参考文献数
29
被引用文献数
3

膵疾患加療目的に施行された膵頭十二指腸切除術(PD)18例および尾側膵切除術(DP)18例に対し,インスリン分泌能,膵体積量と耐糖能異常の頻度を比較検討した.インスリン分泌能評価はグルカゴン負荷試験を用い,膵体積量は造影CTを施行し計測した.術前の膵体積量,インスリン分泌能および糖尿病有病率に有意差を認めなかった.両群ともに術後インスリン分泌能は残膵体積量と有意な正の相関を認めたが,残膵体積量当たりのインスリン分泌能はDP群がPD群に比べ有意に低下していた.術後糖尿病有病率は術後3ヶ月時点でPD群33.3 %,DP群72.2 %とDP群で有意に高率であり,新規発症は術後12ヶ月時点でPD群14.3 %,DP群63.6 %とDP群で有意に高率であった.DPはPDよりも残膵体積量当たりのインスリン分泌能が低く,耐糖能が悪化する可能性が高いため,慎重な経過観察が必要である.
著者
上月 渉 村上 達典 上田 哲也 樋口 由美
出版者
The Society of Physical Therapy Science
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.206-211, 2023 (Released:2023-06-15)
参考文献数
17

〔目的〕入院中の患者家族の身体的な介助に対する自己効力感(介助効力感)を評価し,自宅退院との関連性を検討した.〔対象と方法〕対象は回復期病棟入院中の患者とその同居家族とし,入院時・退院時に家族の介助効力感や健康関連QOL,患者のFunctional Independence Measure(FIM)を評価した.転帰先によって自宅群(n=32)と施設群(n=7)に群分けし,2群間の比較から自宅退院の関連要因を検討した.〔結果〕家族の介助効力感,患者の年齢とFIMにおいて2群間に有意差を認めた.相関分析の結果,退院時の介助効力感は他の関連要因との関連性を認めなかった.〔結語〕自宅退院には家族の介助効力感が関連する可能性が示唆された.
著者
村上 雅彦
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.32-37, 2015-01-20 (Released:2017-06-16)
被引用文献数
1

向流分配抽出法は,溶媒抽出(液-液抽出)を多段階で行うことで,1回の抽出では達成できない高度な分離を可能とする方法である。この方法はCraig(クレイグ)抽出として知られ,クロマトグラフィー確立以前の当時には困難であったペプチド類などの生体関連分子の相互分離を可能とし,その後の生化学・生命科学の発展に大きく貢献した。現在では,一部の用途を除いてその座を各種クロマトグラフィーに譲った感があるものの,その原理と巧妙な具現化の手法は今なお興味深い上,クロマトグラフィーにおける分離を理解するための近似モデルとして有用である。加えて近年では,従来のクロマトグラフィーにはない本法の優れた特徴を,巧みな手法で活かした「向流クロマトグラフィー」として再び注目されつつある。本稿では,高校化学で学習する溶媒抽出の原理をCraig抽出に発展させ,クロマトグラフィーの原理との対応に触れるとともに,向流クロマトグラフィーの近年の発展について述べる。
著者
村上 祐介
出版者
日本トランスパーソナル心理学/精神医学会
雑誌
トランスパーソナル心理学/精神医学 (ISSN:13454501)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.16-26, 2021 (Released:2022-10-29)

本研究の目的は,学校教員の学び続ける態度と,人生満足度の関連における,コーリングの媒介効果を検討 することであった。インターネット調査を実施し,318名の学校教員がアンケートに回答した。最終的に,234 名(平均年齢 = 46.68歳,男性155名,女性79名)を対象とした媒介分析を行った結果,コーリングの媒介効果が確認された。すなわち,自主的に職務の改善に取り 組む学び続ける教師は,人生満足度が高いが,その関係性は,コーリングによって媒介されることが示された。本研究の限界と今後の展望が議論された。
著者
村上 恭一
出版者
協創&競争サステナビリティ学会
雑誌
場の科学 (ISSN:24343766)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.42-57, 2023-05-31 (Released:2023-06-30)

本稿は Corporate Accelerator (CA) という非常に限られた研究しかなく先行研究において何が CA を構成するのかを定義することは困難であると指摘する現象を研究対象とする。CA は日本に輸入適応されたが日本での研究蓄積は皆無である。この現象を「場」における「講」により論究する。「場」において「与贈循環」をどのように産み出し成長へと結び付けたのかを論究した結果、CA の必須要素として「既存組織加速機能」 「内部仲介機能」「講」を提示する。これらは日本で歴史的に存在しているが研究として看過されてきた現象に光を当てるものでもある。
著者
和泉 賢一 村上 一雄
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.79-84, 2009 (Released:2009-02-25)
参考文献数
15

症例は72歳男性.2型糖尿病と胃癌の診断にて治療中.胃癌は末期の状態であったが,化学療法を受けながら外来で治療されていた.糖尿病は,インスリンにて治療していたが,食事量が低下しており,次第に全身状態が悪化し意識レベルも低下してきたため(JCS I-3),平成18年11月入院となった.入院時血液検査にて,白血球11,070 /μlでありHb 10.2 g/dlと貧血を認めた.BUN 64.1 mg/dl,Cr 2.23 mg/dlと腎不全も認めていた.Na 142 mEq/l,K 4.5 mEq/l,Cl 94 mEq/l,血糖830 mg/dl,血清浸透圧は計算値353 mOsm/l,実測値で360 mOsm/lであった.血液ガスでは,4 L/分の酸素投与下にてpH 7.368,pCO2 58.6 mmHg,pO2 70.5 mmHg,HCO3 33.0 mmol/lであり,炭酸ガスが蓄積していた.anion gapは15 mEq/l,CRP 16.78 mg/dlであった.入院時の血清ケトン体は総ケトン体5,490 μmol/l(正常参考値<131 μmol/l),3ヒドロキシ酪酸3,420 μmol/l(正常参考値<85 μmol/l)と高ケトン血症であった.以上より,高ケトン血症を伴う高浸透圧高血糖症候群と判断した.生理食塩水とインスリン投与,電解質の補正などによる治療により,血糖と浸透圧は低下し意識状態も改善した. 高浸透圧高血糖症候群は総ケトン体0.5∼2 mM程度のケトーシスを伴うことがあるとされている1)が,老年期の5 mMを超える高ケトン血症を伴う本症例のような報告は殆どない.報告は少ないが,実際にはケトアシドーシスと高浸透圧高血糖症候群を合併する症例が認められることも多い.また,高齢者糖尿病では自覚症状が乏しいため,高度の代謝状態での悪化でも見過ごされ易い.そして,水·電解質の失調を来し比較的容易に高浸透圧高血糖症候群やケトーシスなどに至る例がある2). そのため,高齢化が進む現在,老年者の病態の多様性が非常に重要であり,このような症例を注意深く検討することが必要と考える.
著者
村上 修一 轟 慎一
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画報告集 (ISSN:24364460)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.341-346, 2018-03-08 (Released:2022-06-08)
参考文献数
23

かつて内湖の存在した15ヶ所において,内湖の輪郭の内外で土地利用の異なる状況,内湖の輪郭と水路とが合致するという状況,道路網の向きが輪郭の内外で異なるという状況,内湖の輪郭と合致する地面の段差という状況に,内湖の痕跡の可能性が推測される。それらが痕跡であるかどうか真偽を確かめるために,水路や標高の設定,土地利用・水路・道路の配置,湖岸の改変,周辺との一体的整備の有無といった干拓事業の内容を把握するとともに,地面の段差が生じ得る整備事業の有無の確認,および,干拓前から今日に至るまでの,内湖周辺や干拓地内部の土地利用や水域の変化を解明することが,今後の課題である。
著者
村上 正行
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.7, pp.331, 2023-06-15

ELSIとは,“倫理的,法的,社会的課題”(Ethical, Legal, and Social Issues)の略称で,新しい科学技術を開発して社会に適用する際に生じ得る,技術的課題以外のあらゆる課題のことである.教育・学習におけるICT活用の普及により,教育・学習データが蓄積され,データ分析に基づく個別最適な教育・学習支援が期待されている.その一方で,個人情報やプライバシーの対応などに関する問題など,課題も多い.そのため,教育・学習データの利活用に関するELSIに取り組んでいく必要がある.今後も,新しい情報技術が開発,普及することが考えられ,その際に教育・学習の現場においてどのように対応していくかについて検討できることが重要となる.
著者
村上 雅健 市丸 雄平 芦山 辰朗 加地 正郎
出版者
日本生気象学会
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.65-73, 1979-10-15 (Released:2010-10-13)
参考文献数
17

The effects of bioisolation on leucocyte counts, serum immunoglobulin concentrations and normal microbial flora were studied at two Japanese Antarctic Survey bases, Syowa Station and Mizuho Camp, during 17th Japanese Antarctic Research Expedition from 1975 to 1977.Thirteen wintering members were divided into two groups; one was composed of six men who wintered at Syowa Station (Syowa group) and the other was composed of seven men at Mizuho Camp (Mizuho group) . The following results were obtained;1. Microbiological observation revealed the facts that the drinking water of Syowa Station was highly polluted but that of Mizuho Camp was relatively sterile.2. In Syowa group, total aerobic microorganisms, especially bacillus spp., in feces were increased significantly in number during early period of wintering, while in Mizuho group, those were decreased significantly after wintering. Pharyngeal microbial flora did not change significantly.3. In Syowa group, leucocyte counts and serum immunoglobulin concentrations of Ig G and Ig A were increased significantly during early period of wintering. In Mizuho group, leucocyte counts did not change significantly, but Ig G waa decreased significantly after wintering.Above results suggest that 1) the changes of microbiological environment alter the composition of normal human microbial flora, 2) those altered microbial flora, especially aerobic microorganisms, can change the host's immunological status, and 3) the changes of leucocyte counts and immunoglobulin concentrations may be resulted from altered intestinal microbial flora.