著者
村井 俊司
出版者
中京大学
雑誌
中京大学教養論叢 (ISSN:02867982)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.830-818, 2000-04-25
著者
大森 正司 矢野 とし子 岡本 順子 津志田 藤二郎 村井 敏信 樋口 満
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
日本農芸化学会誌 (ISSN:00021407)
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.1449-1451, 1987-11-15 (Released:2009-02-18)
参考文献数
7
被引用文献数
74 87

This study was conducted to investigate the effects of green tea made from leaves incubated in an anaerobic condition (Gabaron tea) on the blood pressure of spontaneously hypertensive rats (SHR). No difference was found in the mean body weight of the control groups (first group, fed on water; second group, fed on ordinary green tea) and the experimental group (third group, fed on Gabaron tea) throughout the test period. The mean blood pressure of the three groups was identical at 160 mmHg in the pre-test period. The mean blood pressure of the experimental group was 158 mmHg, whereas the control groups shared 163_??_167 mmHg one week after the experiment started. The blood pressure of the experimental group was significantly lower than pressures of the control groups (P<0.01). In all groups, the mean blood pressure increased gradually from 10 to 20 weeks of age. The mean blood pressure of the experimental group was about 150 mmHg, and those of the control groups reached 175_??_180 mmHg. The mean blood pressure of the experimental animals was 14_??_17% lower than the pressures of the control animals at 20 weeks of age (P<0.01). The hypotensive effect on SHR fed the Gabaron tea infusion disappeared when the animals were returned to ordinary green tea intake at 20 weeks of age.
著者
小林 祐紀 中川 一史 村井 万寿夫 河岸 美穂 松能 誠仁 下田 昌嗣
出版者
日本教育メディア学会
雑誌
教育メディア研究 (ISSN:13409352)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.49-57, 2007-10-31 (Released:2017-07-18)

学校教育におけるICT教育の推進に関わる現状の把握と推進のための課題を整理するために、ICT活用に関する研究助成に応募し、採択された学校のICT活用を推進するリーダー(以下ICT推進リーダー)を対象に、「研修」「働きかけ」「カリキュラム」についてアンケート調査を行った。その結果、ICT機器の整理、管理(保守点検)、校内ネットワークの整備・管理を中心とする働きかけをおこなっていることが明らかになった。その一方で、校内の他の教師の求める支援との間に齪飴が生じている現状が明らかになった。また、今後の校内におけるICT活用推進の課題として、教員のICT活用スキルの格差への対応、ICT推進リーダーがICT機器の維持・管理のために費やす時間や負担の軽滅、ICT活用が学校全体の教育活動に位置つくためのカリキュラムの充実、ICT活用推進を支える校内体制の確立の4点に整理することができた。
著者
山田 康貴 村井 源
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.206-213, 2020-05-23 (Released:2020-06-26)
参考文献数
17

物語分析において,場面が持つ情報に着目した分析はこれまで行われることが少なかった.特に,場面が持つ情報の依存関係に関する分析は物語自動生成において必要不可欠である.そこで,本研究では場面の依存関係が強く出ていると考えられるミステリー小説を題材に,場面の依存関係を分析した.具体的には,実際のミステリー小説の場面から,場面を構成するのに必要と思われる情報を手動で抜き出した.その後,そこから得られたデータを依存関係ごとにまとめた.最後に,そこで得られたデータに対してネットワーク分析を行い,依存関係の解析をした.
著者
村井 重樹
出版者
The Kantoh Sociological Society
雑誌
年報社会学論集 (ISSN:09194363)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.23, pp.176-187, 2010-08-30 (Released:2015-06-12)
参考文献数
24

This paper aims to explore the logic of cultural practice in contemporary society by critically re-examining Bourdieu's concept of habitus. Bourdieu presumes habitus of classes as general and transposable, that which unifies varied cultural practices. But, taking seriously the existence of cultural ominivores into account, we need to reconsider his formula. In terms of its socio-historical conditions, Lahire comprehends the social actor as incorporating heterogeneous and even contradictory dispositions at the level of “habitus of individuals”. This framework will contribute to escaping the caricature of the social world seen in Bourdieu and allow the analysis of multiple cultural practices.
著者
村井俊治総編集
出版者
朝倉書店
巻号頁・発行日
2005
著者
村井(羽田野) 麻理 櫻井 淳子 桑形 恒男
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.43-54, 2009-03-30 (Released:2016-10-08)
参考文献数
60
被引用文献数
2

植物は、土壌中から多量の水分を根の表面で吸収し、維管束を経由してその一部を成長や各種成分の輸送に利用しつつ、大部分を葉の気孔から蒸散させている。地下部から地上部へ向かう水の流れは大気からの蒸散要求によって駆動されているが、流れの速さは気孔開度または植物体内の水透過性によって大きく変化する。アクアポリンの発見を契機に、植物体内の水透過性が地上部または地下部の条件に応じてダイナミックに変化することが再認識されており、特に根の水透過性の変化とアクアポリンとの関係については、多くの知見が集積しつつある。そこで本稿では、(1)根の水透過性を変動させる様々な要因、(2)根の水透過性の変化が地上部に及ぼす影響、(3)根内部の水経路、(4)細胞レベルでの水透過、(5)アクアポリン、(6)根での水吸収に必要なコストなどについて、地上部と地下部の結びつきを意識しながらこれまでに得られている知見を紹介したい。
著者
横山 淳 山口 浩雄 重藤 寛史 内海 健 村井 弘之 吉良 潤一
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
pp.cn-000834, (Released:2016-03-08)
参考文献数
10
被引用文献数
4 8

症例は24歳の男性.夜間飲酒した翌朝に痙攣を認め当院救急部に搬送された.到着後に痙攣重積を呈して人工呼吸器管理となった.脳幹反射の異常や病的反射,髄膜刺激徴候は認めなかった.頭部MRIの拡散強調画像で異常信号はなく,左後頭葉に陳旧性梗塞様の所見を認めた.入院直後より横紋筋融解症による高CK血症と急性腎不全を呈し持続血液透析濾過法を開始した.髄液中L/P比の著明な増加よりミトコンドリア病を疑い,末梢血にてミトコンドリアDNAのA3243G変異(ヘテロプラスミー20%)が判明しmitochondrial myopathy, encephalopathy, lactic acidosis, and stroke-like episodes(MELAS)と診断した.本症例はMELASとしては非典型的な経過を辿ったため貴重な症例と考えられた.
著者
平野 充 村井 源 猪原 健弘
雑誌
じんもんこん2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.3, pp.101-106, 2014-12-06

モーツァルトの器楽作品における主要なジャンルとして,弦楽器各声部を1 人で演奏する室内楽曲と弦楽器各声部を複数人で演奏するオーケストラ曲の2 つがある.本稿では,従来の人文学的研究において未定義であった“室内楽らしさ”と“オーケストラらしさ”を示す量的指標を提案し,多変量解析等の統計学的分析を用いて指標の妥当性を探る.指標として,自声部が他のすべての他声部と異なる状態にある頻度を示す“独立性”を考案し,これを音楽の3 要素と言われるリズム・メロディー・ハーモニーの3 項目について測定する.測定には筆者が開発したコンピュータープログラムを用いる.得られたデータに基づいて因子分析を行なった.
著者
野村 正人 村井 義洋
出版者
近畿大学工学部
雑誌
近畿大学工学部研究報告 = Research reports of the Faculty of Engineering, Kindai University (ISSN:2434592X)
巻号頁・発行日
no.53, pp.23-26, 2019-12-21

[Abstract]In the curvilinear structure that characterizes Hiragana, when character-shaped strokes are classified according to the left and right rotation directions, it became clear that more than 80% of the characters include left and right rotational movements. Furthermore, the result is that 90% or more of the characters including the right rotation exceed 90% in total, and the number of characters including the left rotation exceeds 80%, and it is clear that the right rotation is often involved in the curvilinear structure that is a feature of Hiragana became. Furthermore, the curvilinear elements were divided into each component of Hiragana and the shapes were classified. The elements that make up Hiragana include the number of lines, closed loops, and line turning. First, the number of lines constituting the largest is 2, followed by 3, 1 and 4 in this order, which is the same as the number of hiragana strokes. It was also clarified that the components related to the curvilinear shape have a relationship with the line length. From these, it can be considered that the hiragana character shape and the stroke movement are related to rotational movement and line length, and harmony with the body is made by writing hiragana.
著者
村井 章介
出版者
吉川弘文館
雑誌
日本歴史 (ISSN:03869164)
巻号頁・発行日
no.587, pp.92-96, 1997-04
著者
村井 俊哉
出版者
認知神経科学会
雑誌
認知神経科学 (ISSN:13444298)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.56-60, 2006 (Released:2011-07-05)
参考文献数
18

【要旨】人が社会的状況でうまく行動してゆくためには、他人の表情などの情動的刺激の意味を解読し、その情報をもとに適切な意思決定・社会行動へつなげてゆくことが重要である。このような情動認知とそれに基づく社会的意思決定には、特定の神経構造およびそれらのネットワークが重要な役割を演じている。情動的刺激の認知に中心的役割を果たす構造は扁桃体である。両側扁桃体損傷患者では、恐怖表情などの陰性情動刺激の認知に障害が生じ、脅威を意味する刺激に対して鈍感になる場合がある。一方、情動的刺激およびその他の情報を統合し、社会的状況での適切な意思決定・行動へと導く上で重要な役割を果たす構造は、眼窩前頭皮質および内側前頭前皮質である。これらの領域の損傷による意思決定の障害によって、金銭・資産の管理ができない、責任ある行動がとれず仕事が長続きしないなど、社会生活で多大な困難が生じてくる。これらの患者では通常の神経心理学的検査では成績低下がみられなくてもギャンブル課題のような報酬によって動機づけられる意思決定課題では成績低下が認められる場合がある。ギャンブル課題の遂行に内側前頭前皮質が重要な役割を演じることは機能的脳画像研究によっても示されている。情動認知・社会的意思決定の障害は、局在脳損傷例に限らず、統合失調症、反社会性人格障害、行為障害など、さまざまな精神神経疾患において認められ、その病態解明が進みつつある。
著者
村井 里依子 松崎 緑 岩崎 みすず 小林 美子
出版者
長野県看護大学
雑誌
長野県看護大学紀要 (ISSN:13451782)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.41-49, 2002-03-31

本研究は,学生が実習前後において精神障害者に抱くイメージとその変化を明らかにすることを目的とした.対象者は,1998~2000年度の精神看護実習に参加した長野県看護大学生236名である.自由記述による回答を質的に分析してカテゴリー化し,カテゴリー毎に実習前後のデータ数を比較した.その結果,精神障害者に抱くイメージとして≪疾患と症状≫≪特有の性質≫≪学生自身の思い≫など,実習前14,実習後18のカテゴリーが抽出された.また実習前後におけるイメージは,学生の生活体験や授業の知識によるものから,実際に精神障害者