著者
佐藤 英明 西森 克彦 竹家 達夫 眞鍋 昇 星野 由美 佐々田 比呂志 松本 浩道
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2004

1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。
著者
松本 和彦 喜連川 優 高木 幹雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.40, pp.1257-1258, 1990-03-14

コネクションマシンは、数万個というオーダーのプロセッサアレイとハイパーキューブ形状の通信ネットワークを持つ、単一命令ストリーム多重データ(SIMD)の並列アーキテクチャマシンである。現在Thinking Machines Corporationが市販している最新モデルはCM-2と呼ばれ、フルセットで65536個のプロセッサを備えている。CM-2は、ワークステーションなどのフロントエンドにバスインタフェースを介して結合している。逐次的な処理はフロントエンド上で通常のプログラムコードとして実行され、並列処理の部分だけがバスインタフェースを通じてコネクションマシンに指令される。CM-2の操作は、PARISというライブラリの関数を呼び出すことによって行なう。このライブラリがサポートしている重要な機能は、仮想プロセッサ(Virtual Processor,以下VP)である。VPの数は物理的なプロセッサ数に関係なくとることができ、プログラマへの負担の軽減、プログラムの可搬性に大きく寄与する。VPの数を物理プロセッサの数で割ったものを、VP比と呼ぶ。今回、プロセッサ数8192、クロック6.7MHzのCM-2を使い、ベンチマーク性能評価を行なったので、その結果を報告する。
著者
徳永 隆治 松本 隆 徳田 功
出版者
一般社団法人日本応用数理学会
雑誌
応用数理 (ISSN:09172270)
巻号頁・発行日
vol.7, no.4, pp.271-282, 1997-12-15
被引用文献数
1

This paper reports a simple algorithm for reconstructing bifurcation diagrams only from time-wave forms of a parameterized family of dynamical systems, without knowing an explicit form of the dynamics and its dependence on the parameters. The algorithm consists of two steps. First, nonlinear predictors are sought using a particular class of nonlinear functions with a lot of model parameters. Second, significant parameters contributing the bifurcation are found by the principal component analysis. Using the parameterized family of nonlinear predictors, it is possible to obtain bifurcation diagram qualitatively similar to that of the original systems. The algorithm is tested against Henon equation and Rossler equation.
著者
坂本 礼央 大林 哲 古林 与志安 松本 高太郎 石井 三都夫 猪熊 壽
出版者
日本獸医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.191-193, 2010-03-20
被引用文献数
2

チミジンキナーゼはDNA合成に関わる酵素の一つであり、近年牛白血病の発症マーカーとして利用できることが報告されている。今回、牛白血病ウイルス汚染農場において、本酵素の活性を測定することにより、牛白血病罹患牛の早期摘発を試みた。その結果、臨床症状は示さなかったものの、地方病性牛白血病に罹患していた10歳9カ月齢のホルスタイン種雌牛を摘発できた。牛白血病ウイルス汚染牛群における本酵素活性の測定が、地方病性牛白血病罹患牛の早期摘発に臨床上有用であることが本研究により示唆された。
著者
松本 明博 MATSUMOTO Akihiro
出版者
法政大学大学院デザイン工学研究科
雑誌
法政大学大学院紀要 デザイン工学研究科編 (ISSN:21867240)
巻号頁・発行日
vol.1, 2012-03-31

In the institution which can be used freely, various persons called a public facility felt possibility for the situation where people with the purpose that it is different, respectively gather. Since today's public facility permits various persons and a function, it is built as too much conclusion space. I think that it should be a place which can produce new encounter and act because various persons as an institution of the area which anyone can use freely gather.
著者
松本 裕治 浅原 正幸 岩立 将和 森田 敏生
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.18, pp.1-6, 2010-11-11
被引用文献数
1

科研費領域研究研究 「日本語コーパス」 の一環として開発してきたコーパス管理ツール 「茶器」 の機能と現状について報告する.茶器は,形態素解析 (品詞情報),係り受け解析のアノテーション (注釈) が付与されたコーパスを格納し,様々な検索,検索結果や統計情報の表示,注釈誤りの修正などの機能をもつツールであり,注釈付きコーパスの格納,検索,作成,修正のための環境を提供する.主な機能は,文字列,形態素列,文節係り受け構造などを指定したコーパスの検索と,検索結果の KWIC 表示と係り受け木の表示,種々の統計情報の表示,注釈付けエラーの修正などである.現在は,茶筌/ MeCab による形態素解析,南瓜による係り受け解析結果をデータベースに取り込む機能を提供するが,特に言語には依存せず,任意の言語の品詞/依存構造注釈付きコーパスを扱うことができる.This paper introduces a annotated corpus management system ChaKi that has been developed under the auspices of the Japanese Corpus Project (Grantin-Aid for Scientific Research in Priority Areas). The system handles morphologican and dependency structure annotated corpora and facilitates various functions such as storing, retrieving, creating and error-correcting annotated corpora. String, word and dependency structure based corpus retrievals are possible, and the results are shown as KWIC format or as dependency trees. While the current system transfers corpora with the ChaSen/MeCab or CaboCha output format into databases, it is language independent and can be applied flexibly to any POS/dependency structure annotated corpora.
著者
所 功 川北 靖之 黒住 祥祐 小林 一彦 宮川 康子 若松 正志 海野 圭介 山口 剛史 飯塚 ひろみ 石田 俊 今江 廣道 宇野 日出生 岸本 香織 京條 寛樹 久世 奈欧 (野村 奈欧) 嵯峨井 建 笹部 昌利 篠田 孝一 宍戸 忠男 末松 剛 土橋 誠 橋本 富太郎 松本 公一 村山 弘太郎 山本 宗尚 吉野 健一 米田 裕之 若杉 準治
出版者
京都産業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

近世(江戸時代)の賀茂大社(上賀茂・下鴨両社)では、世襲の社家神職たちにより、朝廷と幕府の支援をえて、葵祭や社務が運営されてきた。私共は、その実情を伝える社家の記録や祭礼の絵巻などを、朝廷の御記や公家の日記などと照合しながら、相互関係の解明に努めた。その成果は、本学日本文化研究所の紀要や所報などに発表し、また本学図書館所蔵の賀茂関係絵巻などは大半をデジタル化し詞書(ことばがき)の解読も加えて貴重書アーカイブスに公開している。
著者
佐藤 毅彦 熊野 善介 石井 雅幸 五島 政一 坪田 幸政 松本 榮次 福田 章人 丸山 修 岩崎 泰久 木村 かおる
出版者
独立行政法人宇宙航空研究開発機構
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

実験・観察を重視する新学習指導要領理科「天体」分野の教育を現場レベルで向上させることを目的に、教材・カリキュラムの開発を行った。昼間に星空を見るためには、インターネットを経由した遠隔天体観察ツールを活用した。新設単元「月と太陽」における「満ち欠け」指導方法には特に力を入れ、学習教材BaMoonを開発するとともに、視点共有のためのカメラ活用を考案し、教員研修会等で広める活動をした。

1 0 0 0 PTH編

著者
松本俊夫編集
出版者
メディカルレビュー社
巻号頁・発行日
2013
著者
小嵜 耕平 新保 仁 小町 守 松本 裕治
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.400-408, 2013 (Released:2013-06-20)
参考文献数
30

Graph construction is an important step in graph-based semi-supervised classification. While the k-nearest neighbor graphs have been the de facto standard method of graph construction, this paper advocates using the less well-known mutual k-nearest neighbor graphs for high-dimensional natural language data. To evaluate the quality of the graphs apart from classification algortihms, we measure the assortativity of graphs. In addition, to compare the performance of these two graph construction methods, we run semi-supervised classification methods on both graphs in word sense disambiguation and document classification tasks. The experimental results show that the mutual k-nearest neighbor graphs, if combined with maximum spanning trees, consistently outperform the k-nearest neighbor graphs. We attribute better performance of the mutual k-nearest neighbor graph to its being more resistive to making hub vertices. The mutual k-nearest neighbor graphs also perform equally well or even better in comparison to the state-of-the-art b-matching graph construction, despite their lower computational complexity.
著者
松本 博之 森本 泉
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
E-journal GEO (ISSN:18808107)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.3-14, 2013 (Released:2013-04-19)
参考文献数
30
被引用文献数
1

今日われわれのフィールドワークという営みには調査による地域貢献の課題がつきまとっている.フィールドが海外になると,地域貢献は容易に達成できるものではない.われわれ地理学者が地域的差異の究明を研究目的に掲げているように,海外でのフィールドワークの成果を還元しようとすれば,地域社会の特性に応じて社会文化的な差異を越えなければならないからである.そこには,科学者の形づくる知の性質,還元を計る空間的な内実とスケール,還元を意識する研究者の立ち位置など,克服しなければならない数多の問題点がある.本稿は,それらの問題点の基本的な側面に検討をくわえ,望ましい知の還元への方途を模索する試みである.
著者
麻生 実 松本 哲也
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学會研究報告. 九州支部
巻号頁・発行日
no.17, pp.7-12, 1968-02-10

本報告は膨張性基剤(C.S.A)を、各種セメントに添加したモルタルについて、強度及び自由収縮性状に異状をきたすことなく、通性の挙動を示すかどうかを確かめる為の実験である。
著者
松田 典彦 松本 直起 牛沢 早苗 掛川 洋子
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.99-104_1, 1975-04-05 (Released:2009-12-11)
参考文献数
9

かん詰工場で用いている原料食肉に付着する細菌芽胞数を測定した. その結果, Clostridium 属細菌芽胞は大半のものが1個/g以下, Bacillus 属細菌芽胞は10~100個/gであることが分かった. また, 工場において解凍した食肉に付着する Bacillus 属細菌芽胞数は約10倍多かった.これらの Clostridium 属細菌 (140株) の中に毒素を生成するものは認められなかった.