著者
松本 理恵 今井 茂郎 佐々木 なおみ
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.72, no.8, pp.1969-1973, 2011 (Released:2012-02-25)
参考文献数
11

症例は68歳,男性.1993年3月浸潤型胸腺腫を伴った重症筋無力症に対し拡大胸腺摘出術,心膜・右肺・左腕頭静脈合併切除を施行した.術後縦隔に放射線照射施行し,外来で定期的経過観察を行っていた.2010年5月近医で胸部X線上異常影を指摘され,当院を紹介受診した.画像検査および生検にて胸腺腫の全身転移(右胸壁転移,多発骨転移,縦隔リンパ節転移,副腎転移,臀筋転移)と診断した.まず仙骨骨転移に対し,放射線照射を行い,続けて全身化学療法を行った.胸壁転移巣のみ縮小したが,他の転移巣は治療に抵抗性であった.胸腺腫の再発は局所進展が主体で,遠隔転移は稀である.また本症例の転移巣はthymoma(TypeB2,B3),thymic carcinomaが混在して存在し,化学療法への反応性も異なっていた.文献的考察を加え報告する.
著者
戸田 賢二 森川 治 森本 智之 萩本 有哉 内田 裕之 引地 信之 日比 康守 松本 祐教
雑誌
研究報告システムLSI設計技術(SLDM)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.33, pp.1-6, 2012-02-24

ヘテロジニアス・マルチコア技術により Android 機器を高速・省電力化する Ultra-Android プラットフォーム開発プロジェクトの一環として,その性能評価システムを開発した.本システムは,独自開発の FPGA 基板を用い,Ultra-Android を実装する FPGA 基板と AMBA バスで接続を行い,Ultra-Android 側のイベント処理時間を測定したり,Ultra-Android に予め設定したタイミングで入力を行いそのレスポンス時間を測定するなどの機能を有するものである.プロセッサ基板側は殆ど測定の影響を受けずに正確なタイミングデータを計測することができ,Ultra-Android の実時間性能を含めた性能改善に役立つことが期待される.A performance evaluation system for Ultra-Android platform ,which achieves high performance and less energy consuming android apparatus by using heterogeneous multi-core technology, has developed. The evaluation system is implemented on our originally developed FPGA board and connected with another FPGA board where Ultra-Android runs ia AMBA bus. The system is capable of measuring event processing times and response times to pre-defined key-input-sequences. Since software on the microprocessor board is not affected by the measuring and provides precise timing data, performance improvement, in particular real-time performance, is enhanced.
著者
松本 肇
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

本研究では、孟郊と賈島を例に、唐代の「悲愁の文学」の実態を明らかにした。研究成果は以下の通りである。1、孟郊の文学(1)孟郊は、賢者を処罰する詩を書いている。それは自己の正しさを証明する逆説的な方法であり、孟郊の自虐的な態度を表わしている。(2)孟郊は、困窮を詠じる詩を書いている。そこには、悲愁を楽しむ態度が見られる。悲愁を快楽にまで高めたのが、孟郊の功績である。(3)孟郊の文学は、悪意の文学という性質を持っている。孟郊は、幻想の中でも死を求めた。(4)孟郊は、詩作によって反世界を創造した。それは、天に対する反逆行為である。反逆者には代償が求められる。孟郊が詩という牢獄に自己を閉じこめたのは、自己を処罰したのである。2、賈島の文学(1)賈島の詩には、たとえくじけても望みを捨てない、不屈の精神が表われている。(2)賈島は、廃墟の美を詠じた詩を書いている。中唐期には、盛唐期には見られない新しい美意識が生まれた。廃墟の美を詠じるのも、そのような美意識の反映である。(3)賈島には、病気を詠じた詩がある。病気は、中唐期の知識人のシンボルである。このような文化現象の背景には、「休息」への願望があった。(4)賈島の詩には、微少な世界を詠じるものがある。それは、杜甫の影響を受けたのである。杜甫は、中唐文学の先駆者である。3、孟郊と賈島杜甫以後、詩を作ることに価値が認められるようになり、詩人として生きることが、知識人の目標となった。孟郊と賈島は、このような時代に生まれ、詩人としての人生を全うした。宋の蘇軾は、孟郊と賈島の文学を「郊寒島痩」と批評した。それは、彼らを非難したのではなく、彼らが世界を驚かす言葉の創造者であることを賛美したのである。
著者
高橋 満 石井山 竜平 広森 直子 笹原 恵 槇石 多希子 朝岡 幸彦 千葉 悦子 大高 研道 宮崎 隆志 松本 大
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

日本の社会教育制度は、福祉国家的な施策として制度化がすすめられてきた。しかしながら、この制度や管理運営の在り方は、経済のグローバル化や、これへの政策的応答としての自由主義的改革のもとで機能不全に陥っている。本研究では、これに対して、ソーシャルガバナンスという「パートナーシップ型の統治」モデルを提案している。それは、行政とともに市場やNPOなどの多様な主体がステークフォルダーとして独自な役割を果たすものとして参入し、新しい公共性をつくりあげるものである。
著者
松本 有央 岡田 真人 銅谷 賢治 菅生 康子 山根 茂 河野 憲二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.686, pp.93-100, 2001-03-14

サル側頭葉に存在する顔細胞集団の活動パターンから視覚刺激画像の階層的な構造を抽出できるかどうかを検証するために, Sugaseらの実験データを解析した. 45個のニューロンの活動から38枚の刺激画像に対する38個の応答ベクトルを生成し, そのベクトルをVariational Bayes (VB)アルゴリズムを用いた混合正規分布解析でクラスタリングした. その結果, 異なった画像に対応するニューロン集団を表すベクトルは, 応答の開始時(90-140ms)において"顔か単純図形"などの大分類情報に対応する3つのクラスターを形成した. それに遅れて(140-190ms)それぞれのクラスターは分離し, "人の個体分類"などの詳細な分類情報に対応するサブクラスターを形成することを発見した. さらに相互情報量を計算することでニューロン集団はヒトは個体, サルは表情, 図形は形によって詳細なクラスターが形成されていることが分かった.
著者
松本 恵
出版者
福岡市立梅林中学校
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2008

1. 研究目的中学生の生活習慣に関する指導の手がかりとして、生活マップを用いて中学生の多様で複雑な生活習慣の現状と課題を明らかにすることを目的とした。2. 研究方法平成20年7月、研究者が養護教諭として勤務する中学校の1~3年までの320名の生徒を対象に、総合的な学習の時間の「健康」分野の授業において、生活習慣の振り返りと自覚化を目的として、15項目の生活習慣のラベルを用いて個別に生活マップを作成させた。さらにそれらを「大切でいつもしている」「大切だけどあまりしない」「大切ではないがいつもしている」「大切でなくあまりしない」の4つに分類し、それぞれ任意に選択した1項目についてその理由を記述させた。得られたデータは、上述した4つの分類別に項目を整理し、理由については、類似した内容ごとに分類・整理した。3. 研究成果全体的な傾向として、生活習慣のばらつきの大きい項目は「早起き」「間食」「団らん」であり、それぞれ捉え方の差異や家族のライフスタイルの影響を受けている傾向が見られた。ばらつきの小さい項目は「テレビ視聴」(「いけない」と理解しているもつい見てしまう)、「早寝」(夜型傾向)、「朝食」(重要性を理解し摂る)、「入浴」(清潔志向)であった。男女差、学年差は見られなかった。さらに、生活マップの作成を通して、自らの生活習慣上の課題について自覚し、改善につながる種々の「気づき」を得ることができていた。全体的な傾向から外れ、個別の課題を有する少数の生徒については、学級担任と養護教諭を中心とした個別の関わりが必要である。まとめとして、生活習慣については集団に共通の課題と個別の課題を有することから、教育課程における集団指導(授業)および保健室等における個別指導を行う際には、指導法の工夫・改善および関連教科間の横断的な取組を生徒の実態に応じて家庭や地域と連携し、計画的・系統的に行う必要がある。
著者
村上 洸介 織井 達憲 笠間 貴弘 吉岡 克成 松本 勉
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:21862583)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.54, pp.1-8, 2011-03-03

近年,任意のユーザから実行ファイル等の投稿を受け付け,解析環境 (サンドボックス) 内で実行し,その挙動を解析して結果をユーザに提供する 「マルウェア動的解析オンラインサービス」 が人気を集めている.我々はこれまで,特別に設計したデコイを解析対象としてサービスに投稿することで,サンドボックスの情報を暴露させ,その情報を基に解析環境の検知・回避を行う攻撃に対して,当該サービスが脆弱であることを指摘している.特に,インターネット接続型のサンドボックスが用いる IP アドレスは,容易に変更することが難しい場合も多く,攻撃者に特定された場合にサービスの解析結果に重大な影響を及ぼす.そこで本稿では,サンドボックスをインターネットに接続する際に,検体を投稿するユーザのホストをプロキシとして用いることで,サンドボックスの IP アドレスを攻撃者から隠蔽する手法を提案する.また,提案手法の具体的な実現例について示し,考察を行う.Recently, the use of public Malware Sandbox Analysis Systems (public MSASs), which receive online submissions of possibly malicious files or URLs from an arbitrary user, analyze their behavior by executing or visiting them by a testing environment (i.e., a sandbox), and send analysis reports back to the user, has increased in popularity. In previous study, we have pointed out a vulnerability of public MSASs that the host information (i.e., Windows product key, MAC address, IP address, etc.) of a sandbox used in public MSAS can be easily disclosed by an attacker who submits a decoy sample dedicated to this purpose, and an attacker can detect public MSAS and conceal potential malicious behavior of malware by using the disclosed information. In particular, if the IP address used by an Internet-connected sandbox is identified by an attacker, then it causes serious influence on an analysis result of the service. In this paper, we propose a method that uses a service user as a proxy when the sandbox connects the internet for hiding its IP address. We also show an implementation example of the proposed method.
著者
松本 勉 水谷 亮
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ
巻号頁・発行日
vol.95, no.240, pp.13-19, 1995-09-20
被引用文献数
1

単純パスワード方式に代わる覗き見に強い個人識別方式として,秘密鍵を知っている者だけが正しく作成できる解答を入力させるという対話型個人識別方式が,種々提案されている.これまでの対話型個人識別方式に関する議論は主に安全性についてであったが,専用の装置や専用のソフト無しでも実現が容易な方式が構成可能であることがわかった.本稿では,ユーザインタフェースを工夫した対話型個人識別方式を実装し,その操作性を検討する.
著者
末光 哲二 松本 憲洋
出版者
公益社団法人日本船舶海洋工学会
雑誌
関西造船協会誌 (ISSN:03899101)
巻号頁・発行日
no.196, pp.137-146, 1985-03-30
被引用文献数
3

A prediction method of motion basd on a simulated calculation in the time domain is usually adopted to design and evaluate dynamic positioning capabilities of offshore structures under varying environmental conditions. In this paper, the prediction method of dynamic positioning motion using hydrodynamic forces and moments obtained from captive model tests was proposed. In addition to this, the sea tria1 of the semi-submersible drilling platform was carried out, and from the acquired data, the dynamic response characterstics of motion to the thruster output were calculated. Comparing the results of the sea trial with the predicted results by the present method, the validity of this prediction method was verified. Then, some simulated calculations concerning the dynamic positioning characteristics under combined environmental conditions of current, wind and waves were carried out. It was shown from the power spectra of motion and thruster output that the wave filtering technique was important for reducing the useless operation of thrusters.
著者
小川 久惠 豊満 美峰子 松本 仲子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 平成17年度日本調理科学会大会
巻号頁・発行日
pp.104, 2005 (Released:2005-09-13)

[目的] 鶏卵は、抗菌性が高く、比較的保存に耐えられることは、一般にはあまり知られておらず、消費者は、生鮮食品として産卵後の時間が短いほどよしとし、生産者はそれに応じて可能な限り、産卵後時間経過の短いものを市場に提供しようと労力を費やしている。そこで鶏卵の産卵後の保存が、食味に及ぼす影響について検討を行った。[方法] 検討方法は鶏卵の性状測定と、官能評価によった。試料の鶏卵は、同一条件で産卵させたものを用い、これを冷蔵(5℃)および常温(15から20℃)で保存し、それぞれ保存日数(0.5,10,20,40日間)を変えたものを使用した。性状についてはpH、重量、ハウユニットの変化を測定した。官能評価は3種の調理(ゆで卵、卵豆腐、煎り卵)をおこない、7段階の評点法で評価した。パネルは20から60歳代の女性15名で構成し、評価を3回繰り返して行い、その平均値を採用した。[結果] pHは、保存0日では酸性を示すが、日を経るごとにアルカリ性に傾いた。重量は、経過日数ごとに暫減し、最終的に冷蔵保存で2%、常温保存で7%の減少がみられた。ハウユニットは、日数の経過に従って数値の減少がみられた。いずれも冷蔵保存に比べ、常温保存の変化が大であった。ゆで卵の官能評価は、保存0日を除いて、冷蔵、常温保存ともに保存方法、保存日数による顕著な差がなく評価されたが、保存0日では卵白の味、テクスチャーの評価が顕著に低値であった。卵豆腐、煎り卵についてはいずれも保存方法、保存日数による顕著な差がなく評価された。以上から、鶏卵は少なくとも産卵後40日までは、味覚上の変化がないといえよう。
著者
東 美幸 松本 羊子 亀井 勇統
出版者
佐賀大学
雑誌
Coastal bioenvironment (ISSN:13487175)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.21-28, 2003-07-31

紫外線照射により引き起こされる肌の色素沈着(シミ・ソバカス)を予防、改善する美白化粧品の開発を目的とし、マウスB16メラノーマ細胞を用いたメラニン合成阻害試験において、強いメラニン合成阻害活性を示した紅藻カイメンソウ(Ceratodictyo spongiosum)の水溶性画分について、各種クロマトグラフィーによる活性物質の分離・精製を試みた。活性物質の抽出法の検討の結果、カイメンソウは、オートクレーブ熱水抽出において、最も高い活性を示した。また、カイメンソウの水溶性画分は、既知のメラニン合成阻害物質であるアルブチン、アスコルビン酸並びにコウジ酸よりも明らかに高いメラニン合成阻害活性を示した。さらに、限外ろ過の結果から、既知のメラニン合成阻害物質が比較的低分子であるのに対し、紅藻カイメンソウ由来のメラニン合成阻害物質は、高分子であることが示唆された。分離した部門精製メラニン合成阻害物質もまた、比較に用いた既知物質アルブチン以上のメラニン合成阻害活性を示した。以上のことより、紅藻カイメンソウ由来の水溶性活性物質は、新規美白剤としての応用に有望であることが示唆された。
著者
松本 明 森嶋 厚行 北川 博之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.67, pp.83-90, 2002-07-18

既存のXML問合せ言語や操作系では,ユーザはテキストエディタや視覚的操作系を用いて問合せを直接記述する.我々はこれらとは全く異なるアプローチのXML操作系であるXLearnerの研究開発を行っている.XLearnerは,サンプルのXML要素に対するユーザの例示操作からシステムがXQuery問合せを推論する.構造化データであるRDB等と異なり,例示操作に基づくXQuery問合せ推論は自明ではない.XLearnerはXQuery問合せに対するシステマティックな推論機構を提供する.XLearnerを用いた問合せ推論過程では,ユーザとシステムのインタラクションが必要となる.本稿では,本推論機構の概要,および,問合せ推論に必要なインタラクション数に関する実験結果について報告する.Existing XML query languages are textual or graphical languages in which we can specify queries for XML manipulation. This paper explains XLearner, a different kind of manipulation framework for XML. XLearner infers XQuery queries based on operations of sample XML elements. Inferring queries for XML is a non-trivial task, because XML is a kind of semistructured data, in contrast to relational databases whose data structure is completely regular. XLearner gives a systematic way to infer XQuery queries. The algorithm requires interactions between the system and the users. The paper reports an overview of its inference mechanism and experimental results on the number of required interactions.
著者
野上 貞雄 松本 淳
出版者
日本大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

犬における主要な寄生虫症である犬糸状虫症の免疫学的診断法のターゲットとなっている循環抗原の詳細な解析を行い、診断法の改良と疫学調査を行った。
著者
金井 篤子 松本 真理子
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究では、より有効な介入システムを構築するため、実際に中学校で起こってしまった事件後に行った緊急介入の際に、心理的支援を目的に実施したIES-Rデータおよび介入経過を分析した。IES-RはPTSDのハイリスク者をスクリーニングする目的で広く使用されている。その結果、事件直後は事件に暴露した生徒の60%、暴露していない生徒の9%にハイリスク群がみいだされたが、1ヶ月後にはそれぞれ4%、3%となった。暴露生徒の支援は当然ながら、暴露していない生徒の支援も重要であることなどが明らかとなった。
著者
松本 直樹
出版者
日本図書館情報学会
雑誌
日本図書館情報学会誌 (ISSN:13448668)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.241-252, 2008

ヤングアダルトサービスと障害者サービスに従事する公立図書館職員が用いる情報源について,調査・分析した。結果,職員の属性,サービス,県ごとに選択する情報源が異なることがわかった。具体的には,司書資格を持つ職員はそうでない職員と比べ多様な情報源を用い,担当年数が短い職員は人を介した情報源を用いていた。サービスとの関係では,メディア上に情報がなく,相互協力など協力関係の必要性が高いサービスほど,人を介した情報を用いる傾向が見られた。また,県内での研修機会の有無は,選択する情報源に大きな影響を与えることも分かった。