著者
Batanova Tatiana A. 太田 陽子 鬼頭 克也 松本 安喜 林 良博 高島 康弘
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.87-90, 2006-01-25
被引用文献数
1

マウス免疫グロブリンG1(IgG1)のFc領域をもつキメラ蛋白を作成し, その免疫学的性状を調べた.この分子は抗体分子の持つ性質のうち, マクロファージによる抗体依存性細胞障害の誘導能, lipopolysaccaride刺激された脾臓細胞によるインターロイキン10産生の増強能を保持していた.
著者
小町 守 工藤 拓 新保 仁 松本 裕治
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.233-242, 2010 (Released:2010-01-26)
参考文献数
27
被引用文献数
5 6

Bootstrapping has a tendency, called semantic drift, to select instances unrelated to the seed instances as the iteration proceeds. We demonstrate the semantic drift of Espresso-style bootstrapping has the same root as the topic drift of Kleinberg's HITS, using a simplified graph-based reformulation of bootstrapping. We confirm that two graph-based algorithms, the von Neumann kernels and the regularized Laplacian, can reduce the effect of semantic drift in the task of word sense disambiguation (WSD) on Senseval-3 English Lexical Sample Task. Proposed algorithms achieve superior performance to Espresso and previous graph-based WSD methods, even though the proposed algorithms have less parameters and are easy to calibrate.
著者
黒瀬 晋 松本 正雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SWIM, ソフトウェアインタプライズモデリング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.255, pp.33-38, 2005-08-19

生協型ビジネスモデルは、顧客と出資者が同じで、常に顧客の利用動向・購買動向や事業運営に対する要望・期待などを把握できる環境にある。これはインターネットを活用したe-ビジネス型ビジネスモデルやポイントカードで顧客囲い込みを行う店舗販売型ビジネスモデルなどと比較しても、顧客の要望・期待に応えて価値を提供するという点で優れた可能性を持っている。これら他のOne-for-One型ビジネスモデルとの対比の上で、生協型ビジネスモデルの利点・欠点を明らかにし、その欠点を補い利点を強化することを支援する情報システムに必要な要件を提案する。
著者
松本 信廣
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.133-154, 1944-07

古代に於ける武器は考古學的に研究してゆくことの必要であるのみならず、また言語學的にも研究せられねばならぬ。則ち武器の構造なり系統なりはたゞに具象的方面より究められ得ると共に一面その名稱の語源的研究により示唆を與へられる所大なるものありと信ずる。此處に試みんとする研究は もとより我國古代攻戰具全般に汎つてをる譯でなく、其中のごく若干に就て管見を述べんとするに過ぎない。しかも此意見は従來の學界の通見に對し異をたてる點あるかも知れぬが、私見に對し大方の高教を切に期待するものであり、誤てる點、不備の點は之を改めるに吝なるものではない。
著者
田川 泰 浦田 秀子 中野 裕之 井口 茂 石橋 経久 楠本 真理子 片田 美咲 Todd SAUNDERS 山口 美和子 松本 愛 山根 幸子
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学医学部保健学科紀要 (ISSN:09160841)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.89-94, 2002-06

音楽の種類による心理的,身体的影響の差異はいまだ明らかではない.そこで,整形外科領域で同様の体動制限を受けている症例を対象に,クラシック音楽群4症例とロック音楽群5症例による受動的音楽療法下における心理的ストレス反応と細胞性免疫能を検討した. クラシック群はほとんどの症例において快感を感じ,空想,回想のため思考低下を認めたが,睡眠傾向はほとんど認められなかった.免疫能の指標であるCD4/CD8は音楽療法開始時より終了時に低値を示した.一方,ロック群は快感と不快感を感じる個人差を呈したが,空想,回想は認められなかった.5症例中3症例に睡眠傾向を認めた.CD4/CD8は個人差を認めたが,快感を感じた症例は終了時に低値を認めた. 上記のように,音楽の種類により,心理的,免疫学的差異があり,これらの特徴を理解して音楽療法を評価・活用すべきである.The influence of different kinds of music on psychological and physiological response is unclear. The authors investigated the psychological stress response and the cellular immune reaction to passive classic and rock music therapy in 9 patients who had similar orthopedic operations. Classic music subjects in 3 of the 4 cases indicated a general pleasant feeling, reminisced about past experiences, and reported no drowsiness, while feeling an increased thinking stress. The CD4/8 cellular immune reaction index also decreased. For the subjects of rock music, 2 cases experienced pleasantness and 2 cases experienced unpleasantness. However, no recollection memories were had and thinking ability was not suppressed. 3 of the 5 cases indicated drowsiness. The CD4/8 index declined in the pleasant feeling cases, the same as it did for classic music subjects. This study suggest that the different kinds of music used in passive music therapy may play different physiological as well as psychological roles in stress reduction. Care should be taken to ensure that the intended feelings are induced.
著者
中村 康久 福島 隆人 尾作勝弥 松本 直樹 出町 大輔
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告高度交通システム(ITS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.89, pp.87-92, 2005-09-06

安全性と先進性を提供するために、日常生活空間と車内空間のシームレス化実現を目指したⅤMC(Vehicle Mobile Convergence)コンセプトについて紹介する。まず政府が提唱するu-JAPAN政策におけるVMCの役割、位置付けを説明し、VMCのコンセプト、サービスイメージについて述べる。具体的には携帯電話と車載通信モジュールが同一の電話番号で通信が可能なスイッチホンサービスのコンセプトを紹介する。更に、昨年の道路交通法の改正を受けて開発したFOMAハンズフリー装置やメール連携の仕組みについて説明する。最後に、最近携帯電話で広く採用されつつある近距離通信方式(FELICA)のITSへの応用について述べる。In this paper, VMC(Vehicle Mobile Convergence) Concept for Advanced ITS service is explained. VMC is a high-level concept to increase safety and security by integrating the 3G cellular technologies and car electronics, ITS. Various example such as FOMA switch-phone service, hands-free service and FELICA are introduced. WC is under the framework of u-JAPAN policy to achieve ubiquitous network by the year 2010.
著者
中村 康久 福島 隆人 尾作 勝弥 松本 直樹 出町 大輔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.260, pp.53-58, 2005-08-30
被引用文献数
3

安全性と先進性を提供するために、日常生活空間と車内空間のシームレス化実現を目指したVMC(Vehicle Mobile Convergence)コンセプトについて紹介する。まず政府が提唱するu-JAPAN政策におけるVMCの役割、位置付けを説明し、VMCのコンセプト、サービスイメージについて述べる。具体的には携帯電話と車載通信モジュールが同一の電話番号で通信が可能なスイッチホンサービスのコンセプトを紹介する。更に、昨年の道路交通法の改正を受けて開発したFOMAハンズフリー装置やメール連携の仕組みについて説明する。最後に、最近携帯電話で広く採用されつつある近距離通信方式(FELICA)のITSへの応用について述べる。
著者
松本 一則 内藤 正樹 帆足 啓一郎 呉 剣明 滝嶋 康弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.425, pp.59-63, 2009-01-28
参考文献数
3
被引用文献数
1

Microsoft Wordによる電子情報通信学会技術研究報告形式のテンプレートファイルです.
著者
山本 明 安部 航 泉 康介 板崎 輝 大宮 英紀 折戸 玲子 熊沢 輝之 坂井 賢一 志風 義明 篠田 遼子 鈴木 純一 高杉 佳幸 竹内 一真 谷崎 圭裕 田中 賢一 谷口 敬 西村 純 野崎 光昭 灰野 禎一 長谷川 雅也 福家 英之 堀越 篤 槙田 康博 松川 陽介 松田 晋弥 松本 賢治 山上 隆正 大和 一洋 吉田 哲也 吉村 浩司 Mitchell John W. Hams Thomas Kim Ki-Chun Lee Moohyung Moiseev Alexander A. Myers Zachary D. Ormes Jonathan F. Sasaki Makoto Seo Eun-Suk Streitmatter Robert E. Thakur Neeharika
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告 (ISSN:13491113)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.81-96, 2008-02

本研究は,南極周回超伝導スペクトロメータによる宇宙線観測(BESS-Polar 実験)を通して,『宇宙起源反粒子,反物質の精密探査』を目的としている.地球磁極領域に降り注ぐ低エネルギー宇宙線に注目し,反陽子スペクトルを精密に測定して,衝突(二次)起源反陽子流束の理解を深めるとともに,『原始ブラックホール(PBH)の蒸発』,『超対称性粒子・ニュートラリーノの対消滅』等,初期宇宙における素粒子現象の痕跡となる『宇宙(一次)起源反粒子』を精密探査する.反ヘリウムの直接探査を通して,宇宙における物質・反物質の存在の非対称性を検証する.同時に陽子,ヘリウム流束を精密に観測し,これまでのカナダでの観測(BESS実験,1993-2002)の結果と合わせて,太陽活動変調とその電荷依存性について系統的に観測し,宇宙線の伝播,相互作用に関する基礎データを提供する.本研究では,これまでのBESS 実験で培われた超伝導スペクトロメータによる宇宙線観測の経験をもとに,低エネルギー領域での観測感度を高め,南極周回長時間飛翔を可能とする超伝導スペクトロメータを新たに開発した.2004年12月13日,南極(米国,マクマード基地)での観測気球打ち上げ,高度37km での9日間に及ぶ南極周回飛翔に成功し,9億イベントの宇宙線観測データを収集した.運動エネルギー0.1〜1.3GeV の範囲に於いて,これまでの約4倍の統計量でエネルギースペクトルを決定した.結果は,衝突(二次)起源モデルとよく整合し,一次起源反陽子の兆候は観測されていない.太陽活動が極小期にむけた過渡期にあたる2004年の観測として予想に沿った結果を得た.反ヘリウム探索は,これまでのヘリウム観測の総統計量を2倍以上に高め,反ヘリウム/ヘリウム比の上限値を2.7×10^<-7>にまで押し下げた.本報告では,BESS-Polar(2004年)の成果を纏め,次期太陽活動極小期(2007年)における第二回南極周回気球実験計画を述べる.
著者
高松 信樹 松本 源喜 中谷 周 鳥居 鉄也
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.103-112, 1988-07

南極南ビクトリアランド・ドライバレー地域・ラビリンス(77°33′S, 160°50′E)の池水中の塩起因を明らかにするため, LiとB含量を測定した。また, これらと比較するため, ドライバレー地域のバンダ湖, ドンファン池, フリクセル湖およびボニー湖ならびにベストフォールドヒルズのディープ湖とエース湖についても同様の測定を行った。ラビリンスの淡水および塩水中のLiおよびBの濃度および濃縮係数などより, 池水の化学成分は海水や熱水起源ではなく, おもに風送塩に起因するものであることが明らかになった。これらのことはラビリンスの塩水池が風送塩を含む氷河氷や雪の融水が凍結濃縮を繰り返すことによって形成されたとする考えを支持している。塩化物イオン含量の増加とともにB/Cl比が減少することから, Bは凍結過程で氷に移行し, 蒸発によって徐々に揮発していくと考えられる。
著者
松本 充弘 中澤 伸之
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱学会論文集 (ISSN:09189963)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.55-61, 2007 (Released:2008-01-01)
参考文献数
7

Impingement process of a small droplet on solid wall was investigated with molecular dynamics simulation technique. A liquid droplet consisting of about 14,000 Lennard-Jones particles was thrown with a given speed onto a smooth wall, and the change of its size and shape was analyzed. After the collision, the droplet spreads on a “hydrophilic,” or strongly interacting, wall, but bounces on a “hydrophobic” wall. The spreading behavior is suppressed by surrounding gas.