著者
小野田 泰明 松本 啓俊 菅野 實
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文報告集 (ISSN:09108017)
巻号頁・発行日
no.443, pp.59-69, 1993-01-25
被引用文献数
9

The aim of this paper is (to clarify the definition and the actual situation of "Culture Halls". Especially this paper gives weight to the relation between thier condition in utilization and the classification of the municipalities where they are. We classified the municipalities with the population and the centrality of them. The results of this study are summarized as follow : 1. The total number of facilities that have "Culture Halls" is 1545 on March 1988 in Japan. 2. Those halls were used for 176.8 days, a year on a avarage in the fiscal year 1987. 3. The number of used days were depend on the population and the centrality of the municipalities.
著者
大場 恵典 高須 正規 西飯 直仁 細田 祝 鬼頭 克也 松本 勇 張 春花 北川 均
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.69, no.3, pp.313-316, 2007-03-25
被引用文献数
2

4ヵ月齢の黒毛和種牛がガスクロマトグラフィー/マススペクトメトリーによってオロット酸尿症と診断された.これまでに黒毛和種牛でオロット酸尿症の報告はない.下痢を呈し,ヘマトクリットは低く,小赤血球と棘状赤血球が観察された.低蛋白および高アンモニア血症を示し,尿沈渣に針状のオロット酸結晶を認めた.ウシuridine monophosphate synthaseのDNA解析ではサイレント変異のみを認めた.
著者
松本 洋一 宗田 悟志 望月 伸晃 梅比良 正弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム
巻号頁・発行日
vol.98, no.435, pp.69-74, 1998-11-27
被引用文献数
25

本報告は, 広帯域無線システムに適したOFDM方式について検討している.まず初めに, 同一情報伝送速度を得る変調方式および誤り訂正符号化率の組み合わせとして, 同期検波を前提に8PSK(R=2/3)および16QAM(R=1/2), さらに遅延検波を前提にD8PSK(R=2/3)および16DAPSK(R=1/2)の特性について, 実際の通信路を想定したシミュレーションによりパケット誤り率特性について明らかにし, 8PSKが, 特にマルチパスおよび非線形通信路においては, 他に比べその有効性が大きいことを示している.さらに, 実際に同期検波をOFDMシステムに適用するために必要な各サブキャリアの等化方法について, RLSアルゴリズムを適用したものを提案するとともに, パケット誤り率特性および所要プリアンブル長の観点から従来方式との比較検討をおこない, 所要プリアンブル長が2OFDMシンボル以上の場合, 提案方式が優れた特性を有することが示されている.
著者
松本 祐教
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.425, pp.155-160, 2006-12-07

携帯電話網へのアクセスに加えホットスポット等の無線LANによるIP電話機能を備えた携帯電話を実現するには、3,000MIPS以上の演算処理能力を必要とするWi-Fi機能を100mW以下の消費電力のSoCで実現する必要がある。TOPSTREAM^<TM> WLANはスケーラブルなマルチコア・プラットフォームを用いて携帯電話向けの無線LAN用のIEEE802.11 MAC及びIEEE 802.11bベースバンド処理用に設計したマルチコアSoCであり、内部バス上のデータ転送や信号処理演算による消費電力を低減するためにマッチドフィルタや128-bitSMIDプロセッサによるI/Q信号処理に符号絶対値表現を用いた。4つの異なる種類のプロセッサを組合せ、802.11bによる無線LAN機能を動作周波数50MHz、消費電力100mWで実現する。
著者
松本 昭彦
出版者
愛知教育大学教育実践総合センター
雑誌
愛知教育大学教育実践総合センタ-紀要 (ISSN:13442597)
巻号頁・発行日
no.12, pp.199-206, 2009-02

絵に求められているものは「個性」とか「新しい表現」なのであろうか。絵を見たり描いたりする際に必要なのは「絵心」や「感性」であろうか。モノを見ることを《入力》,モノを描くことを《出力》に例えると,世間では出力ばかりが強調され過ぎて,表現上の目新しさだけに注目が集まっているように思われる。豊田市立挙母小学校や岡崎市立常磐南小学校等でキミ子方式による似顔絵の指導をして「モノを見る」技術が「モノを描く」技術に先立って重要であるとの感を深めた。授業後の子どもたちの感想を読むと,自ら進んで絵を描こうとする意欲や,暖かい人間関係を尊ぶ心情が見て取れる。似顔絵は地味で卑近な題材ではあるが,昨今の子どもたちの漫画的な様式傾向を打破するのに必要と思われる《見る技術》や《描く技術》を学ぶためには格好の題材であると言えよう。
著者
松本 省吾 小森 貞男 北原 健太郎 今津 里美 副島 淳一
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.236-241, 1999-03-15
被引用文献数
3 30

リンゴ(Malus x domestica Borkh.) 13品種と'恵'後代10個体のS遺伝子型を, S複対立遺伝子群に特異的なPCR-RFLP解析法により同定した.また, 本解析法により, 'ガラ', 'ふじ'のS遺伝子型を再確認した.'金星'および'きざし'のS遺伝子型は両親から予想されるいずれの遺伝子型とも一致しなかった.'金星', 'きざし'の作出には, それぞれ, S_9, S_3遺伝子をもつ花粉親が用いられた可能性が示唆された.'あかぎ', 'つがる', '陽光'は花粉親が不明であるが, それぞれ, S_7, S_7, S_9遺伝子をもつ花粉親が作出に用いられたと考えられた.自家和合品種'恵'のS遺伝子型はS_2S_9と同定され, 両S遺伝子上に変異は見られなかった.'恵'とS遺伝子型の異なる'千秋'(S_3S_9)の正逆交雑により種子形成が見られたことから, '恵'の雌ずい, 雄ずいともに正常であることが判明した.一方, '恵'と同じS遺伝子型である'レッドゴールド'または'金星'との正逆交雑では全く種子形成が見られなかったことから, これらは, S遺伝子型に基づく不和合性を示したと考えられた.これらの結果から, '恵'の自家和合性はS対立遺伝子群の変異によって獲得されたものではないことが示唆された.
著者
浅井 孝浩 吉野 仁 松本 正
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム
巻号頁・発行日
vol.98, no.159, pp.47-54, 1998-06-29
被引用文献数
5

高速デジタル移動通信では、(i)マルチパス伝搬による符号間干渉(ISI)、(ii)伝送路の高速な時間変動が問題となる。本報告では、ISIの影響を軽減するため信号系列推定に逐次系列推定(SSE)を使用し、伝送路の時間変動に追従させるため適応アルゴリズムを用いたジョイント信号処理を提案する。SSEは、ビタビアルゴリズムによるMLSEと異なり長さの異なるパスメトリックの比較が可能で、広帯域移動通信で問題となる最大等化遅延シンボル数の増加に伴う信号処理量増加を抑制できる可能性がある。計算機シミュレーションにより、周波数選択性フェージング条件で従来のRLS-MLSEと比較し、有効性を確認した。
著者
松本 聡子 野村 俊明 土屋 悠華 奥村 雄介
出版者
東京大学グローバルCOEプログラム「死生学の展開と組織化」
雑誌
死生学研究 (ISSN:18826024)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, 2009-03-15 (Released:2012-04-11)

公開・国際シンポジウム「聖遺物とイメージの相関性 東西比較の試み」
著者
山本 篤志 松本 達郎 片江 伸之 木村 晋太
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.39-40, 1994-09-20
被引用文献数
3

当社では,音声合成システムの研究開発を行なっており,これまでに,通常の文章を自然に読み上げるシステムを開発した。今回は音楽,ゲームなどのアミューズメント分野への応用として,この音声合成システムをベースとした歌唱合成システムを開発した。このシステムの特徴は,以下のとおりである。・自然音声を分析して得られた歌唱モデル(遷移モデル,ビブラートモデル,ゆらぎモデル)が組み込まれており,自然な歌声の合成が可能である。・合唱の合成が可能である。
著者
小林 俊一 片江 伸之 松本 達郎 木村 普太 加世田 光子 大山 隆之
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.41-42, 1994-09-20
被引用文献数
1

音声合成は人間と機械の自然なインタフェースとして注目されており,当社では,NIFTY-Servcでの電子メール読み上げサービスや,視覚に障害のある方を対象とした,ディスプレイ上の文字読み上げシステムFMTALK-IIなどの応用例がある。しかし,これらは音声信号処理用のハードウェアを必要としていた。ここ数年,パーソナルコンピュータの処理能力が著しく向上し,実時間での音声処理が可能となってきた。また,メモリが非常に安価になったため,システムの蓄積データを圧縮する必要性が小さくなった。このような背景のもとで,全ての処理をソフトウェアで行ない,かつ高品質な音声の合成が可能なテキスト音声合成システムを開発したので,報告する。本システムの技術的な特徴は以下の3点である。1.DP照合法と詳細二方向文法による形態素解析2.折れ線モデルによる基本周波数パターン生成3.波形編集方式による音声波形生成
著者
小林 宏行 河合 伸 押谷 浩 酒寄 享 小池 隆夫 大西 勝憲 斎藤 玲 中山 一朗 富沢 磨須美 大道 光秀 平賀 洋明 渡辺 彰 貫和 敏博 青木 信樹 関根 理 鈴木 康稔 荒川 正昭 和田 光一 岡 慎一 稲松 孝思 増田 義重 島田 馨 柴 孝也 吉田 雅樹 佐藤 哲夫 林 泉 宍戸 春美 赤川 志のぶ 永井 英明 渡辺 尚 馬場 基男 松本 文夫 桜井 磐 嶋田 甚五郎 堀 誠治 小田切 繁樹 鈴木 周雄 高橋 健一 平居 義裕 石丸 百合子 山本 俊幸 鈴木 幹三 山本 俊信 下方 薫 齋藤 英彦 成田 亘啓 三笠 桂一 三木 文雄 二木 芳人 副島 林造 澤江 義郎 仁保 喜之 大泉 耕太郎 市川 洋一郎 徳永 尚登 原 耕平 河野 茂 門田 淳一 朝野 和典 平潟 洋一 前崎 繁文 伊藤 直美 松本 慶蔵 永武 毅 宇都宮 嘉明 力富 直人 那須 勝 山崎 透 斎藤 厚 普久原 浩 広瀬 崇興 佐藤 嘉一 熊本 悦明 河村 信夫 岡田 敬司 稲土 博右 守殿 貞夫 荒川 創一 宮崎 茂典 大森 弘之 公文 裕巳 小野 憲昭 渡辺 豊彦 村田 匡 熊澤 淨一 松本 哲朗 尾形 信雄 高橋 康一 天野 拓哉 中村 元信 山本 松男 清水 武昭 岩井 重富 国松 正彦 大塚 一秀 中川 良英 渡辺 哲弥 松山 秀樹 杉山 勇治 中山 一誠 品川 長夫 真下 啓二 真辺 忠夫 木下 博明 森本 健 久保 正二 藤本 幹夫 上田 隆美 岩佐 隆太郎 横山 隆 児玉 節 津村 裕昭 松田 静治 保田 仁介 山元 貴雄 岡田 弘二 遠藤 重厚 山田 裕彦 高桑 徹也 斎藤 和好 相川 直樹 田熊 清継 藤井 千穂 福田 充宏
雑誌
日本化学療法学会雜誌 = Japanese journal of chemotherapy (ISSN:13407007)
巻号頁・発行日
vol.45, no.10, pp.846-871, 1997-10-25
被引用文献数
7
著者
中川 哲治 松本 裕治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.73, pp.197-204, 2004-07-16

本稿では,中国語と日本語の単語分割を行うために,コスト最小法と文字タグ付け法を組み合わせた単語分割手法を提案する.単語分割に関してこれまでに多くの研究が行われているが,一般に単語単位で処理を行うコスト最小法は未知語の扱いが困難であり,文字単位で処理を行う文字タグ付け法は既知語に対する精度が低い.そこで,2つの手法を組み合わせることでこれらの問題を解決することを試みる.複数のコーパスを使用して中国語と日本語の単語分割実験を行った結果,高い解析精度が得られることを確認した.In this paper, we propose a hybrid method for Chinese and Japanese word segmentation which combines the Markov model-based method and the character tagging method. In general, word-based Markov models have difficulties in handling of unknown words and the character-based character tagging method performs worse than other methods for known words. In order to solve these problems, we combine the two methods. Experimental results of Chinese and Japanese word segmentation with multiple corpora showed that the method achieves high accuracy.