著者
松浦 真也
出版者
日本シミュレーション学会
雑誌
シミュレーション (ISSN:02859947)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.107-111, 2007-06-15

We have developed an original method for the analysis of various time series. One of the characteristic features of our method is that it does not assume any specific time series model beforehand. Instead, we derive important qualitative properties of the given time series objectively. This kind of approach leads to the concept of "universal modeling of time series". In this article, we briefly introduce our method from the viewpoint of universal modeling and simulations.
著者
松浦 義弘
出版者
岩波書店
雑誌
思想 (ISSN:03862755)
巻号頁・発行日
no.1043, pp.100-122, 2011-03
著者
松浦 慶総 高田 一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

最近の製造拠点の海外移転の加速により,製造業の空洞化が懸念されている.ものづくりの高度化による高付加価値製品の生産が必要であるが,熟練労働者の不足や熟練技能の継承問題が大きな問題となっている.そこで本研究ではアーク溶接技能を対象とし,技能動作と熟達度との関係について3次元動作情報と筋電位情報から抽出し,さらに熟達者の判定基準から熟達度を定量的に評価する方法の提案を行った.
著者
梁 〓模 金子 哲也 北澤 章平 景山 一郎 松浦 譲
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集 : JSME annual meeting
巻号頁・発行日
vol.2009, no.7, pp.197-198, 2009-09-12

This paper proposes a steering control strategy for new transport system equipped with an all-wheel steering system to achieve zero off-tracking running. In this system, the center of each axle passes through the same locus, which is similar to the operation of trains. The control system is composed of two parts-the feedforward and feedback controllers. A sliding mode controller as a nonlinear robust control is applied and imparts sufficient robustness by correcting the steeringangle. This control system was validated by means of numerical simulations using a multi degree of freedom vehicle dynamics model.
著者
石橋 勇人 松浦 敏雄 安倍 広多 郭 仕祥
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は,3G/LTE/WiMAXのような遠距離向けの通信方式と,Wi-FiやBluetoothのような近距離向けの通信方式の両方が使用可能な携帯端末(スマートフォンなど)を対象とし,近隣に存在する携帯端末間で自律的に協調動作を行うことによって,通信回線やバッテリなどの携帯端末のリソースを全体として効率的に利用可能とする方式を提案している.
著者
酒井 治己 高橋 洋 松浦 啓一 西田 睦 山野上 祐介 土井 啓行
出版者
独立行政法人水産大学校
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

ミトコンドリアDNA全塩基配列に基づき、フグ目の硬骨魚種中での系統類縁関係,フグ目内系統類縁関係,及びトラフグ属内系統類縁関係を明らかにした。さらに,AFLP解析によりトラフグ属主要9種の雑種解析を行なった。トラフグとカラスフグを除く各種は明瞭に識別でき、さらに複数マーカーによって雑種の判別も可能で、解析したほとんどの雑種個体(47個体中46個体)が雑種第一代であった。種判別の可能なAFLPマーカーに基づき、それを特異的に増幅するプライマー開発に向けて研究を継続中である。
著者
三木 直大 池上 貞子 佐藤 普美子 松浦 恆雄
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

連携研究者と協力して台湾現代詩研究会を組織し、以下のふたつを大きな柱として共同研究をすすめた。(1)台湾現代詩の研究と翻訳紹介については、研究代表者を編集委員として、台湾現代詩人シリーズ 5 冊の翻訳詩集を詳細な解説と詩人年表を付して出版した。(2)台湾から詩人・研究者を招聘し、日本の詩人にも参加を依頼しての研究会を5回開催し、そこでの成果を公表するとともに、今後の台湾現代詩研究の基礎を提供した。
著者
松浦 年男
出版者
九州大学大学院人文科学研究院言語学研究室
雑誌
九州大学言語学論集 (ISSN:13481592)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.29-58, 2009-12

This paper describes the accentual patterns of Sino-Japanese compounds in Nagasaki Japanese. By investigating the accentual patterns of actual and nonce Sino-Japanese compounds, I demonstrated that the accentual pattern of a Sino-Japanese compound is determined by the mora length of the second element of the compound. If the second element of a Sino-Japanese compound consists of one mora, the compound is produced with a falling pattern (Type A), otherwise it is produced with a flat pattern (Tone B). Since the same generalization holds also in Standard Tokyo Japanese, the result strongly implies that the accentual patterns of Nagasaki Japanese are influenced by the accentual patterns of Standard Tokyo Japanese.
著者
武石 賢一郎 松浦 正昭 小宮山 正治
出版者
The Visualization Society of Japan
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.30, no.116, pp.21-27, 2010 (Released:2012-03-03)
参考文献数
21

高温ガスタービンを主機としたコンバインドプラントがその熱効率の良さから脚光を浴びており、最新の産業用ガスタービンのタービン入り口温度は1500℃に達している。最も高温な燃焼ガスに曝されるタービン第一段動静翼の開発がキーポイントである。高温ガスタービンのタービンの翼間流路には複雑な渦システムが形成され、また高負荷化により強い二次流れが生じる。またタービン翼にはフィルム冷却が採用されているため、翼面から吹き出したフィルム空気と主流との混合も生じる。高温強度に耐え高性能で信頼性の高いタービン冷却翼を開発する上で、タービン翼間で生じる熱流動現象を正確に把握する必要があり、このためタービン静止翼列あるいは回転翼列などの試験装置を用いた実験が行われる。本解説では高温ガスタービンに用いるタービン翼の翼およびエンドウォール面上で生じる特徴的な流れを可視化した手法およびその結果について紹介する。
著者
秋山 大輔 細川 和宏 安倍 広多 石橋 勇人 松浦 敏雄
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.9, pp.1-6, 2010-02-22
被引用文献数
2

本稿では,多数の 2 次元位置情報を P2P ネットワークを用いて分散管理する一手法を提案する.提案手法では,2 次元平面を Z 曲線を用いて分割し,各領域を一つのピアが管理する.管理領域内のデータ数が一定数を越えると領域を分割することでピアの負荷を一定に保つ.範囲検索のためには構造化オーバレイネットワークの一種である Skip graph を用いる.範囲検索に要するホップ数を削減するために,領域の分割方法を工夫している.提案手法はシミュレーションにより範囲検索に要するホップ数と管理に必要なノード数を評価した.In this paper, we propose a distributed management scheme for 2D location information using Peer-to-Peer network. In the proposed scheme, a 2D plane is divided into fragments with Z-curve and each fragments is managed by a peer. Skip graphs, a kind of structured overlay network, are used for range queries. To reduce hop counts required for range queries, we devised a method to choose appropriate points on dividing. We have evaluated the method with regard to number of hops required for range queries and number of requried peers.
著者
秋山 大輔 細川 和宏 安倍 広多 石橋 勇人 松浦 敏雄
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT)
巻号頁・発行日
vol.2010-IOT-8, no.9, pp.1-6, 2010-02-22

本稿では,多数の 2 次元位置情報を P2P ネットワークを用いて分散管理する一手法を提案する.提案手法では,2 次元平面を Z 曲線を用いて分割し,各領域を一つのピアが管理する.管理領域内のデータ数が一定数を越えると領域を分割することでピアの負荷を一定に保つ.範囲検索のためには構造化オーバレイネットワークの一種である Skip graph を用いる.範囲検索に要するホップ数を削減するために,領域の分割方法を工夫している.提案手法はシミュレーションにより範囲検索に要するホップ数と管理に必要なノード数を評価した.
著者
松浦 智子
出版者
早稲田大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2007

本研究は、多民族が流動・衝突する金元華北の軍事社会に生じた"異文化と武力世界"に関わる各現象が、北方系の英雄を題材にとる明刊通俗戦記小説の形成過程に、如何に関与していたかを考察するものである。昨年度(H19)に引き続き、宋代山西の英雄・楊家一門の活躍を描く「楊家将演義」(『北宋志伝』『楊家府演義』)を研究対象の中軸とした本年度(H20)は、主に2008年3月に楊家将の故地である山西省で行ったフィールド調査で得た情報の分析を進めた。具体的には、元の中期頃に楊家将の末裔を称する楊懐玉なる人物によって建てられた楊忠武祠に伝存する、元の天暦二年と泰定元年に繋年される二つ碑文を検証した。結果、この二つの碑文に記される山西楊氏の系譜が、『宋史』を始めとする史書系統に書かれる系譜とは大きく異なる一方で、元雑劇や小説といった通俗文芸に描かれる楊家将の系譜に近いものとなっている事を見いだした。ここから報告者は、楊家将の故事に見える世代累積型の体系が、これまで考えられていたよりも早い元の中期頃に、北方中国である程度形成されていたという新知見を得るに至った。この検証結果は、これまで文学研究分野で殆ど等閑視されてきた金、元北方の地域社会が、小説を始めとする俗文学の形成に与えた影響力の大きさを解明する重要な糸口に繋がると考えられる。本成果は、2008年10月に京都大学で行われた日本中学学会で「「楊家将」物語の形成過程について-山西省楊家祠堂の元碑、家譜を手がかりに-」として口頭発表し、更にこの発表を元に手直しを加えた原稿に沿って、2008年11月に中国武漢大学で開かれた「明代文学与科挙文化国際学術研討会」で「"楊家将"故事形成史資料考-以山西楊忠武祠的文物史料爲線索」として発表した。後者で発表した原稿は、2009年夏に出版される論文集に掲載予定である。
著者
松浦 誠
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.43-54, 1971-05-30

本稿では, 日本産のスズメバチ属(Vespa)ハチ類6種について, 1954年以来観察した350巣の記録をとりまとめた。1. Vespaでは種によって営巣場所に一定の選好傾向がみられ, 地上の非遮蔽空間を選好する種類と地上または地下の遮蔽空間を選好する種類に区別できた。2. 非遮蔽空間を選好する種類はV. analis insularisとV. xanthopteraの2種であった。前者は常に非蔽空間に営巣し, 86.0%(74/86)の巣は地表に近い草木の枝または茎に巣を設けた。後者のV. xanthopteraでは80.7%(134/166)の巣が非遮蔽空間にみられ, 68.1% (113/166)の巣は建造物の外部に営巣していた。また19.3% (32/166)の巣は地上または地中の遮蔽された空間に営巣しており, 邦産Vespa中, 営巣場所の選択にもっとも融通性を備えていた。3. 常に遮蔽空間に営巣する種類はV. crabro flavofasciata, V. tropica pulchraおよびV. mandariniaの3種であった。このうち前2種は地上および地下の広狭を問わず, いずれの遮蔽空間にも営巣していたがV. mandariniaでは常に地中の狭い既存空洞に営巣していた。4. V. simillimaはV. xanthopteraと同じように, 遮蔽空間および非蔽遮空間のいずれにも営巣していたが, どちらをより選好するかは, 観察例が少なく明らかでない。5. 非遮蔽空間選好種では, 外被は各巣盤を完全に被護しているが, 遮蔽空間選好種では, 外被は薄く下段の巣盤は被護されることなく常に露出していた。6. 営巣場所と方位との相関は各種ともみられなかった。7. 営巣場所の地表面よりの垂直距離についてみると, 空中巣のV. analis insularisでは2m以内の高さに84.5%の巣が分布していた。一方V. xanthopteraでは2∿7mの高さに79.5%の巣がみられた。遮蔽空間選好種のV. crabro flavofasciataとV. tropica pulchraの空中巣は4.5m以下にみられた。地中巣は, V. xanthoptera, V. crabro flavofasciata, V. tropica pulchraおよびV. mandariniaの4種とも, 地表より60cm以内の比較的浅い部分に分布していた。8. 地上または地中の遮蔽空間に建設された巣では, 営巣空間への入口と巣を結ぶ通路の長さは, 3∿420cmで, この間を巣の個体は歩行して巣に達した。9. 前年の同種の営巣跡に再び営巣を繰り返す例がV. xanthoptera, V. crabro flavofasciataおよびV. analis insularisの3種に観察された。10. Vespaの同種および異種間において1地域に相互に近接して営巣する例がみられた。
著者
蘭 信三 外村 大 野入 直美 松浦 雄介 上田 貴子 坂部 晶子 高野 和良 高畑 幸 飯島 真里子 花井 みわ 竹野 学 福本 拓 大久保 明男 倉石 一郎 山本 かほり 田村 将人 田村 将人
出版者
上智大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究の成果は以下のようである。まず、(1)第二次世界大戦後の東アジアにおけるひとの移動は日本帝国崩壊によって策定された新たな国境線によって引揚げ、送還、残留、定着という大規模な人口移動と社会統合がなされたことを明らかにした。しかし、(2)例えば日韓間の「密航」や中国朝鮮族居住地域と北部朝鮮間の移動のように、冷戦体制が整うまでは依然として残る個々人の戦前期の生活戦略による移動というミクロな側面も継続されていたことを明らかにした。そして、(3)帝国崩壊後も中国に残留した日本人の帰国のように、それは単純に「遅れた帰国」という戦後処理(コロニアリズム)の文脈だけではなく、日中双方における冷戦体制崩壊後のグローバル化の進行という文脈、という二つのモメントに規定されていたことを明らかにした。
著者
宮川 洋一 森山 潤 松浦 正史
出版者
教育システム情報学会
雑誌
教育システム情報学会誌 (ISSN:13414135)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.139-150, 2008

<p>The purpose of this study is to obtain basic data that are useful for future study guidance by examining problem solving process and knowledge structure in Event Driven Type of programming. We examined the relation between knowledge structure that investigated it by 'Card Sorting' and problem solving process that was obtained by 'Problem solving process scale in event driven type of programming'. As a result, the next point became clear. 1) 'Control structure' and 'Utilization of the object' of knowledge structure are exerting the influence on problem solving. 2) The structure of excellent knowledge is useful for the process of 'Planning and Realization of the plan', 'Action check', 'Modification of the error' in processing procedure of programming. 3) The difference is not admitted in logic error and structure error search process by the standard of knowledge structure.</p>