著者
森田 聡之
出版者
関東社会学会
雑誌
年報社会学論集 (ISSN:09194363)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.9, pp.71-82, 1996-06-05 (Released:2010-04-21)
参考文献数
15

This paper treats requests for ambulance from a corpus of emergency calls (119 calls), which were audio-recorded at a 119 dispatch center during the summer of 1994. In these calls, it is observable that when callers identify themselves, almost all of them use relational terms along with their names, e. g., “ (My name is) Yamada Hanako. wife. ” The question is not why they use such relational terms, but what they do as they use such terms. In order to treat this question, a device-what Harvey Sacks named Membership Catergorization Device-and its use will be considered.
著者
河村 誠治 白石 嘉孝 簑原 亨 近藤 富士雄 梅崎 典良 石橋 正敏 森田 誠一郎
出版者
公益社団法人日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術學會雜誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.47, no.8, 1991-08-01

(1) 平均排尿間隔は約2時間であった。(2) 初回尿中放射能は総排泄放射能の約80%と推定される。(3) 初回排尿時間を^<99m>Tc-MDP投与後50分前後にすることにより現状の膀胱壁被曝を約40%低減できると推定された。
著者
堀内 茂木 吉澤 信 森田 晋也
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.78, no.1, pp.1-4, 2012-01-05 (Released:2012-05-17)
被引用文献数
2
著者
山鳥 忠司 森田 広一
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.9, pp.216-219, 2004-10

この7月の酷暑は、身体にこたえるものでしたが、皆様はどのようにやり過ごされたでしょうか。海や山へ行く、プールに行く、あるいはどこも暑いのでエアコンの効いた会社で仕事をする、はたまた、家でごろごろと過ごす——。いろいろな対処法があることと思います。 それぞれの案には一長一短がありますが、意識せずとも優先順序を付けて、どれか1つを選んでいるのが現実です。
著者
玉川 奨 香川 宏介 森田 武史 山口 高平
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

Wikipediaは語彙網羅性や即時更新性に優れており,半構造情報資源であることからオントロジー構築のための情報資源として優れています.私たちはこれまでに日本語版Wikipediaの様々な構造を利用し,大規模で汎用的なオントロジーを構築する手法の提案を行ってきました.本稿では,我々が構築した日本語WikipediaオントロジーのLODに向けた取り組みをご紹介します.
著者
筑地 公成 本山 貢 大藤 博美 森田 哲也 角南 良幸 田中 守 進藤 宗洋
出版者
公益社団法人日本産業衛生学会
雑誌
産業衛生学雑誌 (ISSN:13410725)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.63-71, 1999-05-20
参考文献数
25
被引用文献数
5

本研究では, 中年労働者43名を対象として, 50%V^^.O_<2max>強度に相当する有酸素性トレーニングを主体とする「健康づくり教室」を2ヵ月間実施し, 生理的指標とQOLにどの様な影響を及ぼすのかについて検討することと, THPの一貫として実施した「健康づくり教室」の有用性を検討することを目的とした. その結果, 2ヵ月間トレーニングを継続できた者は36名(83.7%)で, 高い継続率であった. トレーニングを継続できた群(運動継続群: 36名)はトレーニング後に体重, BMI, %fat, fat (kg), W/H 比はいずれも有意に低下していた (W/H比: P<0.05, それ以外: P<0.01). また、V^^.O_<2max>は有意に増加していた (V^^.O_<2max> (l/min) : P<0.05, V^^.O_<2max>/wt : P<0.01). トレーニングを途中で中止した群(運動脱落群: 7名)はすべての項目において有意な変化を認めなかった. 運動継続群はDBP, TC, LDL-c/HDL-c比は有意に低下し, HDL-cは有意に増加していた (LDL-c/HDL-c : P<0.01, それ以外: P<0.05). また, 運動脱落群はFBSに有意な増加を認めた(P<0.05). 運動継統群では身体症状, 労働意欲及びQOL全体に有意な改善を認めた (身体症状: P<0.05, それ以外: P<0.01). また運動脱落群はいずれの項目においても有意な変化を認めなかった. 運動継続群について, QOLの初期値とトレーニング前後のそれぞれの変化量との関連性を検討した結果, 身体症状, 感情状態, 快適感, 性意欲, 社会的活動, 認識能力の6項目について有意な負の相関関係が認められた (いずれもP<0.01). V^^.O_<2max>/Wtの変化量と身体症状の変化量との間に, 正相関関係が認められた (r=0.36, P<0.05). 以下のことから, 本研究で実施した低強度の有酸素性トレーニングを主体とした「健康づくり教室」は, 全身持久力の向上, 降圧効果, 血清脂質を改善させたことのみならず, QOLの改善にも十分期待できることが明らかとなった. またHTPの一貫として実施された「健康づくり教室」は, 心身両面にわたる総合的な健康づくりに対し, 理論的, 実際的に支援する結果を得ることができた.
著者
山鳥 忠司 森田 広一
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.8, pp.210-213, 2004-09

7月11日に参議院議員選挙が実施されました。読者の方々も投票所に足を運ばれたたことと思います。ところで、皆様は、どのようにして候補者を選択したのでしょうか。 当然、最終的にはご自身で決めたわけですが、決定に至るまでにどのような経緯を踏んだのでしょうか。
著者
樋口 貞三 森田 明 川島 滋和
出版者
宮城大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

15名の異なるハーバードMBA取得者のほぼ全員がMBA教育を自らのキャリア開発において一定の有効性を認めているが、その内容・程度は、個々人の生い立ち、経歴、そして人生観によりかなり異なっている。インタビューを通じ、「最も競争の激しい環境に自分を置き、そこで生き抜いてこと意味がある」という視点から、「ハーバードの卒業生だから、こうならなければならないというプライドで、自分自身を縛ってしまうことの方が人生にはネガティブに作用する」といった、今後MBAを目指す若手に対しても極めて有益と思われる多くの示唆を得ることができた。
著者
森田 芳朗 橋田 竜兵 笠 寛子
出版者
東京工芸大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、1930年代のニューディール政策の一環として開発され、戦後居住者に払い下げられたメリーランド州グリーンベルト、オハイオ州グリーンヒルズ、ウィスコンシン州グリーンデイルの3つのグリーンベルトタウンが、払い下げから今日までに地区の運営組織・制度をそれぞれどのようなかたちで築き上げ、それによりどのような居住環境をかたちづくってきたかを、現地調査(資料収集、インタビューなど)により明らかにした。
著者
丹野 智博 堀江 和正 小林 高彰 森田 昌彦
雑誌
研究報告バイオ情報学(BIO)
巻号頁・発行日
vol.2013-BIO-34, no.25, pp.1-5, 2013-06-20

層状ニューラルネットにおいて,入力するアナログ値を多次元の 2 値パターンに変換すると,多変数関数近似器としての性能が大きく向上することが報告されている.本研究では,このパターンコーディングをパターン分類問題に適用した場合の有効性について検討する.2 次元 2 クラス分類問題を対象として数値実験を行った結果,単純パーセプトロンに適用してもあまり効果はないが,さらに多層化する (多層パーセプトロンに適用する) か,選択的不感化を行うことによって,非常に複雑な決定境界を容易に学習できるようになることがわかった.また,境界の複雑さを表す指標を提案し,それが分類誤差と高い相関をもつことを示した.この指標は,パターンコーディングを適用すべきか,どの分類器を用いるべきかを判断するのに有用だと考えられる.
著者
福田 裕美 森田 健
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
no.15, pp.195-198, 2002-06-20
参考文献数
4

The purpose of this study was to investigate the effect of an intruder and partitions on personal space with reference domains of demonstrative pronouns and physiological responses. 1) The person's psychological territory could be expressed with demonstrative pronouns. 2) An intruder on personal space caused a decrease in the "kore" area and increase (p<0.01) in CV_<R-R> levels. 3) The "kore" area and BPmin tended to decrease (p<0.05) in the group who felt decrease in mental pressure because of setting a partition on personal space. 4) Mental pressure was not always in accord with the feeling of avoidance.
著者
森田 愛子 藤井 真衣
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
雑誌
広島大学心理学研究 (ISSN:13471619)
巻号頁・発行日
no.12, pp.269-277, 2012

本研究の目的は,どのような領域の子どもの発達に保護者が気づきやすいかを調べること,保育者を基準としたときの,保護者の気づきやすさについて検討すること,様々な種類の行動の発達に育児がどの程度影響すると保護者が思うかを検討することであった。6 領域20 項目の発達チェック項目に関し,保育園・幼稚園の3 歳児クラスの保護者72 名と保育者7 名,4 歳児クラスの保護者114 名と保育者3 名から質問紙で回答を得た。主な結果は以下のとおりである。保護者は生活技術の発達に最も気づきやすかった。3 歳児クラスの保護者は,言語理解の発達に比較的気づきにくいことがわかった。また4 歳児クラスの保護者は対人技術の発達について他の領域より比較的気づきやすいこともわかった。保育者の気づきやすさと比較しても,保護者の気づきやすさの得点は高いケースが多かった。ただし社会性の発達については,保育者のほうが気づきやすい傾向がみられる。育児の影響については,3 歳児・4 歳児クラスのいずれの保護者も,生活技術については,育児の影響が大きく,粗大運動の発達については育児の影響が小さいとみなしていた。
著者
森田 修平 岡本 祐子
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
雑誌
広島大学心理学研究 (ISSN:13471619)
巻号頁・発行日
no.12, pp.169-177, 2012

精神分析学においては自我はさまざまな機能を持つとされ,今日までBellak らをはじめ,多くの研究がなされてきた。また,その測定法は,質問紙,ロールシャッハ・テストなどの投映法と多様である。しかし,自我機能の測定は,自我という概念の扱いの難しさから困難さを指摘されてきた。大山による一連の自我境界研究から,各種自我機能が異なる自我境界領域で働くことが推察された。本研究において,各々の自我機能がどの自我境界領域で機能するのか,それぞれの測定法がどの自我領域を対象にしているかを検討することにより,より妥当性の高い自我機能研究の可能性が示唆された。
著者
中村 博 島野 毅八郎 森田 四郎 五月女 茂 田中 昇
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, 1973-06-25

1.剖椥列.60才,男,昭和34〜37年まで肺結核.47年7月より左視力低下,眼痛あり,両鎖骨下リンパ節腫大.右上肺野陰影拡大.リンパ節病理所見は腺癌を混じえた類表皮癌.コバルト照射,抗癌剤を併用,患者の強い希望で左眼全摘後,癌性心のう炎をおこし9月25日死亡.部倹で肺は陳旧性結核病巣疲痕を混ずる腺癌で,一部類表皮型.眼球は異型の著しい未分化癌と腺癌で原発肺癌の像に一致する.2.非剖検例。76才,男,昭和46年3月より左眼痛.8月全摘,転移性腺癌といわれ,内科で左肺の貨幣状陰影を原発と考え,コバルト照射,抗癌剤併用するも,47年1月より悪化,4月死亡せり.眠症状を初発とする原発性肺癌は稀なものといわれているが,肺癌の増加と共に,頻度も上昇すると考え呈示した.
著者
宮腰 英一 森田 朗 大桃 敏行 高橋 寛人 若林 直樹
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究は、公財政支出の削減が推し進められる中で、わが国及びイギリスが「子ども・青少年」施策の効率化を図り、かつその意思決定と実施過程において責任体制を支える「ネットワーク型ガバナンス」を構築し、教育運営システムの改善を進めている実態を現地調査により明らかにした。(1) 英国バーミンガム市の「子ども・青少年」行政について市当局及び「子どもセンター」への訪問調査と職員へのインタビューを実施した。その結果、教育行政に隣接する福祉・医療・労働の分野を「子ども・青少年」行政として統合している実態がわかった。(2) 国内調査 : 太田市、佐賀市、出雲市、豊田市、駒ヶ根市、大分市等の「子ども行政」に見られる教育委員会の部局再編の経緯について情報を収集し、成果を関連学会において発表した。
著者
恒川 篤史 鈴木 雅一 森田 茂紀 飯山 賢治 篠田 雅人 西田 顕郎
出版者
鳥取大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2003

本研究では、多様な生態系を対象としてさまざまなタイプの数値シミュレーションモデルを適用し、その生態系で生じている現象の理解を深め、新たな現象を解明すると同時に、モデル自体についてもさまざまな改良や開発を続けてきた。主要な研究対象と成果は以下の通りである。1.日本の代表的な森林であるスギ・ヒノキ人工林の東京大学千葉演習林において、Komatsu et al.(2006)によって開発された生態系プロセスモデルを用いて、斜面部による蒸散開始時刻の違いがどのような要因によって生じるかを解明した。2.米国モンタナ大学で開発されたBiome-BGCを日本の代表的な森林であるスギ・ヒノキ人工林の東京大学千葉演習林袋山沢に適用した結果、幹材積炭素含有量の、植栽から現在までのモデルによる計算値の推移は、千葉演習林のスギの収穫表と袋山沢での観測値をほぼ再現した。3.Centuryモデルを富士山における一次遷移のデータに適用し、その適用性を検討した。いくつかのパラメータを変更する必要があったが、パラメータを変更することでCenturyモデルは富士山における一次遷移のデータを良好に再現することができた。4.Biome-BGCモデルをモンゴル中央県のバヤンウンジュールの典型草原に適用した。さまざまなチューニングにより実測値の正確な予測が可能となった。このモデルを用いて干ばつに対する植生影響のシミュレーションを試みた。5.広域スケールの生態系プロセスモデルとして、光合成有効放射吸収率(FPAR)、葉面積指数(LAI)、4種類の気候データ(純放射、日最低気温、日平均気温、飽差)および土地被覆図を用いた生産効率モデルを用いて、1982年から1999年までの全球陸域NPPを推定した。
著者
幾原 雄一 溝口 照康 佐藤 幸生 山本 剛久 武藤 俊介 森田 清三 田中 功 鶴田 健二 武藤 俊介 森田 清三 田中 功 鶴田 健二 谷口 尚 北岡 諭
出版者
東京大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2007

本終了研究では特定領域の成果報告会や国際会議を企画し,本特定領域によって構築された「機能元素の学理」の効果的な普及を行った.さらに,本特定領域で得られた知見を次代を担う若手研究者に引き継ぐためのプログラム(若手研究者向けセミナー,若手研究者海外滞在)も企画・運営した.また,班内の効果的な情報共有・打ち合わせのためのインターネット会議の実施や情報管理も本総括班が行った.平成24年度では以下のような総括班会議,成果報告会,シンポジウム等を行い,本特定領域で得られた研究成果の発信を行ってきた.・総括班会議の開催6月(東京)・特定領域最終成果報告会(公開)6/8(東京)【産官学から約200名の参加があった】・国際会議の開催(公開)5/9-11(岐阜)【国内外から約300名の参加があった】The 3rd International Symposium on Advanced Microscopy and Theoretical Calculations(AMTC3)・国際学術雑誌企画5月(AMTC Letters No.3)・最終研究成果ニュースレター冊子体の企画6月・特定領域特集号発刊(セラミックス)・若手研究者向けセミナー1月(名古屋)6月に開催した本特定領域の最終成果報告会においては200名近い参加があり,非常に盛会であった.また,5月に行われた国際会議においても世界中から第一線で活躍する研究者が一堂に会し,3日間にわたって活発な議論が行われた.また,次世代研究者の育成をめざし,研究者の海外滞在プログラム(米国オークリッジ国立研究所,英国インペリアルカレッジ)も行われた.また大学院生を対象とした第一原理計算,透過型電子顕微鏡,電子分光に関するセミナーも開催した.